「糸井重里を知ってるかい?」ブルータス「今日の糸井重里」特集、4月1日発売です。
ブルータスで糸井重里特集?!
「ただいま製作中!」にちょこちょこと写っていた
雑誌ブルータスのチームと一緒につくった
「糸井重里特集号」がいよいよ
今週金曜日、4月1日に発売されます。
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いったいこのチームはなにをしていたのか。
いったいこの雑誌はどのような内容になっているのか。
少しでもお伝えできればということで、
このほぼ日ニュースを
今週は月曜から金曜日まで毎日更新にて、お伝えします。

あなたにとって
「糸井重里」というひとは
なにをしているひと、というイメージがありますか?

社内では、
「糸井さんって、ひとによって、
 ○○をしている人って言われ方がぜんぜん違うよね」
という話がときどきされていました。
そして、その話がころがっていった先にいたのが
昨年、吉本隆明さんの特集号を
一緒につくったブルータスのチーム。
「糸井重里特集号をつくりましょう!」
と言ってくださったのが昨年の秋でした。
近道なし。とにかく一緒にいることになりました。
糸井重里というひとは、
いま、なにをしているのか?
それを伝える方法として
考えに考えた末、
ブルータスさんが出した結論は‥‥

「とにかく毎日、糸井さんがなにをしているか
 ずっと一緒にいて、
 見て、聞いて、ドキュメントします」

ということでした。
毎日、会う人も違えば、話す内容も違う。
社内でもさまざまなミーティングが
行われていることをお伝えした結果、
「とにかく、一緒にいる」という、
近道なしの方法を選ばれたのです。

そして2011年1月12日、
糸井事務所の新年初出社の日から、
3月5日に日大藝術学部で行われたワークショップまで。
約2ヶ月間、毎日、毎日、
ICレコーダーとカメラを片手に必ず糸井さんの横に
ブルータスさんがいたのでした。
ほぼ2ヶ月、わたしたち社員以上に、
糸井重里とともに時間をすごし、
できあがったのがこの特集です。
2ヶ月間、毎日通うため、「ほぼ日」内に
ブルータスの中西さんと
伊藤さんの席がつくられました。

糸井が毎日発した言葉はもちろん、
コピーライター谷山雅計さんと広告の話をしたり、
漫画家羽海野チカさんと対談をしたり、
宮崎キャンプで、原監督をはじめ
巨人軍のコーチ陣と旧交をあたためたり、
任天堂岩田聡社長と『MOTHER』の話をしたり‥‥
そんな場面がすべて収録されています。

また、Book inBook(副読本)として、
3月5日に日藝で行われた
「素直であるためのワークショップ」の
講義録もおさめられています。

特集「今日の糸井重里」というページタイトルの下には
こんな言葉が添えられていました。

「彼と過ごした2ヶ月間。
 と、そこで生み出された、127の言葉。
 そして、糸井重里の実像を知りたかった私たちに残ったものは、
 その実像ではなく、言葉の数々からひも解かれる、
 いま、日本人が持っていた方がいいかも、と思える、
 姿勢や思いや心根でした。
 今日の糸井重里。
 言い換えるなら、今日の日本人特集です。」


BRUTUS「今日の糸井重里」特集は
書店、コンビニなどに今週金曜日、4月1日にならびます。
エイプリルフールですが、うそではありません。
(流通の都合で、1日に店頭に並んでいない場合もございます)

※ブルータス・糸井重里特集号詳細について
 すぐに知りたい方はこちらをどうぞ
BRUTUS糸井重里特集の舞台裏その1 巨人ファンの糸井重里と宮崎へ。
さて、あらためまして、このほぼ日ニュース。
乗組員のモギ、ナガタ、コイケ、スガノ、トミタが
特集内のここがおすすめ、という個人的な思いや
取材の様子と言いますか、裏側と言いますか、
本誌からちょっとこぼれた話を、
今日から5日間にわたってお伝えします。

本日のニュースは、わたし、トミタが担当します。
お伝えするのは、ずばり、
「巨人と糸井重里」について!
昔から大の巨人ファンとして知られる糸井が
宮崎キャンプを訪れました。
その様子をじっくりとレポート‥‥
ああ、すいません、最初に告白しておきます。
わたしは、高校時代、
プロ野球研究会という謎の学内同好会に所属し、
東京ドームでアルバイトをしていたくらい、
プロ野球が好きです。そして巨人も好きです。

