学校農園、日本中にあるの?


ほぼにちわ。
先週、人生初の社員旅行に行ってまいりました、
山下です。
めくるめく旅の興奮もさめやらぬままに、
いまはまた、いつものざわめくオフィスで
『postman@1101.comから』をまとめております。

さて、今回の『postman@1101.comから』では、
ちょっととくべつなことを試みてみようと思うのです。
まずは、ひと月以上前になるのですが、こちら、
9月25日の「今日のダーリン」をお読みくださいませ。

 前々から思っていたし、言ってもきたんだけれど、
 小学校や中学校に、専用の「農園」があるといいなぁ。
 都内の校庭の狭い学校なんかだったら、
 屋上につくってもいいし、
 飛び地的に、郊外の農家と提携してもいい。
 子どもたちは、「うちの学校の畑」で
 さまざまな野菜が育つのを、
 たのしみに見たり、手伝ったり、食べたりする。
 ときには、失敗したりするのも知ることになる。
 学校の先生に、そんな指導は無理だというのは、
 もちろんわかっています。
 専門の「農芸」の先生を、
 学校は雇うことになるんです。
 これは、おじいさん先生でもいいし、
 農業高校を卒業したばかりの新人でもいいと思う。
 本職として「学校の畑」のめんどうを見る人が
 必要になるということです。
 「農の知識や自然とつきあう智慧」が、
 全国の小中学校のなかに、伝えられていくとしたら、
 他のどんな授業にまけない大事な勉強になります。
 そういうときに、教材になればいいなと考えて、
 『だれでもつくれる永田野菜』ていうDVDセットを
 1年がかりでつくったんですよね。
 これが現実的に役立つ時代が、
 じわじわと近づいてるような気がしているんです。


「小中学校に専用の農園があるといいなぁ」
そんな糸井重里のつぶやきに、
全国からたくさんのメールが届きました。
その一通ずつに目を通しながら、思ったのです‥‥。
いつもとは違う、ちょっと大きめの
『postman@1101.comから』をやってみよう、と。

「ちょっと大きめ」ですので、今回のテーマは、
きょうとあすの2回にわけてお送りさせていただきますね。
なぜに「ちょっと大きめ」でやりたいと思ったのか?
それについては、寄せられたメールを
実際に紹介しながら、ご説明してまいりましょう。

今回のテーマに対して、いただいたメールの約3分の2は、
「学校農園、子どものころにやってました!」
という内容のおたよりでした。
それはたとえば、こちらのように。

メールアイコン 私の故郷は岐阜県の山奥なのですが、
小学校の裏に畑があったんです。
育てたものは、プチトマトやさつまいも。
野菜の作り方なんか適当なもので、
先生が、「まあ、だいたいこんな感じじゃない」
みたいなことだけ言って、
後は私たちが「だいたい」でやっちゃうんです。
案の定ちゃんと芽が出なくて半べそかいて、
もう本当に「はじめての農業」って感じでした。
焼き芋大会では、先生が生徒に、
「いただきます」を言うんですよ。
つくったのは生徒たちだから。
それがまた、すごくうれしかったです。
今もやってるのかなあ。やってて欲しいな。
(南極)

子どものころにやってました、ということは、
それはやっぱり、なつかしい記憶なわけで。
(南極)さんのように、
むかしのことを書いてくださったかたの多くは、
「なつかしむ」きもちも一緒に、
メールにしたためてくださいました。
そのすべてを掲載できないのが残念ですが、
何通か、続けてご紹介いたしますね。

メールアイコン 小学生時代を思い出しました(20年前です)。
通ってた茨城県の小学校には畑があったんです。
自分たちが野菜を育てている過程を、
とても愛おしく思っていました。
給食の時間になると、校内放送で
「今日の大学芋はみんなが作ったお芋です」
とか流れるんです。
うれしかったし、ほこらしかったなぁ。
(ゆき)

