レ・ロマネスクさんといっしょに派手な棚卸し

6月30日、それは株式会社ほぼ日の棚卸しの日──。
ほぼ全社員がそれぞれの仕事の手をとめ、
倉庫にある商品を数えて申請する。
地味でだいじな一日です。
そこに立ちあがってくださったのが、このおふたり。
企業にとってかなり重要なこの日が、
このまま地味でありつづけてよいのか? 
そして、会社の棚卸しをしたはいいものの、
己の棚卸しについては、みんなどう思っているのでしょう? 
さあ、みなさん! 積み残しはありませんか? 
棚卸しとともに、クローゼットと心のデトックス。
みんないっしょに、レッツ・カウント!

協力:
株式会社バニーイヤーさん
株式会社ジグさん
株式会社アイコさん
株式会社丸惣さん

レ・ロマネスク ワンマンライブのお知らせ
11月18日(土)、
水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)で
レ・ロマネスクさんのアルバムリリース記念のワンマンライブ
「東京グランド リサイタル 2017秋」があります。
チケット発売は7月8日(土)。
くわしくはこちらをごらんください。
sugano

今年は、派手な棚卸しを
やります

2017/06/29 10:41
みなさま、おはようございます。

突然本日より開きましたこのページ、
いったい何かと申しますと、
タイトル下の説明のとおりで、
ほぼ日の「棚卸し」を
明日6月30日の朝から
テキスト中継する、というものです。

今年はそのイベントに、なんと、
レ・ロマネスクのおふたりが
特別参加してくださいます。今日はその予告です。


※写真は、レ・ロマネスクTOBIのひどい目。
おふたりが出てくださったときの写真です。
sugano

レ・ロマネスク

2017/06/29 11:41
レ・ロマネスクは、
TOBI(トビー)さんと
MIYA(ミーヤ)さんにより
フランスのパリで結成されたデュオ。
世界12カ国50都市以上で公演したのち、
2011年、フジロック出演を機に帰国。
NHK Eテレ「お伝と伝じろう」
メインキャストとなり、
シングル『祝っていた』で日本デビュー。
『飴と飴』『トゥーマッチ売りの少女』など、
シングルを連続リリース
秋には初のアルバム作品
『レロマテラピー』リリース予定。

ほぼ日では
レ・ロマネスクTOBIのひどい目。
お世話になっています。

公式WEBサイトはこちらです。


※写真は、レ・ロマネスクのピンク色の人生。
おふたりが出てくださったときの写真です。
sugano

派手な棚卸し、
とは?

2017/06/29 12:46
そもそもなぜ、今年は
派手というコンセプトになったのでしょう。
ゲストであるレ・ロマネスクのTOBIさんに
うかがうことにしました。

「なぜって‥‥。急にみなさんが
今年、ほぼ日の棚卸しに参加してみませんか?
って、ものすごくラフに
声をかけてきたから‥‥ですよね?

ま、きっかけはそうなんですけれども、
そこで、どんな棚卸しにしようという話になりまして。
聞けば、棚卸しは、
とても地味な作業だ、というじゃありませんか。

とはいえ、ぼくはフランスに渡る前の20代の頃、
入社する会社が次々に倒産していくという
人生の負のスパイラルの渦中にいまして、
勤務していた古本屋さんも
大手チェーンに買収されました。
その頃は毎月25日に棚卸しがあり、
じつをいうと棚卸しフレンドリーな人間です。

最も早く本を数えるのに適しているのは
3、3、3、1と
10ごと数えていく方法ですが、
これは『パパパン、パパパン、パパパン、パン』の
一本締めの手拍子のやり方と同じです。
つまり10を数えることをくり返すと
一本締めをくり返すことになるのです。
棚卸しは『お祭り』なんです」

お祭り‥‥? 

※写真はTOBIさんが今宵TOBICHIはパーティー仕様
出てくださったときの写真です。
sugano

残りの半年を、
ぜんぜん違う気持ちで!

2017/06/29 13:46
TOBIさんは、こうおっしゃいます。

「ほぼ日にお勤めのみなさんは、
想像するに、みなさんおだやかで、
オーガニック系の方々でしょう。
凝ったいでたちの方も、
数人おられるかもしれませんが、
おしなべてナチュラルメイク、ナチュラルヘア、
ナチュラルウエア、自然体でいらっしゃいます。
だからこそ、みなさんほぼ日に
入社したんですものね?」

は‥‥はい。

「コスプレとか、なさったこともないでしょう」

ありません‥‥あ、ほぼ日の宴会で
赤い全身タイツを着たことがありますが、
ほとんどのスタッフはそんな機会は皆無でしょう。

「その、タイツを着た瞬間、
ちょっと違う気分になりませんでしたか?」

あ、なりました。

「そうなんです。
ふだんと違う服を着ると、
ぜんっぜん、気持ちが変わります。
それだけじゃない。
違う人間に生まれ変わります」

ええ? 生まれ変わり‥‥。

「嘘じゃありません。

残り半年を強く生きるために、
別の人間に生まれ変わる意気込みで
棚卸しをしようではありませんか。
カツラひとつつけるだけで、
そうとう飛べると思います。

しかも、棚卸しは、
倉庫で自社の在庫を数えるという、
状況も心境も兼ね備える地味さ。

この機会に、
ご自宅のクローゼットにある、
『もう、捨てようかな』とさえ思っている、
邪魔で派手なものを着用して、
棚卸しの地味気分を吹き飛ばすのはいかがでしょう。
隣で数を数える同僚に
『あなたにこれ、どうかしら?』と譲って
自分のタンスの棚卸しもできる一石二鳥のチャンスです」


