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postman@1101.comから。

いなかメール


こんにちは。ほぼ日のメリー木村です。

ほぼ日宛てのナイスなメールを紹介するのが、
この「ポストマンから」のコーナーです。

↓こういったメールのような、
 いいメールが、よく届くんですよ。

・ボンジュール、パリからこんばんは〜です。
 やっとこさ、念願の
 「インターネット的」」を
 購入することが出来ました!
 私は普段はミラノに住んでいるのですが
 今バカンスでパリに来ていて、遂に手に入れました!
 読んでから感想を・・と思ったのですが嬉しくって、
 取りあえずご報告した次第です。
 私は今外国に住んでいるので、
 「国際的」なんて言う言われ方を
 されてしまうことがありますが、うーん・・・。
 私にとって「国際的」「国際人」っていうのは
 「他と自分の違いを認識しつつ、
  他と自分を認めること」かなぁ。
 国籍などが第一の基準と言うより、
 まずその人自身が最重要。
 日本にいても、外国にいても
 「私はどこでも私なのだい!」ということですね。
 それに最近、「地球はやっぱりでっかいけど、
 ほんとに繋がっているのねー」って思います。
 ・・・色々と書きたい事があるんですけど、
 なにせ只今バカンス中の脳みそしか
 持ち合わせていないのでこの辺が限界ざんす。
 あっ、こっちで暮らしていて
 一つだけ大きく変わったのは
 「人間の正しい休み方」です。
 ヨーロッパ人はこの点は非常にエライです。
 みんな、ちゃーんと働きません。
 私も素直に従ってます。
 ささ、アタイも、もう寝るぞっと!
 ダーリン同様、落語のイヤホン聞きながら・・・。
 これもミラノにいようが、
 パリにいようが変わりませんねぇ。
 ちなみに今夜は志ん生の“あくび指南”。
 バカンス中にぴったりでしょ?
 (フェリーチェ)


このかたが「国際的」という言葉を使う時の
「重々しくなさ・軽さ」は、すごくいいです。
他人と自分とのつながりという点のみで、
「国際」を考えている所が、シンプルでナイス。

いいなあ、と思うメールは、
ほかにもいっぱいあるんですけれども、
今回の「ポストマン」では、
何を特集しようかなあ・・・?

そうだ、「国際」とはある意味で、
『他者との出会いつながり』ということで、
現在おぼんで連載中の
イナカモン座談会へのおたよりをご紹介しましょうか。

イナカモン座談会へのメールを読みながら、
各メールを届けてくださった地域への旅を、
一緒に、軽めに、してみましょう。
まずは、えでっけ(江戸っ子)からのナイスメールでぃ。

・東京生まれです。
 自分もイナカモンだと思っています。
 何も地方出身者ばかりが田舎物じゃないと思います。
 あたしなんぞ東京タワーにも登ったことないし、
 新宿なんかおっかないから近づかないし、
 銀座は上見て歩ってて恥ぃ掻いちゃったことあるし。
 古くから“江戸は諸国のふきだまり”っていって
 寄せ集め文化都市だったわけだし
 花のお江戸が東京に変わったても
 吹き溜まりには違いないと思いますよ。
 東京モンはやれ三代続いた江戸っ子でぃ
 なんて粋がったところで、
 京都なんかと比べちゃうと太刀打ちできないもんね。
 江戸の人たちは江戸の生まれでも
 よく「田舎もんでござい」と挨拶をしたそうですよ。
 これは 不慣れで失礼があってもご免なさいよ
 という意味あいで使ったそうですが
 こんなさらりとしたイナカモンに
 なりたいもんですよねぇ・・。
 (かまなりや)


「歩ってて」というあたりが、かっちょえーーー!
江戸だ。
気持ちがいいですよね。
これで気がねなく、各地方の話をできるってもんです。
ではおつぎは、九州地方からのメールを紹介しますっ。

・久々にメールさせて頂きます。
 私のばーちゃんの家は北九州市、私の家は遠賀郡で、
 すごく近いのだけど毎年、お盆は帰ってます。
 ばーちゃんちはとっても木造の古い家でした。
 それこそ、「何でも鑑定団」に来てもらったら、
 けっこう出そうなくらい。
 毎年、夏は庭にある井戸に
 スイカを冷やしたりしてたのを
 「イナカモン座談会。」を読んで、
 ふと思い出しました。
 冬は掘りごたつに火鉢みたいのを入れて、
 あったまってました!
 お正月は、カマドでもち米を蒸して
 餅つきを親戚一同でしてました。
 でも今年、あんまり古くて危ないので建てかえました。
 ちょっと淋しいけど、そんな思い出は
 みんなの中に残ってると思います。
 (yu-ka)

