きっかけは、荒井良二さんと糸井重里の対談
「いろいろ似ていた。」のなかの
「第2回 『さよならペンギン』にぶっ飛ぶ。」です。
ちょっと引用しましょう。

---------------------------------------------------------
荒井 はい。で、もうひとつ、
   すごく影響を受けたのが、
   糸井さんと湯村(輝彦)さんの
   『さよならペンギン』だったですよ。
糸井 えっ。
荒井 あれは、ぶっ飛びましたね。
   で、すごく欲しかったんだけど、
   これ、家に持って帰って読んだら、
   たぶん、打ちのめされて
   自分の絵本がつくれなくなると思ったから
   買わずに本屋に置いとこうと決めたんです。
   それくらい、ぶっ飛んだ。
---------------------------------------------------------

対談の現場にい合わせた永田とモギは、
後日倉庫から「さよならペンギン」を探し出して、
あらためて読んで、
やっぱりやっぱりぶっ飛びました。
そして、絶版になっているこの本を、再度出版して、
気軽に手にとれるようにしたいと思ったのです。
早速、湯村輝彦さん、糸井重里にお願いをしてみると
快諾! でした。

ならば、ということでいろいろ調べてみると、
当時の出版社はもうこの世になくなっていました。
さらに、印刷のための版も、原画も
失われていることがわかりました。

ではどうやって復刻するのかというと、
「さよならペンギン」を解体して、
スキャンをして版をつくることになります。

しかし!
我々の手元には、「保存用」のものが
2冊あるのみ。
これらを解体するわけにはいきません。

そこで、みなさんにお願いがあります。

状態の良い「さよならペンギン」が
どこかにありませんでしょうか??

「さよならペンギン」には2種類の装丁があります。
一つは、水色の表紙の本。
(こちらは「ほぼ日」にもありません。)
もう一つが、赤と黄色の表紙の本です。
そのどちらでもかまいません。

お手元に、もしくは、実家のダンボールの中などに、
「さよならペンギン」を見つけましたら、
まずは、penguin@1101.com まで、
ご一報ください。
その後、もろもろ相談させてくださいませ。
「この本屋さんで見た」という情報でも
オッケーです。私たちが買いに行きます。

メールをいただくにあたり、ご注意が二つございます。

まず一つ目は、
発見された「さよならペンギン」は、
スキャンのために
解体されて、バラバラになります。

でも、ですよ!
復刻版が完成したあかつきには、
「さよならペンギン」の美本をご提供いただいた方に、
湯村輝彦さんと
糸井重里の直筆のサインをいれて
お届けいたします!

そして、二つ目は、
探しているのは
「さよならペンギン」です。
「情熱のペンギンごはん」
ではありません!

ざら紙でできた分厚い本、ではなくて、
カラー印刷のページ数の少ない絵本のほうです。

みなさま、大掃除の折や、
年末年始でご実家にお帰りになる機会などがありましたら、
「さよならペンギン」を捜索してみては
いただけないでしょうか。
よろしくおねがいいたします!

(乗組員・モギ)

2010-12-29-WED
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------