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| postman@1101.comから。 |
| 「うるおいのあるビル」 ほぼにちわ、ハリーです。 毎日を新鮮に、いきいきと過ごす、っていうのは なかなか難しいもので、べつに忙しいときでなくても、 気がつくとパターン化した単調な生活を送ってたりします。 「あら、恋してると世界はいつも新鮮よ?」 いやいや、確かにそうかも知れないけど、 ずっと恋ばっかりしてるわけにもいきません。 このところの「今日のダーリン」では、 そういう毎日に、ちょっとした余裕とか遊びを入れたり、 視線をずらしたりするためのヒントみたいなものが、 なんとなくテーマのひとつになってた気がします。 なかでも、8月30日の「今日のダーリン」でふれた、 「うるおいのあるビル」について、 たくさんの方が情報を寄せてくださったので、 ここで紹介しますね! アクロス福岡■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 緑とビルが融合している場所、福岡にあります!! 福岡の中心部天神にある「アクロス福岡」というビルは 別名「天神山」とも呼ばれており、 ビルの半分が階段状になっていて植物がしげっています。 私は一度だけ登った?事がありますが 13階まで階段で登るので結構キツいです。 が、山頂?は博多湾を一望できるすばらしい眺めです。 福岡にお越しの際は是非チャレンジしてみて下さい! (パール) 遠く離れて全体を見れば、まるで緑でできたひな壇、 都会にある段々畑です。 街を歩いていてそのビルが視界に入ると、 とても気持ちいいんです。 もともとは旧県庁跡地で、一般公募により、 学生(小、中、高のどれかはおぼえていません)の案が 採用された、と聞いた記憶があります。 (違っていたらごめんなさい) 東京の高層ビルのように 圧倒的な迫力はないかもしれませんが、 オアシスみたいな存在感があってほっとする、 いいビルだと思います。 (はちみつ・福岡より) できた当初はちょろちょろ生えているだけに見えた緑も、 今はいい感じで茂っています。 地価の高い場所で維持費のかかる庭を造ることも、 中身の使い方も、 周辺の一般企業で坪効率を追求している目から見れば 「すんごいムダだらけ」なんですが、 県が設置しているこの施設に好感を覚えていますし、 不満感情もあまり聞きません。 みんな緑の心地よさを感じているからでしょうね。 参考までに、様子がわかるサイトを。 アクロス福岡のサイト http://www.acros.or.jp/ 施工の竹中工務店サイト http://www.takenaka.co.jp/enviro/env_pro/09_across/01.htm 新聞社の探検サイト 周辺の様子もわかります http://www.nishinippon.co.jp/media/news/9705/tenjin2/across/akurosu.html (いな。・福岡県) 上の階にたまった雨水が土にしみこんで、 下のステップに流れていく仕組みが 作られているそうですよ。 あの外壁の階段が滝になってると、 かなりすごいものになりそうですね。 (ぷっち) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ おー、これはすごいですね! ビルというより、まるでバリ島の山地に拡がっている 棚田のようであります。 段々のステップを、歩いて上まで登れるというのもおもしろい。 「山」と呼びたくなる気持ち、よく分かります。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 福岡のイムズビルをぜひ紹介したいです。 ここは1989年にオープンした 若い女性向けのショッピングビルなのですが、この春、 外回りを泥だらけ、緑だらけにしてしまったのです。 つるつるのタイルだった床は、野辺の道のように。 無個性だったプランターボックスは、里山のような土手に。 植栽は、ワレモコウ、ギボウシ、セリ、ミツバといった いわば「雑草」に、 街路樹は、エゴノキ、サザンカ(野生種)、コブシといった 鎮守の森にあったような高木に。 気ぜわしく人々が行き交う単なる通路が、 これによって佇みの空間に 生まれ変わってしまったそうです。 下請け、孫請けのピラミッド組織ではなく、 いろんな業種の職人さんたちがチームを組んで、 みんなで意見を出し合いながらつくったとのこと。 それも新しくておもしろいなーと思います。 (多田君枝) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 状況を想像してみると、こちらもなんだかすごそうです。 