カエルのこどもたちの観察。
ほぼ日・動画班は活動している。

5月20日(土)

ああ、やってしまった……。
悲しいお知らせです。
手足が出てきたオタマが増えたので、
水深を3センチくらいに浅くして陸地をつくりました。
こんな感じにしたんですよ。
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(昨日の観察日記)
玉砂利で陸地がつくれるくらいまで水深を下げた。
水中で上下運動はできなくなったけど
一応泳げる海の部分が3分の1、
ひたひたに水がある砂浜のような部分が3分の1、
残りは陸になりました。
手足の生えた子は、ひたひたの場所が好きみたい。
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水を減らしてしばらくは
とくに変わったようすはかなったんですよ。
大丈夫だと思ってました。
それなのに今日、何匹ものオタマが
うごかなくなって、水面にゆらゆらしてたんです。
“海の部分”つまり水から酸素が
なくなってしまったんだ。酸欠だ。

水深をもとにもどして、水の濾過装置を
使えるようにしました。
残ったオタマは10匹くらい。
残念ながら2匹いた「大」のうち1匹が死にました。
今も何匹か、元気がありません。
元気にしているのもいますが……。

水深を浅くしても、水が循環する装置を
用意しとくべきだった……。
どの段階から肺呼吸になっているか、
本当にはわかってないんですから。
深い水槽と、浅い水槽をどちらも用意します。



5月18日の日記で紹介した
yumikoさんからのメール。そこに登場した
“知人の超カエル好きの人”ご本人から
メールがとどきました。すごい発見。
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超カエル好きの友人、張本人です。
あの、小さなカエルですが、
アマガエルってことないですか?
アマガエルはヒキガエルの仲間なので
顔がよく似てるので…。
でも肌がざらっと鮫肌だったら、ヒキですね。
アマガエル君はつるつるの美肌ですから。
よく見るとザラザラですけどね。

それからツチガエルだと思ったあの中(サイズ)くんは、
アーモンドチョコくらいもあるのだったら、
トウキョウダルマかも知れませんね。

ところで、カエルの変態の段階の中で
どこがクライマックスだと思います?
手足が生えて、尾が無くなるのも、
不思議といえば摩訶不思議ですが、
何といっても、僕が最高に不思議だと思うのが、
眼が上に上がってくるという、
誠に不気味? 奇妙な瞬間です!

想像してみて下さいよ。
頭蓋骨にぽっかり開いた眼の入る穴が、
ズズッ、ズズッと上に移動してゆくのですよ!!
カエルってホント不思議ですよね!
眼が移動するところが見える画像が
あればいいんですけど…。
では頑張って下さい。

Shuji
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うちの子たちを見ていると、
ほんの2日、3日で眼の位置がかわってる感じです。
昨日の、“手がビョンと出る”も不思議だけど、
眼のことは気がつかなかったです。
そういえば、“おちょぼ口”が平たい口になってる。
いつの間にか……。
手足が出たころは弱いので死にやすい、と
本に書いてありましたが、
変化するときって、不安定なんでしょうか。

とにかく、「中サイズ」のオタマに
1匹でもカエルになってもらって、
その姿を見せてもらいましょう。

2000-05-20-SAT

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