校内放送で流れるなんて!
ほこらしげな、みなさんの笑顔が目に浮かびます。

メールアイコン 私の中学校には専用の田んぼがありました。
場所は和歌山寄りの大阪です。
育てたお米でカレーライスを食べました。
それまでに食べたどのカレーよりも
おいしかったのを覚えてます。
(S.S)

そのカレーライス、食べたい!
そういう思い出って、忘れられないですよね。

メールアイコン 私が卒業した茨城県の小学校ではサツマイモや
ジャガイモを作る授業がありました。
こういう葉っぱなのか! こんな花が咲くのか!
と、勉強になりました。
最近は、どんなふうに野菜ができるのか、
知らない子どもも多いのでしょうね。
(すみくま)

野菜はスーパーマーケットにあるもの、
と子どもたちは思っているのでしょうか‥‥。

メールアイコン 岐阜でのことですが、保育園には畑が、
小学校には茶畑と田んぼがありましたよ。
ちなみに私、34歳です。
小学校では田植えから収穫までやって、
茶摘みもやりました!
今も続いているかわかりませんが、
恵まれた学校生活だったなーと思います。
(M.Y)

茶摘みを!
おとなでも経験した人すくないですよ?

メールアイコン 私が通っていた東京都府中市の小学校には
さつまいも畑があったことを思い出しました。
高学年の女子は、収穫したおイモを
洗って、蒸かして、大騒ぎ!!
今も学校に農園、あるのかなぁ〜?
(yamagonn)


洗って、蒸かして、大騒ぎ!!
女子はおイモで元気になるのですね。
はじけた思い出を、ありがとうございます!

メールアイコン 福島県郡山市出身です。
小学校の時は当たり前に農作業をしてました。
とれた野菜をお母さんに煮てもらって食べたり、
収穫祭で芋煮をしたり、もちつきをしたり‥‥。
懐かしい。
あの畑はどうなってるのかな?
(ユカ)

東北では、川原でおイモの煮物を作る
「芋煮会」っていう行事があるんですよね。
ぼくも東北出身なのできゅんとなりました。

メールアイコン 地元が山形なのですが、
幼稚園・小学校・中学校と、
学校専用のちっちゃい畑がありました。
ジャガイモやらニンジンやらをとったり、
稲穂がだんだん垂れていくのが楽しみでした。
焚き火で焼き芋をしながら、
みんなと話すのが楽しかった思い出もあります。
あのときの土の匂いや感触、忘れられません。
(buzz)


焚き火を囲んで、アレコレおしゃべり‥‥。
青春ですねえ‥‥思い出すなぁ‥‥。

メールアイコン 私の通っていた幼稚園は、
きゅうり組、だいこん組、なすび組、
というクラスの名前で、
それぞれ組名の野菜を育てていました。
今もあの幼稚園で、
それが続いてることを願います。
(T.F)

なんてかわいい幼稚園!
きゅうり組さんは、キュウリを育てるわけですね?

いかがでした?
「むかし全国にあった学校農園」が、
みなさんの思い出と一緒に、じんわりと見えてきますよね。

ところが、なのです。
どうやらこの学校農園、
「思い出の中だけのもの」でもないようなのです‥‥。

いただいたメールの約3分の2は
上述のような内容だったと、先ほど申し上げました。
ならば、残りの3分の1はどんな内容だったのか?

‥‥すでにお察しのことでしょう。
そうです、それは、
「学校農園、やってますよ!」
というものでした。
過去形ではなく、現在形。
いま学校農園があります、というメールでした。

メールアイコン うちの子どもたちが通う小学校には、
専用の農園があります。
収穫したキュウリやトマトを家庭科の時間に
サラダにして食べたと言っていました。
近くの農家のおじさんたちやJAの人が
先生代わりに指導してくれているようです。
どこの学校でも授業のなかで
体験していると思っていました。
(ヤスコ)

自分のお子さんが、いま体験しているというご報告です。
地域の農業関係のかたが指導をしてくださると‥‥。
(ヤスコ)さんは、
「どこの学校の生徒も体験してると思っていた」
とおっしゃっていますが‥‥どうなのでしょう?