アクロス福岡が設計段階からの、 「緻密なうるおい化」とすれば、イムズビルの方は、 「うるおい化庶民派」とても言えそうですね。 福岡に負けじと、次は大阪から! オーガニックビル■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ありますよ。壁からわさわさ、草木が生えてるビル! 心斎橋の北西、南船場にある9階建ての その名も「オーガニックビル」。 角地に建っているので2壁面が垂直ガーデン状態です。 赤い壁に、窓よりも大きいフラワーポットや 煙突状の植木鉢(?)がずらずら〜っと並んでいて、 いろんな草木が茂っています よく見ると細いパイプでつながっているので そこから、水が流れるようになっているんですね ’94年のグッドデザイン賞を受賞しているそうです 近くのお店なんかを説明するとき、 ビルの名前は知らなくても 「木の生えてる赤いビルの隣!」で、通じます。 (T.A.かずこ) 赤いビルの壁に植栽されています。 個人的にはかなり気に入ってます。 http://www.ud-c.co.jp/works/works_udcon_organic.htm (ぬれぎぬ) 壁に無数の木のポッケがついてて。 壁の茶色がまた木の緑としっくり馴染んでて、 ほんとに建物からぽこぽこ芽が出ているみたい。 夜にはライトアップされて、それもまた違った趣きです。 結構古くからあるビジネスビルなんですよ。 屋上には立派な雄鶏が居てね、 毎朝良い声を聞かせてくれました。 私は生まれ育った関西を出て静岡で暮らしているのですが、 こんな話してたら、 大阪,帰りたくなって来たやん〜!!!(涙目) 9月の連休、帰ろうかな…… (mihoco) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ うわ、これまた個性的。わが故郷大阪も負けてへんがな! どこかおちゃめでかわいいとこがいいですねー。 いただいたメールから、 地元の人たちに親しまれている様子が伝わってきて、 ぼくもこんど帰省したら見に行きたくなりました。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 以前住んでいた箕面市の近くの、 『大同生命江坂ビル』が、 ものすごくよい空間でしたよ! (吹田市の江坂です。 北大阪急行[御堂筋線]の江坂駅近く) まわりは電車の高架とか幹線道路が走ってるんですが、 ビルの中に足を踏み入れたとたんに、もう別世界! 樹林が通路のまわりいっぱいに植樹されていて、 外から入ってくる光を遮って木陰かできていました。 (サスガに滝はなかったですが・笑) そんなに大きなスペースではないものの、 かなり工夫して緑化デザインしているので、 お近くに行かれたときは見学されてもいいかもしれません。 そこに『自然系音』が加われば、もっといいでしょうねぇ。 水の音、葉擦れ音、木にやってくる小動物など。 目に見える景観をよくしていけば、 自然に「音で感じる景観」もよくなると思います。 ぼくは博士論文で、水音や葉擦れ音をマスキングに使って、 自動車交通騒音の不快感を減らす実験をやったんですが、 めっちゃ効果がありました。 音を音で心理的に消してやること。 これは、ラーメンにスッパイスを入れるのに 似てるかも知れませんね。 (猫松) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ こちらは、内面からうるおい化する方向ですね。 なるほど、ビルのなかで働く人にとっては、 この方がうるおいを実感できそうです。 それはそうと、猫松さんがおっしゃるように、 音の要素も、きっと大事なんでしょうね。 音って、けっこう軽視されがちだと思うんですけど、 実は精神衛生に、すごく影響してるような気がします。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ http://www.kippo.or.jp/culture/gendai/lineup/li32pho.htm 上のページに載っている建物は、大阪ガスが、 21世紀の都市型集合住宅を考えるために 建てた実験社宅だそうです。 築後9年経って緑も育ってきて、 大阪城公園などから野鳥も飛んでくるそうです。 調査によると(実験ですので) これまでに野鳥が22種類、チョウ16種類が やってきたそうです。 落ち葉や蚊の問題などもあるそうですが、 建物から緑が生えているというかはみ出しているような この外観、好き嫌いありましょうがユニークですよね。 こんなビルがあっちこっちにあったら、 楽しいでしょうか。 (にゃるこ) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ よく繁ってますねえ。 