おとうさんの「キツさ」の実態?


ほぼにちわ。

関東では、先週雪が降ったりもしましたが、
少しずつ、春らしく、あたたかくなってきました。

あたたかくなってきたのはうれしいけれど、
年度末で忙しい!という時期でもあるのが3月ですよね。
みなさん働きづめになってはいませんか?

そんな3月のはじまり、
3月5日の「今日のダーリン」には、
こんなことが書いてありました。

・昔の映画なんかに出てくるおとうさんは、
 夕方というか、夜の早いうちに帰ってきます。
 ときどきは、会社からそのまま帰宅せずに、
 ちょっと「のみや」に寄ったりして、
 ほどほどにお酒なんかのんで、帰ってきます。

 ドラマのなかのことだからか、
 ひとたび会社を出たら、仕事のことは忘れます。

 浴衣みたいなものに着替えて、
 晩酌したりテレビ観たり子どもの頭なでたりして、
 お風呂に入って寝ます。

 どこのだれをモデルにしたわけでもないでしょうが、
 その頃のおとうさんは、
 それで仕事になっていたということなのですよね。
 働く分量として、このくらいで足りていたんでしょう。

 いや、もちろん、その一方で、
 「モーレツ社員」ということばがあったくらいで、
 過労死しそうに働きづめのおとうさんもいたわけで、
 それはそれで、並行にあった世界なんでしょう。

 だけど、直接比べるわけにはいかないのでしょうが、
 ぼくは、全体として、いまのほうがキツイと思うんです。
 その「キツさ」の実態というのは、
 「細かさ」と「性急さ」かなぁ?
 商品に要求される「精度」と、
 流通に要求される「速度」が、
 そのまま時代のおとうさんに要求されるんでしょうね。
 それは、人の脳でできることの
 限界にまで近くなってきているような気がします。 

 ぼく自身が、なんとか降参しないでいられるのは、
 たぶん、どこかに、遊びというか、
 ゲーム性を組み入れてやっているからなんじゃないかな。
 いま、社員研修旅行のまっ最中ですけれど、
 こういうことが「おまけ」じゃなくて、
 本気で必要な条件としてあるんじゃないか、と、
 しみじみ思って、夜中に、これを書いています。

(2010年3月5日「今日のダーリン」より)


いまと昔の「おとうさん」像、
そして、今の時代の「キツさ」について、
たくさんのメールをいただきました。

今日はそのなかから、いくつかをご紹介しますね。

メールアイコン こんにちは。
サザエさんを思いました。
我が家はそうではないですね。
主人は朝早くて夜は遅いので、
息子は父親の顔を見ない日もあります。
モーレツ社員ではないけど‥‥
でも、こんな家庭、
近所ではウチだけだと思います。

私の家は、自営業だったので、
いつも父はいました。
あの時は、サラリーマンの家憧れましたよ。
(hi-c)



メールアイコン 今日のダーリンを読んで、
昔私が母親に訊いたことを思い出しました。

「なんで、ハットリくんのお父さんは
 夕方に帰ってくるのに、
 うちのお父さんは夜遅いの?」

もう20年以上前の話ですが、
当時テレビアニメで「忍者ハットリくん」が
放送されていて、そこに登場するお父さんは
「夕日と一緒に帰ってくるお父さん」で、
うらやましく思っていました。
(T)



メールアイコン 世の中、「間」を許さない時代に
なったんだと思います。
待つことが必要な時間にも、
ただ待っているだけでは怒られちゃいそう、
と、何だか追い立てられているような気がします。
クイックレスポンスの回転寿司状態です。
回っている寿司があるのに、
「握っておくれ!」
と注文を受けているようなものです。

なんだか、こんな時代が続くと、
出張で東京に前ノリしたお父さんが、
一人暮らしの大学生の息子と、
品川プリンスで食事することも、
許されなくなってしまいそうです。
ボクは、そんなの嫌だな〜。
お父さんから、
お小遣いがもらえなくなるでしょよ。

