MUSIC
虚実1:99
総武線猿紀行

総武線猿紀行第96回 
ジョンレノンの眼鏡と本八幡で会ったよ(その1)

(まず)モールスニュース:
1,
先日のテロで貿易センタービルの
隣りのビルが引き続いて倒れましたが、
その原因がどうしてか、疑問でした。
建築家として超高名なD氏にお話をお伺いしたところ、
重量的にも十分に大きな建材が
上から雨あられのように降った衝撃でつぶれたのだろう、
といってました。
あれだけのモノが上から降ってくるのは
想像を絶する荷重になるそうです。
しかし、ということはあの付近で作業していた方は
生身なわけですからとんでもないことになります。
また、つぶれた瞬間の横への爆風もスゴイはずだそうで、
その衝撃も横のビル崩壊の原因に追加されるそうです。
どちらにせよ、建物の中にいた人はもちろんですが、
崩落の瞬間の、ぐるりと付近の
想像を絶する状況について思いが馳せられます。
改めて亡くなられた方の御冥福をお祈りします。

2,
大滝詠一氏の往年の名番組
「ゴーゴーナイアガラ」が
なんとリミックス版で毎週日曜日夜中0時より、
古巣ラジオ日本(1422KHz)他で再放送開始!
(うえ〜ん、うちは、
 ラジオ日本はいらなくなっちったよ〜)
詳しくはhttp://www.fussa45.com/

3,
サエキけんぞうと窪田晴男の
10年ぶりの新曲「宇宙旅行」が
J・WAVEで放送される!
ユニット名はパール兄弟M!
桜井鉄太郎他による新番組「ヤイプス」で
この10月6日(土)より毎週深夜24時から。
3週にわたってバージョン違いで放送!
サエキもゲストで出ます。

さて、いよいよ10月9日に
ジョンレノントリビュートライブが迫って参りました。
メンバーほんとに豪華になりましたね。
チケットはもうないですけど・・。
ヨーコ・オノ、奥田民生氏、ゆず、
ミスチル桜井氏、ムッシュかまやつ氏の他に
トライセラトプスのメンバーも参加するようです。
で、バンマスは前回お伝えしたように
パール兄弟Mの窪田晴男、
音楽監督は桜井鉄太郎氏が務めます。

このイベントが埼玉のスーパーアリーナで行われる原因は
おそらく、ジョン・レノンミュージアムでしょう。
僕も行きましたが、集団の観光おじさん、
おばさんが見に来ていたのにさすがに衝撃を受けました。
入館時に見せられるジョンのストーリーの
10分ほどの映画を無言で見ていたのが印象的です。
でもそれでいいのですね。
けっこういいところです。
カフェはジョンレノンが常宿にしていた
軽井沢万平ホテルが経営しています。

実は万平ホテルで出る
ロイヤルミルクティーというのは、
ジョンレノンの直伝なのです。
当時メニューになかった
ロイヤルミルクティーを飲みたくて、
シェフにジョンが
「こうしてミルクを沸かして入れるんだ」
と教えたというのです。
だから、このジョンレノンミュージアムの
カフェのロイヤルミルクティーは
ジョン直系ということになるんですねえ・・。

あと、リバプールの国際空港が
リバプール・ジョン・レノン空港に
改称されたことを御存じですか?
名前が個人名になった空港としては
ジョン・F・ケネディ(ニューヨーク)、
レオナルド・ダ・ビンチ(ローマ)などが
知られているらしいですけど、
イッキにジョン・レノンとはすごいですね。

もう秋ですが、
今年の夏もジョンのことを
強く思い出してしまいました。
それはかつて、同じ夏の青空の下に、
当然のように彼がいたからなのです。
77年から79年までの日々は
特に数ヶ月間を過ごしていたようで、
僕の友人もずいぶんでくわしました。
東京、京都、そして最も過ごしたのが軽井沢。
その中で最も凄かった話を御紹介しましょう
(夏に出たレコードコレクターズ誌にも書きましたが)

幼稚園、小学校と地元でいっしょだった
クラスメイトの女性の友人の話
(ちなみに彼女はジョージのファン)。
彼女が弟と軽井沢の小さな喫茶店に入ったときのこと。
他に客はいなかった。
そこにジョン・ヨーコ・ショーン家族が
店に入ってきたというのです。。
有線から鳴り響いたのは
その夏デビューを飾った
サザン・オールスターズの
「勝手にシンドバット」。
強烈なアレンジのその曲をジョンは珍しそうに聴き入り、
リフの「ラー・ラ・ラーラララ〜」
という部分に合わせてハミングしたというのです。
これは1978年のことですね。
ちょっとスゴクないですか?
ちなみにこの話は桑田さん本人にしたことがありますが、
きっと信用してなかったかもしれません。でも事実です。

さて、そんなジョン・レノンの眼鏡
(リアル・ジョン・レノン・モデル)に
地元の街で出会うことになったのです。
僕のトレードマークである眼鏡ですが



これはテイ・トウワさんとほぼ同じ眼鏡です。
http://www.towatei.com/discography/sm_cd/index.html
白山眼鏡店というところで購入したものですが、
現在は売ってません。
そんな大事な眼鏡も壊れてしまう日がきます。
どんなに注意しても、紛失、破損はモノにはつきもの。
最近、大事なトレードマークの
フレームを壊してしまうことがありました。
眼鏡はすべてリミテッド・エディションといってよく、
買い逃したら生産終了になってしまうことが多いのです。
だから大変なオオゴトなのです。

地元市川の眼鏡屋さん
「ユニオン眼鏡」に入ったのは単なる偶然。
フレームが応急処置されればしめたものと思った
程度なのですが、
「こんにちは、サエキのこの眼鏡、直るでしょうか?」
と店に入ると、
まるで映画に出てくる白人のような立派な体躯、
お洒落なメガネとヒゲ、
まるで往年のブルータスやポパイから出てきそうな
紳士主人がいいました。
「直ります。
 なぜならこの眼鏡を作った技工士を知っているからです」
という返事。えええ?
 (この項続く)



上記でも触れたライブのお知らせ!!
「World ELE-POP Festa 2001」
Live: Secret Secret(from San Francisco.)/
宍戸留美+大木知之(トモフスキー)+上田禎/
早瀬優香子/サエキけんぞう/jellyfish(Japan)/Elektel/pyokn
Djs:Hyoma Watanabe/koume/マグナロイド
at 青い部屋 3407-3564 20:00open〜All Night
door : 2800yen(1d) / with flyer &
「ほぼ日」見た!といったひとは2300yen(1d)
/外人さんは 1000yen で〜す!

2001-10-05-FRI

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