全国なぞなぞファンのみなさん、
お待たせいたしました。
今週もなぞなぞ解説係の出番でございます。

最近、あまりの担当者の不出来に、
フジモトさんが哀れと思し召したらしく、
ワタクシ用のヒントをくださるようになりました。
(つまり、ずるっこですが。)
まず、そのヒントをご紹介しておきましょう。

「身寄りが無い」「天涯孤独」がポイント。
浦島太郎に必然性はありません。

ええ、それでどうだったのかって?
ここまでおしえてもらえば、正解でした。
ヒントがあろうとなかろうと、
正解を得たときのスッキリ感には
かわりがありません!

では、そんなやさしいフジモトさんの
今週のコメントをどうぞ。

こんにちは。
今回は物悲しさの漂うなぞなぞを
ハッピーエンドにしてくれた、
このメールを紹介します。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + ++ +
頑張れ、浦島老人!
せめてもう1度竜宮城を見せてやりたい!
鯛(茶漬け)や平目(のえんがわ)の舞い踊りを
味あわせてやりたいっっ!
ああ!なんとかしてこの非力な老人の乗った船を
沖に行かせてやれるテはないものか・・・
そうだ!同じ町内に住む、独居老人仲間の
花咲かじいさんとこぶとりじいさんに
手伝ってもらえないだろうか・・・
花咲かじいさんは、
「ちょうど桜を咲かせ終わったし
 ヒマだから付き合うぜ」
と言い、
こぶとりじいさんも
「こぶがなくなって視界も利くようになったし、
 おらも行くダ」

ふたりとも快諾してくれました。

しかしっ!
みんな漕がない(子がない)ので
船は一向に進みません。
でも、うららかな春の浜辺、
寄せては返す波に揺られながら
3人四方山話で楽しく過ごせましたし、
潮干狩りもできましたので、
夜には3人ハマグリのお吸い物と、
アサリご飯で竜宮城のように
楽しい夜を過ごす事が出来ました。

天涯孤独なんてこわくない! というお話しでした。

その日のうちに食べきれなくて
余ったアサリは佃煮にしましょう。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + ++ +
すばらしいストーリー構成ですね。
食べ残しのアサリにまで配慮が行き届いているところが
にくいです。

フジモト


おっと、忘れるところでした、
お待ちかねの正解率ですが、
72%です。
なかなか、微妙なところですね。

では、今週の誤答ピックアップです。
まずは、とんち系。
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・若い頃は、竜宮城で豪遊をした
 彼でも「寄る年波には勝てなかった…。」

・「都市寄り」 (年寄り)なので沖には行かない。

・海岸の埋め立てなどで浜すらなかった!

・漕いでくれる人がいなかったから

・「櫓を貸した」老化した。

・浦島太郎さん朝寝坊して
 「起きられなかったから…」
 「沖られなかった…」
 
・途方にくれた浦島太郎は、
 生き方(往き方)がわからなかったから。

・1人でさみしいから
 「涙目になった。波ダメになった。」

・櫂櫓(海路)がないので、沖へは向かわなかった

・one(湾)だったから。

・帰って来た、櫂が無かった.....
 (帰って来た甲斐が無かった)
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そして、ロングコメント、もしくは、
物語バージョン。
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・港目に入ったから
 皆、止めに入ったから
 多分違いますね。
 誰かが孤独な老人に気付き、
 止めてくれたらいいなと。
 そして、ふと目に入った港の姿に
 浦島さんの気が変わって
 現実に目覚めてくれたらいいなと思い、
 この答えにしました。

・「あなたは、まだ極楽(こちら)に戻ってはだめ。」
 とゆう、乙姫様の愛情。

・浦島太郎、何か教訓は無いのでしょうか?
 亀に親切にしてあげたにも関わらず、
 天涯孤独の身になって。
 何かしら昔話には教訓があるものでしょう?
 1. 亀は助けるな。
 2. ただで物は貰うな。
 3. 甘い誘いには乗るな。
 と言ったところですね。世の中厳しいですね。

 答えは《寄る年なみには勝てない》でしょ?

・浦島太郎は、あまりの寂しさに
 一刻も早く竜宮城に行きたいと
 (着の身着のまま)来のみ来のまま
 船に乗ってしまったので、
 亀を助ける暇もなくて、連れて行ってくれる亀もいず、
 おまけに満ち潮だったので、
 沖に向かわなかったのではないでしょうか。

・私の答え:「亀(かめ)なかった」から。
 おじいさんになった浦島太郎は、歯がなくなってしまって
 物を噛めなくなってしまった。
 また、竜宮城に行くのは亀に乗っていかないとダメで、
 亀がなく、舟で行くしか方法がない今の浦島太郎は
 竜宮城に行けない。

・突然、老人になってしまうやら、
 村の様子もすっかり様変わりしてしまうやらで、
 浦島さんはこれからどうしたらいいのか
 静かに凪いでいる海を見ながら
 何日も呆然としていたに違いありませんね。
 答えはきっと、
 「(時代の)波にうまくのれなかった」からだと思います。
 乙姫様も罪なことするなぁ。
 
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さて、そして、会社で、家族で
真剣になぞなぞを解いてくれている方々の
コメントもご紹介。
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・打ち合わせに向かう途中、
 昼食に立ち寄った豚カツ屋「とん平」にて
 上司も交え4人で協議しました。
 結果?答えは「漕がない(子がない)から」に決定。
 我々の協議結果は正解なのでしょうか。
(セイガク)

・スコーンと明確な答えが浮かばなかったのですが、
 答えは: 舟を漕がなかった。(子が無かった)
 でないかなっ?
 ちなみに、うちの父・弟2人の
 三羽カラスの答えは
 全く同じで、
 「年寄りやから、櫓を漕ぐ体力がなかったんや!」
 でした。
 ナゾナゾになってないやろ!
 という突っ込みを入れつつ
 DNAって、恐ろしいと思いました。

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それでは、また来週!

 
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