BUSINESS
オトナ語の謎。
オレ的にはアグリーできかねるんだよね。

■  第68回 オトナ語出版編:その7 


全国のオフィスでがんばる諸先輩方、
お世話になっております。

発売日を控え、
宣伝会議も佳境に入ってきたようですが
ここでひとつお知らせがございます!

当初、11月下旬発売ということで
ご案内して参りましたが、
制作が少々ずれこんでおり、
発売日を12月5日ということで
正式にアナウンスいたしたいと思います。
皆様方におきましては
資金繰り等々、差し障りのある方も
いらっしゃるとは思いますが、
なにとぞご容赦いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
お世話になっております。

さて、なにやら宣伝会議に
新しい動きがあったようですが?



〜これまでのあらすじ〜
『オトナ語の謎。』を書籍化することが決まった。
大手出版社からの依頼が殺到するなか、
ほぼ日刊イトイ新聞は自社発行、および、
既存の流通を使わない販売を決意。
しかも、大きな広告費を投入せずに3万部を売れ、という。
この無謀なプロジェクトを裏で指示していたのは
なんと、糸井社長その人だった。
「いったいどうすればいいのか‥‥」
苦悩する渡辺本部長。進行役、長瀬雄一。
そして全国のオフィスから馳せ参じた諸先輩方。
お茶をいれる、わがし。議事録をとる、たみやん。
そのとき、ノックの音がした。
入ってきたのは、糸井社長の秘書、小早川秋子。
彼女は社長じきじきの命令を携えていた──。

長瀬雄一
「で、糸井社長からのミッションというのは?」

小早川秋子
「はい。それではこれをお読みください。
 わがしさん、たみやんさん、
 こちらのほうをみなさんに
 お配りしてもらえますでしょうか」

『オトナ語の謎。』発売にあたり、
プレスリリース用のキャッチコピーを募集する。


・キャッチコピーは、
 『オトナ語の謎。』の世界、その楽しさを
 一般ユーザーに広く知らしめるものとする。

・キャッチコピーは、
 媒体に送付する『オトナ語の謎。』の
 プレスリリースに使用する。

・キャッチコピーは、
 そのクオリティーによっては、
 正式な広告物等に使用する可能性がある。

・文字数などは各自の判断に任せるが、
 使用目的の広さを考慮すると
 汎用性の高いものがのぞましい。

・キャッチコピーの募集に際しては、
 締切などはとくに設けない。
 優秀作は当コーナーで随時発表していく。

・キャッチコピーの募集は、
 メールにてのみ受け付ける。
 宛先は、postman@1101.com
 その際、表題は「オトナ語コピー」とすること。

・キャッチコピーの審査は
 糸井重里本人がじきじきに行う。
                以上。

渡辺本部長
「‥‥む、これは」

長瀬雄一
「糸井社長みずから‥‥」

小早川秋子
「ご覧いただいたとおりです。
 それでは、失礼いたします」

──バタン。

一同「ざわざわ」

渡辺本部長
「いよいよ本格的に、プレスリリースに
 取り組まなくてはならないようだな」

長瀬雄一
「みなさまからの応募を広く求めたいところですね」

渡辺本部長
「そうだな」

わがし
「渡辺本部長、そろそろお弁当とりましょうかねえ?」


渡辺本部長
「いや、今日はこのへんにしておこう。
 各自頭を整理したほうがようだろうから」

長瀬雄一
「了解しました。
 キャッチコピー、私も考えてみます」



■キャッチコピー募集!

『オトナ語の謎。』のキャッチコピーを募集します。
応募作はなんと糸井重里がじきじきに審査します。
『オトナ語の謎。』の世界、その楽しさを、
一般ユーザーに広く知らしめるものをお願いします!
最優秀作は、書籍のプレスリリースなどに
使用させていただきます。
あてさきはpostman@1101.comです。
表題は「オトナ語コピー」としてください。


