今日のダーリン「名前をつけるということ」

ほぼにちわ。

「名前をつけるということは、プレゼント」。
そう書かれた「今日のダーリン」に
たくさんのすてきなメールが届きました。

なかには、ずっと抱えていた問題に
回答が見つかりました、という方も。

では、その日の「今日のダーリン」と
みなさんからいただいたメールを、
一部ですが、どうぞお読みください。

・「名前をつける」ということを、
 一生のうちに、どれくらいすんでしょうか。
 たまたま、ぼくは仕事のなかに、
 「ネーミング」というメニューもあったので、
 一般の人よりもたくさんの名前をつけています。

 ともだちの会社の名前とか、犬や猫の名前だとか、
 あだなだとかも含めると、けっこうな数になりそうです。
 飼っている犬の名前について、
 「ブイヨンって、どうしてつけたんですか?」と、
 よく質問されます。
 いちおう、よく答えるのは、
 「我が家のダシのような存在でいてほしいので‥‥」
 ということなのですが、よくよく考えてみると、
 どうも、それは「そういう意味にもなるしね」と、
 後付けで言いだしたことのようにも思えるのです。

 ほんとは、ただ、「ブイヨン」という音の響きが、
 なんだかよかったんですよね。
 「にぼし」というのも思いついたのですが、
 それだと、なんだか猫っぽいのでやめました。

 「名前をつける」というのは、なんだか、
 「プレゼントする」という行為と似ています。
 意味とか、理由とかは、ほんとは二の次なんです。
 受け取った相手がよろこんでくれて、
 思いついたじぶんがうれしい気持ちになれるなら、
 それが最高のプレゼントになるじゃありませんか。

 その名前を呼ぶときに、
 声に出す人のくちびるが気持ちいいのがいちばん。
 その名前を呼べば呼ぶほど、快感があるならば、
 本人(人ばかりじゃないけど)も周囲もうれしいでしょ。
 世界を背負って立てだとか、人の役に立てだとか、
 偉くなれだとか、永遠に美しくあれだとか、
 意味のある名前もいいかもしれませんが、
 ぼくは、いろんな人の耳や目に気持ちいい名前が、
 よろしいんじゃないかなと思っています。
 あんまりでかすぎるプレゼントは、
 背負うには重くて動きにくいものですから。

 (2011年2月28日「今日のダーリン」より)



メールアイコン 今日の「名前をつける」の中の
『声に出す人のくちびるが気持ちいいのが一番』
というのに、
これで良かったんだなぁと再確認した思いです。

というのは子供の名前を付けるときに、
まず呼びやすい名前をと思いました。
それから当てはまる漢字を探したのです。

でも一生の名前なのに、
呼びやすい名前という少し安易な考えで
つけてしまったかなぁと思っていたのです。
でも糸井さんの文章を読んで
これでもいいんだと思いました。

おかげで、叱るときには呼びやすいこと!!
笑!!

(けいたける)



メールアイコン 「名前をつける」ということ‥‥を拝読し、
自分の両親の考え方と、
あまりに合致していたので、
思わず、メールしたくなってしまいました。

小学生の時、学校で、自分の名前の由来ついて
家族に聞いて来て発表する、
という宿題がありました。

私の名前は、両親と祖母で考えたとのこと、
開口一番、母は、
「意味? ないよ、別に」
‥‥あっさりしたものです。
女の子だったから、漢字で書いた時の字面が
きれいな方がいいかな、と思って候補を挙げ、
その中から、呼ぶ時に響きが良くて
かわいい感じ、で決めたそうです。

ふーん、とその時は素直に受け止めましたが、
翌日学校に行ってみると、
クラスのほとんどの子が
親の願いやら理想やら、
“意味のある名前”だったのに、びっくり。

何やら、うちの親達、
簡単に名付け過ぎなんじゃ、という
物足りなさを感じてしまいました。

帰宅して、同じようにシンプルに名付けられた
一歳違いの兄と勝手に
こじつけた意味を見いだそうとしたものです。

もともと、自分の名前は好きでしたし、
その折、母から初めて聞いた
“他の候補”より、
やはり今の自分の名前が一番良かったので、
大した不満も訴えなかったように思いますが、
もっと分かりやすく“親の愛”が込められた、
ドラマティックな由来に憧れたお年頃でした。

“今日のダーリン”で、本当に久しぶりに、
あの時のことを思い出し、
両親があっさりと、
でも、至極まっとうな考え方で、
その後もうちの家族となった鳥や亀や犬に、
同じように名付けて来たことに
思い当たりました。

同姓の多い苗字だということもありますが、
学校でも職場でも、大人になった今でも、
私は、ほとんど下の名前で
呼ばれて来ています。
思えば、自分の稼業や、屋号など、
何か名前を考える時、
私も、字面と響きを最優先にしています。

思っていた以上に、しっくりと身の丈に合う、
「最高のプレゼント」を
貰っていたのかもしれません。
というわけで、明日、
実家に電話してみようと思います。
有難うございました。

(a)



メールアイコン 今日のダーリン「名前をつける」、
とっても共感しました。

わが家の名付けの最高傑作は、
やっぱり、2人の娘ですね。
何度呼んでも、呼べば呼ぶほど、よい名前です。
ふつうに呼んでも、ほめるときに呼んでも、
怒るときに呼んでも、よい名前です。

