かつて、「ほぼ日」には
「ミーちゃんの縁側。」という
80歳をすぎてからパソコンを初めて
使いこなすようになった
糸井重里の母A(ミーちゃん)の日記が連載されていました。
この日記には、お家のおとなりのケーキやさん
『Schwestern Haus(シュヴェステルンハウス)』
のことがたくさんでてきました。
彼女が日記のなかで「仕事」と言っているのは、
この店のお手伝いですし、
日記のなかでの食事というのは、
料理教室もやっているこの店の店主である
初美さんがリーダーシップをとってつくっているものです。
2018年で16回目になる、
このお店の冬期限定のチョコレートケーキ
『ザッハトルテ』の販売。
今年ももちろん「ほぼ日」でお手伝いします。




何故、ザッハトルテ?
何故、この季節?
どういったきっかけでという方は、
ページ右になります、
「こんないきさつで
 ザッハトルテの販売をはじめました。」
を読んでみてくださいね。
2018年のザッハトルテは、700個ご用意いたします。
1月12日(金)の午前11時から、
メールでの受付を開始します (先着順です)!

ちょっと、ややこしいのですが、
この販売は、「ほぼ日」ストアでの販売ではなくて、
直接ケーキやさんにメールで注文していただく、
という方法で行います。 くわしくは「ご注文の方法」を、
受け付け開始の前によーく読んでおいてくださいね。

受付スタート前日の本日は、「ほぼ日」乗組員による
『ザッハトルテ』の試食会をお届けいたします。


2010年にはじまった「ほぼ日」の試食会。
当初は乗組員があつまって、
食べた感想を言い合うものでしたが、
いつしか「ザッハトルテ家族」という、
お芝居仕立てのコンテンツに進化し、
それも2016年に最終回をむかえました。

昨年からは、このケーキならではのおいしさを
あらためて知っていただきたく、
ザッハトルテをまだ食べたことがない
新しめの乗組員たちの試食会をお届けしています。

2018年の試食会に参加してくれたのは、
の4人です。

進行はです。
今年もまっすぐに「おいしさ」が伝わりますように。
どうぞご覧ください。

みなさま、お集まりいただき
ありがとうございます。
今年の試食会、どうしようかなと思っていたら、
はっとりが
「そろそろ、あの季節じゃないですか?」
と自ら名乗り出てくださいまして。
一同 おおー。
いいですね。
さきまわり!
ずっと、食べたいなと
願っていたんです。
あと、まだこのザッハトルテを食べたことがない
新しめの乗組員、ということで、
カッツミーとタナカ、
それから、ほぼ日きってのほんわかキャラ、
マリリンもお呼びしました。
たのしみですぅ~。

▲左からカッツミー、はっとり、マリリン、タナカ。
はい、ということで、
これが、そのザッハトルテです。
一同 わあーー!
(拍手)
包装紙がかわいいですね。
気持ちが高まりますねえ。
どなたが開けますか?
では私が‥‥。
包装紙に何か書いてある~。
「お菓子カレンダー」?
「この時期にこれを発売する」という
お店の情報ですね。
これはうれしい。
冷蔵庫に貼っておきたくなる。
さらに開けます。
一同 うわあー。
中もかわいい!
手書きのメッセージカード‥‥
「ザッハトルテの切り方」ですね。
どんどん、開けてください。
つやつや!
おお、開けた瞬間から
芳醇な香りが!
カッツミーさん‥‥ちょっとコメントが
うますぎませんかぁ?
一同 (笑)
どなたが切りますか?
じゃあ、私が。
最初にナイフをあたためるんですよね。
はい、ここにすでに
お湯をはったボウルを用意しています。

▲お湯をはったボウルにナイフを浸し、あたためます。
(あたためたナイフはキッチンペーパーで拭います)
ナイフをあたためることで
表面のチョコレートがばりっと割れるのを防げる、
ということですね。
あ、すっごいきれいに切れる!

