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樹

6回にわたってお届けしてきました
「1080゜スノーボーディング」
スタッフインタビューはいかがでしたでしょうか?
スノーボードゲームの魅力を少しでもお伝えできたなら
スタッフ一同、とても嬉しいです。
ところで今もシーズンたけなわ、スタッフのかたがたは
どのようにお過ごしでいらっしゃるのやら。
ちょいと質問など、してみましょうかね。


(第2回の7)

「1080°スタッフは、いま!?」

「1080゜」をつくる前から、
自分でスノーボードをしていたという方へ。
今シーズンもスノーボードをやってますか?
どこへ滑りにいきましたか?

(西川さん)
続けてます! まだ3シーズンめです。
1月末に白馬方面に行きました。
「1080゜」のスタッフのくせに
こんなこと言っちゃあなんですが、最近の若い人達って、
ウィンタースポーツするならスノーボードだ!
って思ってる人が多いけど、スキーもやってみてね!!

(中原さん)
びわ湖バレイに先日行ってきました。
ゲレンデでラマーをはいているボーダーを
ちょこちょこ見かけたのですが、そのたびに、
この人たちは「1080゜」持ってんのかなあ?
と考えてしまいました。
そして、自分もラマーはこうかなあと考え、
さらに、ラマーさんボードくれないかなあ、
と考えてました。

(高野さん)
やってます・・・が、今シーズンはまだなので
2月ぐらいに行こうと思っています。

(清水さん)
この冬、はじめてゲレンデに出てみましたが
(ボードはレンタル)、基礎ができていないせいで
全身打撲とあいなり、あっけなく引退しました。
しかしトリックメイクへの憧れは捨てきれず、
このたび「スノーブレード」を購入、
再起復活にそなえております。

(ジャイルズさん)
やってます。滋賀県。

 

 つくる前まで自分ではスノーボードをしなかった方へ。
「1080゜」をつくった後、自分でもするようになりましたか? 
それともしないままですか?
その理由も教えてください。

(菅野さん)
スノーボードはまだしてないです。
雪を見るのが嫌になったから。

(竹中さん)
まだやってません。ウェア以外は揃っているんですが
(モーションキャプチャー用のボードセットは、
私が買いに行ったもんで)、子供もまだ小さいですし、
なかなか時間がとれないですね。
ゲーム開発でのイメージトレーニングと
現実とのギャップを確かめてみたい気もするんですが…。
それより、
オフロードバイクでの雪の林道走行にはまってます。
スキー場のように混んでないし、お手軽です。

(阿部さん)
スノーボードは多分やらないだろうなー。
一度やったスキーで、寒い、(装備が)重い、
痛いといった嫌なイメージがついてしまい、
すっかり懲りてしまいました。
あと、「1080゜」のキャラクターのように
ジャンプできないだろうしね(笑)。

(コリンさん)
してません。一度行ってみたい気もしますが、
いかんせん準備が面倒臭いです。

 

「1080゜」プレイヤーへのおすすめコース、
おすすめワザ、高得点が出る秘訣、など、
「こういうことすると楽しく遊べる」ポイントが
ありましたら教えてあげてください。

(西川さん)
個人的には「デッドリー・フォール」です!
とにかく、ストレートに降りるだけじゃなく、
スラローム感覚をもっと楽しんで下さい。
それと、できるだけ寄り道して
いろんなところを滑って攻略して下さい。

(高野さん)
おすすめコースは、「デッドリー・フォール」。
(こんなコースいくら練習しても、
現実には自分自身死んでも滑れないから)

(清水さん)
ヘッドホン使用時には
「ヘッドホンモード」への切り替えをお忘れなく!
臨場感がひとあじ違います。

(菅野さん)
ひととおり遊んだ後は、タイムや得点を気にせずに
コース上をブラブラしてもらえるとうれしいです。
以前、ジャイルズが書いた
「ドラゴン・ケイブ」の二回火の輪くぐりは
不可能ですので挑戦しないで下さい。

(ジャイルズさん)
あるコースで、Mr.ビ○ンの車っぽいモノが事故ってます。
探してみてネ。

(コリンさん)
対戦モードでキャラクターを両方パンダにすると
面白いですよ。

 

 今回は日本人とイギリス人の混成チームだったわけですが、
一緒に仕事をしていて良かった点はどんなところですか?
もしくは苦労した点がありましたら、教えてください。

(西川さん)
いっぱい苦労しました!!
我々が英語がだめなかわりに、
彼らが日本語を話そうとしてくれたのが救いでしたね。
メインプログラマーのジャイルズは日本が長いので、
かなり話せますよ。
でも、チームで一つの作品を作ろうとすると、
意見の相違とか不満とかいろいろあって、議論したり
喧嘩したりしながら調整していくものだと思うんですが、
彼らとだと言葉の裏にある、微妙な感情的な部分とかが
うまく伝わらないんです。だからお互いに
誤解があったりして、歯がゆいこともあったと思います。
もう一人のイギリス人プログラマーのコリンは
いつも自前の辞書を片手に、必死にコミュニケーション
しようとしてくれましたし、すごく助かりました。

