BUSINESS
オトナ語の謎。
オレ的にはアグリーできかねるんだよね。

■■■  第28回 オトナ語実践編:その8 ■■■

いや、参った。
今回の実践問題には、過去最高の数の回答が集中した。
しかもどれもこれも、優秀である。
さらにいえば、提示された実践問題の性質上、
届くメールはすべて催促のメールである。
つまり、レポートの提出をじわりと催促する
リアリティーあふれるメールが、
つぎからつぎへと届くわけである。

以前にも書いたが、当コーナーへ届くメールは、
あまり挨拶などなくいきなり本題へ入ることが多いため
メールを開くとそこには「催促」がふつうにある。
つぎつぎに読んでいたら、
正直、ほんとうに催促されている気分になった。

とりあえず、前回の問題を振り返ろう。


  実践問題その7 

 
「急ぎ、とりまとめましてお送りいたします」との
 知らせを受けていた取引先からのレポートが
 いまだ届いていません。
 あなたは、メールを書いて催促することにしました。
 感情的に怒鳴り散らすのではなく、
 相手にじわりとプレッシャーのかかる
 メールを一発お願いします。
 先方の名前は「株式会社オトナ 浜崎」でお願いします。
 そのほかの設定は例によって自由です!!
 

述べたようにものすごい数の回答が寄せられた。
したがって、掲載したものは特筆すべき特徴のある
クオリティーの高いものばかりである。
人はどのようにして人にものを催促するのか。
実践的な回答の数々を紹介していこう。
なお、掲載にあたり、冒頭の挨拶、
文末の署名などは削除させていただいた。
すべての回答には、冒頭に
「株式会社オトナ 浜崎様
 いつもお世話になっております。」
という文章が入っていることを
想定してお読みいただくとありがたい。

先日お話のございましたレポートの件、
その後いかがでしょうか。今後のスケジュール上、
今週中にはいただきたいと考えておりますが
よろしかったでしょうか。
レポート結果によっては修正のお願い、または、
今回お願いすることが困難な場合も発生いたしますので、
あらかじめご了承のほど申し上げます。
それでは、レポートお待ちしております
 (提供者:リョウ)

■「いかがでしょうか」ではなく
 「よろしかったでしょうか」の言葉遣いに
 えもいわれぬすごみを感じる。
 また、「修正の可能性がある」ということと
 「今回は断る可能性がある」ということが
 さらっと並列になっているのも怖い。

先日来お願いしておりますレポートの件ですが、
概要部分のみで結構ですので本日中にこちらまで
ご一報いただけないでしょうか。
経過観察の都合上、明朝には実験に取り掛からないと
ご指定の期日までに結果を出すことが困難になり
最悪の場合この件につきましては
白紙に戻さざるを得ない状況となります。
お忙しいところ大変申し訳ないのですが
諸事情おくみいただいた上で至急ご連絡頂ければ幸いです。
取り急ぎ用件のみにて失礼いたします。
 (提供者:ぬばたまの)

■とにかく完成してなくてもいいから
 だいたいでいいからまず出せ、と。
 こっちも困ってるから、
 もう白紙にしちゃうかもよ、と。

先日はお忙しい中お時間を頂き、
どうも有難うございました。
その時に上がったレポートの件でご連絡致しました。
大変恐れ入りますが、宛先を●●(専務)、
CC:を私と、◆◆室◆◆(主任)、
◇◇室◇◇(主任)宛でお送りください。
早速今後の業務に役立てたいと考えております。
お手数をお掛けして申し訳ございません。
ご連絡お待ちしております。どうぞ宜しくお願い致します。
 (提供者:Yoko)

■出ました。エラい人にも同報させる作戦。
 オンナノコだと思って煙に巻こうと思っていた先方も
 こうなるとスタンスを変えなければならない。
 投稿者、かなり経験値が高いとみた。

先日はお足元の悪い中、
弊社までご足労賜りまして有り難う存じます。
過日のお打ち合わせの際は名刺を切らしておりまして、
大変失礼を致しました。
実は誤ったメールアドレスを
お伝えしてしまったのではと不安になり
此方からmailをさせて頂きました。
私のメールアドレスは署名欄にもあるように
○○@××.co.jpとなっております。
今後ご連絡を頂戴致します折には、部長の坂東とあわせ、
私にもCcを入れて頂けると幸いに存じます。
宜しくお願い申し上げます。
 (提供者:Noriko)

