SAY HELLO! あのこによろしく。
遠くのひとと、いっしょに読む。
「Say Hello!」を「だれか」とシェアしたメール7通。


ほぼにちわ!
あす10日、『Say Hello! あのこによろしく。』が
全国デビューいたします。
「ほぼ日」の先行販売でも
“プレゼントにしますね!”と、
4人にひとりのかたが、複数冊をご購入くださったこの本。
そうして手にしてくださったかたからのメールも
届き始めました。
きょうは、そんなメールをあつめて、お届けしますね。


=
 
母に一冊、三児のママである妹に一冊、
自分に一冊注文しました。
住んでいる場所の関係で届け先は実家にしました。
もうそろそろかな? と思っていると
「ワンちゃんの本、届いたよー」
と携帯からメールが入りました。
コンピュータを持っていない母も
私からどんな本なのかを聞いていたので
ワクワクして待っていたのです。
翌日、日本はもう就寝前の時間でしたが、
感想を聞いてみようかなと思い電話しました。
電話口に出た母が泣いていました。
「今ね、丁度あと2ページで読み終わるところなの。
 色んなこと思い出して
 涙が止まらなくなっちゃってね」
と声になりません。
娘二人のこと他界した祖母のこと孫のことの
全てを想った母でした。
お邪魔してごめんね、明日また電話するからと言って
少し話してから電話を切りました。
この本を手にできたことを
母が喜んでくれたことが分かりよかったと思いました。
そして昨日、私の元にも
「Say Hello!」がやってきました。
本の形になったものを手にできるのは
またとても嬉しいことでした。
開いて見るとかわいい嬉しいあの子たちがいました。
そしてやっぱり涙がこぼれました。
この魅力は何なのかしら?
と読み終わって思いながら
ポッとハートのありかがわかりました。
冷たくなっていたハートがまた暖かくなってきました。
魔法の本です。
妹には今月のお誕生日の日に
母から届けてもらうことになっています。
「Say Hello!」お誕生日おめでとう!
そして心からありがとう。


=
今回、この本は職場のお友達にいただきました。
もうじき職場を去る私に
お別れのプレゼントとして贈ってくれたのです。

始めのうちは、かわいい子犬と母親になった犬の
日々の成長の記録を記した本だと思っていました。

でも、読み進むうちに深い絆や愛情、
そして新しい未来への旅立ちといった
どこにでもあるけれど、
大事な時間といったようなものを
実感するようになっていきました。

イワサキさんの写真と文章も、深い愛情に
満ち溢れていて、とても優しい気持ちになれました。

気が付くと、2度目、3度目と
読み返している自分に気づき、
もっと多くの人たちに
読んでもらいたい本だな〜って思いました。

この本と出逢えたことに感謝です。
素敵な時間をありがとうございました。


=
はじめまして。こんにちは。
昨日我が家にも
『Say Hello! あのこによろしく。』が
田舎の父を経由して届きました。
父は自分の分と私の分と購入し、
私にプレゼントしてくれました。
なんだか購入の際に父がいろいろと
スタッフの方にメールなどして
迷惑をおかけしたらしいのですが、
丁寧にお返事までいただいたと言うことで、
ありがとうございました。
そんな途中経過を聞きつつ待っていた本なので、
届くのを心待ちにしていて、
受け取ってから一気に読ませていただきました。
かわいいワンちゃんたちに引きこまれ、
泣いてしまいました。
このところ忙しくきりきりしていたのですが、
私からでていたとげが、
涙と一緒に取れたような気がします。
これからも、疲れたときに魔法をかけてもらえるよう、
いつでも手の届く所に置いておこうと思います。
あったかい本を本当にありがとうございました。


=
ほぼ日刊イトイ新聞のみなさま

毎日、メルマガ楽しみに拝読させていただいております。
さて、さいきんの「だーりん」では、
『Say Hello! あのこによろしく。』
についての話題が多いですが、
私はまだ、実際には本は手にとっていません
(ごめんなさい)。
WEBでほわほわ気分に
させていただいてるところなんですが、
12月10日に買えるということなので、
自分の分と、先日、学生結婚をして
間もなく赤ちゃんが生まれる友人に
プレゼントしようと思っています。

