PHILADELPHIA
お医者さんと患者さん。
「遥か彼方で働くひとよ」が変わりました。

手紙211 日本のHIV サイエンスカフェ


こんにちは。

前回ご紹介した、
「科学を専門としない普通の方々が
科学的なことを仕事にしている人を囲んで、
お茶を飲んだりしながら、リラックスした雰囲気で
その人の専門分野の話を聞く、という集まり」の
サイエンス・カフェですが、
今週の月曜日の夜、そんなカフェのひとつに
お伺いすることができました。

当日は、わたしが思っていたよりも
ずっと多くの方々がお越しくださって、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。

この「ほぼ日」に最初に書いたのは1999年の4月です。
それ以来、細々と続けていますが、
一番うれしいのは読んだ方が
ご自分の感想をメールでくださることです。

「ほぼ日」でやってみたい、とわたしが思っていることは
基本的にはただひとつ、
「健康について、わたしが知っていることをお伝えする」
ということなのですが、
お届けしたい、と思っているものを
果たして、きちんと届けることができているのかどうかは
なかなかわかりにくいものでして、
これを知る手がかりは
送っていただくメールしかありません。

ですから、感想をメールで寄せていただくことを
本当に楽しみにしています。

今回は「ほぼ日」のサイトではなく、
とても静かでおしゃれなカフェで
聞いてくださる方々の反応を直接感じながら
その場で質問をお受けしつつ話を進めることができました。

また、来てくださった方々の多くは
「『ほぼ日』でこのサイエンスカフェのことを知った」と
おっしゃっていたので、
わたしのお伝えしたいことを
いつも読んでくださっているのは
こんな方々なのだなと思いながら、2時間あまり、
リアルバージョンの「ほぼ日」のような気分で
楽しい時間を過ごしました。

話を進めるうちに、
お聞きになる方の興味はどのようなところにあるのか、
何がわたしの話に足りないのか、などが
少しわかったような気がするので、
うまくいくかどうかわかりませんが
今後考えていきたいと思います。

学校や勉強会、というようなスタイルでなく、
お酒やコーヒーを飲みながら
とてもリラックスした雰囲気で進めるサイエンスカフェが
今後日本でも広がっていくと
話す方にとっても、聞く側にとっても
楽しいだろうなと思いました。

わたし自身も
もし、また話す機会があれば喜んで伺いたいと思いますし、
聞きに行ってみようと思います。

では、今日はこの辺で。
次回の内容については、これからちょっと考えます。

みなさま、どうぞお元気で。

本田美和子

2006-09-29-FRI

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