カエルのこどもたちの観察。
ほぼ日・動画班は活動している。

5月21日(日)

オタマを見てくれている方から、
感想のメールが毎日届いて、元気づけられてます。
どうもありがとうございます。
そのなかから、今日は2通紹介します。
オタマを無意味に死なせてしまったのは、
オレだけじゃないんだ……。

*******************************
おたまじゃくしの思い出
こんばんわ“たい”と申します。
おたまじゃくしたちの成長は早いですね。
ピョン! って見てみたいですね。
おたまじゃくしといえば、
申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

小金井公園にお堀みたいなのがあって、
そこは大小さまざまなおたまじゃくしの宝庫!
だれでもひとすくいで、
手の中は真っ黒になるくらいとれたのです。
蜂蜜が入っていた瓶に入れ、
家で水槽にいれて飼い始めました。

足が生えてきて、小さい口をパクパクさせてる子や、
水槽の横にへばりついてたりしている子など・・・
そのときに、気づけばよかったんです。
一応、逃げないようにふたをしていたのですが、
ある日、幼稚園から帰ると、
(うちはマンションで、水槽は廊下に)真っ黒なんです。
水槽の周りが、廊下も水槽をおいてる台も・・・
黒い点がはねてるんです。
ジャンプ力の凄さったら・・・、
全員わずかな隙間から出てきちゃったんです。

悲鳴を聞いた母が出てきたのですが、
家に入ったかと思うとすぐにホースを手にして、
それはもう鬼のように水をかけていました。
あっという間に、彼らは流されてしまったのです。
一匹も救えなかった……。
とても悲しくて、それ以来
おたまじゃくしは飼ってません。

恨まれてるのか、
いやな予感(カエルの気配)を感じるときは
だいたい足元にいるんです。
前は、雨上がりとかには
かならずカエルに出会ったんですけど、
最近は、めっきり減りました。
去年、自転車置き場で、体長15センチぐらいの
大物に会ってからはまだですね・・。
会わないと、少し寂しい気がします。

長々と書いてしまいましたごめんなさい。
これからも楽しみにしてます。
*******************************

子どもの頃って、あらゆる生き物を飼っては、
死なせてしまっていたよなぁ。
数と種類を数えたら、きりがない。
ニワトリ、ザリガニ、もちろんオタマも、
ぜんぶひっくるめて何百埋めたことか……、
想像すると頭のなかがすごいことになる。

では、元気よく、次のメールへ。
いましたよ! ビョンと出る足を見たことある人が。
まあ読んでみてくださいよ。

*******************************
びょんとでる足
はじめまして。
糸井さんのHPがあると聞いて見てみると
カエルを飼っているのですね。
僕もむかし飼っていたことを思い出して楽しんでおります。

僕はびょんとでる足を見たことがありますが、
瞬く間とはこのことでして、
瞬きしている間に飛び出します。
頑張って2時間くらい瞬きしなければ見られると思います。

僕もカエルが好きでよく本などを読みます。
ご存じだと申し訳ないのですが、
カエルの本をご紹介します。
----------------------
八坂書房 たのしい動物行動学
「カエルの鼻」 石居 進 著
----------------------
カエルを自然に帰すときの役に立つかと思います。
それではおたまによろしくお伝えください。
遠藤和帆
*******************************

“瞬く間”だそうです。
ヒキカエルが、エサを捕るときに、舌をビュンと
伸ばして、一瞬で口の中に運ぶと、なにかで
読んだ記憶があります。高速撮影したフィルムを
テレビで見たこともあった気がします。
だから、きっと足をビョンと出すなんてことも、
もともとそういうことが得意な生き物なのかも。
しかし、見たいなぁ、ビョン、を。

今日は、浅場用の水槽を物色してます。
月曜日にセッティングだ。

2000-05-21-SUN

BACK
戻る