ほぼ日・デリバリー版。

第50号 ナゾ療法・その5。


みなさん、こんにちは。

土曜日、いかがおすごしでしょうか。
「風邪をひいて家にいなきゃいけないの!」
なんていう方は、おもしろ半分の気持ちで、
この「ナゾ療法」のバックナンバーを、
ぜひ、読んでみてくださいませ。
治りそうもない療法も、あるんですけどね‥‥!

では、今日も、さっそくおとどけいたしましょう。







・ウチは田舎(山梨)なので、
 自家製のクスリが結構あります。
 虫さされには
 ヘビイチゴの焼酎漬の漬汁を塗るとか、
 傷・火傷全般には
 マムシの焼酎漬の漬汁を患部に塗ります。

 ヘビイチゴは 小さな野イチゴのようで
 名前とはうって変って
 可愛らしい実ですが、食べられません。

 マムシは一升ビンの中に トグロを巻いて
 入れてありますが
 そのままでは気持ち悪いので、
 うちでは小さなビン
 (チオビタドリンクの空瓶)
 に小分けにしています。
 コチラはかなり臭いがキツイので、
 使う時は注意が必要です
 が、 効き目は抜群です。

 ウチでは ちょっとしたケガぐらいは
 ”マムシ塗っとけ!”で終わりです。
 他にも、オデキができたら、
 ドクダミの葉を揉んで患部に
 乗せておくと、毒素を葉が吸って
 一晩くらいでオデキは消えてしまいます。

 私が幼稚園の頃は、冬になると
 日本手ぬぐいに、
 長ネギ1本そのままくるんで
 マフラーの様に巻いた 園児が数人いるのは
 ごく普通の光景でした。
 長ネギマフラーをして青ッパナ出して
 風邪でも平気で飛び回っていた
 昔の子供は 丈夫だったんですね。
 (ふるる)



・子供の夜泣きが続く時にすること。
 鶏の絵を描いて
 あかちゃんの枕のそばに
 逆さにして張っておく。

 数年前、友人に子供が産まれた時に
 「夜泣きがひどくて、大変だ!」
 という話をされたので、
 このことを思い出し教えました。
 わらにもすがる思いだった友人が
 早速試したそうです。
 すると、なんとぴたっと
 夜泣きがとまったそうです。

 昔、姪が生まれたに得意げに
 鶏の絵を描いて、このおまじないを
 していた父が懐かしいです。

 もうひとつ、これは
 母親が教えてくれたものです。
 かなり、実際に効果があるものですよ。
 風邪をひいてのどが痛いとき。
 水飴をどんぶり
 (ボールでももちろん可)に入れて、
 その中に薄くスライスした大根を入れて、
 一日置いておきます。 

 翌日には、水飴の上に
 大根の汁が出てくるので、それを飲みます。
 水飴と大根。利きそうでしょ?
 しかし最近じゃ、
 水飴だけを買うのも難しいのでしょうか?
 僕が子供の頃はおやつ用にと、
 一斗缶に入った水飴が
 いつもあったものです。
 (も)



・井伏鱒二の小説『駅前旅館』に、
 こんな「ナゾ療法」が登場します。
 捻挫の治療法なのですが、
 半分に割いた三十尾のどじょうを、
 「栗鼠のオーバアのように」縫い合わせ、
 患部に巻きつけるというのがそれです。
 登場人物
 (長野からやって来た紡績工場の御一行の、
  目付け役兼保健衛生の先生)
 によれば、これで
 「百発百中、ぴたりと痛みが止まる」
 らしいのですが…… 
 (透)



・我が家のオバアが作る
 「やけどのクスリ」はすっごい効き目です!
 作り方は
 1.山百合の花びらをむしり取る。
 2.清潔なビンなどに
   ぎゅうぎゅうと詰め込み密封。
 3.放っておくと
   そのうちなんだか茶色く
   (腐れているのかな…)なる。
 4.茶色→黒色になり、
   デロデロにカタチが崩れたら
   出来上がり♪

 クサイです、物凄く
 (やはり腐れているのか…)。
 しかし!!
 やけどをしたらスグに塗ると、
 大した痕にもならず
 水ぶくれすら出来ずに
 済む事も有るほど!
 …臭いんですけどね。ええ。
 効くんですよ。
 なんで効くのか解らないですけどー…。
 (シバ)

