今日の「ほぼ日」ニュースまとめ

以前もこのページでお伝えしましたが、
糸井重里が「劇的3時間SHOW」というイベントに
お招きいただいた。
持ち時間は3時間、演し物は自由らしい‥‥。
何でもいいんなら、
壇上で「普段のミーティングをやろう」と
糸井が提案、われらは仰天。
そんなイベントに実際出てまいりましたので、
当日の様子をダイジェストでレポートします。
news!
劇的3時間SHOWというイベントに出た。
はてさて、どうなったことやら‥‥。

まずは、下の写真を、ごらんください。

糸井重里を囲んでの、ミーティング風景です。

場所は、いつもの「社長室のとなりの部屋」‥‥
じゃあないようですね、今日は。

照明が妙に舞台の照明みたいだし、マイクもあるし。

手前では、議事録でもとっているのでしょうか、
いつもは「空テンパリ」の末に
全身に「ヤキが回る」ことで知られるスガノが
静かにパソコンに向かっています。めずらしい。

永田・山下、糸井をはさんで、奥野・モギ‥‥。

ボーダーシャツの袖だけ写り込んでいるのが
シェフ武井ですから、
読み物をつくるチームの企画会議のようです。

ほーら、お客さんもこんなにたくさん‥‥って。オイ。

まことに、もったいつけた前フリで、
たいへん、もうしわけございません。

そう、以前お伝えしましたように、
「劇的3時間SHOW」というトークイベントに
出演したのです、われわれ。

(全体に意味がよくわからないというかたは
 まずはこちらをごらんください)

持ち時間3時間のなかでなら
「何をやってもオッケー」というこのイベントで、
糸井重里と「ほぼ日」乗組員は
壇上で「普段のミーティング」をやったのでした。

あらかじめ、参考資料を準備したりなど、
いつもの会議とは
若干ちがうこともあったのですが、
ま、雑談ベースで
いつの間にか企画がうまれる‥‥という流れは
普段といっしょ。

壇上で、企画会議を1本、ふつうにやりました。

この場で決まったこともいくつかありますので、
そのへんもふくめ、
当日の様子をダイジェストでお届けしましょう。

普段のミーティング@劇的3時間SHOW

出演 糸井重里、武井・永田・山下・スガノ・
   モギ・ぐっさん・奥野

※スガノは、議事録をとっていたわけではなく、
 誰かの発言に対して、手元のパソコンから
 ツッコミ・補足・説明・ボケ・ボヤキ等を入れる役。
 それらは、宇宙部のシステムにより
 会場の巨大スクリーンへリアルタイムに反映。
 また、ぐっさんはカメラ係も兼務。

議題その1
キノコのコンテンツをやりたい


このところ、弊社の一部社員のあいだで、
密かなブームとなっていたものに「キノコ」があります。

たとえば、キノコ頭の乗組員が、にわかに繁殖したり。



左から中林・ゆーないと・山川、弊社最強のキノコと呼ばれる杉江。
カコミはスガノと初の男性キノコ・奥野


「ほぼ日感激団」では
「キノコ頭の子どもたち」がたくさん出てくる映画
『バーバー吉野』を鑑賞したり。



映画『バーバー吉野』より

糸井自ら先頭に立ち、肝心の「映画の内容」をさしおいて
「キノコ頭」について語り切ったようすはこちら

勇んでキノコ展へおもむき、鑑賞し、レポートする者あり‥‥。



アクリル樹脂に封じ込められた何らかのキノコ

弊社キノコが、そのキノコ観についてたどたどしく語った
「考えるキノコ展」レポートのようすはこちら

コンテンツになるかどうかもわからぬまま、
富士山へ「キノコ見物」に行ってしまう者らあり‥‥。


まるで異界の生物のような富士山のキノコ


すこしきもちわるくなったそうです

このように、それぞれが独自の動きを見せつつも、
いまひとつ、
コンテンツにつなげることができなかったのです。

これをひとつ、どうにかしたいな‥‥と。

■キノコ刈りでキノコ狩りに行けばいい
キノコですか。
キノコですよ。
キノコねぇ〜。
最近も新たに一匹、弊社初の「男性キノコ」が。
その頭にしてみて、どうだったー?
‥‥そうですね、切ってくれた美容師さんからは、
「髪質」とか「毛量」とかが、
このキノコ頭に
ピッタリだって言われたんですが‥‥。
ですが?
なにより「つむじの位置が理想的」と。

