ポカスカジャンの脱線マガジン。

ツアー日記

8月24日(火) 長崎

今日は朝7時に起きて、広島から長崎への移動。
途中WOWOWの撮影があるにしても、8時間の大移動だ。
俺の今回のツアーの心配ごととして、
『自分の下半身三重苦』というのがあり(椎間板ヘルニア、
痔、ヘルペス)、このうちヘルニアと痔に関しては、
車の移動中、つまりずっと座っているのが一番悪いので、
ツアー前からかなり気にしていた。
今までのところ『下半身三重苦』に
異状が認められていないのが不思議なくらいだ。
このままでいて欲しいものだ。
STAY BODY イエー。

さて今日は、佐世保の省吾の実家に泊めてもらうことに
なっている。かなりのご馳走を作って待っていてくれる
と聞いて、朝からあまり食べないようにして、
ついに夕方、省吾の家に到着。
新築したばかりで、省吾もまだ見たことのないという家は、
かなり大きくてキレイで絵に描いたような中流家庭といった
ところだ。
その昔、省吾が「幸福すぎたゆえにグレた」と言ったのを
思い出し、うなずく俺と玉井。

家に入ってまず、お父さん、お母さん、妹のかおりちゃん
(去年結婚して現在妊娠4ヶ月)にあいさつしてから、
お父さんに部屋の1つ1つを見せてもらった。
(というか、お父さんが説明したかったらしい)。
ここで驚いたのが、省吾のお父さんは、個展をひらくほど
絵が上手だということ。
なぜか、オードリー・ヘップバーンやマドンナといった
アメリカの女性ばかりを描いているのだが、
2階にその絵を展示する部屋、そして絵を描く部屋が
ちゃんとあるのだから、ただの趣味とは
いえないほどだった。
しかも読者好きということで、これまた省吾(俺が貸した
『リング』を1ヶ月かけてようやく読み終える男)とは
正反対だ。
体形や顔はそっくりなのに、不思議だなあ。

ひととおり部屋を見せてもらい、さあ待ちに待った夕食。
これはすごい、とにかくすごい。
2つ並べたテーブルからあふれんばかりの豪華料理。
お父さんが釣ってきたキスの天ぷら、刺し身、お寿司。
お父さんが作ったポテトサラダ(俺の大好物)、
エビの唐揚げ、などなど。
ざっと見ただけでも間違いなく15人前はあった。

乾杯が終わり、いよいよ料理を口に運ぶ。
いや、これがうまいのなんのって。
特にお父さんが自分て釣ってさばいたキスはサイコー!
本当に、お父さん、お母さん、かおりちゃん、ありがとう。
でも、俺たちの胃袋が破裂しそうなくらいに食べたあと、
お母さんが「じゃあご飯と食べると?」と言いだして、
「いや、もうお腹一杯です」って言った僕らに
お母さんが「あら、小食やね」って言ったときは、
「この家は、一体毎日どんな量の食事を摂ってるんだろう」
と首をかしげずにはいられなかった。

さあ、明日は省吾の凱旋LIVEだ。
成功することを祈って、おやすみなさい。

P.S.
お父さんに省吾の結婚のことを相談された時は、
本当に困りました。だって・・・。

(PSJ/大久保乃武夫)

1999-08-29-SUN

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