・ここは熊本。田舎は大分。
 田舎を離れてもう何年も経つのに、
 やっぱり大分の高校を応援しちゃいます。
 小学校は分校じゃなかったんだけど、
 同級生が7人で、全校生徒が40人でした。
 今でも校庭に20年前私たち7人で作った
 トーテムポールが色あせて立ってます。
 実家に帰る途中にいつも道路から見上げては、
 「まだあるなあ」って、思います。
 中学校は1学年40人ぐらいでした。
 2年前、中学校は統廃合でなくなって、
 木造校舎も取り壊されて雑草だらけ。
 すっごくキレイな藤棚とつつじヶ丘があったのに。
 なんかどんどん自分の原風景がなくなりそうで。
 田舎って、気付けば
 自分形成にとっても影響してるみたいです。
 私がこんなにのん気なのもそのせいかもなあ。
 明日から3日間、ゆっくりしてきまーす。
 (ヤマグッちゃん)

・大分県出身です。
 いま、漫画の『ブラックジャック』の
 登場人物の中に「大分県で育った」という
 記述を見つけて、ちょっとうれしかったんです。
 だから、メールしました。
 だって、大分、あんまり光が当たらないもん!
 ユースケ・サンタマリアでさえ、九州出身って・・・。
 「あんた大分やろ? 舞鶴(出身高校)なんやろ?
  なんで大分っていいきらんの!」
 と思う程です。
 ああ、熱くなってしまいました。
 あ、それだけです。
 ちょっとそれだけなんですけど、
 メールしてみました。
 ついでに言いますと、わたしの妹は
 鹿児島へ転勤し、すごいギャップを感じているよう。
 マンションのベランダに蛇口があるんだって。
 ・・・どうも、灰を流すのに使う?らしいです。
 すごい。
 (か)

・イナカモン座談会、毎回、
 どがんでん楽しみにしています!
 大学生のとき初めて東京に行きました。
 青山では自分らしくふるまうことが
 できたんですけど、
 渋谷では交差点で信号が青に変わったとたん
 大群が自分に向かって歩いてくるような気がして
 これも怖くて気分わるくなって、
 駅に引き返してしまったことがあります(笑)。
 ガイドブックをこっそり見ても
 自分が今どこを歩いているのかわからず、
 「上ばかり見ながら歩くとはイナカモンの証拠ばい!」
 と聞かされていたので、
 すんごい上目づかいでビルの名前確認してた日々。
 あんなに憧れてた東京だったけど、
 当時は、すごい疲れて、ミジメで、
 自分の小ささが身にしみました。
 いま東京に行ったら、どう思うのかなあ。
 ・・・なんか、東京に行きたくなった。
 (佐賀っ子レナ)


最初のふたつ、ホロリ系でかなりいい話でした。
なんか、昔話と蝉の泣き声って、似合いますよね。

そのほかは、
九州のなかでも、自己主張がそれほど強くない
大分のかたや佐賀のかたのナイスなメールでした。
全体的に、つつましいでしょ?
あと、東京にはじめていった時の話って、いいですよね。

これが福岡のかたになってくると、
ちょっと強気のメールも届くんです。
そして、お笑い成分も強まってくる。

↓こちらのかたのように、
 座談会に登場の北九州くんの方言についての
 厳しいチェックが入ったりもするんですよ。

・私、北九州出身なんですけど、
 そして北九州くんの
 『北九州=マンチェスター説』には
 大きく賛同するものなんですが
 でも北九州君の北九州弁っておかしい・・・
 北九州では「そげな」って言わない。
 「よかっちゃろ?」も言わない。
 北九州くんって、北九州のどこの人なんだろう。
 わたしは、北九州市小倉北区で
 生まれ育ったんですけど
 北九州くん、うちら、
 「よかっちゃろ」なんて、言わんやろ?
 それは単に「いいやろ?」って言うやろ?
 (よねきち)

 
さすがネイティブスピーカー。するどい指摘です。
(※ほかにも指摘をいただきました)
北九州くんは、幼少の頃ご両親の仕事の関係で
福岡県各地を転校しまくっていたという経験があり、
言葉に一貫性がないようなのです。
高校や大学は、北九州らしいんですけど。

・・・そのことをほぼ日スタッフが
「よねきち」さんにお伝えすると、
「よねきち」さんから、再び、
次のようなメールが届いたんですよね。

・>北九州君は北九州に生まれ、
 >その後福岡県内で転校を繰り返した経験から
 >言葉に大変ぶれがあるそうです。
 >高校、大学は北九州らしいです。
 >本人は八幡東区出身だと言っております。
 いやーん、ありがとう!!
 超うれしいです。ああーすっきりした。
 ほんと、聞いてよかったです。
 親切なほぼ日のスタッフの方、
 ありがとうございました。
 聞いてみるものだな、へへへ。
 ほんとはもう北九州君の応援、
 やめようかっち思いよったもん、
 なんか言葉がいまいち、ちがっとうけ。
 北九州くんには
 「これからも応援するけえ。今度一緒に飲まん?」
 とお伝えください。よろしく〜。
 (よねきち)


北九州くんにこのメールを読ませると、
おおよろこびでした。
「この人は間違いなく北九州だ。
 最終的に一緒に酒を飲めば解決するという、
 俺がいつもやりがちな方法論に持っていくもん!」
と、言っていました。
九州のひとって、一緒にしゃべって飲むの、
すごい好きですもんね。

