NAGATA
怪録テレコマン!
hiromixの次に、
永田ソフトの時代が来るか来ないか?!

第15回 和田ラヂヲさんに会う

週刊ヤングジャンプや音楽誌のrockin’onなどで
比類なき間を持つギャグマンガを連載され、
現在もCOMIC CUE、週刊プレイボーイ、
僕の働いてる週刊ファミ通などで活躍中の和田ラヂヲ先生。

ふだんは松山の自宅で仕事されている和田さんが、
所用で上京されると聞き、
担当者にくっついて行ってテレコを回してきました。

ファンのかたには説明の必要もないことですけど、
和田ラヂヲさんにはマンガ家として大きな特徴があります。
それは、原稿を編集部にファックスしている
ファックスマンガ家であるということです。

そのへんの事情も聞きつつ、
食事の席でこっそりインタビュー。

永田 和田さんってどういう経緯で
マンガ家になったんですか?
なんかマンガ家目指してバリバリ描いてたって
感じがしないんですけど。
和田 最初はふつうに働いてたよ。
永田 え、サラリーマン?
和田 というか設計の仕事。
永田 設計! ・・・意外。
和田 ちゃんとやってたよ。こうやって・・・。
永田 あ、あの、斜めになった机で?
和田 そうだよ。
永田 なんか机にT定規のでっかいヤツが
くっついてる机だ。
和田 そうそう。
永田 そんで?
和田 まあ、ヤンジャンで連載始まったんで
すっぱり辞めて。
永田 おお、男らしい。
和田 そしたら連載のほうも終わっちゃって。
永田 ありゃりゃりゃ(笑)。
和田 なんか、某巨匠マンガ家の
連載が始まってページが足りなくなるから
切られたんじゃなかったかな(笑)?
永田 それでどうなるんですか?
和田 どうしようかなあと思ってたら、
rockin’onのほうから仕事があって。
永田 あ、そこでrockin’onなんだ。
和田 そうそう。
で、当時そこの編集長だった
増井さんって人が俺の原稿とかを見て、
ファックスでやりとりしてたんだけど、
「原稿もファックスも変わらんじゃないか!」
って言われて。
永田 アハハハハハハ!
和田 それ以来ファックスで。
永田 ファックスマンガ家に(笑)。
和田 うん。
永田 でも、僕もときどき質問されるんだけど、
和田さんのマンガが本当に編集部に
ファックスで届いて、それを入稿してるって
信じてない人多いですよ。
和田 ちゃんとファックスで入れてるっての(笑)。
永田 そうなんだよなあ。
ときどきファックスの印刷悪くて、
原稿に黒い縦線入ったりして
送り直してもらったりしてますもんね。
和田 うん。
永田 このネット時代に(笑)。
和田 いやあ、ファックスでしょう。
ファックスはいいよ。
永田 ファックスマンガ家の第一人者。
和田 誰も後に続かないんだけどな。
永田 (笑)
和田 おかしいなあ。
永田 あれですか、やっぱり商売道具だから、
最新のファックス情報に詳しいとか・・・。
和田 うちのファックス、3台目だから。
永田 あははははは。
さあ、今回のテレコマンは
和田先生の特別描き下ろしイラスト付きです。
タイトルは「赤い靴下の男」だそうです。
いや、もう、どうですか。
ちなみにこれはファックスではありません。






※和田ラヂヲ情報は以下でどうぞ。
http://www4.plala.or.jp/radiow/


2000/04/29    表参道

永田ソフトさんへの激励や感想などを、
postman@1101.comに送ろう。

2000-05-29-MON

BACK
戻る