彼女が「結婚する」と言い出したとき、
彼女には、彼以外、
まわりに誰も賛成してくれる人がいませんでした。
私も、相談されたけれど、
金銭的なこと、適齢期で家庭を作る大人と比べたら
お互い若くてまだわからないこと、
見えてないことが多いわけで、
ここで急がなくてもいいんじゃないの、
と言っていました。
彼女はお腹に赤ちゃんがいない頃から
「彼と結婚したい」と言って
ご両親や周りに話をしていたんですが、
お腹に赤ちゃんができたとき、
長いことそのことを
彼以外には打ち明けていなかったのです。
彼は、彼女のからだが心配なこともあって、
まわりにも打ち明けて、
彼女のお父さんにひっぱたかれるのももちろん覚悟で、
結婚を許してもらおうとしていたんですけれど、
彼女が
「できちゃったから結婚します、
 反対してもしょうがないでしょ、
 なんて事後承諾みたいな雰囲気じゃなくて、
 2人のことを祝福してもらった上で
 3人になることを喜んでもらいたいの」
と言って、妊娠を隠し続けて説得していたのです。

結局、ご両親の了承を取りつける前に、
おなかが目立つようになってきて、
打ち明けざるを得なくなってしまい、
私もそれを知りましたが、
「赤ちゃんを結婚を了承させる道具のようにだけは
 扱いたくなかった」
という彼女の言葉に、
『Say Hello! あのこによろしく。』を見て感じる
熱い何かと同じものを見た気がしました。
年末に実家に帰り、
妊娠10ヶ月を迎える彼女のお宅へ
遊びに行く約束をしていますが、この本を抱えて、
私が赤ちゃんの一番初めのサンタさんになっちゃおう、
と画策中です。
きっと大きくなってからあれを見たら、
自分がどのくらい愛されて生まれてきたか、
わかってくれるんじゃないかなぁ、と思います。

私自身、大学3年生ということで
就職活動真っ盛りなわけですが、
この時期は周りでも、
適性検査や自己分析をしていくうちに
「シゴトを探すため」の自分の特長なんかが
ムズカシイ言葉で表現されることが多く、
長い言葉で説明するにはもったいない
「人間としての自分の価値」が、
なんだか置いていかれるような
気がしている人が多いようです。
私もたまに2、3歩うしろに
それをいつの間にか落っことしちゃって、
気づいて慌てて取りに行く、みたいな日々です。
10年20年先、きっと生まれてくる彼女の子供にも
そういう日が訪れるのだろうけど、
必ず、自分を愛してくれる人がこめた気持ちが、
彼(または彼女)を潤して
「よし」という気持ちにさせてくれることを祈って、
この本をプレゼントするつもりです。

時を越えて、『Say Hello! あのこによろしく。』が
また力を発揮するそのころ、
私も穏やかな気持ちで過ごしていられるように、
今したいこと、できることを精一杯しようと思います。

それでは、失礼します。


=
ほぼ日スタッフの皆様へ

「あのこによろしく」が届いてから
幼馴染の従姉妹に見せました。
ほぼ日のルーシー達のことを全く知らない状態の
従姉妹に渡しました。
なんだかとても緊張しました。
ただの写真集ではないという意味が
ちゃんと伝わるかどうか、
その自信は充分にありました。
ですが、従姉妹が目の前で本を見つめている間は
私自身とても大切な任務を果たしているような
不思議な緊張感の中で
従姉妹がページをめくるのを見守りました。

初めて読む従姉妹は泣きませんでしたが
とても笑ってくれました。

読み終わった従姉妹と
お互いに気に入った場面を話していると
「ニコの首の上にヨンコが頭をのせている写真」
の話題になりました。

お互いのカラダをまくらにしている場面は
他にもたくさんあるのだけど
ニコとヨンコの力関係が背景にあって
あの姿はとても笑えるのです。

嬉しいことに一度読んだだけの従姉妹も
ちゃんと「ニコが」「ヨンコが」と、
個性を理解して印象に残った写真を話していました。
それからしばらく話題は尽きませんでした。

 >思い切ってたくさん印刷することも考えなくちゃなぁ。
  >でも、まだ「刷りたての1万冊」以外は
  >まったく出回ってないわけですから、
  >いくら好評だとはいっても、いい気になるのも怖いわけで。
  >悩んじゃうんだよなぁ。(今日のダーリンより)

是非思い切ってたくさん印刷してください。
たぶんこの本を読む人は一度、
時間差はあれど必ず
本の中にある目に見えない神聖なものに
泣かされると思います。
そしてくりかえし見ていると
そのうちピントの外れた奥の背景まで見てしまいます。
アップの寝顔の奥に、
まったく同じ顔がぼんやり並んでいたり。
そこでまた何ともやわらかい気持ちになります。

だからやっぱりこの本は
手元にずっと置いておくのが一番だと思います。
一度、目を通して満足しちゃうのはもったいないです。
泣いてほしいし笑ってほしい。
まだまだ見せたい人が居るのです。
でも私が誰かに貸していられる時間には限りがありますし。
きっと一度見せられたら欲しくなってしまうし。

思い切ってたくさん印刷して大丈夫です!


