POST
postman@1101.comから。

第12回

あ〜、寒くなりましたね。
西田部長もコートなんか着てくるようになりました。
このまま、どんどん寒くなるんですぜ、旦那。
そういうわけで、寒さを吹き飛ばすには、この男。
ひさびさの登場ですが、あいかわらず熱い!

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「電話帳」 
文:スター又吉究(24)

みなさんは
NTTのハローページという電話帳の、
名前の横にたまにカッコがついていて、
そこに「歯科医」とか「会計士」とか、
職業が記載されているのをご存じだろうか。

これはその個人の電話番号が単なる住居用ではなく、
業務用として登録されていることを表している。
業務用で登録すると、月々の基本料金が
2600円高くなるのだが、そのかわり
タウンページという職業別電話帳にも
別に載っけてくれるので、けっこうな宣伝になる。

実は去る4月、
オレはこれに「スター」で登録できないもんかと思い
NTTに電話を入れてみたのだが、
「登録なら10月にした方がいいですよ、
今登録したら来月から2600円増えますが、
締め切りは11月になっているので、それまでに登録すれば
翌年の電話帳には間に合いますから」
ということだった。
そこで10月2日、もう一度問い合わせてみた。

ハローページでオレの名前をひいた時、
「又吉究(スター)」となっていたら
これはもうメチャメチャかっこいいではないか。
たぶん日本初のことだろうし、タウンページにも
オレひとりだけ「スター」で載るだろうし、
それだけで歴史に残る重要な挑戦ではないか。
2600円払います、惜しくありませんよNTT君、
というかんじである。

はいっ、ここで今
「なんだよこいつ、バカじゃねーの。
出来るワケないじゃん」と思った人、
タウンページを開いて頂きたい。
そしてパラパラとめくって頂きたい。
ホラ、あるでしょ変なのが。
「トタン」とか「サンゴ」とか「シャッター」とか。
ね、やった事もない人にそういう事言われたくないの。
職業「サンゴ」の人が挑戦したから今「サンゴ」があるの。
人の挑戦に「無理だからやめとけ」
だの何だの言うヤツに限って、
失敗したら「ホラ見ろ、言わんこっちゃ無い」とか、
成功したらしたで
「オレだってやってりゃあれぐらい出来た」だの言うの。
そういうのをね、関西弁ではヘタレっていうの。
いっとかなあかんちゃうの。

ちょっと難しいかもしれないとも思ったが、
オレには過去2年間
「スター」で国に納税しているという実績がある。
たぶん、にしきのあきらも応援してくれる。
いや、本当のこと言うと、
にしきのあきらはあんまし好きじゃない、
っていうかいつもは敵視してるくらいなんだけど、
事ここに至っては共闘もやぶさかでないとまで
考えていたのだ。

さて、電話を入れると受付のお姉さんは
明らかに動揺したかんじで、
「ス、スターですか。あ、あの星のヤツですか」
と言った。
「そうです、職業はスターです。
納税も『スター』でしています。
タウンページにそういう職種がなければ、
新たに作って頂けませんでしょうか。
例えばカラオケ関連の職種とかは、最近新たにできた
わけですよね。場合によってはタウンページは
『芸能』の欄に含んでもらっても構いませんが、
あくまで登録の方は『スター』ということで、
ハローページの方はちゃんと後ろの方にカッコで
『スター』として頂きたいんですが。」

こっちは必死である。
が、向こうの言うとおり、あっちに電話したり
こっちに電話したりして2時間くらい頑張ったが、
全くラチがあかない。「出来ません」の一点張りである。
それでは「ならば理由を聞かせて頂きたい。」と言うと、
それではということで責任者が出てきた。
ところが理由はないのである。
そのあたりはまあ社会の動向等見据えつつ
善処していきたいが、現時点では諦めて頂きたい、
そういう要望があったということは
確認致しましたごきげんよう、というのである。

