POST
postman@1101.comから。

夏だ部活だ!

最近ほぼ日を読みはじめたかた、はじめまして。
「ほぼ日」スタッフの木村俊介って言います。

postman@1101.com というメールアドレスでは、
ほぼ日を読んだ感想から、著者へのメッセージ、
いわゆるご意見ご要望といったベーシックなものから、
「最近彼氏と別れた!」「さっき赤ちゃん生みました!」
な、わきわきした気分の冷凍保存的なメールまで、
何でも、おおらかにほがらかに募集しているんです。

ぼくの個人的な印象としては、
おやじギャグネタ、恋愛もの、将来に関する思い、
といったメールが、最近は多いように感じられます。

デザイナー、プロの作家さん、芸能界関係者、
おサルさんの研究者、数学者、官僚、青年実業家・・・。
バックグラウンドの異なる
何百人ものかたから毎日送られてくるメールは、
「ほぼ日」の隠れた情報源でもあるんですよ。

みなさん、気楽に書いてくださるんですけど、
気楽だからこそ、それぞれの立場でしかわからないことを、
おっしゃっていたりするのが、ほんとにおもしろいの!

なので、これからの「ほぼ日」は、しばし
「postman@1101.com」強化の時期に入ろうと思います。

スタッフが入れかわり立ちかわり、
それぞれの視点で「おもしろいな」と
思ったメールをここで紹介する予定なのですが、
とにかく、リアルなメールが多いので、
ちょっとだけ、期待していてくださいね。

・・・さて、ぼく木村は、個人的に
「さっき**しました」「今思いついたけど」
というような、とっさの思いつきや
感動そのままのメールに、心ひかれる傾向があるので、
今日は、そっち系のメールを特集したいと思います。

・[Sat, 14 Jul 2001 22:55]
 [Subject: 本番前夜]
 こんばんは。
 今夜は本番前夜です。
 何の本番かというとコンクールです。
 吹奏楽です。
 私は今一人鼻歌合奏しています。
 ピッチあいません。
 音をはずさないか心配です。
 でも、もう明日なのでやるしかないです。
 気合です。
 高い音も出ると思えば出る!!
 そう思うしかありません。
 観客を泣かせます。
 高校生活最後のコンクール、
 悔いは残しません。
 鼠穴まで響く演奏をします!

 ダーリンやほぼ日の方々
 耳をすませとって!!!!!
 (バタコ)


吹奏楽コンクール前夜の
緊張の様子のメールです。
いいでしょ!!
ぼく、このメール大好きなんですよ。
しかもわたくし、元・吹奏楽部員ですから、
個人的にこの気持ちがすごいよくわかりますし。

吹奏楽の人間にとって、夏のコンクールは、
秋から冬の定期演奏会よりも大事なのよ!!(熱い)
一回勝負で、金とか銀とか努力賞とか奨励賞とかが
シビアーーに出てしまうものですから・・・。
一年間の総決算というか、甲子園っつーか。

メール文中にある
「鼻歌合奏」というのは
イメージトレーニングみたいなものですね。
ぼくも、眠れない夜によくやりましたよー。
・・・なーんて思ってほほえましく読んでいたところ、
次の日に、同じ人から
次のメールが到着したんです。

・[Mon, 16 Jul 2001 00:27]
 [Subject: 結果報告]
 こんばんは。
 昨日コンクール前夜にメールを
 したんですが、結果報告です。
 県大会、金賞!
 九州大会出場!!
 県高校最優秀賞!!!

 うちの高校始まって以来の最優秀です。
 かなりびっくりしました。
 本番前緊張で泣き、
 終ってからも泣いたのに、
 結果発表の時だけ泣けませんでした。
 唖然としたんですね。

 今、打ち上げから帰ってからも
 なんか実感が湧きません。
 ダーリンや皆さんに
 私たちの音は響いたかな?
 聞いていてくれましたか?
 私的にもうちょっといい演奏が
 出来た気がします、ちと悔しい。。。
 この思いは九州へぶつけます。

 九州大会は8月末です。
 今日よりももっともっといい演奏をします。
 夏休みの課外なんてもうどうでもいいです。
 とにかく未知の世界の九州大会へ向けて
 突っ走ります!!!!


 御礼。
 今日の朝メールをチェックして
 ダーリンのメールでかなり
 元気でました。
 発表のときもプリントしたのを
 握ってました。

 力がみなぎってくる感じがして
 うれしかったぁ。
 ダーリンもそばにいたのです。
 大大大感謝。
 (バタコ)


とにかく
こうした気持ちがじかに伝わってくるのって、
うれしい!!!