=
本が届いてから、1日も欠かさずに娘が眺めています。
昨年の今頃、生きることを放棄しかけた娘です。
本が届いた夜、「おかあさん、ありがとうね。」
と言いました。
にじみ出る感情がありました。

中学も半分以上教室に入れない日々を過ごしてきた娘も、
あと数ヶ月で卒業です。

その娘、つい最近、ポジティブな決断をしました。
今年の受験を見送り、中学の勉強を1からやり直す。
もう一度、社会と関わって生きていくことを考え始めました。
将来への展望をも抱き始めました。

命の恩犬、ルーシーと子どもたちに感謝です。
(こんなに力のある本を、
 私たち家族に与えて下さったことに感謝です。)


=
はじめまして。
『Say Hello! あのこによろしく』読みました!
つい幸せで嬉しい気持ちになったので、
青森から大阪に帰る新幹線から
携帯でメールを送らしてもらっています。

正直、数日前まで「ほぼ日」の事は
名前すら知りませんでした。
青森に住む私の恋人が使っていた
『便利な手提げカバン?』がキッカケで、
「糸井重里さんのホームページで買った
 限定のカバンなんだよ」と教えてくれ、
初めて知りました。
「ほぼ毎日更新されてチェックしてる」
と珍しくハマリ気味の彼。そんな彼から
「ちょっと遅れたけど‥‥誕生日プレゼント。
 当日には間に合わなくて」
と昨日この絵本を貰いました。
彼が用意してくれた「カワイイ子犬の写真集」を
大切にカバンにしまい、
そして、今日帰りの新幹線の中、
ワクワクとした好奇心に駆られ読み始めました。

ぷにぷにの愛らしい子犬・ニコ、サンコ、ヨンコ。
逞しくイキイキと育って行くサマに、
幸せな気持ちが広がりました。
そして、凛々しい母・ルーシー。
その目は愛に溢れ、子供たちを見守るサマに、
心が温かくなってきました。
読み進むにつれ、
三匹はルーシーの子供であるのはもちろん、
自分の子供である様な気持ちになってきました。
親子四人最後の旅行、サンコが巣立った日、
ニコとの別れの日、ヨンコの居場所が見つかった日‥‥
新幹線の中、
涙がつらつらと頬を流れて止まりませんでした。

「子供達との別れ、でも辛くなんかないよ。
 だってこんなに逞しく元気に育ってくれたんだもん。
 遠く離れていても、この繋がりは切れる事ないよ。
 確かに君達はココに産まれてきたんだから!」

心からそう強く思いました。
私にとっては今日が姉妹の誕生日であり、
成長の日であり、別れの日でした。
私の『ココ』で産まれたこの子達が、
遠距離恋愛の寂しさに暮れていた私に
《ガンバレ!》って元気をくれた気がします。

この本との出会い、彼との出会い、
新幹線で泣く私の隣で眠る
サラリーマンとの出会い(笑)‥‥
今までの出会いに感謝し、
これからの出会いに期待を胸を膨らまし、
大阪に帰ります。
この本を作ってくださった皆さまと、
この本に出会わしてくれた彼、本当にアリガトウっ!!!

以上、私の『声』でした。
これからは私も読者として、
「ほぼ日刊イトイ新聞」を楽しみ、
制作者の皆さまを応援して行きたいと思います。
頑張ってください!
それでは、新幹線から失礼いたしました!


みなさま、ありがとうございました!
「Say Hello!」あてにいただくメール、
ルーシーパパこと著者のイワサキさん、
糸井darling重里、そして「ほぼ日」乗組員一同、
とてもうれしく読ませていただいています。
そして、ぜひ、もっと、読ませてください!
どんなひとことでも、うれしいです。
「Say Hello!」をお読みになった感想、
メールでお送りくださいね。
お待ちしています。

たくさんのかたのところに
「Say Hello!」が届きますようにと祈りながら
あすの発売日を待つ「ほぼ日」一同でした。

ではまた次回。

2004-12-09-THU
       
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