■こちらもエラい人に同報させる作戦だが、
 言い回しにワンクッションあり、
 口当たりマイルドに仕上げてある点が秀逸。
 あくまでも「私が名刺を切らしていたから、
 アドレスを間違えてませんか?」というのが
 このメールの表向きの用件なのである。
 まあ、そうじゃないんだけどね。
 提出が遅れてるだけなんだけどね。
 それがわかってるからこそ、
 エラい人に同報させるわけだけどね。

先日お願い致しましたレポートの件ですが
今日現在、まだ私の手元に届いておりません。
弊社のメールサーバーによる
メール配信遅延の可能性も考え
担当部門に問い合わせましたが、
特に問題は無いとのことでしたので
確認の意味も含めましてメール差し上げました。
お願いばかりで恐縮ですが、
お送りいただきましたメールが
お手元に戻ってはいないかご確認戴けますでしょうか。
ご多忙中とは存じますが、
ご確認の程宜しくお願い致します。
 (提供者:ぷちこ)

■今回、もっとも多かった回答が
「うちのサーバー、パソコンの故障かもしれないので
 もう一度送ってくれませんか」という文脈のもの。
 上の回答は一歩進んで、
 「問い合わせたが問題はないようだ」としている。
 相手の退路を塞いでおいて一歩踏み込む。
 ぞっとするほどのリアリティー。

2003年○月×日にお知らせいただいた、
レポートにつきまして、
ご返信をいただいていない状況にございまして、
ご連絡させていただきました。
私ども、株式会社コドモでは、長年お取引をいただき、
いつも迅速に対応していただいている
株式会社オトナ様のお姿を感じ、
何か事務上の手違い等が発生しているのではないかと、
推測いたしております。
甚だ、勝手なお願いで、恐縮ながら、至急お調べの上、
折り返しご回答頂きますようお願い申し上げます。
取り急ぎ、お詫びとお願い申し上げます。
 (提供者:ウッチぃ)

■武士道とは死ぬことと見つけたり。
 オトナとはへりくだることと見つけたり。
 催促しながらもはっきりと謝っている不思議。
 催促しながらもはっきりと褒め称えている不思議。

大変申し訳ありません。
先ほどまで、弊社サーバーがトラブっており、
メールが着信できない状況が続いていたようであります。
そのため、浜崎様からのメールも、
まだ受け取れておりません。誠に恐縮ではございますが、
ご報告レポートのご再送をお願いしたく存じます。
お手数をおかけしますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、本メールへ返信頂ければ、アドレスの間違いもなく、
確実に受け取れるかと存じます。
 (提供者:大橋)

■最後の2行が聞いている。
 送ったメールに返信させれば、
 「あれ、送ったんですけどね? 
  アドレス間違ってたかなァ?」
 という言い逃れを防ぐことができる。
 急いでるから送れ! という姿勢がにじみ出る
 完成度の高いメールだ。

先日お約束頂きましたレポートの件ですが、
その後進捗は如何でしょうか?
明日午後一で先方へ提出する予定なのですが、
間に合いますでしょうか?
もし、作業分担が出来る様であれば、
こちらでも対応いたしますので、その旨お知らせください。
お忙しいところ、お手数をおかけ致しますが
宜しくお願いいたします。
(提供者:PINE)

■こちらは「なんなら手伝うからさ!」という
 暖かいメール。暖かいというよりは、
 背に腹が変えられないからなのだけれど。

早速ですが、先日のレポートの件、
どうなりましたでしょうか? ご存じのように、
来週クライアント提出となっておりますので、
そろそろいただけるとありがたいのですが・・・。
お忙しいところ恐縮ですが、
まずは、いつ頃いただけるかのご連絡を
いただけないでしょうか?
会社にいない場合は、携帯にお電話下さい。
(090-****-****)
よろしくお願いいたします。
(提供者:クロ)

■つねに連絡をつけられる携帯番号を記すのも効果的。
 このメールを受け取ったら
 とりあえず電話を一本入れるしかない、という
 構造になっているあたりにワザを感じる。