スターだけでなく「芸術家」でも、やっぱりダメであった。
「芸術家」という欄も今は存在しないし、
新たに作る予定もないということだった。

オレはマンガも書く。
俳優としてドラマにも出演する。
モデルもする。
写真も撮る。
歌も歌う。
作詞も作曲もする。
小説もエッセイも詩も書く。
オブジェも作る。
絵も描く。

素人の趣味ではない。
全部を合わせれば今までに500万円以上カルく、
ではないけどそれくらい稼いでいる。
もちろんあまり有名でないことは自分でもわかっている。
だがオレのような人間の職種は何になるのだ。
だから自分で「スター」を名乗ってるんじゃないか。
「きらめき」を金にかえているのだ。
橋本治さんもアラーキーも三代目魚武濱田成夫さんも
ブーツィーコリンズも坂本スミ子さんも
よしお君もさっちゃんも
「キミはスターだ」と言っていたのだ。
他の職業は載っけるのに、えこひいきじゃないか。
オレも命張ってスターをやっているんだ。
えこひいきだ。

と、泣きついてもやっぱりダメであった。
怒ってもダメ、泣いてもダメ、笑ってもダメであった。
ちなみに聞いたら、「フリーター」もダメだった。
唯一の救いはその責任者の、
「私も30年この仕事をやっていますが、
こういうのは初めての要望です」
というセリフだった。
「サンゴ」の人は何て言って説得したんだろう。
メール下さい。

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電話帳への登録ね。考えたこともありませんでしたね。
スターで登録できる日がくることをお祈りいたします。
文中にもありますが、スター又吉究さんっていろいろ
やってるんですね。検索エンジンgooに「又吉究」と
入れて検索したら、ライブ活動とか、俳優業、
ある漫画賞で佳作になっていた事実が判明しました。

近々、又吉究さんの突撃取材を企んでます。
「ホントはどんな人なのか?」
スターさんに質問がある人は、postman@1101.comまで
質問をメールしてくださいね。

さて、次のメールは「ダイニング部への道場破り第2弾!」
そういえば、9月30日に道場破りのメールがきてたっけ?
ダイニング部の看板、もっていかれてたんですね。
すっかり忘れてました、ごめんなさいね。

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「道場破り2」

たのもー。たのもー。
これは、またまた
ダイニング部への道場破りメールであーる。

なんだなんだ、ダイニング部。
人が道場破りして看板まで持って帰るって言ったのに
何事もなかったかのようにサンマなんぞ焼きおってぇー。
うーーん。おいしそうだったぞ。
香りまで漂ってきそうだったぞ。
めっちゃ、くやしいぞぉ。
やいやい、
こちとらがいただいた、いや
正確には、
いただいたつもりになっている
ダイニング部の看板。
どうすりゃいいんだ。
正直言うと、道場破りなんてしたことないから
処理に困っているんだぞぉ。
うちは2LDKにおばあちゃんも一緒に住んでるから
置いとく場所だってないんだぞぉ。
http://www.246.ne.jp/~den1/
にほかしてあるから持って帰りやがれぇ。
も、持って帰ってもいいぞぉ。
も、も、持って帰ってくださぁーい。

ええええーい。
悔しいから、帰り際に
我が家の秘伝料理その2をお見舞いしてやる!
料理研究家の人に教わった秘伝の鍋じゃあ。覚悟せよ。
簡単だぞぉ。うまいんだぞぉ。

「はっとんしょう鍋」
○材料:白菜半分。ひね生姜1塊。豚コマ350g。
●まず、白菜を切る。ザクザク切る。
 次に生姜を刻む。細い棒状にとんとん刻む。
 生姜ひと塊ぶん刻む。
●刻んだ白菜の3分の1を鍋の底に敷く。
 その上に用意した豚コマの3分の1を敷く。
 その上に刻んだ生姜の3分の1をぱらぱら敷く。
 その上から塩コショウする。
●白菜、豚コマ、生姜、塩コショウの重ねを
 さらに2回繰り返す。
「はっとんしょう・はっとんしょう・はっとんしょう」
 の3段重ねができあがる。
●鍋に水を注いで火にかける。
●煮えたらポン酢ではふはふ食べる。  以上。

