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| postman@1101.comから。 |
| 第29回 『ポストペットエキスポに行ってきました』 すーぐ熱くなるJAROが 今度はポストペットエキスポに行ってきました。 「連日盛況!」そんなに混んでるのかぁ。 「グッズを買うのに4時間待ち」よく耐えるなぁ、みんな。 「女性客多し!」うううっ、興味なな、ないっす。 果たしてこれらのウワサは本当か? 嘘とおおげさの大嫌いなJAROがこの目で確かめるぞ! そんな決意を胸に秘め、若者でにぎわう渋谷へ着いたのが 昨日の午後4時。なぜこの時間にでかけたのかというと、 「この時間から待っていれば、 学校帰りの女子高生はおろか、会社帰りのOL、 大学生にまでお話が聞けるだろう」。 そんなナイスな知恵が働いたからです。 さて、場所はパルコ・パート3の7F SQUARE7。 「思えば、昨年末にクリスマスプレゼントを 買いにきたなあ」とか感慨深かったり、 誤ってカップルをナンパして 「ス、スイマセン、目が悪いもので・・・」とうろたえる 白髪メッシュを入れたしょうがねぇ若者たちをしり目に、 7Fへと急ぎます。 エスカレーターであがってすぐ、 目の前にグッズ店が現われました。 ほんとにスゴイ人だかりができています。 よくよく見れば、レジにポストペットの主役ともいえる “モモ”(ピンクのテディベア)がいるではありませんか。 ディズニーランドのミッキーマウス以上とも言える 人気ぶりです。小さい子供ではなく、オトナに、ですね。 モモは、その人の輪の内側で、 握手だかサインだかをしているのですが、 あんまり人が多くてオイラには全身が見えません。 不意に“運がよければ生モモに会えるかも・・・” というパンフレットの一文を思い出しました。 「えっ? ってことは、オイラってラッキーなの? でもまあ、混んでるし、あとにしとこう」。 そう思い、その場を去ったのが、 オイラのちっともラッキーじゃないところ。 数分後、会場内で「モモ帰っちゃったね」 という女性の悲し気な声を耳にしたのです。 取材用にぐっと手をのばして、 写真だけでも撮っておけば良かった・・・。 さて、気を取り直して入場です。 入口でお金を払うと(一般500円、学生400円、 小学生以下無料、PEC会員・So-net会員半額) 可愛いコインを渡されました。
「こ、これ何ですか?」 と受付けのおにーさんに尋ねます。 おにーさんは「あ、なか入ってもらえば分かりますよ」 と意外にあっさりと返事してくれます。 そういえば、ポストペットの世界には、 “ポストペット・パーク[注]”という仮想の国が あるらしいのですが、 「まさかこのイベントもその“仮想”の延長で、 この通貨しか通用しないのだろうか?」 そうだとしたら、渡されたコインが1枚・・・。 しかも“10”と彫ってあるから10ペソ、 いや、10ペットかな? グッズとかこれで買うのかな? 価値はどれくらいなのかなあ?」 おにーさんの淡白な答えによって、 逆にオイラの妄想は膨らみ、ワクワクし始めたのです。 ※後日、関係者の方に聞いたところによると、 最初に入るともらえる1枚のほか、 100円で30Pt(ペッチと読むらしい)…コイン3枚と 両替できる機械が会場にあるらしい。 [注 インターネットでアクセスできるホームページ。 ペットにあげるおやつをダウンロードしたり、 自分のペット自慢ができる掲示板などがある] さて、会場に入ると手に手紙を持っている モモの石像がお出迎えしてくれました。 その周りには、昨年8種に増えたキャラたちが それぞれモニタに映り、プリティなダンスをしています。 さらにその脇には隠れキャラのポスターが 貼ってありました。 ポスペビギナーのオイラには、貴重な情報ソースです。 そのなかでも一番オイラの目を引いたのが 『キングポストマン』でした。 ポストマンの上司で、普段はサーバー内で働いている・・・ という主旨のことが書かれてありますが、 どんなときに出てくるのかについては いっさい触れていません。 だからこそ隠れキャラなんですが、 かえって気になるんですよう。 ここで、「サーバーってなんだ?」 と思う方がきっといると思います。でも、ご心配なく。 そんな初心者にも分かりやすいように、第2の部屋には、 メールの仕組みがポストペットを使って、 図解されているのです。 「手紙を集めるのは、郵便局。Eメールにとっての 郵便局がサーバー・・・」といったように オイラでも簡単に理解できるほどの解説です。 ポスペの歴史もここで見られます。 そして、この第2の部屋は、 「モモの実物大のお部屋」でした。 女性たちに 「部屋をバックにして、 シャッター押してもらえますかあ?にこにこ」と、 何度も頼まれました。 「きっと、デジカメを持っていたから 頼みやすいんだな」 とブツブツ言いながらも、 元気に「はいはい」言って押しまくりました。 この部屋には、月に降り立ったり、 ピラミッドを背にしたり、 とげぬき地蔵にておばあちゃんたちに囲まれる 実写版モモがいました。 ちょっと「ガチャピン」みたいな出没のしかたです。 ほかにも“落書きから生まれたキャラたち”と題して、 鉛筆か何かで書きなぐったポスペキャラの原画が 展示されていました。
