おいら。
(天海祐希の了見)

第128回 ミルキーちゃんと賄賂。

なんだか 暖かくなってきたよね。

寒いの大嫌いな おいらとしては、
ちょっぴり幸せっ。

最近 乗馬をしている。
まっ 仕事で使う為。

馬・・・可愛いよね。
おいらが 乗せてもらってる(?)馬は、
「ミルキー」と言う。

ミルキーちゃんは、オス。
ミルキーチャンは、白馬なのだ。

白馬に乗った王子様が 何時まで待っても
迎えに来てくれないから
おいら 自ら乗ってみた・・・って訳。

・・・・・どうよ これは・・・・

おいらとミルキーちゃん。
なかなかのコンビ・・だと思っている。

初心者のおいらを 適当にあしらってる風にも
見受けられるが、
「しょーがねーなっ」
ってな感じで しぶしぶ乗せてくれている。

おいらが あんまり「ぎょえー ぎょえー」騒ぐので、
ミルキーちゃんは 面白がり、
「ぱからっぱからっ」と走る。

そのたんびに、「お尻が痛い」・・・

み み ミルキーちゃん ちょっと お手柔らかに・・
と、願うばかり。

最近 ミルキーちゃんと親睦を深めようと、
おいら 賄賂攻撃に出た。

「人参と林檎」で 喜んで頂こうと、せっせと運んだ。

ミルキーちゃん 大喜びで おいらになつく。

・・・・が。

ミルキーちゃんが はしはし 林檎を食べるもんで、
林檎は まるで林檎ジュースとなって おいらに飛び散った。

「ま、まぁー。
 こんな風に 仲良くなっていくのよねぇー。」

林檎ジュースまみれのおいら 微笑んだ。

インストラクターの先生・・
(これがさ、かなり美人。若い。可愛い。性格良い。
久しぶりに 良い子だと思った訳)

「すんごい 飛び散ってますね。まみれてますよ・・」

どーも おいらも そんな気はしていた。

「ミルキーちゃん。
 やっぱり 飛び散らせてくれたのね。
 まっ いいか。
 ミルキーちゃんとの親睦の為に買った
 ユニクロのフリースだもん。」

その隙にも ミルキーちゃん がしがし食べてる。
無くなれば おいらに擦り寄る。
前足をがんがん地面に叩き付けて
「くれくれっ!」と ねだる・・・

おいら ほくほくで ミルキーちゃんに
持参の賄賂を 差し上げる。

・・・・・無くなったと解ったら・・・

ミルキーちゃん たらん、おいらにそっぽを向いた。

・・・・・そんな もんなのね。おいら達の友情は・・・
親睦 深めようよ・・・ミルキーちゃん。

それでは また
あまみでした

2001-02-26-MON

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