▲すっと入ります。

▲たのしみでしかたないマリリン。
ザッハトルテって、
ぼくは食べたことがないんですけど、
『美味しんぼ』というマンガの44巻に出てくるんです。
「とんでもない親友」というタイトルで、
ウィーンのケーキが‥‥
それ読んでから、ずっと憧れていたんですよ。
さすが、何か出てくる男!
ぱっとコメントが出てくるのがすごい。

▲どんどん切ってくれるはっとり。
ああ、たのしみ。
じつは私、
「ザッハトルテ」がわからなくて、
事前に予習をしてきたんですよ~。
「予習」?
そうなんです~。
友達の家の近所に
有名なザッハトルテが売っていたので、
それを友達といっしょに食べて、
コメントを言い合ったんです。
チョコの部分がちょっとシャリッとしてるね、
という話になって、
友達が八百屋さんだったんで、
「たとえるなら、これは白菜のシャキシャキと同じだ」
ということになりました~。
白菜‥‥?
なんだかすごいです。
なぜ白菜なんでしょう。
と言っていたら、
もう最後のカットだ。
カッツミーも切ってみます?
え、最後なんて、
世界一難しいところじゃないですか!
(と言いつつ立ち上がる)
‥‥あ、思ったよりやわらかい。
すっと切れました。
きれい!
では、これを取り分けましょう。

一同 いただきまーす!

「‥‥!」

「わ‥‥!」

「‥‥!」

「‥‥うん」
みなさん、すごく
おいしい表情をなさってます。
ジャムが効いてますね。
このザッハトルテ‥‥
全方位感がすごいですね。
全方位感?
ターゲットを選ばないというか、
甘すぎないから
子どもから大人までたのしめるというか。
いいね~。
やっぱり、なんか出てくるね。
濃いところとあっさりしたところの
メリハリがあって、おいしい。
まんなかがあっさりしてて、
まわりのジャムとチョコが濃厚。
うん、あっさり。
なんか、未来が見えます。
胸焼けしてなさそうな未来が。
一同 (笑)
なんか、上品な味だなと思いました。
チョコの部分が厚みがあって、
すごくおいしいですぅ~。
これ、友達の誕生日パーティーとかに
持って行ったら、
もう好感度しか上がらない。
一同 (笑)
いま「せなか」のジャムを味わってます。
ちょっとスポンジを削いで、
チョコとジャムの濃厚なところを‥‥。
2個めもよかったらどうぞ。
いただきます。
あ、マリリンが見てる。
いま、マリリンの心が見えましたよ。
2個め、どうぞ。
(マリリンの皿に取り分ける)
え、もらってもいいですかぁ~?
ん~。おいしい~!
結局、さっきの白菜っていうのは
なんだったんでしょう。
ほかのみんなは、ザッハトルテを食べて
白菜を感じたことは‥‥?
一度もないですね。
実は、昨日も、
別のザッハトルテを食べたんですけど、
それもシャリッとしてて、
チョコの部分が白菜の食感だったんです~。
それ、チョコが薄かったんじゃないの?
これは厚みがあるし。
ああ、そうだったのかもしれないです~。
あと、私が食べたザッハトルテは、
チョコの中に砂糖のつぶが入っていて、それが
シャリッとした食感になってたのかも‥‥。
このザッハトルテは?
このザッハトルテはとってもなめらかです。
白菜じゃない。
その白菜の歯ごたえの
ザッハトルテを食べてみたくなってきた‥‥。
ぜひぜひ!
それはそれでおいしかったんですよ~。
もう白菜の話が中心になってきた‥‥(笑)。
おかしな方向に進んでおりますが、
気づけば結局みなさん2切れずつ、
完食してますね。
はー、おいしかったぁ~。
ケーキ2個食べたのなんて、久しぶり。
ぜんぜん重くなかった。
ぼく、これホールまるごとでも
全然いける。
胸焼けしてない未来が見えます。
一同 (笑)
ということで、
みなさん、ありがとうございました!

「ごちそうさまでした!」
これにて試食会を終了いたします。
ザッハトルテが届いたときの
「うれしさ」や「おいしさ」を
この冬、みなさんもぜひ。
ご覧いただき、ありがとうございました。

2018-01-11-THU