ミグノンプラン できることをできるぶんだけ、たのしく。

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2016/09/23 23:40
具体的な活動を伝える大切さ

友森さん
「動物愛護活動に賛同してくれる人は
ものすごく多いし、
杉並区の動物相談員は年々増えていて
いろんな講義を受講していただけるんですが、
じっさいに動く人が少ないのは
じつは変わりありません。
具体的には、現場でねこを捕獲する人、
運搬したり清掃したり、留守番をする人、
みんな少ないです」

糸井
「具体的にどういう動物がいて
何をやっているのか、
具体的に見えていないのがいけないのかもね。

ぼくの知り合いに、
独身で子どもがいない人がいて、
近所の小学生の横断歩道で旗で誘導する活動を
「それならできますよ」と
やってた人がいます。

横断歩道の旗に比べれば、
猫の捕獲は活動が知られていません。
でも、ご近所に猫がいたときには
ここにつれてきますので運んでください、とか
やることがわかると
急にできるようになると思います。
ボランティアのみなさんを動かす、
簡単な行政ができていないんじゃないかな?
能力の長けたスーパーマンがいて
『あの人えらいわ』
と言われている時期は終わったのかな」

友森さん
「じゃあ、たとえば
猫の哺乳、って
はっきり指定すればいいんですね」

糸井
「そうですね。
ボランティアを募って
みんなのちからを必要とする側がもっと
自分たちのことを
あらわすべきなんだと思います。
お手伝いをしてくれるのがうれしいわ、
というおかあさんはいても、
『おかあさんはこれをやってくれたらうれしい』
と言えるおかあさんは少ない。
でも、そうすべきときが来ていると思います」

友森さん
「申し込んでくれるボランティアは
たくさんいるけど
動けるボランティアが少ないというのが
いま大きな問題なので、
活動をもう少し細分化して
伝えるべきなんですね」

 


 
2016/09/23 23:28
見ていること

友森さん
「さきほど町田さんのお話にありましたが、
みなさんがお住まいの地域で
具合が悪そうな猫ちゃんを見た方、
いらっしゃいますか?

そういう子を、
町田さんみたいな人が
引き取ってくださるといいのですが、
やっぱり見つけた人が愛護センターに
通報してしまうことが
多いのかもしれません。

その猫が、エイズ、白血病、FIPなど、
ダブルキャリア、トリプルキャリアであれば、
譲渡がすごくむずかしいんです。
すでに愛護センターには
子猫がいっぱい収容されているので、
愛護センターに通報したばっかりに
その猫は引取り手がつかず、
処分の対象になってしまいます。
こういうことを、もう少し
地元で解決できないかな?
と思っています」

糸井
「もしかしたら、
親しみがなくなっていることが
根本にあるのかもしれないですね。
たとえば、バリ島とかにいくと、
道で犬が寝ています。
どこの犬? って訊いても、みんな知らないのに、
その犬のことはよく見て知っているんです。
つまり、親しみを感じているんですね。

でも、いまは犬を見ても
具合の悪い猫を見ても
見ないようにする、無関係にする、
ということが基本姿勢になってしまっています。
地域猫の活動は、見た人がはじめたことです。
人がそれを見るようにしたために
はじまった活動だと言えます」

友森さん
「そうですね、
町田家みたいになったらだめだから、
みたいなことで、
みんなが見ないように
するのかもしれませんね」

町田さん
「そうですね」

友森さん
「でも私は犬や猫をつかまえるだけでなく、
交通事故にあった人とか
認知症の人も道で保護しています」

糸井
「ですから、友森さんは
思いっきり見てる人なんですよ。
友森さんほどじゃなくても、
薄くても、犬や猫が好きじゃなくても、
見てることは見てる、
という人が増えるのが大事な気がします。

友森さん
「あ、あのおばさんがえさやってる猫だよ、
とかね。
そうしたら、そのおばさんがいなくなったら
あの猫どうしたかな、って思えますね」

糸井
「ぼくは最近まで、犬は好きだったけど
猫に興味があまりありませんでした。
でも、自分が犬と暮らすようになって、
犬をとおして猫を見る回数が増えていきました。
あんまり好きじゃなかったはずなのに、
気になるようになって、
幸せやら不幸やらも、
考えるようになりました。
実体験として、
そういうことも起こり得るんです。

好きじゃなくても、
見るだけでいい、ということが
一歩すすむことにつながると思います」

 


 
2016/09/23 23:06
猫の気持ち

糸井
「犬が家に来たとき、
先住の猫はいやがりませんでしたか?」

町田さん
「いやがりましたね。
というより、猫の場合は──
いやこれはぼくが猫を
文学的にそう考えているだけかも
しれないんですけど、
なんだか不愉快そうにするんですよ。
友達に『怒ってるよね?』と
言うことがありますけど、あの顔です。
『怒ってるよね』
『ぜんぜん怒ってないよ』
『いや怒ってるよ』
といっているあいだにホンマに怒っていく、
そういう顔を猫はするんです」

水越先生
「犬はいやなときに
吠えたりして大騒ぎするけど、
猫のほうはわかりにくいんです。
かたまる、逃げてかくれる、
グルーミングしなくなる、
食欲がなくなる、というように
どちらかといえば
活動が低下する傾向にあります。
つまり、犬ほど反応が派手じゃないんです。

