ほぼ日に「E3」がやってきた。

 

アメリカはロサンゼルスで
世界最大のゲームイベント「E3」が開催されてから
およそ1か月半後の、7月10日水曜日。
台風の大嵐が吹き荒れるなか、
「ほぼ日」明るいビルの一室に
ゲームキューブとモニターがせっせと運び込まれました。
いったい、なにがはじまるのでしょう?
そうです、ここで
2002年下半期に任天堂が発表するゲームソフトを
ばーっちり体験しちゃおうと、
題して
「ほぼ日・任天堂presents
 2002ゲームキューブ新作ソフト体験会
 東京プレミア@明るいビル」
(長!)、通称、
「ほぼ日裏E3」を
ひそかに、しかし大々的に決行することになったのです!!



ゲームが好きな方々を明るいビルへお呼びして
ワイノワイノと自由に見てさわって
これでもか、これでもか、と
遊んでいただくことにしました。
「ええ、これかあのゼルダ?!」
「マリオがビョンビョンだ!」
など、絶叫と抱腹がこだました11時間。
そのもようを、前・後編に分けてお届けします!
どんな人がどんな味をしめていったのか
さあさ、のぞいていってくださいまし〜。

「ほぼ日裏E3@明るいビル」に
おいでくださったみなさま
アッキィ画伯
(アートディレクター)
アニさん
(スチャダラパー)
アライさん
(編集者)
うるまさん
(イラストレーター)
笠井正彦さん
(編集者)
小池雄介さん
(イメージソース)
小泉望聖さん
(イメージソース)
佐藤美由紀さん
(猿楽庁)
武内享さん
(ミュージシャン)
武内健太くん
(小学3年生)
鶴見智佳子さん
(編集者)
照井俊光さん
(ゲームクリエーター)
田中良治さん
(イメージソース)
永田ソフトさん
(編集者)
ねもとちがこさん
(日本画家)
橋本徹さん
(猿楽庁)
八谷和彦さん
(メディアアーティスト)
針生健志さん
(編集者)
林和弘さん
(編集者)
林幸生さん
(編集者)
原田泉さん
(プロデューサー)
原田空くん
(小学2年生)
ベイちゃん
(キールネットワークス)
BOSEさん
(スチャダラパー)
細川衡さん
(アートディレクター)
御子柴朝景さん
(編集者)
森川幸人さん
(ゲームクリエイター)
ヨネミツさん
(ゲームクリエーター)
リリー・フランキーさん
(イラストレーター)
BJさん
(マネージャー)


さあ、ガンガン遊んでいってくだされぃ!


ゲストを迎えるため、スタッフがいそいそと
セッティング。そんなさなか、おいおい!
とつぜんゲームをプレイしはじめたスタッフがここに。



「わぁぁ、この音聞いたら、たまらんっす」
犯人はROCK西本でした。
実は、今日は特別に
「ファミコン版 スーパーマリオブラザーズ」も
任天堂からお貸しいただいたんです。
その懐しさに、思わずスイッチをオンしちゃったとのこと。
テテッテッテテッテ! ウー!
ほかのスタッフも機材を運び込みながら、
思わず口ずさみます。

外は台風のためザアザア降り。
お客さまは、ほぼ全身ずぶ濡れで
明るいビルにご到着です。
「お荷物をお預かりしますよ」と声をかけようとしても、
みなさまゲームモニタのほうへ
ヒューッと吸い寄せられていきます。
カバンは自分の足もとヘ据置き。
まるでゲーセンに来たかのような足どりだ!
到着してすぐは、たいてい
「大人はふらふらゼルダに」
「子どもは勢いよくマリオに」
という姿が多く見られましたよ。





こ、これがゲームの画面?
ゼルダにびっくり。


ほぼ日で怪録テレコマン!
連載してくださっている永田ソフトさんが
ゼルダの伝説GCの
コントローラーをまっ先に握りました。
どうですか、永田さん!!??

永田さん

「絵の雰囲気ががらっと変わったので、
 発表された映像を見たときはかなり驚いたんですけど、
 プレイしてみるとすごく『ゼルダ』でしたね。
 どの『ゼルダ』も、けっきょくプレイすると
 「ああ、ゼルダだ」っていうことになるんですけど、
 今度の『ゼルダ』は絵とのギャップがあったから、
 すごく『ゼルダ』だなあという印象が強かった。
 かといって新しくないかというと違って、
 たいまつで暗い洞窟を照らしながら進む場面とか、
 遠くの風景を望遠鏡で拡大していくときの感じとか、
 かなりわくわくしましたね。
 1回プレイしただけでやめました。
 もうやらない。発売まで待つ」



