──
今回、お話をうかがって
子どもはスター、親はそのファン、
ということがよくわかりました。
みうら
だから、ファンができることは
「スターをよころばせる」
それだけなんですよね。
──
親が何か言ってきたときも
「ああ、ファンの方が何か言ってくれてるなー」
くらいに思っていればいいんですね。
みうら
相手が子どもだからという油断をなくし、
「ファンとして見守る」という態度に
徹するのがいいと思います。
──
スターに対しての態度を
わきまえないとなりませんね。
みうら
そうです。
スターに「あなたのことが好きです」と告白しても、
スターは「ぼくもきみが好きだよ!」って
言ってくれませんよね?
愛をかけたら愛を戻してくれると
思いがちな人生ですが、
それはたんなる思い込みとあきらめなくっちゃ。
──
ああ、それは両者がわかっておくべきことですね。
みうら
まぁ、親子関係を「愛」とか言ってしまうから、
ポーと顔が赤らむんですよ。
今回の展覧会で
糸井さんにつけていただいたタイトルは
「愛」じゃなくて「バカ」でした(笑)。
「親バカ子バカ」という言い方、
これだとみんながらくになりますね。
すべての「愛」を「バカ」と言い換えれば、
もっといろんな関係について
大きな声で言えるようになるんじゃないでしょうか。

今回の動画は、
みうらさんのお母さんが
まさかの「興信所を浪人中の息子につけていた」という
衝撃エピソードからスタートします。
子どもにはもう充分やってもらった、
親にも充分やってもらった、
これからは「バカ」でまいりましょう。
含蓄のある本日の動画をぜひごらんください。

第3回 「愛」を「バカ」に一括変換。

  • 1)親に相談をもちかけると探偵が登場します。
  • 2)部下に甘えてセクハラしてはいけないのと同じく、
      子にも甘えをもたないようにしましょう。
  • 3)感謝と計算ができれば人として充分です。
  • 4)「愛」という言葉をすべて「バカ」に変換しましょう。
2016-09-29 THU