美容師に「理想的」とまで言わしめたつむじ位置(矢印)
なにか、
その美容師さんの長いキャリアのなかでも
「ふたりめ」だったらしいね。おっくんで。
‥‥ひとりめは「幼稚園児」だったそうです。
まぁまぁ、ともかくもだよ。
はい。
キノコでなにかやりたいんなら、
キノコ狩りに行ってくればいいんじゃないかね、
まずは。
ははあ。
あれはさぁ‥‥おもしろいんだよ。たぶん。
みたいですよね。
釣りとおんなじで「猟」だから。
このまえ、フィンランドへ取材に行ったときにも、
みんな森でキノコを採ってくるんですけど、
他人には絶対教えないんです、自分の「場所」は。

森の恵みは自由に採っていいと法律で定められた国、
フィンランドのキノコ
カタカタカタカタ‥‥
(宝探しみたいな?)
このあいだメールくれた読者のページ、見た?
ああ、あの阿寒湖の。
イトイさんが「今日のダーリン」で
キノコ狩りのことに触れたら
ネイチャーガイドを
やってらっしゃる読者のかたが、
メールをくださったんですよね。

新井文彦さんというかたなんですが‥‥。

「阿寒湖のキノコがすごいんです!
 ぼくのホームページを見てください」って。

たとえば、こんなキノコたちが‥‥。

阿寒湖のブナシメジ(新井文彦さん撮影)

阿寒湖のベニカノアシタケ(新井文彦さん撮影)

阿寒湖のテングタケ(新井文彦さん撮影)
ほーらほらほら、すごいじゃないか!

こんな写真が「ほぼ日」に載ってるってだけで、
もう、おもしろいじゃん。
この方、ライター業もやってらして、
写真もお上手なんですよねー。
まあでもさ、ここまでのキノコじゃなくても
この人みたいな、
キノコのガイドさん的な人にお願いしてだね。
ああ、プロにきちんと案内してもらえたら、
かたちになりそうですね。
そうそう、
なんかワークショップみたいなものに
混ぜてもらったっていいしね。

とにかく「キノコ狩り」コンテンツはイイと思う。
じゃ、イトイさんもいっしょに。
うん、まぁ、仮にオレが行けなくったって
うちには
いっぱい「キノコ刈り」がいるんだからさ。
なるほど、「キノコ刈り」が「キノコ狩り」へ。
‥‥(南)伸坊が行ったっていいんだし。
わはははは。そんな「黄昏」(笑)。
季節的にまだ間に合うかとかの問題はあるにせよ、
ともかく「行く」で、進めちゃったら?
それじゃあ、さっそく担当を決めましょうや。
カタカタカタカタ‥‥
(モギは社内で「鬼の進行」と呼ばれています)
山下さんでいいんじゃない?
あ、ぼくですか。
『バーバー吉野』も山下さんだったわけだし。
釣りも好きなんだし。
うん。いいと思いまーす。
わかりました。では、ぼくが。

決まったこと
まず「キノコ狩りに行く」を当面の目標に。
コンテンツ担当は、いきがかり上、山下さんで。


会場に来ていた『ダ・ヴィンチ』横里隆編集長(右)も
会議に飛び入り参加


議題その2
「白いブリーフ」で何か


この「劇的3時間SHOW」のわずか数日前のこと。

いつものように
糸井と数人の乗組員が雑談をしているうちに、
ふとしたきっかけから
糸井が「白いブリーフ」について熱く語りはじめる‥‥
という場面がありました。

どうして、そんなことになったのか。

その経緯については壇上でも語られたのですが、
すみません、
この「白いブリーフ」も
後日の「コンテンツ化」を、にらんでおります。

詳しい「いきさつ」と「動機」については
そのとき語られると思いますので、
ここでは、あえて発表しないことにします。

とにもかくにも、
続いての議題は「白いブリーフ」について。

なにがなにやら? そう言わずにどうぞ!