たしかに、今回のゼルダには
大変革がおこりました。


武内亨さん

「ぼくたちが子どものころの古いアニメの雰囲気だね。
 今回、ゼルダがこういう方向性になったのは、
 すごく勇気ある決断だと思う。
 守らなきゃいけないものは、どんなことにもある。
 でも、リアルであることの追及だけで
 すべてが進んでいくのはちょっと疑問でもありました。
 このジャッジを下せるのは、すごいと思う」

林和弘さん

「ロスのE3に行った知人から
 『あの画面で、ほんとに動くんだよ!』と
 聞いていたので、楽しみにしていました。
 実際見てみて、これは驚き!
 トムとジェリーみたいな、
 カートゥーン、というかんじですよね。
 あの再放送を何度も見た、ぼくらの世代にとっては
 なじみがある画像です。
 これは、画面をただ見てると、
 ふつうの映画みたいに見えますね。
 ゲーム文脈で遊ぶことに慣れた人よりもむしろ、
 ゲームをやり慣れてない
 テレビアニメをたくさん見ていた世代の人が
 このゼルダには引っ掛かるような気がしますね」



みなさん、口々にゼルダに対する熱い思いを
語ってくださいます。声の嵐、続々どうぞ!

照井さん

「昔の『龍の子太郎』とか
 東映系のアニメーションムービーを思い起こします。
 あれを自分でコントロールしているみたいなかんじ。
 斬新で、すっごくおもしろいね」

御子柴さん

「見てくださいよ、この炎。超アニメだよ。
 ゲーム炎からアニメ炎になった!」

たしかに、ほかのゲームと比べるとわかります。
煙も中国っぽくておいしそうなのだ!


よねみつさん

「あぁ、これどうやってるんだろう。
 3Dにしたらふつう、
 こんなふうな影にはなんないし・・・」

アライさん

「ゲームじゃなくて、そのままアニメみたいですね。
 金髪なのに東洋的。民話調でかわいい」

細川さん

「妙にリアルなものよりも、こっちのほうが
 ぼくにとってはずっとリアリティがあります」

橋本さん

「絵が変わっただけで、ゲームって
 こんなにも変わるもんなんですね。感情移入がしやすい」

森川さん

「きれいだよね。『白蛇伝』みたい。
 おじさん世代には懐しいね。
 今風のアニメにするよりも、こっちのほうが斬新だよね。
 マンガのような、色数落としたシェーディング。
 他社のソフトは、ここまで割り切ったものはないよ」


針生さん

「画面の雰囲気はガラッと変わったけど、
 これまでのゼルダをやった人ならなお、
 安心して難なくゲームを進められますね」

八谷さん

「ああ、もうこのデモ版のままでいいよ〜。
 ここから盗んで、持って帰りたいです。
 期待以上の出来ですね。
 コントローラーのボタンを
 たくさん使わなきゃいけないからたいへんだけど、
 おもしろいので、がんばって慣れるようにします」

鶴見さん

「ますます動きが複雑になって、おもしろいよん。
 顔が変わっちゃったけど、曲はおんなじ。
 チャチャチャチャーン♪ ああ、懐しい」

ベイちゃん

「ゲームキューブって19800円なんですよね。
 今日ゼルダをやったがために、
 買おうと思ってしまいました。
 これまで、ゲームは対戦ものばかりやってたんです。
 ひとりでプレイするのは、なんだか
 ゲームに遊ばれてる気がして(笑)。
 そんなのうれしくないよ、って
 斜に構えてたところがあった。
 でも、このゼルダならひとりでもやってみたいな」
 
本日、ゼルダの前に座り込んだ
最長時間ゼルダ大賞受賞者は、
スチャダラパーのBOSEさん。んもう、かじりつき。


BOSEさん

「えーっ! ゼルダ、今年中に出るの? 
 そりゃあないでしょう。
 来春くらいなんじゃないかと、心のなかで思ってた。
 ひぇーっ、ほんとに出るの?」
そのとき背後から声が。
「年内にデルダ」。



・・・darlingの急激な乱入でございました。
「かならずデルダ」。
「きっとデルダ」。
も、もういいですってば!


darling

「ゼルダ、変わったといっても
 変えないところは変えないんだよね」

BOSEさん

「ハートのプルンプルン♪みたいなところは
 変わっていませんよねぇ。
 けむりがボフッて出るとこなんか、すごいね。
 このゼルダ以降、ゲームがぜんぶこっちの方向に
 向かうような、そんな気がするね。
 アメリカ人が『何だよぅ!』って怒ってきそう(笑)」