先般お願いしましたリポートの件ですが
いまだに当方へ届いておりません。
お忙しいかとは思いますが、
こちらも御社のリポートをいただけないと、
業務に滞りが生じ、ひいては弊社の
お得意さまにも迷惑がおよびます。
どうか、そのあたりも斟酌願いまして
至急作成くださるよう、お願いいたします。
なお、○月×日午前中に弊社必着としていただけると
助かります。併せてよろしくお願いいたします。
 (提供者:音十)

■要するに、レポートが遅れると、お客様に迷惑がかかり、
 私どもが信用を失うのですよ、と及ぼす影響をアピール。
 風が吹くと桶屋がもうかるのですよ、とアピール。
 「○月×日午前中に弊社必着」とキツく提示しながらも
 語尾は「していただけると助かります」
 強いんだか弱いんだかわからない。

さきほど、お電話でお話ししました件ですが
17時現在、まだ当方に届いていないようです。
御社のレポートをもとに、弊社では会議を
行うことになっております。
この案件については、当会議による回答を
本日中に先方に伝える必要があり
以下、製造〜出荷までのセクションの
稼働がそれによって決まりますので
ご考慮の上、お送りいただけますようお願い申し上げます。
なお、メーカーからは、発売日変更不可の
通告が再三届いておりますので何卒ご協力くださいませ。
 (提供者:か)

■あんたが止めてるのはレポートだけじゃないんだ
 という意味で全体構造を提示する。
 最後の「発売日変更不可の通告」も効果的だ。
 なんてったって、再三届いているんだから。

先日、お願いしました株式会社イトイ様向け
8月4日作業実施予定のLAN工事及び
電源工事費の御見積書の件ですが、
7月30日現在まだ当方にメールで届いておりません。
3日前にお伝えした通り、
金額面においてお客様のコンセンサスを得た上で
作業を実施する方向で
現在ユーザーとの話し合いでは進んでおります。
大変お忙しいこととは思いますが、早急に現地下見の上、
見積を当方にまで送付して頂きます様、
宜しくお願い申し上げます。
なお、一度、こちらにご連絡頂けますようお願い致します。
 (提供者:ぶりりん)

■いろいろと細かく説明したあとで、
「いいからいっぺん電話してくんない?」と突きつける。
 どことなく「出頭しなさい」に近いような。

さて、まことに勝手ながら、今週末から
1週間ほど夏期休暇を取らせていただく予定でおります。
もしお急ぎの連絡事項などございましたら、
恐縮ですがそれまでにお願い致します。
また、先日お願いさせていただいたレポートのほうも、
今週中にいただけましたら大変幸いに存じます。
私的な事情で申し訳ございませんが、
何卒よろしくご理解くださいませ。
 (提供者:すぎゃ)

■おおっと、こちらは
 夏期休暇のお知らせをメインにしつつ
 レポートについて探りを入れてみた感じ。
 なにしろ相手が逆ギレしちゃったら面倒くさいし。

早速ですが先日お電話でお願い致しておりました
レポートの件ですが進捗は如何でしょうか。
現在私も来週予定しておりますプレゼン用の資料を
取りまとめておりまして、
鈴木からも催促が来てしまっているのが現状です。
後は御社からのレポートが頂ければ
なんとか形にできそうな状況となっております。
私的な要望にはなるかと思いますが、
今週は21時頃まで事務所におりますので
取り急ぎファックスでも結構ですので
お送り下されば幸いです
(本書は宅急便で2部お願い致します)。
一両日中にも鈴木からご連絡が行くかもしれませんので、
私もその前に一度目を通しておきたいと思いますので
宜しくお願い致します。
何かご不明な点が御座いましたらご連絡下さい。
 (提供者:K。)

■上司からせっつかれてるというアピール。
 上司がもっとも部下にとって役に立つのは
 こういった場面かもしれない。

先日、月曜日には、お送りいただけると
ご連絡のありましたレポートの件、
本日(金曜日)になりましても、
当方に届いておりません。
お手数ですが、送付いただいているかどうか
再度ご確認ください。
尚、既に送付いただいている様でしたら、
「送り状」のコピーを当方まで、
FAXいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
 (提供者:吉澤)

■わあ、「送り状」をコピーさせるのかあ。
 なるほどなあ。
 っていうか、こういうのを読んでいると、
 「その場しのぎの言いわけとかしちゃダメだ」
 って痛感するなあ。ためになるコーナーだなあ。