ややぼさぼさに伸び放題、という感じもしますが、 これはこれでけっこうぼくは好きです。 ここまで見てくると、ビルを緑で覆う、ってことは、 けっこう事例があるみたいですが、 「瀧を外壁に流す」という方はどうなんでしょうね? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ミネソタ州、ミネアポリスのダウンタウンには マヤ・リンがデザインした水が外壁を覆う建物があります。 ご存じかもしれませんが、 彼女は何年も前にベトナム戦争の記念碑を 20いくつの若さでデザインし話題になった人です。 その建物は去年立てられたのかな? 新しいアメリカンエキスプレスのビルです。 滝のように勢いがあるわけではないのですが、 さらさらと水が建物のてっぺんから流れて とても涼しげです。 彼女はいくつも水を取り入れた建物や記念碑を 設計していますよ。 (ともえ・ミネソタ州より) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ おーお!瀧のほうもちゃんとありますね! これ、写真でぜひ見たいと思って検索してみたんですけど、 うまく見つかりませんでした。 もし写真が載ってるページをご存じでしたら、 ぜひ教えてほしいです。 ともえさんのおっしゃるように、 きっと涼しげなんだろうなぁ。 そしてなんと、壁面に水を流すというのは、 実は人をうるおすだけでなく、 地球環境にも優しいらしいですよ! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 僕が以前に見た科学情報誌に、イトイさんの考えと 似たようなプロジェクトがありまして。 「超親水性物質(水がぺたーっと張り付いてしまう物質。 撥水の反対)を使ってビル外壁に水を流し、 ヒートアイランド現象を無くそう」 というプロジェクトの紹介があり、 実際に、その研究が行なわれている大学 (http://www.chem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/fujisima/pccm/welcome.html) の屋上での実験結果では、 かなりの効果が上がっているようでした。 大きな板に、水がうすーく流れつづけていて、 「そばに寄って見ると、かなり涼しい」とのこと。 僕はそれを見たときに、 大都市のあらゆるビルに水が流れているのを想像して、 「そいつは素敵だな、この研究はいいなぁ〜」と、 深く印象に残ったのです。 (工学部研究生 qtaro) 以前に都市の温暖化をNHK?で特集していたときに、 どこかの大学の教授が、ビルの外壁に薄く水を流して、 ビル全体を冷却化するという装置を考案していました。 検索したら出ました!コレ!↓ http://nmc.nikkeibp.co.jp/kiji/clo563b.html この装置の場合、 少ない水で効率よくという感じでしたので、 生えても苔くらいだとは思いますが、 緑は増えなくても、こういう自然に近い装置で 室温が下げられるのはいいですね。 (アオヤマカズヨ) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 水によるビルのうるおい化は、 とても理にかなったことだったんですねー。 「生えても苔くらい」とのことですが、 永田農法の例もあるし(?)、案外草木も、 生やそうと思えば生えるんじゃないかな? そうすればdarlingが望む、瀧も緑もある、 「うるおいのあるビル」完全版ってことになります。 どこかにできないかなー。 そうだ、ほぼ日がめちゃめちゃ儲かったら、 事務所がある「明るいビル」を、 「うるおいビル」にするのも良さそうですね! んーと、まあ、いつになるのかは知りませんが。 ということで、情報を送ってくれたみなさん、 ありがとうございました! ここで紹介した建物が近くにある方は、 機会があったら、ぜひご覧になってみていくださいね。 postman@1101.com宛てのメールは、 スタッフ全員が必ず読んでいます。 これからもご意見、ご感想をお寄せください。 アクセスの数字の後ろに「人」の姿が見えると、 スタッフ一同、なによりの励みになるのです。 postman@1101.com 宛に送ってもらったメールは、 このコーナーで紹介させていただくかもしれません。 掲載されちゃ困るメールには、「載せちゃイヤ!」と 書き添えてください。逆に「載せて!」と 書いてくれるのもけっこうです。 ◆あと、無理じいするつもりはありませんが、 「ほぼ日」では、顔文字禁止です。 どうしても使いたい人に「やめろ」というつもりは ありませんが。 (darling) |
2002-09-04-WED
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