マリオが跳ねる、跳ねる!
すんごい爽快感。


スーパーマリオサンシャイン
にくぎづけになったのは、
今年の七夕の短冊に
「マリオサンシャインがほしい」としたためた
原田泉さんのご長男、空くんと



武内亨さんのご長男、健太くんであります。



武内さん

「うちの息子はすごいよ。ゲームで文字を覚えたからね。
 3歳くらいでもう『魔力』とか『剣』とか
 読めるようになったんだよ」

それはすごい! 
このレポートをお伝えしていますほぼ日スガノヤは
子どものころ、漢字はすべて漫画「鉄腕アトム」で
覚えましたです。時代は移っとる。



子どもたちが器用にマリオをビヨンビヨン動かすのを
食い入るように見つめていたdarling、
「このスーパーマリオサンシャインというのはですね、
 宮本茂が水泳部だった・・・ってことが
 ひっじょうに大きく影響していますねぇ」
と、不気味なコメント。
「この、水ね。『水には、わしゃあ自信あんねん』と。
 そのあたりのことが汲み取れます。
 なんたって、武器は水鉄砲ですし。
 あ、ウォーターピックの歯ブラシを買って
 参考にしたかもねぇ」
・・・たしかに、スーパーマリオサンシャインは
敵を銃やナイフで殺すのではなく、
水を使ってキレイにする、というイメージです。



あ、そのとき空くんの操作するマリオが
水にバッシャーンとダイブ。
「フーッ! 気持ちいーい。 ヒューヒュー」
まわりで見ている大人たちが
いっせいにウラ声の雄叫びをあげました。
またdarlingが首を突っ込みます。
「ああ、これリゾートなんだねぇ。
 ファミリーレストランのメニューにあるよね、
 キノコのリゾートとか」
(読者のみなさま、すみません。
 リゾット、のシャレです)
ふぅ。



さておき、仰々しい武器を持たないマリオには
好感触のご意見が多かったのです。

アッキィさん

「人を殺すとか、やっつけるとかではなく
 掃除する、っていうのにもう驚いたよ。
 それをゲームにすること自体が任天堂らしい!」

ねもとさん

「戦闘的なゲームはあまり好きじゃないので、
 平和ですごくおもしろかった。
 ところで、
 家でピクミンをやっているときもそうなんだけど、
 あるところから先に進めなくなって、
 行き詰まって『アレ?』となる。
 でも、2日くらいすると脇目がきいて、
 解決策を見いだすことがあります。
 なんだかわかんないなりに、さがしていく楽しみがある。
 このゲームも、その自由さがあっておもしろいですね」

鶴見さん

「平面時代のマリオしか知らなかったから、びっくり。
 マリオってこんなに動くもんだったのね。
 ピョンピョン跳んで、かわいーい!」


武内さん

「マリオについては、どんな動きが入っているのかが
 楽しみだったんです。毎回驚かせてくれるから。
 今回は、綱渡りのピヨヨーンってのがいいね。
 あんな動き、これまでのシリーズにはなかったもの」

小泉さん

「グラフィックがきれいですね。
 操作説明がなくても、3分くらいすれば
 コツはつかめます。
 でも、ゲームの目的は
 説明がないとわからないけど(笑)。
 このゲームは、慣れれば奥が深くて楽しめる。
 お友達と楽しむといいかも」
 
スチャダラパーのアニさんとBOSEさんも
どちらが先まで進めるか、
ひと勝負していらっしゃいました。

アニさん

「おれ、水も命も、あと1目盛りだよ〜ひ〜」
熱い男の闘いでございます。



「最近のゲームは難しすぎてさぁ・・・(笑)。
 でも、マリオは64と操作が同じだから
 入り込みやすいよ。
 そういうところが、さすが任天堂ですね。
 今年の夏休みはマリオだぜ!
 はやく続きをやりたい〜」


永田さん

「一見、『マリオ64』タイプの箱庭ゲームなんだけど、
 マリオを使って、ゲームの世界を触っているという
 手触りの気持ちよさが飛び抜けていて、
 さすがと思いました」
 
リリー・フランキーさんは、
マリオに特別な思い入れをお持ちのようす。

リリーさん

「ああ、もちろんマリオサンシャインは買いますよ、
 キューブもろともね。
 マリオは、世界観がどんどんすごくなってる。
 だって、初代マリオは踏みつけたり
 カメ投げ飛ばしたりしてたのに、今回は
 水を撒くって。ねえ(笑)」





さて、前編はここまで。
次の月曜に更新予定の後編では、
「Biohazard 0」
「エターナルダークネス」
「スターフォックスアドベンチャー」
「メトロイドプライム」
「マリオパーティGC」

の体験ルポ、お送りしますよ〜!
どうぞお楽しみに!

おっと、次回は
「マリオサンシャイン発売記念!
 ゴーカ“こんなのほぼ日だけ!”プレゼント」
も、やりますからね〜〜〜!
おったのしみにね〜〜〜〜!

(みなさまからの「はやくプレイしたい待ちわびメール」
 送ってくださいね!!! おまちしていまーす)



※本文中のゲーム画面の画像は
 すべて開発中のものです。
 製品版とは異なる場合があります。

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