今年『ナイン』は大当たりする!
去年は知らなかったくせに、応援します。

               
緊急ニュース! 『ナイン THE MUSICAL』
全公演で「ほぼ日」枠チケット販売します!

               


シェフ
本日より『ナイン』東京公演の
「ほぼ日」枠チケットの販売を
開始しまーす!

べ3
1公演につきS席10枚、
A席10枚、ナインシート6枚を
確保しております!
すぐに買いたい人は
ここをクリックしてどうぞ!

シェフ
大阪公演については
イープラスではなく、
メールで受付中です!

べ3
ところでこのチケットは
先着順なんですよね?

シェフ

そうですそうです。
なので、人気のある日は
先に売り切れると思います。
でも、たとえば人気が集中する回が
あって、まだ席に余裕がある場合は、
tptの持っている席を
順次「ほぼ日」用に
割り当ててくださるそうです!


べ3
tptのチケット担当の
マツモトさんが言ってたよ。
「なんとかかき集めてでも、
 「ほぼ日」経由のお客さまには
 見ていただきたい!」って。

シェフ
うれしいねえ!
スケジュールなどの詳細は
こちらのページを見てくださいね。

べ3
さてきょうは、前半の見せ場、
「フォーリー・べルジェール」 と
音楽の話題です。
なんと『ナイン』は
生のオーケストラを
つかっているんですよー!

シェフ
あ、ひょっとして、バナーから
きょう初めてこのページに来て、
見た方には、なんのこっちゃかも?

べ3

あ、そうですね!
そういうみなさまは
ぜひこのコンテンツ、
最初からごらんくださいね。
↓こちらから、飛べますよー。


               
第七回 フォーリー・ベルジェール!
と、音楽スタッフのこと
               

きょうは「グイド」役の別所哲也さんがお休み。
じつは『レ・ミゼラブル』の本番中なのです。
本番と稽古をかけ持ちしながらなんて、
信じられないことに踏み切ったのは、
カンパニーもそれほど別所さんを必要としたし、
別所さんがものすごい意気込みで『ナイン』に
取り組もうとしてるということだと思います。
その並々ならぬ情熱は、
稽古場の別所さんからビリビリ伝わって来ます。


主役のグイド役、稽古中の別所哲也さんです。

さて、その別所さんがジャンバルジャンな日は、
「グイド」が舞台上にいない数少ない場面、
「フォーリー・ベルジェール」の稽古です。

「フォーリー・ベルジェール」
──19世紀にパリに建てられた、
現存するレヴュー・シアターです。

『ナイン』では、「フォーリー・ベルジェール」の
スターだったリリアン(いまはそのオーナーで、
グイドの映画のプロデューサー)が、
グイドにミュージカル映画を作らせるため、
エンターテイメント魂を注ぎ込むシーンがあります。
「ショーには謎なんかないの、
すべてが明らかなのよ!」
って。
これは『ナイン』の前半にある、
最高に華やかでゴージャスな場面です。


当時のフォーリー・ベルジェール(上)とレヴュー・シーン(下)。



現在のフォーリー・ベルジェール。

リリアンを演じる大浦みずきさんは、
ブロードウェイの劇場で『ナイン』を観た瞬間、
「これは出なきゃいけない!」と思ったそうです。
ご存じのとおり、大浦さんは、
宝塚花組のトップスターでした。
宝塚劇場には、スターだけが立つことを許される、
「銀橋」と呼ばれる花道がありますが、
「フォーリー・ベルジェール」にこそ、
その花道の原型がありました。
リリアンの台詞や歌詞に出てくる懐かしの「花道」。
これを大浦さん演じるリリアンが語り歌ってくれるとは、
宝塚ファンならずともじんときます。


リリアンを演じる大浦みずきさんです。

そのリリアンの懐刀として活躍する、
元映画評論家の共同プロデューサー・ネクロフォラス。
この役を演じる福麻むつ美さんもまた、
昨年秋の日本版『ナイン』を客席で観て、
オーディションにのぞんだひとりです。
ネクロフォラスは映画監督グイドに対し、
とても辛辣で好戦的な人物ですが、
福麻さんのネクロフォラスには、
チャーミングな部分がプラスされています。
とくにグイドのいない女性たちの場面では。
それはとても細かな演出に現われます。
前回もお話ししましたが、
一瞬の小さなアクションにこめられた
ひとりひとりの物語が、舞台上の女性たちを
ほんとに美しく見せているんです。

あ、そうです!
これを大きな声で言っておかねば!