※写真は、TOBIさんが
レ・ロマネスクTOBIのひどい目。
出てくださったときの写真です。
sugano

派手になるコツ

2017/06/29 14:46
とはいえ、ほぼ日のみんなは
クローゼットにそんなに派手な服を
持っていないと思います。

「そうですよね、だからこそ、
ほぼ日に入社したんですものね?」

は、はい、まぁ‥‥。

「派手になる基本をお教えしましょう。
それは上半身です。
派手な靴下をいくら履いても、
パンツをこっそり派手にしても、
意味がありません。
小さい派手なピアス、これもダメ。
やるとしたら上半身の‥‥
もっと言えば、目です」

目?

「目の近くを派手にするのです」

なぜですか。

「簡単なのはカツラや鼻メガネ。
目のまわりを変化させると、
窓ガラスに自分の姿が映ったときに
『ああ、自分はいま仮装しているな』
ということがわかりやすいんです」

あくまで、自分との闘い、ということなんですね。

「ですから、このさい、
鼻メガネとカツラを
全員に支給するのはどうでしょう。
どこかの話のわかる懐深い
パーティグッズ大手企業が、
提供してくれないものでしょうか」

支給したとして、
ほぼ日のみんなは、着用してくれるかな‥‥。

「ですよね? 
だからこそ、ほぼ日に
入社したんですものね?  
でも、そのくらいでないと、
革新的な棚卸しにはならないと思います」


※写真は、スガノが個人的に持っていた写真です。
sugano

心を裸に

2017/06/29 15:46
TOBIさんはさらに
このように私たちを勇気づけてくれます。

「最初はちょっと抵抗があるかもしれません。
棚卸し会場で、なんでこんなに
パーティー感を出さなきゃいけないんだろう、と。
しかし、装飾品を徐々に徐々に身につけていくと、
不思議ですね、
だんだん自分が恥ずかしくなくなってきたことに
気づきはじめると思います。

そうなんですよ、みなさん。
装飾品がひとつ増えるごとに
心が裸になっていく
んです」

素直な、素のままの自分に出会える、
恥ずかしいことなんてなんにもない‥‥!


※写真は、スガノがレ・ロマネスクさんの
ヘッドホンコンサートに観客として行って、
「いま写真撮っていいですよ」と言われたときに
撮った写真と、そのとき客席にいた友人たちです。
sugano

マックスがいるから安心して

2017/06/29 16:46
TOBIさんはアドバイスの最後を
こう締めくくりました。

「おうちに眠っている服、
酔ったときに買ったもの、
お母さんに譲ってもらった意味不明の服、
着るいい機会です。
捨てる前に自分の棚卸し、
と思ってください。

派手な服を持っていない場合は
買うチャンスです。
気合いを入れていただいて大丈夫です。
そばにMAX=最大限(ぼくたち)が
いますからね。

カツラはとにかく、ドンキとかで安いから、
さあ、買って、買って」

ひぇーーー。


※写真は、見るからに地味なほぼ日の乗組員たちです。
sugano

ご提供いただいた派手グッズ

2017/06/29 17:06
そして‥‥TOBIさんのアドバイスにより、
おそるおそる相談したところ、
コスチュームグッズのプロたちが
小物大物をご提供くださることになりました。
タイトル下に「ご協力」のお名前が入っている
4社のみなさんです。
わけのわからない企画案だったと思いますが、
ありがとうございます。

その、ありがたいグッズを
棚卸し前日である今日のお昼に、
ほぼ日全スタッフがくじ引きし、
「何を着るか」を決めました。

TOBIさんが
「あたったものを軸に、
あすの自分を自ら演出できるから、
前もってお渡ししておいたほうがいいですよ」
というアドバイスを、また、くださったからです。

物流王子の
豆腐一丁付箋を折ってくじを作りました。
みんな真っ白な心でくじ引きです。
dokusha

みんながくじ引きをするようすを
お伝えしつつメールをご紹介します

2017/06/29 18:12

私は二十歳の大学生です。
この前大きな棚を買いました。
これで部屋がすっきり片付くかと思ったら、
なんでもほうり込んでしまって
とてもだらしない状態です。
もちものがあまりにも多すぎるので、
一度全部だして、紙に書いて
棚卸しをしようと思ってました。
とてもタイムリーです。驚きました。

高校生のときに1日だけ本屋さんで
棚卸しのお手伝いをしたことがあります。
とてもたのしい思い出です。
ほぼ日の皆さんも楽しそうで羨ましいです。
明日お休みなのでお手伝いしたいくらいです。
テキスト中継を楽しみにしてます。
(歩)
dokusha

メールをご紹介します(みんなくじ引き中)

2017/06/29 19:17
斬新なアイデア、いいですね!
昔、小売り業に勤めていたとき、
本部社員や関連会社の社員も総出で行う
一大イベントだったことを思い出しました。
数ある売り場の中でも、
文房具売り場は大変!
お話にもあった通り、3.3.3.1で数えて
輪ゴムで束ねたりしていました。
皆さん、楽しく乗り切って下さいね。
(由)