(高野さん)
優秀なプログラマーなので、安心して仕事ができた。
日本語ペラペラだし! ただ、面倒くさくなると、
日本語がわからないフリをするんですよ(笑)。

(清水さん)
思ったことを歯に衣着せずに
ズバズバと指摘してくれるところ。
初めのうちはいちいち気にしておちこんだり、
逆に食ってかかったりすることも多かったのですが、
慣れてくると、耳を傾けるべき部分と
適度に聞き流した方がよい部分がわかってきて、
幾分楽になりました。

(菅野さん)
外国人というより
異国情緒溢れる関西人のようなモノですので、
特に不自由はしませんでした。彼らはプログラマーですが、
デザインに対する意識も非常に高く、
こちらは色々な点で楽をさせて頂きました。

(竹中さん)
とにかく能力のあるスタッフなので、苦労といっても、
仕様書を書くのに英単語を使ったり、ふりがな打ったり
するのが面倒だったくらい。結局、その仕様書も
ほとんど読んでもらってなかったみたいですけど…。
でも、キャラデザインでいろいろと意見を聞けたのは
ありがたかったです。
なかなか外国人の意見って聞けないですから。

(阿部さん)
日本人だけのセンスじゃないゲームに仕上がったのが
良かったです。2人ともGENIUSです。
たくさん無理な注文を聞いてもらいました。

(ジャイルズさん)
日本人はちゃんと働く。

(コリンさん)
良かった点は、言葉が違うために、
いろいろと挑戦しがいがあったことです。
苦労した点は、言葉が違うために、
時々まったく理解できない部分もあったことです。

 

(「1080゜」にかかわらず)
自分がゲームをつくるときに、
いちばん大切にしているものはなんですか?

(西川さん)
さあ、何でしょう?
これといって大切にしているものはないです。
もともとゲーム製作チームの人間じゃないので、
色合いの違ったものを作りたいとは思ってましたけど。

(高野さん)
よいモノをつくろうと思う気持ち。

(清水さん)
「調和と気持ちよさ」

(菅野さん)
マメにバックアップを取ること。

(阿部さん)
買ってくれた人に「このゲームはずっと持っていよう」と
思ってもらえるようなクオリティを維持すること。

(ジャイルズさん)
マジメに働くこと。

(コリンさん)
休みの日にきちんと休息をとることです。

 

 休日はなにをしていますか?

(西川さん)
ほとんど自分の時間はないです。
いつも雑用でばたばたしてるうちに週末は過ぎちゃいます。
妻子持ちの辛いところです・・・。

(高野さん)
暇さえあれば、いろんなコトして遊んでいます。
・・・いい歳なんだけどね!

(清水さん)
ドライブ、スロット、ドリームキャスト(笑)。

(阿部さん)
デスメタルを聴きながら石焼ピビンバを作ったり、
研究と称して朝までネットワークゲームで
遊んだりしています。

(菅野さん)
「1080゜」が終わってから自転車を買ったので、
晴天の日はウロウロしてました。
今は寒いから家でジッとしています。

(竹中さん)
家族サービスかバイクツーリング。

(ジャイルズさん)
飲みに行く。

(コリンさん)
妻と遊んでます。

 

 「ほぼ日・樹の上の秘密基地」読者への
メッセージがありましたら自由に書いてください。

(西川さん)
「ほぼ日・樹の上の秘密基地」読者の皆さん。
突然の「1080゜」裏話で、何?「1080゜」って?
と思った方もたくさんいらっしゃる思いますが、
この機会にぜひ「1080゜」を買って
プレイしてみて下さい!
たぶん、この「ほぼ日・樹の上の秘密基地」を見ないで
プレイしてる人たちの10倍楽しんでいただけると思います!
そして、おもしろいと思ったら友達に薦めて下さい。
よろしくお願いします!!

(高野さん)
「1080゜の情報、産地直送!」は
いかがだったでしょうか?
なかなか、うまいこと伝えられなかったかもしれませんが、
これを読んでいただいて少しでも「1080゜」という
ソフトに興味をもっていただいた人がいたらいいなあー
と思っています。

(菅野さん)
「1080゜」の記事を読んで下さった皆さん。
本当にありがとうございます。


これでほんとうに「1080゜」はおしまい。
次回から第3弾として、お待たせしました
売り切れゴメンの「ピカチュウげんきでちゅう」を
開発したアンブレラの小澤宗明さんのインタビューを
お伝えしていきます。
「声で伝えて遊ぶ」新しいシステムと
どのように取り組んでいったのか、
またしても「ほぼ日」でしか読めない話が
たくさん登場しますよ。お楽しみにね。


1999-2-3-WED


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