■白いブリーフでアンケートをやろう
とりあえず「白いブリーフ」を買ってきました。
ブルックス・ブラザーズで。
イトイさん、どうぞ。
オレはいいよ!
‥‥せっかく山下さんと買ってきたのに。
それも妙だなぁ(笑)。
おじさんふたりで
「白いブリーフ」を品定め‥‥。
きれいなお姉さんが店員さんだったからか、
山下さん、
とっさに「プレゼントです」とか言って。
リボンつきなのはそのためです。

‥‥ここで糸井重里が
「せっかくだから、ブリーフは会場にプレゼントする」
と言いだし、
急遽「ブリーフ争奪ジャンケン大会」開催のはこびに。

でも最終的に、誰も糸井重里にジャンケンで勝てず、
「白ブリーフは、やはり糸井のもの」という
いいオチがつきかけたが、
「今、ふと、目があった」という理由で、
半ば強引に、最前列の女性にプレゼントされました。

‥‥でですね、いろいろ調べたんですけどね。
ブリーフについて。
歴史をひもとくなら、
もともと「ユニオンスーツ」という
「つなぎ」のような形状の肌着を着ていたわけです。
人々は。
そう、で、1910年代に
その「ユニオンスーツ」の
上半身と下半身が切り離され、
1934年には
シカゴ・クーパーズ社の
アーサー・ナイブラーという人が
はじめて「ブリーフ」をデザインし、
「ジョッキー」という商品名で
初日600枚、
3ヶ月で30000枚を売る大ヒットになった。
はあー‥‥。
日本に登場したのは、
1950年代の中頃以降、昭和30年代のようですね。

「流行に敏感な青年層」を中心に
「爆発的に浸透」したと。
へぇー‥‥。
でも‥‥それは、そう言えば、思い当たりますね。

それまでは、オレたち、
白キャラコの猿股みたいなもの穿いてたんだけど、
1960年代あたりから
「白いブリーフ」が爆発的に入ってきた気がする。
1968年に『ゴルゴ13』の
連載が始まってるんですが、
第1話の、最初のコマがブリーフ姿なんです。

ファンの間ではあまりにも有名な第1話冒頭のゴルゴ初登場シーン

その後、刺客に襲われるが飽くまで「白ブリーフ」のまま
ゴルゴは基本、ブリーフですよね。
つまり「かっこいい」って表現だったわけだ。
この時点では、まだ。
でも、時が経ち、いつのまにやら
ココリコ・遠藤章三さんの「ほほほ〜い」とか
ダウンタウンの「アホアホマン」みたいな、
ああいう、きびしいイメージが‥‥。
あれは「いいパンツ」じゃダメだもんね。
でも、一方で
ベッカムがアルマーニの広告で穿いていたような
セクシー系のジャンルもあるじゃないですか。
こういうのとかもあります。
これは‥‥「饒舌」すぎやしませんか。
日本のおしゃれな下着メーカーのものですね。
原宿とかで売ってます。
そういえば山下さん、
なにか「女性にブリーフをもらったことがある」
らしいね。
はうっ‥‥。
いま、モギちゃんが
すごい形相で山下さんをにらみましたね。
モギは、山下さんの
「艶(つや)ばなし」については
ものすごく厳しいんだよな。
だって「コーヒー」とか「みちくさ」とか、
健全なコンテンツを担当しているくせにさ‥‥。
モギは、山下さんの「愛人ばなし」とかについて、
涙を流さんばかりに怒るんだよ。