先日依頼いたしましたレポートが未到着の状態ですが、
どういう手段でお送り下さいましたでしょうか?
実は先日、弊社に於いても郵便の誤送で
あわや取引中止になりかけた経緯があり、
その際は該当局々長を厳重注意しました。
下手すれば弊社の部長クラスが…という状況でしたから
局長も終始、平身低頭でした。
浜崎様からのレポートが到着次第、
明朝までに本会議用の文書を作成しプレゼンに備えます。
誠にお手数ではございますがこのメールをご覧になり次第、
レポートの所在をお知らせ下さい。
私の方は何時でも結構です。
追伸、先日浜崎様からお聞かせ頂いたアノ話を
文書として見る重役達の驚く顔が目に浮かぶ様です。
 (提供者:sakamoto)

■取引中止! 厳重注意! 平身低頭!
 下手すれば弊社の部長クラスが!
 なんだか知らないがおおごとになってしまいそうだと
 これを読めば思うだろう。
 そのくせ、追伸ではオチャメな一面をみせて
 バランスをとっているのがおもしろい。

先日、浜崎様より
「急ぎ、とりまとめましてお送りいたします」
とお知らせのあった資料がまだ届いておりません。
上のほうからもプッシュがかかってきており、
窓口の私としては、「普段の浜崎さんならもう既に
 お出しいただいている頃なのでなにか、
 イレギュラーが発生したのでしょう、、」と
にごしておりましたが、さすがに本国のトップからも
数字の催促が来ている、という実態でありまして。
ご多忙とは思いますが、
早急にお送りいただければ、と思います。
 (提供者:すずき8)

■本国のトップ! いろんな敵が出てくるなあ。
 『ドラゴンボール』もかくや、という
 強敵のインフレ現象。ていうかレポート出せ。

さて、先般の打ち合わせでご提出をお願いした
レポートの件ですが、
進捗どうなっていましたでしょうか?
週をまたいで間が空いてしまい、
私からの宿題待ちであったのか、
浜崎さまの資料待ちであったのか、
わからなくなってしまいました。
私からの宿題で不足している点があるようであれば、
なんなりとおっしゃってくださいませ。
即行メールさせていただきます。
取り急ぎ、現在の状況をお教えいただけると幸いです。
よろしくどうぞ。
 (提供者:むらかみ)

■こちらは気遣いを感じさせる優しい催促メール。
 なんだか、どっちが悪いんだか、
 わかんなくなっちゃいましたけど、
 いまどんな感じですか? テヘ!
 というコケティッシュなメッセージによって
 言い出すきっかけをうしなっていた先方も
 思わず「いや、半分くらいなんですよぉ」などと
 つられてしまうはず。むろん優しさは演出であるので
 つぎのメールで「あ? 半分? 話が違うだろ!」
 となる可能性もある。

さて、先日のお打合せの際、
現在の進捗につきまして、浜崎様より
ご報告いただけることになっていたかと思います。
浜崎様からご報告をいただきましたら、
改めて今後の施策について
お打合せの場を持ちたいと思っております。
ご報告がいつ頃になるかということと、
お打合せの日時について、ご一報いただければ幸いです。
なお、お打合せの日時について、
当方の都合を先にお知らせいたしますと、
明日、明後日ともに午後イチでしたら開いております。
よろしくお願い申し上げます。
 (提供者:saki)

■紳士的な文体のなかに垣間見られる怒り。
 明日も明後日も、おまえのために
 午後イチを空けて待ってるぜ!
 うーん、ハードボイルド。

今回は難しい注文をして、
本当にご苦労をかけており恐縮でございます。
ところで先日お話し致しましたレポートの件でございます。
私、今日一日外を回っておりまして只今帰社したところ
浜崎様のレポートが見つかりません。
たぶんうちの誰かが受け取ったと思うのですが
当方の連絡不行き届きで申し訳ございません。
恐れ入りますが、レポートをお渡し頂いた者の
名前をお知らせ頂けますでしょうか?
本来なら今日は一日社内で浜崎様のレポートを
楽しみにお待ちできれば良かったのですが、
当方バタバタしており浜崎様のレポートに
たどり着けなかったのが残念です。
ではお手数を煩わせて申し訳ないのですが
ご連絡お待ちしております。
ちなみに明日は社に一日おりますので、
すぐ連絡が付くかと思います。
宜しくお願い致します。

