「日本・海辺の町のものがたり/3」


人間という生きものは、
地球上の生き物を食べて生きてる動物じゃ。
これ以上便利になっても、
食べ物たちがいなくなっちゃったら
困るだろうにーーーと、シロシはそう思っとった。

そしてそのころ、海辺の小さな町の衆たちも
どうやらこりゃ黙ってはいられないぞ、
と考えておったのじゃ。
だってこのままじゃ、山にも海にも川にも土にも
生き物がいなくなっちまうべ! そりゃたいへんだ。

『われは海の子』、
親は大事にしなきゃバチがあたるってもんだでな。

<さらに、つづく>
@Hayama/神奈川県 2007
 
2008-02-06-WED
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