今日のダーリン「『女子』という言い方は。」

 

こんにちは。です。

先日、3月3日の雛祭りの日の
「今日のダーリン」へいただいたメールを
ご紹介します。

雛祭りから、糸井重里がふと思った、
「女子」ということばについて。
とくに、「子」といえない年齢の女性が
自分や自分たちを「女子」ということについて、
つづっています。

このことについては、気になっていた
女性の方はたくさんいらっしゃったようで、
いくつもメールをいただきました。
どうぞ、それぞれのご意見をお読みください。

そしてよろしければ、
ご感想やご意見をお寄せくださいね。

ちなみに今回、この件について、
男性のメールはいただいていないようです。
(メールアドレスのみだと性別が不明のため、
 もしいただいていたらすみません。)

・家の人が、と言う場合は、ぼくの他に
 家に人は一人しかいないので、妻のことになるのだが、
 これは妻という以上、やはり性別は女性である。
 本日、三月三日は、女の子の節句ということで、
 女の子のいる家ではお雛さまを飾る。
 この日は、わが家でも、簡単なひな人形が飾られていた。
 いた、と過去形で書いたのは、
 いまは飾られていないからである。
 そういえば、ここ何年か、三月三日に雛飾りはない。
 女の子、というには、家人は大人になりすぎている。
 本人のなかに、そういう判断があったのだろうか。
 だとしたら、数年前までについては、
 まだ、「わたしは女の子」というつもりだったのか。
 そのへんのこころについてはわからない。
 あえて質問するようなこともないけれど、
 ちょっとだけ答えを知りたいような気がしないでもない。

・三十四十になろうが五十六十になろうが、
 女性のみなさんは、じぶんたちを、よく「女子」と言う。
 「こんど、女子会やりましょうよ」とか言う。
 女子である、女史ではなく、女子である。
 思えば、男は、「男子」とは言わないなように思う。
 あ、いや、待てよ。
 「男子として、一生の恥」というふうに、
 ちょっと古くさい人とかが、男を強調する場合には、
 「男子」という言い方をするかもしれない。
 でも、学校で呼ばれていたときのような意味で、
 「男子、集合っ!」みたいな言い方はしないよな。
 ‥‥ん? 学校?
 あ、たくさんの女性の使っている
 「女子」という言い方は、英語にすると、
 「スクールガール」ということなのかもしれないぞ。
 学校のともだちのような言い方で、
 じぶんやじぶんの仲間たちを表現しているのではないか。
 とても年長の女性たちの「女子」という言い方は、
 現実の社会を離れた「架空の同窓生」の呼び方、
 ということなのではなかろうか。
 「学校」というサンクチュアリ(聖域)を想定して、
 そこの住む人として呼びあっているのではないか。
 雛祭りに考えた「どうでもいいこと」‥‥でした。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「あらゆる女性は、いろんな着ぐるみを着た女の子」説も。

 (2016年3月3日「今日のダーリン」より)



メールアイコン あ、そうだと思います。
女子の感覚って。

昨年末に一ヶ月、
入院したときのことです。
みなさん整形外科で
膝や股関節や足指などの手術をしてもらい、
3週間から4週間ばかりリハビリをして
元気に退院していく
ムスメさん、おばさん、
おばあさんたちと一ヶ月暮らしたですよ。

入院したての頃は、
みなさん役割みたいなものを背負っていて、
たとえばおかみさんとか奥さんだったり、
お母さんだったり、たぶんわたしも。

それが日がたつにつれてあっさりと
「す」の人になるんです。

するとね、40才くらいの幅のある
クラスメートになるですよ。
80才の女子、50才の女子、30才の女子‥‥。
58才のわたしも楽しい経験でした、
手術は別として。

(C)



メールアイコン 女子は‥‥。

女の子っていうと、幼い子どもか、
おじさんが若い子に使うような
セクハラ含んだ感じで、

女性っていうと、何か社会的地位とか
自立した感じで、ビジネスの場面で使うのは
躊躇しないで使えるけれど
カジュアルな場面ではのこそばゆさを感じる。

女っていうと‥‥、これは生々しい。怖い。

なので、女子は、
大人でもない〜子どもでもない〜って
気分の時にはピッタリな呼び方です。

女版ピーターパン症候群でしょうか。

(マメナカナ)