お次は、奈良、神戸、高知、沖縄などからお届けっす。

・奈良に住んでいます。
 私の周りだけかもしれないけど、彼氏ができると、
 二人で夜の平城旧跡に行くらしい。
 ちなみに、平城旧跡はだだっぴろい原っぱで
 夜になるとまっくらです。
 何しにいくのかはご想像におまかせします。
 (奈良の17歳)

・イナカモン座談会、もーそーとーおもしろいですよ!
 レギュラーで毎日続けばいいのにとか思っちゃいます。
 私も東京行くとき、友達から
 「絶対上見たらいけん」
 と言われていたのに思わず見上げました。
 しかも、口開けて。
 これを読んでいると、自分のイナカモン度を
 自慢したくなりますねえ。
 (匿名の方)
 
・はいたーい、ほぼ日の皆さま!
 沖縄に住んでいます。
 今日は高校野球で沖縄代表の宜野座高校が
 負けてしまいました、もうがっかりです。
 私は高校野球が大好きで毎年沖縄代表を
 応援してるのですが、負けると
 「夏が終わった」と思い、台風が来て
 「秋が来た」と季節を感じています。
 ・・・でも現実には暑い夏は11月まで続きます。
 (nihi)

・大学入学直後、横浜に居る親戚に会いに行くために
 東急東横線に乗ったとき。
 渋谷駅に行くと、各駅停車の他に急行、
 快速などいろいろあったので、
 改札の駅員に
 「この各駅停車はどの駅で抜かれますか?」
 と聞いたところ、「聞くな」と言われ、
 私はムッとしてもう一度聞き直すと、
 やはり「聞くな」と言ってくる。
 イナカモンをバカにしているのかっ。
 とおもって路線図を見たら、「菊名」に気が付き、
 駅員とのケンカは未然に防げた。
 このネタは、東横線を使う
 外国人に話した時にもウケました。
 (半東)

・小学六年生のときの夏休み、
 中学受験を目指す夏期講習というのに参加したんです。
 それはうちの田舎(高知県宿毛市)から
 高知市までいって、
 2週間の合宿生活をする感じなんですが、
 終わって帰ってきたら、
 なれない高知弁をむりやり使って、
 母が「やめなさい」というのに
 「うつったきしょうがないやお?」
 としきりに高知弁でまくしたててました。
 ちなみに田舎の宿毛市(すくもと読みます)では
 九州に近いイントネーションなんですよ。
 高知弁がかっこよいと思ってたんですね、私・・・。
 (すもすも)

・昨日実家の神戸へ帰ってきました。
 思わず、降りる駅が近くなるにつれて、
 顔がゆるんでしまいますね、帰省って。
 ・・・ところが駅に降りてみてびっくりさ。
 「どこじゃここは?」と言わんばかりの変貌。
 今までなかったものがあるのもびっくりですが、
 今まであったものがなくなっている。
 震災があってから、
 「いままでの神戸はなかったということで」
 みたいな感じがあるのですが、
 それにしても、という印象。
 帰るたびに変貌していく風景を見るうちに、
 田舎へ「帰る」という感じより、
 田舎へ「行く」という感じになりました。
 ちょっとセンチになりながら歩いていると、
 「卵焼き(いわゆる明石焼き)」
 の看板を見つけ、すぐさま購入。
 駅の立ち食いそば屋では、
 お持ち帰り用のうどん
 (当然ダシ入り。関東ダシでは食えん)を購入。
 さらに歩を進めると、かき氷屋を見つけて・・・。
 まあ、家に着くまでには、食べ物がおいしくて、
 すっかり心が軽くなっていたんですけどね。
 (ささ)


どことなく、それぞれの地域の
特色がでているのが、いいなあと思います。
特に、神戸の「ささ」さんの
気持ちのうつりかわりが、おもしろかった。

ほかにもたくさんのいなかメールをいただきましたが、
今回は、このへんにしておきますね。

この先も「イナカモン座談会」は、
あと少しだけつづきますので、どうかお楽しみに。
もし、みなさんが「いなか」に関して、
思うことがありましたら、ぜひ何でも
「ほぼ日」宛てまでメールをくださいませっ。
(※イナカモン座談会出席者たちに見せると、
  「がばい参考になるけんね」と、よろこぶので)

それでは、また!!





postman@1101.com宛てのメールは、
編集スタッフ全員が必ず読んでいます。
これからもご意見、ご感想をお寄せください。
アクセスの数字の後ろに「人」の姿が見えると、
スタッフ一同、なによりの励みになるのです。

postman@1101.com 宛に送ってもらったメールは、
このコーナーで紹介させていただくかもしれません。
掲載されちゃ困るメールには、「載せちゃイヤ!」と
書き添えてください。逆に「載せて!」と
書いてくれるのもけっこうです。

◆あと、無理じいするつもりはありませんが、
「ほぼ日」編集部内では、顔文字禁止です。
どうしても使いたい人に「やめろ」というつもりは
ありませんが。
(darling)

2001-08-20-MON

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