メールアイコン 長野県で小学3年生の担任をしています。
私の小学校では毎年3年生が、
近所の農業高校の高校生たちと
「りんご交流」という活動を行っています。
高校の農園の一部をお借りして、
体験をさせてもらっているのです。
高校生たちが工夫を凝らして、
作業の必要性を説明してくれたり、
大きくなっていく実の甘さや酸っぱさを
食味させてくれたり‥‥。
この活動は高校生が主体になって行っているので
私たちは受け身の状態です。
これを能動的にできたら、
もっともっといい勉強になるのでしょうね。
小学生専用の農園計画、賛成です。
(sherry)

長野の小学校の先生から、現場の報告をいただきました。
(sherry)さんは受動的とおっしゃいますが、
それでもこれは、立派な農業体験だと感じました。
高校生のお兄さんお姉さんと、ちびっこたちとの交流、
ほほえましいですねー。

メールアイコン 私の住む宇都宮市では、
小学校はほとんどが農園を持っているようです。
伝聞になってしまうのは、
子どもがいないためなのですが、
聞いた限りでは、ほとんどの小学校が
小さくとも農園を持ち、
地域の農家の方に協力してもらって、
子どもたちが農業体験をしているらしいのです。
都内ではまだないのでしょうか?
(花実幸)


「伝聞ですが」というただし書きがあるものの、
そうですか、宇都宮にもあるのですね、
農園を持つ小学校が。
都内では? ‥‥どうなのでしょう?

メールアイコン 僕は現在、スクールカウンセラーとして
埼玉県や東京都の3校ほどの小学校を
渡り歩いているのですが、
どの学校も農園を持っています。
大がかりな体験はできないかもしれませんが、
今の小学生は多少なりとも
農業の経験をしていますですよ。
(もりびと)

埼玉県と、そして東京都の小学校でも‥‥。
3校すべてが学校農園を持っている、のですか‥‥。

メールアイコン 小学校で講師をしています。
たぶん今の学校のほとんどは、
野菜を育てる授業を取り入れていると思います。
畑を作ったり,鉢植えで育てたり。
教えてくれる地域の人もいます。
ありがたいですね。
野菜を収穫するときの子どもはいい顔してます。
(あいこ)


今の学校のほとんどが、取り入れている‥‥。
教えてくれる地域の人もいらっしゃる‥‥。
(あいこ)さんは、「たぶん」とおっしゃっていますが、
ど、どうなのでしょう?

このほかにもたくさん、
「学校農園、やってますよ!」のメールをいただきました。
いただいたメールから、
「思っていた以上に今の子どもたちは
 農作業を体験しているのかもしれない」
という推測が浮かび上がりますが‥‥
ど、ど、どうなのでしょう??

ここまできたら、現場をたずねて調べてこようと思います!
というか、実はもう、
すでに調べてまいりました!!
東京都下で、学校農園を積極的に行っている小学校へと
取材にいってまいりました。
実際のところ、現場はどうなっているのか?
日本の小学生は、農業を体験しているのか?
そのあたりをうかがうために。

というわけで、
「ちょっと大きめ」でお送りしております
今回の『postman@1101.comから』、
あしたのレポート編へと、続きます!

2007-11-14-WED

postman@1101.com宛てのメールは、
乗組員みんなで読んでいます。
これからもご意見、ご感想をお寄せください。
アクセスの数字の後ろに「人」の姿が見えると、
乗組員一同、なによりの励みになるのです。

postman@1101.com 宛に送ってもらったメールは、
このコーナーで紹介させていただくかもしれません。
なのでぜひハンドルネームを記入してくださいね。
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「載せちゃイヤ!」と書き添えてください。

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ほぼ日にいただいた原稿、メール(投稿)等は、
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