熱中するあまり、ここまで30分以上の時間を 要しています。周りは女性ばかり。 男性がいたとしても、多くはカップル。 オイラは貴重な絶滅種のような、男ひとり。 まずいので、最後の部屋に移動します。 そこには、神社のようなものが設置されていました。 なになに“プラグ院”。さい銭箱とおみくじがあるぞ。 うおー、ほんとに神社だ! ここでやっと、さきほどの10ペットの使い道が 分かりました。 さい銭箱に入れてお参りするか、 おみくじ機にガチャガチャの要領でコインを入れて回せば、 運勢が分かるのです。 オイラはもったいないので、 コインを使わずに持って帰ってきましたが、 持って帰りたかったのです、コイン! 1人で来たらコインは1枚。 単独男は、おみくじとお持ち帰りと両方を楽しめないので、 オイラは複数で行くことをおすすめします。 壁にかかった額縁などを眺めていると、 何やら、世界から絶賛の声が寄せられているのに 気がつきました。 そのなかの一つを紹介してみましょう。 「ポストペットはただの電子メールソフト と思っていたんだけども、いざ触ってみたら ポストペットのキャラって ディズニーのキャラと同じくらい楽しんでもらえることが わかった。それも世界的に・・・」。 ニコラス・コー ほ、ほう。ニコラス・コーさんも絶賛ですね。 ところで、ニコラス・コーさんって誰だろう? さぁ、展示めぐりも佳境です。 最後の部屋の中央にはポストペットパークのジオラマや、 ポスペグッズのすべてが展示されています。 ぬいぐるみはもちろん、“なりきりモモ”と名付けられた お約束の着ぐるみ、マウスパッドなどなど。 けっこう物欲をそそるんですよ、これが。 オイラが最も気に入ったのは、モモがプリントされた リンガーTシャツ(袖と襟がカラーで縁取りされた 体育着のようなTシャツ)だったのです。 キャラが目立ちすぎないとでもいうんでしょうか。 着てても恥ずかしいとは思わせないような 「普通っぽさ」を持っているんですね。 たとえば、プロレスのグッズだと、闘魂だとか、飛龍だとか ちょっと気恥ずかしいロゴが多いのですが、 ポスペグッズにはそれがない。派手すぎないんです。 比べちゃいけないか?! 物欲もりもり状態のオイラは、あわてて 併設されているショップに行きましたが、 お目当てのTシャツは売り切れでした。 残念。 開催中4回もショップにだけは通っているという お客さんに聞いたところによると、それだけ足を運んでも なかなか手に入らないグッズが多いそうです。 だからこそますます欲しくなる。 なるほどねえ、こうなってみたら、オイラも欲しくて たまらなくなってきました。 今年の夏はポスペTと、ほぼ日のおさるTで過ごそう と思ったんですが。
急に気を取り直し、仕事モード。 来ていた人たちに 片っ端からインタビューを試みてみました。 まず、神奈川県から来たという学生3人組です。 JARO 「ポストペットはやられてるんですか?」 3人 「いえ、やってません」。 JARO 「それじゃなぜ?」 3人 「何年か前にテレビでやっていたCMを見て、 かわいい! と思ってからです」。 JARO 「実際にやってみたいとは思いませんか?」 3人のうちの1人 「やってみたいんですけど、 コンピュータって、すごいお金がかかりそうな気がするし それだったら、少ないバイト代で買えるグッズとかで 今は充分です」。
うーん、いくらiMacが10万円台だとはいっても そう簡単に学生が手にできる値段ではないからなあ。 さて、次は今回で2回目の来場、コンピュータ歴約10年の カップルさんです。
「やっぱり、かわいいキャラ性もそうですが、 普通のメールソフトでは味わえない楽しみが つまっていますよ。メール1通1通に愛着というか、 大切に読もうという気も起きますしね」。 そして、最後にショップの店員さん3人にお伺いしました。 まず、当日バイトにきたばかりのシゲマツさん。 「えっ? ポストペットって何に使うものなんですか?」 強気な人生送りそうだなぁ、この人。 続いてレジの横で、商品名の読み出しが素早いアサダさん。 「バッヂ1点、ガム1点、おやつ1点、 キャンディ1点・・・」。 忙しそうにしてるので、 ポストペットについては聞けずじまいでした。 最後にレジ打ちが冴えるカジウラさんです。 今のお客さんが支払っている間に、 次のお客さんをさばいています。 この調子でなおかつ4時間待ちが本当だったら、 すごい話ですぜ。 「ポストペット? やってません。ガハハハ。 コンピュータは持ってるんですけどね。ガハハハ」。 お仕事に差し障りがあるといけないので、 これにて店員さんへのインタビューは終了します。
駆け足で見たポスぺ展でしたが、 来るお客さん、来るお客さんの目が輝いていた。 ある人は、キャラに夢中になり、グッズに目をみはる。 またある人は隠れキャラを見つけたり、 ペットがつける秘密日記、ペットが見つけてくる宝物に ゲーム性を感じて、関連した情報を求めに来る。 そうかと思えば、ペットとして飼うことを楽しんでいたり インターネットで行き来できる仮想都市 ポストペットパークに夢を馳せる。 知らないうちに、 オイラもすっかりその輪に組み込まれていたようでした。 ただ、1つ心残りだったのは 「メールとか、インタネは分からないけどお、 なんかカワイイしぃ」。 そんなすっごく若々しい生声に触れられなかったことです。 インターネットのことを果たしてインタネ と呼ぶのかは定かではありませんが、 ぜひ聞きたかったです。 気が付いたら、もう、外は真っ暗でした。 春がすぐそことは言え、まだ昼は短いです。 ポストペットエキスポは、コンピュータをやらない人でも 少しだけキャラを知っているだけで、ほんと、楽しめます。 JAROが嘘、おおげさなしでおすすめます。 ちなみに、期間は今度の日曜日、28日までです。 ついでみたいにさりげなく告知しておきますが、 オイラのビッグマウスハムスターと ポストペットしてくれる人がいましたら下記へ。 momon@1101.com |
1999-02-26-FRI
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