そんなわたしが
憧れの宮崎キャンプをレポートします。
野球をお好きではない方、
あるいは巨人をお好きではない方には
やや暑苦しいこともあるかと思いますが、
なにとぞ、なにとぞ、ご了承くださいませ。
いざ、巨人軍・宮崎キャンプへ
さて、話は2月11日にさかのぼります。
福岡のロフトで開催された
「ほぼ日手帳」のイベント終了後、
BRUTUS特集取材の一環として、
糸井が宮崎キャンプを訪れることになりました。

これはもう、同行するしかありません!
あ、すいません、落ち着いて、落ち着いて。

宮崎に向かったのは
ブルータスチーム、ほぼ日チーム、
いずれも根っからの野球好きばかり。
こころを高鳴らせながら球場での時間を過ごしました。
ファンにとっては夢のような、キャンプ訪問を
写真たっぷりめでお届けします。
ひさしぶりの原監督との対面。
ふたりの共通の話題はやはり、いまは亡き藤田監督でした。
カーン! カーンッ!
ふたりの視線の先にはバッティング練習をする選手たち。
カーン! カーンッ!
バットが球をはねかえす音がなんとも心地いい。
たっぷり話をした後は、原監督とグータッチ! 
やった、ホームラン!
もともと仲良しの村田真一バッテリーコーチ。
当時の選手のこと、今の選手のこと、話がつきません。
視線をうつすと亀井選手や‥‥
松本選手がトスバッティング。
美しい‥‥
テレビのお仕事で来ていた槙原寛己さんと
高橋由伸選手と談笑が始まったと思えば、
斎藤雅樹投手コーチも笑顔でやってきます。
なんなんですか! 糸井さん!
なんでこんなに仲良しなんですか!

他にも坂本隼人選手、阿部慎之助選手、
長野久義選手、矢野謙次選手などなど、
コーチの方々が現役のスター選手を
どんどん紹介してくださいます。

ああ、なんてことでしょう。
夢のような時間がどんどん過ぎていきます。
でも邪魔をしてはいけません。
あくまでもここはキャンプ。
巨人軍が来たるシーズンに向けて、
練習をしている場所なのです。
ころ合いを見て、おいとまし、
紅白試合をしている
2軍のグラウンドへ向かいました。
2軍の紅白戦。
当然なのですが、グラウンドは、どこを見ても、巨人の選手。
なんて応援のしがいがあるんでしょう。
おさえても、打ってもうれしい。
そして紅白戦終了後、ミーティングを終えた
川相昌弘二軍監督と糸井が野球談義。 
川相さんは去年、「川相二軍監督激動史」
というコンテンツで「ほぼ日」にも登場してくださいました。
 若手をどのように育てていくか、
 2軍はどのような存在であるべきか、
 川相監督のあつい指導の話はいつまででも
 聞いていたいものでした。
話はつきないのですが、
日も暮れてきそうなので、そろそろ帰ります。
大切な時間をいただき、ありがとうございました。


「プロ野球のキャンプって、
 ファンにとってはフェスみたいなもんだなぁ」
このように言っていたのは、
野球好き、巨人好きの乗組員、永田でした。
まさしくそのとおり。
どこを見ても、なにを聞いても、
心がたかなります。
キャッチボールやベースランニング、守備練習、
シーズンに向けて、練習に打ち込む選手の姿に
「ますます野球を観よう!」とワクワクしながら心に誓う
キャンプ取材だったことを記しておきたいと思います。

以上、
宮崎キャンプを訪問した日の、様子でした。
あ、もちろん、原監督と糸井の会話や
糸井のキャンプ訪問の感想は
ブルータスでご覧いただけます。

明日は、また別のページのことをお届けします!
それではー。
2011-03-28-MON
BRUTUS表紙
BRUTUS 706号 特集 今日の糸井重里 2ヶ月間の全記録と127の言葉。
2011年4月1日 
全国の書店、コンビニエンスストアにて発売。
(流通の都合で発売日に
 店頭に並んでいない可能性もあります)

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