■■■ アシスタントよりご報告申し上げます。 ■■■

こんにちは、関西生まれの美人アシスタントです。
このコーナーでは、
「オフィスでよく遭遇する読みまつがい」を
紹介してまっせー。



大都会のオフィースレデー美人アシスタント様

はじめまして。
初投稿で、キーボードを打つ手が震え気味です。
早速ですが、私の読みまつがいは「舘ひろし」です。
(これを読みまつがいと認定していいのでしょうか?)
15歳までずぅぅぅっと、
「やかたひろし」だと思っていました。
「たちひろし」という人名は知っていたのですが、
それがどうにも「舘ひろし」と結びつかず、
なんとなく別人かな? と‥‥。
あんなに「アブない刑事」が好きだったのに‥‥。
中学の修学旅行デズニーランドにて友人に指摘され、
愕然としました。
指摘した友人はもっと愕然としていました‥‥。
(提供者:M)

まてまてまてまてまて。
突っ込みどころ満載やがな。
宛名の「大都会の〜」うんぬんっちゅーのは
まあ、ええとしてやな、
まず! オフィスと関係あらへん!
ただの「かんつがい」やがな。
コーナー違うがな。
震えながらキーボード打っとる場合ちゃうがな。
しかも、ネタが「舘ひろし」って。
それから細かいこというけど、
「アブない刑事」やのうて「あぶない刑事」や。
ハンパにカタカナ混ぜたらあかん。
恭兵さんに失礼やろ。
こらこら帰ったらあかん。そこすわりい。
まだまだ突っ込むとこあるわ。
中学の修学旅行にディズニーランドで指摘されたて
どういうシチュエーションやねん。
どんなやり取りでそれが発覚したいうんや。
たとえばこんな感じか。

M「来たでー、ディズニーランドや!」
友「来ましたなー!」
M「あっ、ミッキーや!」
友「ミッキー師匠!」
M「あっちはミニーさんや!」
友「ミニーねえさん!」
M「あっちは一輪車に乗ったボールドさん!」
友「よっ、ボールド師匠、ってなんでやねん」
M「ご冥福をお祈りいたします」
友「惜しい人をなくしたなあ」
M「しかしなんやねー」
友「なんですかー」
M「ファンタジーの世界もええけれども」
友「ファンタジー、よろしいやないですか」
M「たまにはこう、刺激的なもんも見てみたいね」
友「と、おっしゃいますと」
M「カーチェイスとかね」
友「カーチェイス!」
M「銃撃戦とかね」
友「銃撃戦っ!!!!」
M「やかましいわ」
友「えらいすんません」
M「そういや最近、刑事ドラマもすくななったねー」
友「ほんまですなあ。どんなん観てはりました?」
M「ぼくはなんちゅうても『あぶない刑事』やね」
友「観てたわ、『あぶない刑事』!」
M「かっこよかったね、柴田恭兵」
友「最高ですわ、恭兵にいさん!」
M「激シブやったね、やかたひろし」
友「男前ですわ、ひろし‥‥ちょい待ちいな」
M「なんですか」
友「きみいまなにいうた?」
M「え? やかたひろし?」
友「やかたひろし?」
M「なんかまちごうてる?」
友「たちひろしや。た・ち・ひ・ろ・し!」
M「‥‥うわっ、ドナルドダックさんやー!」
友「ごまかすな。帰らせてもらうわ」
M「どうも」
友「ありがとうございましたー」

‥‥というやり取りでもあったんか!
って長いわコラ! わたしか!
しかも、文面、よう見たら
「デズニーランド」になってるし‥‥。
なんやもうむちゃくちゃや。
かなしなってきたわ。
秋も深まってきたわ。
ふとんのなかでぬくぬくしとくわ。
それでもめげずにメール待ってるでー。


■テーマ2:「オトナの読みまつがい」募集!

 『オトナ語の謎。』単行本化にあたり、
 特別付録として、知性あるオトナたちが
 うっかり間違ったままにしている言葉を
 正しい読み方とともに掲載しようと思います。
 例)
 代謝→×だいしゃ ○たいしゃ
 市井→×いちい ○しせい
 均一→×きんいち ○きんいつ
 シミュレーション→
     ×シュミレーション
あてさきはpostman@1101.comです。
表題は「オトナ語読み方」としてください。

オフィスからのふつうのおたより、
当コーナーへのふつうの感想なども
お待ちしております!
あてさきはpostman@1101.comです。
こちらのほうの表題は
ふつうに「オトナ語」でけっこうです。
みなさまからのメールが
新たなテーマをつくるのです!

2003-11-12-WED

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