長岡花火2011  打ち上げ 開始でございます! 8/1〜3 三夜連続で生中継 FROM 長岡&石巻!

─── 10年間アナウンスをしているということは、
小林さんは10年間、
長岡花火のお客さんになれていないわけですよね?
小林 そういうことになりますね。
─── 純粋なお客さんになって、
ゆっくり見たかったりはしませんか?
小林 そう思うときもあります(笑)。
娘がいるのですが、
長岡の花火を
1回もいっしょに見たことがないんですよ。
─── ああ、それはいっしょに見たいですね。
じゃあ、お嬢さんはいつも
お父さんといっしょに花火を?
小林 そうですね。
パパと、おばあちゃんと。
─── おいくつなんですか?
小林 9つです、4年生。
─── きっと小学校で人気者ですよね。
お母さんの声は有名ですから。
小林 どうなんでしょう、
最近はちょっと言われてるみたいですけど。
「打ち上げ開始でございますって、あれ、
 おまえんちの母ちゃん?」
みたいなことを。
─── へえー(笑)。
小林
「母ちゃん、どんな顔なの?」って。
─── あ、知らないんですね。
小林 知らないんです。
─── そうかー。
いや、じつはですね、
きょうお会いする前に長岡の街で
たくさんの地元の人に訊いてみたんですよ。
そしたら、
「打ち上げ開始でございます」というフレーズは、
全員がご存じでした。
小林 ええ、長岡の人なら知ってるはずです。
─── ところが、
「それを言っているのは
 どんな人か知ってますか?」と訊くと、
ほとんどがご存じなかったんです。
小林 当然ですよ、
私はほんとうに裏方ですから。
─── どういうかたなのか、
すごく気になると思うんですけど‥‥。
こういう取材はいままでに?
小林 ないです、ないです。
─── そうですか‥‥
なぜ取材に来ないんでしょう?
小林 いやぁ、
誰が言ってるのかっていうのは、
みなさん興味がないんだと思いますよ。
─── うーん‥‥
ぼくらはすごく気になって、興味津々で、
「どんな人が言ってるんだろう!」
って、ずっと話してたんですよ。
マネばっかりしてましたし。
小林 そうなんですか(笑)。
─── 花火大会を見る前には、
うちのコウノがマネをしてたんです。
長岡出身のコウノが、
「打ち上げ開始でございまぁす」と、
会社で言ってるのを聞いて、
「いやいや、そんなわけはないだろう」と。
小林 そんな尻上がりに言うわけないだろうって、
そう思いますよね(笑)。
─── ところが去年、花火大会に来たら、
ほんとに言ってる‥‥。
小林 ふふふ。
─── コウノさん。
コウノ はい?
─── そのマネを、ここでやってみませんか。
一同 おおー。
コウノ ご、ご本人の前でですか?
─── 記念になります。
コウノ ちょっと待ってください、心の準備が‥‥。
はい、じゃあ、やります。
─── やりますか?!
コウノ やります。


一同 おおーーー!(拍手)
コウノ すみません(赤面)。
─── えらい!
ご本人の前で、よくやりました。
コウノ みんなできるんです、長岡の女の子だったら。
小林 そうですよね。
─── では小林さん、
ひとつ本物のアナウンスを
お願いしてもよろしいでしょうか。
小林 あ、はい。
次は、どんなのがいいでしょう。
─── 今度は、長めのを聞いてみたいです。
小林 長めの‥‥
じゃあ、三尺玉にしましょうか。
─── 三尺玉!
あれはすごかった‥‥。
ぜひ、たっぷり、お願いします。
小林 じゃあ、三尺を。
小林 ‥‥はい。


一同 (拍手)
─── これは盛り上がりますねー。
小林 説明が長いほど力が入りますね。
「これから上がるよ」
っていう感じを伝えるために。
─── すばらしいなぁ〜。
この声を耳にして周囲は気づかないですか?
ご近所で、気づかれてませんか。
小林 さすがにご近所のかたは、ご存じです。
でも去年ぐらいからですね。
─── それまでは知られてなかった。
小林 もう、ほんとうに、
なんでもないお母さんですので。
近所をぶらぶらしてるんです、いつも(笑)。
─── そうですか。
小林 はい。
─── いつもはごく普通のお母さんだけど、
毎年8月2日になると、
長岡花火を盛り上げるために、やってくる。
‥‥かっこいいです。
小林 自転車に乗ってやってくるんですけど。
─── え、当日は、自転車で。
小林 はい、
本部のプレハブの下にポンととめて。
─── プレハブ。
アナウンスはプレハブの中で。
小林 そう、プレハブでやってます。
─── ‥‥すばらしい。

(つづきます)

2011-07-26-TUE