そんな愛人、どこにいるんだよ、なのにね(笑)。
カタカタカタカタ‥‥
(山下は、いもしない「愛人」の話で
 いつもからかわれています)
で、どうだったんですか、穿きごこちは。
いや‥‥ぼくもふだん
「トランクス派」なもので、
ほんと、穿いてて「気が気じゃなかった」です。
‥‥その日、早退してましたよね。
ええ、いつもより早めに帰らせていただきました。
でもさ、こうやって「白いブリーフ」を
ポンっと置いとけば、
これだけいろいろと話せるわけじゃない?
何か、やれそうですよね。
みんな、穿いてない穿いてないって言うけど、
本当のところは、わからないわけで‥‥。
じゃあ、アンケートは?
ああ、ブリーフ・アンケートか。
いいかもー。
男の人でも女の人でも、答えやすい感じにして。
おもしろそうですね。
うまくいったら、べつのテーマでもできるしね。

「世の尻における痔の割合」とかも、
やりようによっちゃあ、ぜんぜんアリだろうよ。
この前の「はらよわ男」も、
かなり反響ありましたし。
つまり、普段、
あまりに恥ずかしくて語られないために
「他人がどうなのか」わからないことについて
なーんかゆらゆら考えていることって、
アンケートで聞いたら、
ぜったい、おもしろいと思うんだよね。

「人には聞けない○○」シリーズとかって言って。
うん、うん。
まずは「白いブリーフ」から。
いまの話を「おもしろい助走」にしてさ。
えー、担当は武井さんでオッケーですか?
あ、はい。
じゃあ、さっそく週明けにでも
「白いブリーフ分科会」を、
セッティングしますんで!
カタカタカタカタ‥‥
(モギは社内で「鬼の進行」と恐れられています)

決まったこと
ブリーフ・アンケートをやる。中身については後日相談。
コンテンツ担当は、いろいろ調べた武井さんで。

なお、冒頭でみごと「白いブリーフ」を手にした
「たまきち」さんから、
イベント終了後、感想のメールを頂戴しました。

これが、何と言いますか‥‥とてもよかったので、
以下に、ご紹介させていただきたいと思います。

とつぜん「白いブリーフ」をつかまされた
女性の、おどろき、揺れ、とまどい‥‥などなどが
あまりにも率直に、つづられております。

=
件名:白いブリーフをもらった女の心情

わたくし、本日の「劇的3時間SHOW」にて
白いブリーフを
「糸井さんと目があった」というだけの理由で
頂いてしまいました、たまきちです。

当初のルールであった「ジャンケン」には
一回目で敗戦いたしました。

ちなみに敗戦時には
あの、黒い、高級そうなブルックス・ブラザーズの袋に
何が入っているのか知らず、
負けたことを悔しく思っておりました。

当たる人、いいなぁ‥‥と。

ただし、スクリーンに映し出された
「白いブリーフ」を見て、
「え、もしかして、あれが入ってるの?
 だったらそんなに悔しくないかも。
 だって、もらったところで使いみちが」‥‥と、
悔しがる自分とサヨナラしたのです。

だのに‥‥だのに‥‥。

今、その黒い袋に入った白いブリーフは
我が家にあります。ホワイ!?

イベントが終了し、会場をあとにするさい、
参加した方々の目が気になりました。

あの場にいた方々は、事情を知っています。

「あの黒い紙袋には白いブリーフが」
「あいつ、白いブリーフ持ってるぜ」

いや‥‥考え過ぎかもしれません。

でも「白いブリーフを持っている」だけで
なんだか過剰に人の眼が気になってしまう。
‥‥そんな夜でした。

帰り道も細心の注意を払いました。
神さま、お願い!
今日だけは、何ごともなく私を家に帰してください!
何らかの理由で、身辺を調べられて、
あの白いブリーフを見つけられたらと思うと‥‥。
そんな夜でした。

無事に帰宅し、黒い紙袋をテーブルに置く。
見つめる。
ひょっとしたら、本当はブリーフじゃなく、
何か他のものが入っているのかもしれない。

白いブリーフというのは冗談だったのかも!

