「また会おう」岩田聡さんへ(5)

 

7月11日(土)に急逝された岩田聡さんへ、
読者のみなさんから「ほぼ日」へ届き続ける
メールをご紹介しています(1回め2回め3回め)。

かつての岩田さんのことばに勇気づけられ、
指針としきた方々のメールは
悲しみの中に、強さも感じます。

では、もういちど、
7月13日の「今日のダーリン」を再掲載し、
みなさんのメールをご紹介します。

・どんな別れのときにでも、
 「また会おう」と言えばいいのだと思う。
 ともだちだから、また、会う。
 それはちっともおかしくない。
 うん。また会おうや。

 ずいぶんと遠くまで旅に行くんだって。
 もっとずっと先の予定だったのにね。
 いちばん似あう服を着て、
 「急のことですみません」と、
 ことばには出さないけれど、そう言ってた。

 じぶんのことは、なんでも後回しにして、
 ずっといつも、だれかの助けになろうとしていた。
 そういうともだちのことだから、
 この旅は、はじめてのわがままなのかもしれない。

 ほんとうは、まだ、なんにも信じてないんだけどね。
 ひょいっとメールがきて、
 食事の約束とかしそうな気がしている。
 いつものように、
 「もし、お時間があるようでしたら」と、
 いつでも誘ってくれてかまわない。
 なんだったら、ぼくのほうも誘いますよ。

 とにかくさ、「また会おう」。
 いつでも、どこでも呼んでくれたらいいし、
 ぼくも声をかけるからさ。
 なにかと相談したいこともあるし、
 いいこと考えたら伝えたいしさ。

 また会おう。
 いや、いまも、ここで会ってる。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
無力のできることが、なにか見つかったような気がします。

 (2015年7月13日「今日のダーリン」より)



メールアイコン 数年前、就活生だった私は
任天堂の会社説明会に行きました。
直接、岩田社長のお話をきくことができ
本当に色んなことに気付かされ、
今の勤め先(任天堂ではないです)を決め、
とても元気にはたらいています。

岩田聡社長の訃報を、職場で知りました。
じんわりと涙が溢れてきました。
語り合う人が周りにいない私は、
“「また会おう」岩田聡さんへ”を読んで
そうか、私もメールを送らせてもらおう、
と思いました。

でも、いつまでも悲しいばかりで
「また会おう」というその意味が
よくわかりませんでした。

この1週間、岩田聡さんの
ほぼ日の記事を毎日読みました。
あっ、そうそう、昔の私は、
この言葉に勇気づけられたんだったな。
そんな感覚を何度も体験しました。

今朝、「あ」と思いました。
「また会おう」の意味がわかったのです。

私に影響を与えてくれたその人に、
何度でも思いを馳せることができる。
いつの間にか、私の中に岩田聡さんがいる。
一回り、強くなれた気がしています。

しかも。その人の言った言葉を
しっかり読んだりもできる。
同じ時代に生きていた私のヒーローを
すなおに書き綴ってくれた
ほぼ日があるのですから。

岩田聡さんの本、でたら嬉しいです。
でなくても、ほぼ日のアーカイブ、
またふらりと読みに来ます。

(MOTHERふぁん)



メールアイコン 月曜の朝、岩田聡さんが永眠されたことを
ほぼ日さんのサイトを見て知りました。
岩田さんにお会いしたことはありませんが、
ほかのほぼ日読者の方々と同じく、
まるで身近な人がいなくなったように感じています。
そして糸井さんにお会いしたこともありませんが、
お気持ちを考えています。

私は10年前からフランスのパリに住んでいて、
5年前から絵本作家として活動しています。
ファミコン世代で、
90年代はかなりのゲーマーでした。
いまは中学生の娘を持つ母でもあります。

ほぼ日さんの数ある名コンテンツの中でも、
岩田さんのお話は折に触れ、読み返してきました。
5年前、実績もコネもない
外国人である私の絵本の企画を
フランスの出版社が認めてくれたのは、

「コミュニケーションが
 うまくいかないときに、
 絶対に人のせいにしない」

という岩田さんの言葉のおかげです。
デビューへの道のりは
平坦ではありませんでしたが、
この言葉を自分に言い聞かせながらダミーを作り、
フランス人の編集者たちにプレゼンしたら、
ちゃんと伝わったからです。
それ以来、絵本を作っている時も、
プレゼンの時も、ワークショップの時も、
相手にわかるように伝えることを心がければ
ちゃんとうまくいくようになりました。
私にとってはこの言葉こそが、
「複数の問題を
 一気に解決するアイディア」です。