追伸:今回のレポートの件難題で申し訳なかったので
   この企画が終わりましたら是非今度
   お詫びにお食事でもごちそうさせてくださいませ。
   そちらの方もご連絡おまちしております!
 (提供者:はなな)

■もちろん、あなたはレポートを送ったんですよね?
 送ったんだから、ウチの誰が受け取ったか、
 答えられますよね? 私ったら、ばたばたしていて
 あなたのレポートを楽しみにしていたのに
 読めなくて残念ですわ! 難しいレポートを
 仕上げていただいたのですからごちそうしますわ!
 ……お、おそろしい。背筋も凍る催促である。
 こんな思いをするくらいなら締切を守ったほうがましだ。

さて、過日ご連絡いただきましたレポートの件、
貴方のご準備状況はいかがでしょうか。
貴殿の先日のプレゼン内容は
当社内でも非常に注目を浴びており、
本部長の渡辺もたいへん興味をしめしております。
さきほどもその後の進捗を詳しく知りたいと、
よろしければ御社の河原崎本部長様と
直接お話したい旨を申しておりました。
この件、私の方で勝手ながら、御社のご準備状況を推察し、
渡辺と河原崎本部長様が直接コンタクトをとることは
しばらく待つように話しております。
その意も含めまして、件のレポートを
早急にお送りいただければ幸甚に存じます。
 (提供者:Inu)

■あんたの企画はうちの上司も喜んでいて、
 それはあなたの上司にもフィードバックされますよ。
 けど、あんたがレポート送ってくんないから、
 オレはその話を止めているんだ。
 まるで人質と引き替えにするかのようなギブ&テイク。
 いや、この人はぜんぜん悪くないのだけれどさ。

先日のレポートの件、
どのような経過になっておりますでしょうか。
できれば早めにご報告いただければ幸甚です。
翌日は二日酔いでした。
浜崎さんもあの翌日はつらかったでしょう。
今度は私がごちそうさせていただきます。
きっと気に入っていただける店だと思いますよ。

PS.御社のご返答を待ちきれずに、
   社内では他の取引先2社ほどと
   話を進めようとしている様子です。
   是非ともお急ぎいただきたくメール差し上げました。
   私からは御社を強く押しておきますが、
   私も相撲取りではないので限界があるかもしれません。
   急いでくださいね(丸秘事項)
 (提供者:Yoshihiko)

■これはある程度、
 仲のよい人に向けた催促だと思うのだが、
 なんというか、独特の味わいがある。
 オトナ語うんぬんよりも、投稿者の文体が
 なんともいえぬ雰囲気を醸し出している。
 追伸で、すっごくシビアなこと言ってたりするし。
 「私も相撲取りではないので限界がある」?
 そのくせ最後はオチャメに丸秘事項、なんて。
 なぜだろう、読み返すうちに、ドキドキする。

以上、実践問題その6の回答例でした。
ずいぶん長くなっちゃったので
「基本用語」と「アシスタントコーナー」は
お休みさせていただきますね。
さあ、この勢いでいきましょう、次回の問題はコレ!


  実践問題その8 

 
あなたは先方の営業マンと
 とある喫茶店で商談していました。
 無事、やり取りも終わり、
 あなたは支払いをすませるべく
 先に伝票を手に取ってレジへ向かおうとしました。
 すると当然、相手が「いえいえウチがもちます!」と
 言ってきます。そんな相手をうまくかわし、
 場をにこやかに納得させるひと言をお願いします。

 

この実践問題の受付は終了いたしました。
 たくさんの投稿、ありがとうございました!


■■■ オトナの基本用語 ■■■

基本用語のほうも、これまでどおり募集します。
あてさきはpostman@1101.comです。
表題は「オトナ語基本」としてください。
「これはもう出てたっけ?」というものでも
気にせず自由に気軽にメールしてください!
ちなみにネタの説明文は
こちらで書き起こしておりますので、
適当に書いていただくだけでかまいません。

■■■ アシスタントより ■■■

オフィスからのふつうのおたより、
当コーナーへのふつうの感想なども
お待ちしております!
あてさきはpostman@1101.comです。
こちらのほうの表題は
ふつうに「オトナ語」でけっこうです。
みなさまからのメールが
新たなテーマをつくるのです!

2003-07-30-WED

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