袋を開けました。‥‥白いブリーフでした。

それも「3枚」も入っていました。
想像していた以上に、大きいです‥‥。

わたくしには、同居人がいます。
彼にこれをどう説明するのか。
試しに穿いてもらうのか。
かぶってもらうのか。
それとも私が穿くのか。かぶるのか。

白いブリーフが我が家にやってきた。

2009年の忘れられない大事件になること、
まちがいなしです。

(たまきち)

議題その3
社内規則について再考だ


最後、企画の会議とはちょっとちがうのですが、
これまでそんな機会もなかったため、
社内規則について、ちょっと見直してみました。

(弊社もいちおう、「会社組織」であるため
 社内規則もいちおう、存在しているのです)

だいぶ長くなってしまったので、
結論だけ、ざーっと駆け足で振り返ってみましょう。

■「男子の短パン・サンダル禁止」について
 真夏とかはオッケーなんではないか?

短パン男子の毛ずねに女子社員からの冷たい視線‥‥
この写真はフィクションです
これはもう、写真を見ればわかりますね。
ダメです。
「短パン」や「サンダル」に罪はない。
「キミらの見苦しさ」という以上の
理由はないです。
後ろの女子の冷ややかな目線に、
気づいてください。
逆に言えば、キミらが
妻夫木聡とか小栗旬とか瑛太だったら
オッケーなんです。
つまりは、そういうことです。
■「社内恋愛禁止」について
 そろそろオッケーなんではないか?

もしも社内恋愛がオッケーだったら‥‥
この写真はフィクションです
たいへんややこしい問題ですが、
基本ダメなのです。
なぜならオレたちは
「海賊船」に乗り込んだ乗組員だから。
お互いに「偽りの絆」でつながってるんです。
なんで「偽り」かっていうと、
「家族の絆」に比べたら
どうしたって、
オレたちの絆は「偽り」になっちゃいますよね。
それを暗黙の了解としながら
それでも、チームで仕事をしていく場面に
ひとつだけ
「家族」の「本物の絆」が混じっちゃったら?
いろいろ、
いかんともしがたい問題が出てくるはずです。
だから、基本的にはダメ。
でも、それでもどうしてもって言うんなら‥‥
相談に来たまえ。
■「宿泊禁止」について
 これは‥‥オッケーにしなくていいと思います

弊社の宿泊禁止令はこの人のためにあるといっても過言ではない‥‥
この写真はフィクションではありません
はい。これも写真を見ればわかりますね。ダメです。
「GOODBYE」というTシャツを着たこの人は
「播口光」といって
「ほぼ日」初期のころからいる古参乗組員ですが、
アパートが遠くて、すぐ家に帰れなくなるんです。
で、よくこうして会社で寝てるんですけど、
「ハリさんの口から小バエが出てきたのを見た」とか
「自分のよだれで溺れそうになってるのを見た」とか
そういう目撃情報が多数寄せられる困った人。
宿泊禁止はもちろんですが、
まず、この人を引っ越しさせるのが
先決かもしれません。

さてさて、いかがでしたでしょうか。

この他にも、いろんな話題が出たのですが、
おおむね、
この日の会議のもようを、お伝えしました。

はじまるまえは、どうなることやら‥‥と
気をもんでいた「3時間」も、
終わってみれば、あっという間のできごと。

やってる本人たちは、とても楽しかったですし、
会場のみなさん、
そしてこのレポートを読んで下さったみなさんも
楽しんでいただけたなら、うれしいです。

そして、この日決まったことは、決まったこととして、
今後、何らかのかたちで
「ほぼ日」に登場するかと思いますので、
そちらもどうぞ、楽しみにしていてくださいね。

なお、会場のみなさんには、
「ほぼ日」のイベントでは恒例の「記念写真」と、
同時進行で作っていた「議事録」とを、
大いそぎで印刷し、お持ち帰りいただきました。

同時進行で作った
議事録(1/2)
※クリックで拡大します
「ほぼ日」イベント恒例の記念写真
(ぐっさん撮影)
※クリックで拡大します

最後に、イベント終了後に届いた感想メールを
いくつかご紹介して、
この長いレポートを締めくくろうと思います。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