しかも前日の明け方に、
darlingイトイさんが、
応援のメールを送っていたみたいだなあ。
「プリントしたのを握ってました」って・・・
かなり心に「キ」ますね!
緊張感が伝わってきたです。

ぼくも思わず
この日の夜、宛名を見ただけで
「おお!昨日の人」って、すぐに読んだもん。
しかも県大会最優秀賞だもんなあ。
ほんとうによかったね。

高校時代引退前最後の夏を、
吹奏楽一本で過ごしているのかと思うと、
こっちもがんばんなきゃ、と
身がひきしまりました。

バタコさん、もしよかったら、
負担にならない範囲で構いませんので、
夏の練習メールも送ってくださいねっ。

今日紹介したかったメールは、
バタコさんのもの一本なのですが、最後にひとつ、
ちょっとした珍しいやりとりのメールを、
ちょっと長めに、紹介しちゃいましょうか。
「こういうのも、あるのだ!」っていう感じです。

・先週の土曜日に糸井さんオススメの
 「三合庵」に行ってきました。
 以前ダーリンコラムを読んで、
 いつか絶対行こうと思っていた蕎麦屋さん。
 「確か「ほぼ日」のどこかに、
  住所が書いてあったっけ・・・?
 新宿の漫画喫茶で、
 椅子の上で丸まって熟睡する若い女性を横目に、
 インターネットで「ほぼ日」にアクセス。
 タイトル一覧で見つけた「いい店をつくる」。
 多分これだとクリックするとやはりそうでした。
 住所をメモして、一路、広尾へ。

 道に迷いながらたどり着いたのが午後2時すぎ。
 引き戸を開けてみると、ベンチに青年が1人、
 本を読みながら座っていました。

 中をのぞくと、すでに食事を終えた
 熟年女性2人が席を立ってくれました。
 青年に「空いたみたいですよ」と言うと、
 「ああ、そうですか」。
 店がこんでいたのと、
 閉店間際だったこともあり、青年に
 「相席させてもらってもいいですか」とたずねると、
 「ええ、一緒に食べましょう」。
 蕎麦がくるまでの間、青年は本を読みつづけ、
 僕は久保田を飲みながら窓の外を眺めて
いました。
 せっかく相席したのに無言でいるのも
 つまらないなと思い、意を決して、
 「よく来るんですか?」と話し掛けてみました。

 「ええ、おいしいですよね。ここ」
 「僕は初めてなんです」
 「近くにお住まいなんですか?」
 「いえ、いまオーストラリアに住んでいて、
  昨日日本に4年ぶりに帰ってきたばかりなんです」
 「ええ?! オーストラリアー! 
  僕も前に住んでたことあるんですよ」
 「へー、そうなんですか……。
  僕は糸井さんのホームページを見て来たんです」
 「え? って言うか僕、それつくるの手伝ってます。
  僕は木村って言うんですけど」
 ・・・!

 ということで、ちょっと前までは見知らぬ青年、
 今は旧知の(?)木村さんと、
 オーストラリアのローカルな話で盛り上がり、
 蕎麦を食べ終わってから、
 広尾駅まで一緒に歩きました。
 「4年ぶりの日本だし、短い滞在なんで、
  一食も無駄にしたくなくて」
 「分かる分かる」などと言いながら。

 後で考えてみると、いろいろ「ほぼ日」のことなど聞く
 絶好のチャンスだったのですが、時差ボケに加え、
 久々の日本にカルチャーショックを受けたせいか、
 いつもにましてボーっとしてしまい、
 訳の分からないことばかり
 口走っていたような気がします。木村さんが、
 「読者の方にこんなこと言うのなんなんですけど、
  仕事がほんとに面白くて」
 とおっしゃっていたのが、印象的でした。

 インターネットの世界は現実と遊離している、
 なんていまどき言う人は少ないのかもしれないけれど、
 僕はネットでうまい蕎麦屋を見つけ、
 そこでネット上でしか知らなかった人と、
 リアルな蕎麦を一緒に食べて、
 リアルなチャットをしました。
 Only is not Lonely
 ですよね。

 僕もインターネットで何かする仕事にかかわっています。
 機会があったら見てみてくださいね。
 (シドニーにて。やさぐれコアラ)


つまり、お蕎麦屋さん三合庵で
このあいだぼくがお会いしたかたのメールなんです。
4年ぶりに仕事で日本に訪れ、三日間だけ東京に滞在し、
すぐにまたシドニーに戻ったかたなんですよ。

「ソバ、食いてえなあ」と思うのが、
一時間ずれていたらあえなかったかたと
短いけど濃く話をできて、
ぼくにとっても、とってもおもしろかった日でした。
その後、メールのやりとりもあって、フフフ!なのさ。

リアルな特集をしてみた
今回のpostman@1101.com でした。
「気持ち冷凍保存!」的なメール、
これからも、たっくさん待ってますね。
いつも読んでくださってありがとうございます。

お相手は、わたくし木村俊介でした。それではっ。



postman@1101.com宛てのメールは、
編集スタッフ全員が必ず読んでいます。
これからもご意見、ご感想をお寄せください。
アクセスの数字の後ろに「人」の姿が見えると、
スタッフ一同、なによりの励みになるのです。

postman@1101.com 宛に送ってもらったメールは、
このコーナーで紹介させていただくかもしれません。
掲載されちゃ困るメールには、「載せちゃイヤ!」と
書き添えてください。逆に「載せて!」と
書いてくれるのもけっこうです。

◆あと、無理じいするつもりはありませんが、
「ほぼ日」編集部内では、顔文字禁止です。
どうしても使いたい人に「やめろ」というつもりは
ありませんが。
(darling)

2001-07-19-THU

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