あたらしい家族が増えたけど
うちの猫はおちついてるんです、
とおっしゃる患者さんがいましたが、
そういう方に
『猫ちゃんをさわってみてください
かたいですか? やわらかいですか?』
と言ってみると、やっぱり
かたくなっていたりします。

町田さん
「ああ、わかります。
うちに、過去に虐待されていた犬が来たとき、
妻がどうしても用事で
ひと晩家をあけなくてはならず、
ぼくがひとりでみていたら、
夜中に急にそいつがきゅうに
立ちあがったんですよ。

25kgくらいの犬ですが、さわったら震えてて、
岩みたいに硬直していました。
『硬直ブルエ‥‥』
という言葉がとっさに頭に浮かびました。

『硬直ブルエて、お菓子の名前みたいやな。
こいつ彫刻みたいになっとるな。
硬直ブルエ、思いついてしもたけど‥‥
友達といたら、
硬直ブルエ、いうてる場合か!
とツッコんだと思うんですけども、
自分しかいなかったんで、
それもできませんでした」

友森さん
「町田さんのお話は
文学的でおもしろいですが、
水越先生にトークに入ってもらったので、
実用面も出て、さらによいですね」

糸井
「はい、今日先生がお話しくださった
固さの話はとても役にたちます」

 


 
2016/09/23 22:51
引っ越しまでの道のり

町田さん
「猫だけが家にいたとき、
ウィルスキャリアの猫と
そうでない猫の部屋を分けていました。
当然室内飼いですから、
分けてそれぞれの場所を確保するだけで
大変だったところに、
犬も来ましたものですから、
犬は犬で居場所が必要、
そのころ都心に居住していたのですが、
だんだん無理になっていきました。

とはいえ、都心は便利です。
医療も文化施設も充実しており、
コンサートなどにもいろいろ行けますが、
自分の実現したい
家の建設費を計算したところ
20億くらいかかることがわかり、
それでは原稿をいくら書いても
届かないと思い至り、
地方に移り住みました。

犬や猫だけのために
すべてを犠牲にして生きるのは
人間として無理なことです。
ですから、地方に越して、
自分の仕事場も確保することにしました。
ま、真っ先にその仕事場は
犬の部屋になったんですけれども」

 


 
2016/09/23 22:13
ねこが急にやってきた

町田さん
「最近やってきたのが1歳の犬なんですが
そのほかはみんな老犬で、
寝てるだけ、という感じでしてね、
だいぶ落ち着いてきました。

はじめにうちに来たのは猫です。
猫が家にいると、人から
猫好きなんですねー、
よくそんないっぱい猫を飼いますねー、
などと言われますが、
そういうことじゃないんです。
ある日、凶悪なボランティアが
一匹の猫を連れてきた、それだけです。
そのうえに凶悪な妻が
さらに猫、犬などを連れてきたという事情も
あるのですが‥‥。

そのボランティアの人は
ある嵐の晩、仕事場に
ピンポンしてきたんです。
『何をこんな時間に仕事場に、
ずぶぬれになってどうしたんだ』
と思いました。
ま、急に来たんじゃなくて
前からやりとりがあった人なんですけどね。

白血病、腹膜炎、いろいろ併発して
死にそうになっている猫が
近所にいっぱいいたんです。
そこの地域で活動しているボランティアさんに
すこしならうちで面倒見ますよ、
と口走ってしまったら
こうなってしまいました」

友森さん
「それは、無作為に
町田さんのところに
来たわけじゃないんですね?」

町田さん
「無作為詐欺ではありません」

 



 
2016/09/23 22:13
町田家の動物たち

友森さん
「ではまず、ネタの宝庫の町田家ですが、
どのようにして町田さんの家に
動物たちがやってきたか、
教えていただけますか」

糸井
「いったいいま何匹いるんですか?」

町田さん
「猫7犬4です」

合計11。

 


 
2016/09/23 22:06
ばらされている

さきほどの場内アナウンスが
町田康さんだったと
ばらされているときの
町田さんの表情です。

場内アナウンスをしてもらおうと
思いついたのは友森さんだそうです。

 


 
2016/09/23 22:02
4人のトークがはじまりました

休憩時間をはさんで
4人のトークがはじまりました。

 




 
2016/09/23 22:00
休憩時間

美雨さんの歌、ショウイチさんのギター、
そして水越先生の行動学のお話が
終わり、
前半戦終了です。
おつかれさまでしたー。

舞台監督は、いぬねこなかまフェスでも
やってくださった福田さん。
いまでは、ミグノンでお散歩ボランティアを
されています。

後半戦のスタートです。

 



 
2016/09/23 21:49
気をつけよう

いぬもねこも争いごとを避けているのに、
知らないあいだに私たちが
威嚇の姿勢をとってしまうこともあるようです。
うん、思いあたります。

水越先生
「ああかわいい、といって
じーっと目をみながら近寄っていくと
いぬは、異常に威嚇された、
ああ怖かった、と思うんです。
いぬの咬傷事故が子どもにすごく多いのは
そのせいです。
子どもはいぬと目線の高さが同じで、
じっとみて寄っていきますよね?
子どものときにいぬに咬まれると
いぬ嫌いになってしまう」

水越先生は小学校低学年に向けて
咬傷事故防止プログラム
「犬と仲良くなるための教室」を
開いていらっしゃるそうです。

今日先生から聞いたことで、
犬の姿勢と表情をよく見ようと思いました。

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