・早速ですが、私が実践している
 「くしゃみ」のとめ方について書きます。
 くしゃみをもよおしてきたら
 (「へ、へっくし」の「へ」あたりで)
 両手の指で鼻の付け根を押さえます。
 すると、あらびっくり、
 すっと治まってしまうのです。
 この方法は、何かの雑誌に載っていたかで
 民間療法ではないかもしれませんが、
 結構効くので会議や授業中など
 くしゃみのできない時にお試しあれ。
 (あさわっき)



・ナゾ療法...というには、
 本当に効きすぎて恐いのですが
 ご紹介します。
 「あなたのしゃっくり止めてみせます!」
 友達が教えてくれたのですが、
 小匙1杯の砂糖をなめると
 しゃっくりがとまります。
 ぴったり止まります。
 「横隔膜に効く!」って感じです。
 とっておきなのですが、
 みんなにも知ってもらいたくて。
 (しおしおのぱー)



・40年位前のこと。
 手の甲に小さなイボが多数でき、
 皮膚科で「電気を使って焼く」治療を
 繰り返したのですが、2〜3年経っても
 イボは次々とできてラチがあかず。
 ついにその医者曰く。

 「医者の私が言うのも変だが、
  騙されたと思って
  次のオマジナイをためしてみるか?」
 『精米していない、
  つまり玄米の胚芽の部分で
  (一つのイボに対して一粒の米を使って)
  軽くこすり、その米粒をどぶに捨てて
  腐るのを待つ。この一部始終を
  誰にも気付かれないこと』

 オマジナイの類を一切信じない私ですが、
 その折はバカにしながらも
 藁にもすがる思いで即実行。
 アラ不思議、効果てきめんで完治。
 以来、今日にいたるまで
 イボは二度とできません。

 そのため、その折は
 偶然直ったのではないのか、
 再現性があるのか? については
 不明のままです。
 (ホシ)



・小学生のとき、
 クラスにものもらいの子がいると、
 「両手の爪に針の先で、
  バッテンをつけるとなおる」
 というのがはやっていました。
 残念ながら、わたしはその頃、
 ものもらいができたことがなかったので、
 確実かどうかわからないのですが、
 不思議となおっていったように
 記憶しています。
 (さと)



・私はちっちゃい頃よく捻挫してまして、
 そんなとき母は、小麦粉を酢でといて
 練ったものを布にたっぷりのせて
 患部にべたっと貼ってくれました。
 つめたくて気持ちいいし、
 熱をどんどんとってくれるのか、
 その練り小麦粉はしばらくすると
 パコっと外れるほど固まるのです。
 で、又練ってペタリ。
 シップなんかより
 断然気持ちいいし効きます!
 (み)



・たんこぶに砂糖水のお話がありましたが、
 あれは、根拠があるそうです。
 子どもが小さい頃、やはり、
 たんこぶを作り
 かかりつけの小児科へ行きました。
 「うちの子には、
  実はこうしています。言いにくいけど」
 と、砂糖を水で練り、
 塗りつける方法を伺いました。
 浸透圧の関係で、腫れが引くんだそうです。
 薬ももらいませんでした。
 治りました。
 (あさ)



・「ハト麦茶を飲んでイボが治る」
 と言うのは、お子さんがいる方なら
 結構聞いたことがあると思います。
 息子(小学生)も今、
 「水いぼ」ができています。
 「水いぼ」は完治まで早い人で半年、
 遅いと3〜4年かかる人もいるとか、
 免疫が出来てくると自然に治るそうです。

 「ヨクイニン」と言う薬を飲んでいますが
 効き目は人ぞれぞれのようです。
 ハトムギの種皮を除いた種子の
 「ヨクイニン」と言う薬は、古くから
 皮膚治療に用いられてきたようです。
 「いぼ」や「皮膚のあれ」に
 効果があると表記されています。
 (たか)



・昔から蚊に刺されやすい私。
 夏にはいつも泣いています。
 子供の頃、そんな私を見かねて
 家族があちこちでかゆみどめ情報を
 手に入れてくれました。
 その中で強烈な思い出があるのが
 「ヤクルト」です。
 うちにヤクルトを配ってた
 おばさんが教えてくれたらしいのですが、
 「蚊に刺されてかゆみが出たら
  即ヤクルトを塗る」というものでした。
 今だったら絶対疑って
 試すハズもありません。
 しかし、幼さかった私は
 かゆみが止まるんだったら何でもしてやる!
 と思い飛びつきました。
 結果、塗ったヤクルトが乾く頃には
 かゆみが止まりアラ不思議!
 そのかわり異様なベトベト感と
 ヤクルトの甘い匂いに誘われたアリに刺され
 痛いのなんの……大変な目に遭いました。
 (いげ)