『ナイン THE MUSICAL』は
生オーケストラなんです。

東京公演の全ステージを指揮するのは時任康文さん、
大阪公演は金丸克己さんと交替しながら、
オーケストラを率いてくれます。
おふたりとも、ミュージカルだけじゃなく、
オペラも指揮する若手の本格派です。

時任さんに『ナイン』の音楽について聴きました。

「ウェットでメロウな大人の音楽です。
デヴィッドの演出は本当にすばらしくて、
俳優の持ち味をおさえつけません、
それぞれの個性を活かして演技をひきだしてます。
本来、演出も指揮もそれが仕事だと思いますが、
それをちゃんとできる人は少ないです。」


『ナイン』のステージはオーケストラピットが、
舞台面よりも上(ほぼ2階の高さ)にあります。
上演中ずっと指揮者の全身が見えます。
重要な出演者のひとりです。
時任さんは昨秋の舞台写真を見ながら、
「うーん、ダイエットしなくては…
メイクも衣装もあるって聞いてるし。
ぼくの存在のしかたもきっと、
デヴィッドは計算してると思います。」

稽古場には指揮者のほかに音楽監督と、
「稽古ピアノ」の大隅一菜さんがいます。
大隅さんは昨年秋から引き続いての参加。
子役をのぞくといちばん若いスタッフです。
「『ナイン』がはじめてのミュージカルでした。
みなさんすごいキャリアのかたたちなかで、
仕事ができてしあわせです!」
いやいやどうして、なにを隠そう、
歌稽古に始まって、毎日の声だしから最後まで、
稽古場にいちばん長くいるのが大隅さんです。
場面が何度繰り返されても毎回生き生きとした演奏で
リハーサルを支えてくれます。
すべてのスコアと、デヴィッドの演出メモが
頭に入っているのでしょう、
演出意図が的確に反映されたピアノです。
それに、もうオーケストラが感じられるほど、
彼女のピアノは表情豊かです。

ピアノと俳優の歌声を生の音で聞いていると、
この稽古場(ベニサンピット)の空間でも、
ピアノだけの音楽劇をつくりたくなるほど…

さあ、これからオーケストラとの合同練習です。
「オケ合わせ」と言うそうですが、
これは専用の稽古場で行います。
是非のぞきに行って、レポートします。

(つづきます!)

※明日26日、朝のTBSラジオ(AM954)
「大沢悠里のゆうゆうワイド」に、
大浦みずきさんと純名りささんが出演します。
『ナイン』のいろんな話が聞けますよ。


べ3

さあ、今日も『ナイン』に出演の
女優さんをおひとりご紹介しましょう!


シェフ
ネクロフォラス役の福麻むつ美さんです。
この役って、 プロデューサー・リリアンの
懐刀 なんだってね。しかも、好戦的な?

べ3

そう言えば、稽古でも、ハスキーボイスで
すごく、迫力がありましたねぇ 。
デヴィッドさんの演出で、どんな風に
チャーミングな女性になるんだろう。


シェフ

福麻さんも、これまで、
『I GOT MERMAN』
『ヴィクター&ヴィクトリア』
『森は生きている』
『イーストウィックの魔女たち』
などなど、たくさんのミュージカルに
出演されています。


べ3

むむむ、 『ナイン』に出てる人って、
すごい人ばっかり!


2005-04-25-MON
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