メールアイコン 現実の社会を離れた、
架空の同窓生の呼び方‥‥
なんだかとても納得致しました。

“いつまでも女子なんて言って”という
世間の考えがあったとして、
私は肯定も否定もしませんが、
自分の意見としては、
“別に本人がどう表現しようが自由じゃないの”
でした。

また自分を女子と思っている大人は、
結構好きです。
なので“いつまでも女子なんて言って”
に対して、説得力のある返しはないものか
と思っていました。

今日のダーリンの内容は、多くの女子達にとって
意味のある内容なのではないでしょうか。

(rin☆rin)



メールアイコン 私も女子だからでしょうか。
いろんな着ぐるみを着たというところが
その通りだなぁと思います。

男の人はいろんな着ぐるみを
着ないのでしょうか?
女子あるあるなんですかね。

しっくりきたという気持ちと、
全体を読んでちょっとだけ
なんとも言えない気持ちになりましたので
感想を送ってみました。

(n)



メールアイコン わたし自身は【女子】という言葉を使う習慣が
あまりないのですが、
世の女性たちの多くが使うに至る理由に関しては
わたしなりの考えがあります。

「【女】では直接的すぎ、生々しすぎる」

「【女性】と自称できるほど
 自分は立派な女性でない」

「人を【女性】と呼ぶことで
 相手に気恥ずかしさを感じさせてしまう」

の3点ではないでしょうか。

わたしの偏見かもしれませんが、
【男】よりも【女】という方が、ずっと
【セクシュアリティ】に近いところにあって、
【攻撃性】などの危うい領域に
踏み込みかねないギリギリな感じがあるように
思いますし、
【女性】という言葉は【男性】という言葉同様、
どこか
「ある程度の基準をクリアしないと
 自称できない言葉」
というようなハードル、そしてそれ故の
気恥ずかしさを感じないといけない、
という見えないプレッシャーを、
わたしは日本の社会から感じます。
個人的に。
(ちなみに、わたくしは実際に混血でも
 あるのですが、わたしは生まれも育ちも
 国籍も日本で、海外で生活した
 経験もありません。)

【女子】は、年齢や、
女性性との向き合い方などを特定しない、
とても便利な言葉だとは、
普段あまり使う習慣のないわたしでも感じます。

しかし糸井さんが仰るように
【女子】は学生の匂いがする言葉なので、
【大人の女】という生々しさも、
【大人の女性】というハードルの高さも
感じずに使えて、しかもちゃんと大人を
大人と呼ぶ言葉がもしあれば、
わたしはそれを喜んで使いますし、
同じように考えている女性は
世間に案外多いのでは、
と勝手に推測しています。

【女子】はしかし、
スポーツ競技でも使いますね。
スポーツは学生などの若者に
限った活動ではありませんが、
スポーツそのものに感じられる偏りのなさ、
きびきびとしたフェアさを、
【女子】という言葉に託している女性も、
もしかしたら、いるかも知れません。

わたしは45歳ですが、日本の社会では
「自分は大人である、成熟している」
という内容のことを自己申告することを
大きなタブーのように感じます。

しかし実際45歳はイイオトナなので
イイオトナとしてわたしは
生きなければならないし
生きているつもりですが、
「成熟しています」と自己申告することに対する
タブーの存在は、とても不思議で、窮屈です。

わたしは英語とのバイリンガルなのですが、
英語圏では「わたしは成熟した大人の女性です」
と胸を張って社会に主張するのは、
【遥かな目標】ではなく、
【全ての女性の、大人としての人生の出発点】
という考え方が一般的、という印象です。

英語圏以外でも、ヨーロッパでは
軒並みそうではないかと思います。

【女子】問題、こうして考えると、
かなり根が深いかも知れません。
(S)



ありがとうございました。
さらなるみなさんからのご感想を、
お待ちしています。

2016-03-06-SUN

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