どうだどうだどうだぁぁぁ。
簡単そうであろう。
おいしそうであろう。
作ってみようと思ったであろう。

そちらが「参った」と言ったと勝手に判断して
今日は道場の・・・と思ったが、
今日はもう何も持って帰らないぞぉ。
うちは2LDKなんだ。狭いんだぞぉ。
もう何も持って帰ってあげないのだぞぉ。
どわははははははは。
さらばである。
どわははははははは。
では、さらばである。
どぅわはははははは。
ちゃんと看板取りに来るのだぞぉ。
どぅわははははははは。  

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あーっ、ホントだ。
ダイニング部の看板がこんなところに!
http://www.246.ne.jp/~den1/
↑ここをクリックしたら、「福田家の食卓」という
ホームページに行って、そしたら、そこに看板が・・・。
「福田家」さん、なかなかやりますな。
ところで、当のダイニング部長は
この状況をどう見てるのか?
報告ついでにご意見をうかがってみました。
「え〜、べつにぃ〜」との冷めたお返事。
でも、「私も絵、描いちゃおうかな!」なんて
言ってたから
ダイニング部長の勝負魂に火をつけたことは
確かなようですぜ、「福田家」さん。
ちかぢか、看板をとりもどしに行くかもしれません。

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物々交換だぜ、ベイベー!

カプラー
象さんに見えるのは、
ぼくだけだろうか?
さて、
ここでみなさんにご提案。
いっちょ物々交換しませんか。
ブツ? 
こいつはすごいっすよ。
あの森川さんが
じきじきに購入したという
レアな逸品です。
その名も
『音響カプラ XAC-1 
14,400bps高速対応』です。
ちなみに、
お値段は¥11,800です。
なんだそりゃ、
という人は写真を見てください。

わかりましたかぁ、わかりませんよねぇ。
そんな人(オイラ)のためにも、
パッケージに印刷されている説明書きを
原文のまま引用してみました。

「身近になったパソコン通信とファクス、
場所を選ばない通信が、
ビジネスチャンスを逃しません。
ビジネスマンには、必須のアイテムです」

「物理速度14,400bpsの高速通信をサポートする
音響カプラです。ビジネスホンや公衆電話の受話器に
直接取り付けてデータ通信できるツールです。
サブノート、カード(内臓)モデムと共に
持ち歩く通信ツールとして最適です。」

ふむふむ。つまり、コンピュータやモデムに
カプラをつないで、受話器とドッキングさせると、
データのやりとりができるという当時としては
超便利なスグレモノらしいですね。
詳しい者にきくと、14,400bpsというところが、
当時からコンピュータに親しんでいたマニアには、
たまらない魅力だそうです。

コレ、実は「竹中くんを探せ第2弾」の
賞品だったのですが、カプラと言われても何のことだか
イメージがつかめなかった人がことのほか
多かったようです。
オイラもです。
で、応募ゼロの賞品は捨てると書いてありましたが、
前言撤回します。

今どきほしい人もいるとは思えないけど、
それでも欲しいという人・・・いませんか。
買えとはいいませんが、タダともいいません。
ナイスな物と物々交換しましょう。
なんもいいっす、何かください。

我こそはと立ち上がった読者の方、
「これ」と交換ってのはどうだ! の「これ」を書いて
メールをください。「これ」の詳しい説明もつけてね。
送り先は gimura@1101.com です。
お名前、住所、電話番号、
「これ」のアピールも忘れずにね。
締め切りは、11月16日(月曜日)18時です。

では、今回は、このへんで。
それでは、みなさん、ごきげんよう。

1998-11-08-SAT

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