みんなが、
ワークシェアリングしたらいいと思います。
(こまつてる)



メールアイコン 本当に、おとなは、大変だとわたしも思います。
おとなの時間の使い方が、うーーん。。。
「文化」かもしれないな、と思っていますが、
その時間が、どんどんパサパサで、
どこかジャリッとしてもいて、
おいしくなくなってきている感じがして、
こわいなぁ、と思います。
(Y)



メールアイコン 精度を高めたり、アクションを速くするのは
悪いことではないと思いますが、
わたしも、やりすぎると
結局は生身の人間に返ってくるように思います。
それは競争していくうちに
度が超えてしまったのでしょうか。
競争の裏には人の途方のない欲求があって
それが今の忙しすぎる社会に
なってしまったのでしょうか。
むしろその逆なのかもしれないですね。
イタリアのシエスタが羨ましいです。
(a)



メールアイコン こんにちは。
イギリス、ロンドン在住です。
ロンドンに来て5年半たちますが、
イギリスでは、人々は、
日本で働く人々ほど忙しくはしていません。
こちらの人は、
なんとなく心に余裕があるような気がします。

あるとき、どうしてなのかなーと考えてみたとき、
やっぱり日本では「精度」と「速度」が
要求されるからかなと思いました。
というか、そのときは漠然と
そのような考えが浮かんだものの、
言葉にできなかったのですが、
今日、今日のダーリンを読んで、
「私が言いたかったのはこれだ!」と思いました。

たとえば、ロンドンの地下鉄は
年中遅れたり止まったりします。
駅では、「今日は全線問題なく運行しています」
とわざわざ駅員が
得意げにアナウンスしてしまうほど、
普段はどこかしらが
遅れたり止まったりしています。
でも、それでも成り立つ国なんですよね。
日本では、電車はきちきちっと1秒の狂いも無く
プラットホームに入ってきます。
こういう「精度」が
日本ではとっても要求されるのですよね。

また、イギリスでは、
ものごとを進めるのに時間がかかるし、
確かなサービスを受けることも
なかなか難しいです。
たとえばオンラインで買い物をしても、
それがいつ(何日の何時に)
届くのかわからないし、
ちゃんと届くのかもわからないし、
やっと届いても1週間後だったりして、
「精度」「速度」は
どうも優先度が低いように思います。
日本では考えられないことですよね。

日本では、みんながその
「精度」「速度」の恩恵を受けている分、
自分自身も誰かへの「精度」「速度」のために、
すごく忙しく働いているのかなー
という気がしています。
(A)



メールアイコン なんかもっとシンプルに
暮らしていければいいのにな、
とよく思ったりします。
好きなことだけやって生きていきたい、
なんても思ったりします。

なんか「種類」が多すぎて
ついていけないと感じることもあります。

ギター1本もって、どこかの砂浜で弾いていたい、
それであとはご飯食べて、
便して、寝て、起きて、そのくりかえしだけで
暮らしていければいいのにな、
とか思うこともあります。

正直、「ぼく一人だけ抜け出したい」
なんて考えることもあります。
ほんと自分勝手なことなんですが、
正直な気持ちです。

でも「今日のダーリン」で、
「遊び」というヒントワードを
入れてくれていたので、
「遊び」について、
もうすこしぼくなりに考えてみたいと思います。

ここまで「遊び」について考えるようになったのは
ほぼ日を読みはじめてからです。
(Junn Bug)



たくさんのメールをありがとうございました。

キツイ日々のなか、ほっとひと一息つきたいときに、
「ほぼ日」に遊びにきてくれたらうれしいです。
「遊び」のヒントを見つけていただけるかもしれません。

そして、いつでも、どんなことでも、
感想などをpostman@1101.comまで
お気軽にメールしてくださいね。
お待ちしています!

それでは、また。

2010-03-14-SUN

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