・私はミント系のガムを食べると
 必ずくしゃみがでるのですが、
 時々、そのくしゃみが
 唾を飲み込む瞬間と重なって、
 ひどくむせることがあります。
 今日、というかさっきです、まさに。
 むせました。
 そこで、先日のデリバリー版の
 「手を挙げてむせるのを治します」
 という話を思い出し、さっそく
 両手をバンザイしてみたところ……
 止まりました!あーびっくり。
 思わず笑っちゃいました。
 「あーすごい、ほんとに
  止まっちゃうんだ!あはは」
 御報告まで。
 今度はしゃっくりの治る方法を
 いろいろ試してみたいです。
 (ゆうこ)



・会社で給料を貰い
 (振込ではなく手渡しだった)
 帰宅したワタシ。
 なにげに、ぽんっと、どこぞに置いたらしく
 気が付けば行方不明。
 母と二人であちこちひっくり返して
 探してみたけど見つからず。
 途方にくれているところに叔母登場。
 訳を話すと
 「近所のおいなりさんにアゲ供えて
  頼んできたるわ!
  あそこのおいなりさん、
  よう、探しもん見つけてくれるねん」
 と言い残し、帰っていかれました。
 半信半疑だったのですが
 なんと次の日、あれほど
 探しても見つからなかった
 お給料袋が出てきたんです!!
 それも見つかりやすいトコに。
 なんでこれが見つけられなかったのか
 不思議なくらい。

 叔母に話すと
 「やっぱりな〜。
  おいなりさんは探しもんが得意や!」
 と自分が得意げに語ってました。
 お礼にアゲ、供えてきたるわな〜ぁ!
 と言い残し去っていきました。
 ありがたや〜。
 (ふっきー)



・うちにはずっと
 「おじいちゃんの薬」
 と呼ばれてるモノがありました。
 成分は今となってはわからないんですが、
 茶色い液体で、切り傷だろうと
 やけどだろうと
 全部これつけて治してました。

 小学校の時にビール瓶で
 スネをエグッちゃったんですが、
 これも「おじいちゃんの薬」をひたした
 ガーゼをしばらく巻いて治しました。
 けっこう大出血だったし、
 ばっちりエグれてたのに、
 家族の誰一人として
 医者に行こうとは言いませんでした。
 確かに治ったけど、いまだに
 そこだけお肉がちょっとへこんでます。
 (椎)



・うちの家族は、
 正露丸のにおいを嗅ぐだけで
 腹痛がぴたりと治まります。
 その証拠に、うちにある正露丸は
 あたしが生まれる前に購入したもの。
 (ゆかり)



・全然ナゾではないのですが、
 アロエは、すごいです。
 授乳中、おっぱいが出過ぎて
 乳腺炎になった時、
 アロエの中身の部分を
 痛いお乳にあてるよう、
 助産婦さんから教えられました。
 ひんやりして、それでいて冷えすぎず、
 昔の人の知恵に感動しました。

 イボにも、アロエの中身を
 絆創膏で押し当てておくと、
 白くふやけて、ポロッと取れます。
 この時イボだけを覆う大きさに、
 アロエの肉を当てること。
 皮膚までふやかさないこと。
 うちの娘は、一晩当てただけで、
 手の親指の腹にできたイボが取れたんです!
 便秘にも、ほんの少し
 果肉を食べるとてきめんです。
 「医者要らず」 って本当です。
 (おーるどりばー)



・謎医療ではないんですが、
 私の幼稚園では米のご飯のおわんについた
 米粒を一つ残らず食べないと
 目が悪くなるといわれて、
 みんなで必死に食べていました。

 その幼稚園では
 机にイスがしまわれていないと、
 おならイスといわれて注意されました。
 教室じゅうで、
 「あっ!○○ちゃんおならイス〜!!」
 という声がひびきわたりました。
 (つご)



・子供の頃、祖父の家で
 夕飯を食べていた時に
 魚の骨がノドにつかえてしまいました。
 痛くて泣いていたら、
 祖父が何も言わずに席を立ち庭へ……。
 それから何分後かに、
 骨がなにかの拍子に取れて、
 ラクになりました。
 あとから聞いたのですが、
 母親が子供の頃から祖父は、
 誰かが骨をノドにつまらすと、何も言わず
 庭の石を裏返しに行っていたそうです。
 これは、昔からのおまじないらしいです。
 このおまじないは、こっそりと
 庭石を裏返しに行かなくては、
 ダメらしいです。
 なんで治るかわかりませんが、
 本当に効くので一度おためしあれ。
 (キリコ)