「みか」と「さえ」といいます。
実って香る子になってほしい、
良いものに恵まれてほしい、
と思ってつけました。
呼びやすいし、読みやすいでしょ。
実は、これ、イタリア語からつけました。
みかは、amica(友達)、
さえは、saetta(いたずらっこ)です。
いい名前でしょ。

一方で、うちの犬たち、里親会からもらってきた
保健所あがりの子たちですが、
もらったときの名前をそのまま受け取りました。
「イチ(オス)」と「テカ(メス)」です。
最初は、変な名前だなぁ、って思っていたけど、
呼べば呼ぶだけ、
よい名前に思えるようになりました。
里親会の名付け親さんのセンスが、
よかったのかな。というか、
一生懸命考えてつける名前もよいけど、
あったものをそのまま受け入れる名前も、
よいもんですね。
名前って、不思議ですね。

(ひろみ)



メールアイコン 名前を付けると言うことは、最高のプレゼント。
強く賛同します。
昨年息子を出産し、
当たり前ですが名前を付けました。
命名は旦那です。
初めて口に出して息子の名前を呼んだ時、
凄く幸せな気持ちになりました。

名前の意味なんて特にありませんが、
妊娠中に旦那が一生懸命考えて
決めてくれた名前です。
旦那は息子の人生にとって
最初のプレゼントをこんな素敵な名前を
くれたんだと思うと、
嬉しくて仕方がありませんでした。

その名前のプレゼントで、
こうやって私まで嬉しくなれる、
本当に素敵ですが、私が名前付けたかったな、
なんて思ったりも正直してます。
うちは息子が気負うような名前でもないので、
息子も好きになってくれると思ってます。

(ももんじ。)



メールアイコン 私の名前は、姉がつけてくれました。
私がまだ母のおなかの中にいた頃、
当時3歳だった姉は、
母のおなかに向かってなぜか
その名前呼んでいたそうです。
両親は、
「かわいいし、それでいいんじゃな〜い」
といった感じで
その名前に決めたと言っていました。

小学生の頃それを知った私は、
なんだか自分が期待や願いを抱かれずに
産まれてきたような気がして、
少しがっかりしたのを覚えています。

けれど、そうですよね。
幼い姉が、まだ産まれてもいない妹に
呼びかけてくれたこと、
産まれてくるのを心待ちにしていてくれた人が
いるということ、
ただそれだけで嬉しいことです。
「かわいい名前だね」と褒められるたび、
「別に大した意味もないんですけどね」
と言いながら、内心とても嬉しくなります。

「意味なんかないけれど、
 ただいてくれればいい」、
そんな思いが込められていると
勝手に解釈している、自慢の名前です。

(t)



メールアイコン 呼びやすさ、
音を大切に付けた子供の名前の意味を、
今まで子供本人に
わかりやすい説明が出来ていませんでした。
今日のダーリンに、その答が!
ありがとうございました。
今日帰ったら唐突ですが、子供に説明します!

(k)



メールアイコン 私の名は、母がつけました。

地方の小さな宿の女将だった母は、
お客様のご夫妻の中で、
旦那様が奥様を(呼び捨てで)呼ばれる時、
とても音の響きが感じ良くやさしげで
(たぶんご夫妻の
 仲むつまじさがあったのでしょう)。

産まれてくる子が女の子だったら、
いつか結婚して夫になる人に呼ばれて
感じのいい名がいいだろうと、
つけてくれたそうです。
文字はそのまま戴くのも失礼と、
音にあわせてイメージにあうものをと。

親不孝な私はナカナカ嫁に行かず。
やっと嫁いだのは、父が逝き、
母が旅立つ四ヶ月前でした。

私の名は呼び捨てにするのが難しいのか
過去両親兄弟にしか呼ばれたことがありません。
主人も気恥ずかしいのか人前でも
「おい」とか「なあ」とかしか申しません。

いつか呼ばれる事があるかしらと、
その日をニヤニヤしながら
楽しみにしている私です。

(F)



メールアイコン “名前をつける”を読んで、
あだ名を連想しました。

両親が、あれやこれや願いを込めて
付けてくれた“名前”。
それはそれとして嬉しいのですが、
何より学校や職場、友人から呼んでもらえる
“あだ名”が、ちょっとした
プレゼントなのかもしれません。
その場に入る為の、
形の無いチケットみたいな。

あだ名で呼ばれるのが
嬉しいなって気付いたのは、
ごく最近の話です。(苦笑)

(agasa)


意味は二の次。
誰かがつけてくれた名前には、
「そう呼びたい!」という気持ちが
あらかじめ含まれていて、
声に出したときのくちびるの気持よさ、
耳入ったときの音のここちよさ、
があれば、それはお互いにとって
うれしいプレゼントなんですね。

そういえばたまたま、
この「今日のダーリン」が掲載された週、
任天堂の新しいゲーム機
「ニンテンドー3DS」のコンテンツがはじまって、
「ほぼ日」乗組員たちが
ゲームの中の愛犬につける名前を
たのしく迷っていたのでした。

みんな、名前をつけてから、その犬やその名前を、
どんどん好きになっていったように見えましたよ。

「名前をつける」機会はあまり多くありませんが、
相手と自分へのプレゼントと思うと、
楽しい気持ちになりますね。

ではまたさらなる感想などございましたら、
メールをpostma@1101.comまでお送りください。

それでは。r />

2011-03-06-SUN

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