大切なことに気づかせてくださった
岩田さんと糸井さん、
ほぼ日のみなさんに、とても感謝しています。
ありがとうございました。

今晩はとても久しぶりに
「どうぶつの森」に出かけ、
とたけけライブで
岩田さんのお名前に会えました。
まもなく絵本の入稿が済んだら、
こんどは「MOTHER2」をやるつもりです。
16年ぶりの「ゲームの夏」になりそうです。

(J.S)



メールアイコン 岩田さんの訃報、本当に悲しかった。

会社に着いて、朝、
PCを立ち上げている間に、
iPhoneのニュースアプリから通知‥‥。
動揺して、そわそわしてしまいました。

岩田さんは、任天堂の社長として、
もちろんすごーく遠い方ですが、
でも、すごく近い方でした。
いつもほぼ日の記事を読んでいて、
岩田さんの言葉に、
エライ人からの薫陶ではない、
内側からの親しみを感じていました。

遠くて、でも近い人だった。
だからお会いしたこともないのに、
いつも感じ良くて、
いい関係でお付き合いができている
隣人のように感じていました。

で、改めて岩田さんの
コンテンツを読んでいて、
この「近さ」がわかった気がします。

岩田さんは、いつもいつも
ユーザの目線にいたんですよね。
私達ユーザが、このゲームで、
どんな思いをするんだろう、
どんなふうに楽しんでくれるんだろう、
どんな人達とこのゲームをするんだろう、と。

だから、私達に近かったんですね、きっと。

そのことに気がついて、
岩田さんが本当に偉大な方だと思ったし、
もっともっとゲームを作って
欲しかったという思いが溢れてきました。

楽しくゲームをすることが、
一番の供養になると思って、
妻と2人で任天堂のゲームを楽しんでいます。
(29歳、男)



メールアイコン

生前、岩田さんと
お話する機会がありました。
ほんの短い時間でしたが、
緊張していた私に自然体で、
ほっこりするような話題をふってくれて
和ませてくれました。

お話するのにとても
居心地が良かった印象があり、
それがとても不思議な感覚で、
今でも覚えています。
それがきっかけで、
岩田さんのお話をもっと聞きたくなりました。

任天堂のコンテンツに
「社長が訊く」というコーナーが
ありましたが、
「岩田さんに訊く」のコーナーは
ありません。
なので、岩田さんの人柄や
考えを聞けるほぼ日のコンテンツは、
「岩田さんに訊く」そのものでした。

それはゲームに限らず、ものづくりの楽しさ、
考えることの楽しさを知るきっかけを
私にくれました。
また、人とコミュニケーションするコツなど
沢山の気づきがありました。

糸井さんとのやり取りも、
本当に楽しくてしょうがないという気もちが
伝わるものばかりで、
読み手のこちらも一緒になって
会話に混ざってるような感覚になって
読ませていただいていました。
糸井さんにとっては
「いい仲間」だったんですね。
それがとても素敵に見えました。

岩田さんにも、ほぼ日にも
ありがとうと伝えたいです。

(@キノッピ)



メールアイコン お会いした事もない、
大きな会社の社長さんの事なのに
涙がこぼれ、なんだか、
いてもたってもいられずメールいたしました。

小さい頃、親に散々ねだって
買ってもらったファミコンが
任天堂との出会いでした。
「ゲームなんてくだらない、
 何の役にもたたない」と言っていた両親が、
夜中にこっそりプレイしてた
「スーパーマリオブラザーズ2」。
7歳下の、性格も価値観も違う、
ケンカばかりしていた妹と
協力しながらクリアした「星のカービィ」。
親の気持ちに触れ、初めてゲームで震え、
温かい涙が止まらなかった「MOTHER2」。
私の家には、いつも任天堂のゲームがありました。

ゲーム業界が大きく躍進し
大人が楽しめるゲームも沢山増えました。
携帯で手軽にできるゲームも沢山増えました。
でも、任天堂は、そんな中でも、
家族で楽しめるゲーム
子供が楽しく遊べるゲームを
沢山作ってきたように思います。

糸井さんとの対談や、
「社長が訊く!のコーナーから
岩田さんのお人柄が伝わるように
任天堂のゲームからも、
岩田さんの声が聞こえてくるような気がします。

今ごろ、旅先のオフィスで、
床にはいつくばって、こちらと連絡が取れるよう
LANケーブルを一生懸命配線して
おられるのではないでしょうか。

そして、旅先で楽しめるゲームを作る
準備をしておられるのではないでしょうか。

さよならは言わず、ありがとうで。
いつかどこかでお会いできたら、
嬉しく思います。

(yumi)



もちろんいつまででも
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2015-07-25-THU

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