=
「普段を見せる」というのが興味深かったし、
実際おもしろかったです。
こうやって「ほぼ日」の企画って
生まれたり進んだりしているんだ、とか。
みんながみんな、
積極的に発言をしているんじゃないんだ、とか。
永田さんはいい声だなあ、とか(笑)。

(ヤマモトさん)

=
最初は正直、
「会議だけでホントにおもしろいのかな?」
「そもそも会議って、3時間もやるもの?」
‥‥とか思っていたんですけれど、
おもしろかったです。

どうやら、自分が「たのしい」とか
「おもしろい」と思うことって、
今回の「劇的3時間SHOW」やら「黄昏」やら、
人がたのしそうに話しているのを
聴いていることなのかも知れないなぁ‥‥と
思いました。

(竹中さん)

=
途中から話を聞いてるというより、
自分もミーティングに参加してるような
気持ちになりました。

ひとりひとりの役割というか、
物の捉えかたや
発想方法、話の持って行きかたが
ミーティングだけど、
なにやら「井戸端会議」のような趣で
こんな会議なら、
きっと退屈しないのだろうなあと‥‥。

(西村さん)

=
参加してみて感じたのは、
「決して特別なことはやっていないんだな」
ということでした。
それぞれが興味を持ったことを調べて
議題に上げ、
他のメンバーと煮詰めて、かたちにしていく。
この繰り返しで
「ほぼ日」はできているんだと思いました。
また「赤字になる仕事はしない」と
コストを意識している点も印象に残りました。

(狩谷さん)

=
兄は山歩きより野球ってタイプだったので、
祖母と母のおともで
「山菜取り」や「きのこ狩り」に出掛けるのは
もっぱら私だけでした。

そこで、故郷の「きのこの山」の在り処は、
私が、祖母から受け継いだのです。

母は祖母の実の娘であったにも関わらず、
さらに
「教えてほしい」と懇願していたにも関わらず、
祖母はその在り処を私に伝えました。

祖母いわく
「山の幸ってがわ採りすぎたら駄目んがらや、
 そんげんことしたら、みんな無くなる。
 だっけぇ子供じゃ無くて
 孫に教えるきまりんがらいや」とのことでした。

つまり実の娘とはいえ
代々、伝えるわけにはいかない。

自分も祖母からそう言われて、在り処を教わった。
隔世で伝えるくらいが
ちょうどいいんだ‥‥ということです。

つまり私、知ってるんですよね‥‥
幻の「きのこの山」を。

(青龍)

=
僕もかつてはブリーファーでした。
大学生になり、一人暮らしを始めるまで
「みんな白のブリーフを穿いているものだ」
と信じて疑いませんでした。

ところがある日、洗濯したての4枚のブリーフを
部屋干ししていたところ、
遊びに来た友人に
「ブリーフを人前で干すな」と言われ、
そのとき初めて
「ブリーフは見苦しいものである」
と認識したのです。

それ以来、一度もブリーフを穿いていません。

試験前や部活の試合前など
気を引き締めたいときいつも支えてくれた、
心の友であったはずのブリーフには
恩をあだで返すようなことになっています。

なんだかブリーフに申しわけない気がして、
渋谷駅に帰る道すがら、
コンビニで買ってみようと思いました。
久しぶりにブリーフに
「穿き替えて」みようと思ったのです。

ところが、
コンビニには、ブリーフは売っていませんでした。

5軒ほど巡りましたが、
置いてあるのは「いわゆるブリーフ」ではなく
「ボクサーブリーフ」だけでした。

どうやら世の中的には
「ブリーフ」に「ボクサー」をつけて
「見苦しくないもの」に変化させているようです。

「ボクサーブリーフ」なるものの存在は
もちろん知っていましたが、
コンビニに限れば、
すでに「いわゆるブリーフ」を駆逐するまでに
席巻しているようなのです。

これは「いわゆるブリーフ」存亡の危機です。

元ブリーファーとして一抹の寂しさを覚えたこと、
ご報告させていただきます。

(松岡さん)
2009-11-04-WED
 
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