今日も金魚は。

図書室の金魚。

極端なことをいってしまえば、
この定点カメラが写すものは
金魚じゃなくたっていいはずなんです。
トカゲでも、アヒルでも、カエルでも、
アメンボでも、アサガオでも、
イソギンチャクでも、
いや、イソギンチャクはいやですが、
まあ、なんでもいいはずなんです。
たまたま、金魚なんです。
でも、金魚だったからこそ、
波長が合って、見てくれている人も
いるのでしょうね。
長めのメールをひとつ、紹介します。

=
九州の田舎の小学校の図書室で働いています。
2年目の2学期を迎えようとしています。
わたしといっしょに、
図書室に入った金魚は1匹。
それから増えたり、代替わりしたり。
子どもたちからとてもかわいがられています。
昼休みなど、ただ金魚の前に
ぼーっと座っている子がいます。
どうしたんだい? ときくと、
「いやされた」と言って帰っていきます。
いまは3匹いるのですが、
子どもって不思議なもので
かならず「名前はなに?」って聞くのです。
みんなに名前がほしいのですね。
「きんちゃん
 銀次郎
 六郎」
と絵入りで名前を書いて水槽に貼りました。
餌やりは、みんなで5つぶづつ。
みんな小さな手をだして。
かわいらしい子どもたちです。
きんちゃんの「おすすめ本コーナー」もできて
(テキトーにわたしが置いている本ですが)
みんなは、きんちゃんが
どうやってしゃべったのかと思っています。
ああ、みんなかわいい。
金魚と子どもと本に囲まれて
すごしている一日一日。
毎日が宝石のようです。
来年、市町村合併で契約切れになるので、
なおさらいま一日が輝いてみえます。
金魚って不思議ですね。
みんなの心をつないてくれています。
明るいビルのみなさまも
「いやされ」ますように。
(くじら亭おかみ)

図書室とか保健室とかって、
「学校のなかにある
 学校じゃない場所」みたいな、
特別な雰囲気がありましたよね。
図書室の金魚に見入る子どもたちの姿が
目に浮かぶようでした。
どうもありがとうございました。
職場に金魚がいる人も、いない人も、
今日も金魚を、ご覧ください。

永田



メールは、kingyo@1101.comへ、よろしくです。

2004-10-10-SUN
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