・療法というわけではないのですが、
 くしゃみが出そうで、
 でもどうしてもしたくないとき、
 両方の目玉を
 まぶたの上から少し押します。
 そうするとあら不思議、
 くしゃみが出ません。
 鼻をつまむよりも
 何よりも効くのに、今まで
 誰もそうだと言ってくれないので、
 成功した人、教えてくださいね。
 (ままん)



・我が家では
 のぼせ(口内炎)ができると、
 焼きナスの焦げたへたを
 のぼせに貼ります。苦いです。
 効きますよ。
 夏の定番のあせもには
 ベビーパウダーと焼酎を
 混ぜたものを塗ると一晩で治りますよ!
 しみるけど。
 小さい頃、姉と一緒に
 父の大きい背中に
 それでにぎやかに絵を描いてたな〜。
 (あ)



・私がお産をしたときの事、
 父にとっては初孫。
 分娩室の前でも大騒ぎ、
 もうテンション上がりっぱなしでした。
 出産の翌日、
 夕方近くに何やら大きな
 発泡スチロールの箱を抱えて病院へ。
 中には、大きなナベがあって
 その中には、「鯉こく」がたっぷり。

 朝、親戚の池から
 すくってきて、作ってくれた。
 鯉の入ったみそ汁ですが、父曰く
 「ずっと昔から産後に鯉こくを呑むと、
  乳がよくでるんだ。
  お母さんもこれを呑んで
  良くでたんだから!!」
 と自信たっぷり。
 それが良かったのか、良く出ましたよ。

 子供が、余りのまなくって、
 乳腺が詰まって痛くなったら
 すかさず父が、
 「そうなると思って、
  鯉の皮取ってある。
  これを乳に貼るとすぐに効くぞ!」
 絶句しました!
 生臭くて、気持ち悪かったけど
 貼ってみました。
 皮が効いたのか、
 マッサージが効いたのか
 わかりませんが、解消しました。
 以来、身内の出産のたび
 「おねぇちゃんが、抜群に効いたから」
 と勧める勧める。
 (うろん)



・こんにちは。
 デリ版390号に、ナスビの黒焼きで
 歯を磨くひいばあちゃんの話が
 出てたでしょ。で、昨夜
 さいたまコープのカタログ見てたら、
 ナスの黒焼き配合の
 練り歯磨きが載ってんの!
 商品名は
 「ナスジェットブラックハミガキ」、
 黒いチューブにナスの絵と
 大きく「ナス」の白抜き文字。
 もちろん中身も真っ黒です。
 なんか効果があんだろうなあ。
 80g入り2本で780円。
 (ジョウ)



・小さいとき熱湯で
 手のひらに火傷をしました。
 その場にいた伯母が慌てて
 ジャガイモをすりおろして患部に乗せ、
 その上からタオル→包帯→ビニール袋を
 かぶせてくれました。
 (手首に輪ゴムをはめてビニールを固定)
 ジャガイモの湿布です。
 「こんなんで治るんかいな・・・」
 と半信半疑でしたが
 あとも残らず見事完治。
 幼い頃の父の火傷も、
 姉である伯母が同じように
 治してあげたんだそうです。
 イモ湿布は私が引き継ぎます。
 (ゆみ)



・鼻が詰まったらどくだみの葉っぱです。
 ナゾ療法を「へぇ〜(笑)」ってな
 かんじで読んでたんですが
 この間風邪を引きまして、
 鼻が詰まって苦しい時に思い出したんです!
 小さいころ、母は、
 「鼻詰まってるの?
  じゃあどくだみの葉っぱとってこなきゃ」
 といって家の周りに生えていた
 どくだみの葉をとってきて洗って、
 もみもみするんです。

 それをたたんで丸めて
 詰まっている鼻の中に。
 あの独特のにおいのおかげで
 鼻は通るようになったような気がします。
 でも匂いがキツイ!!

 最近やってないんですけど、
 小さいころはよくやってました。
 でも葉を鼻に詰めたまま
 外に行くのは勇気がいります。きっと。
 (ぱ)



・一時帰国していた留学生(ベトナム人)が
 帰ってきたのは良いけれど、
 日本はいきなり
 寒くなり始めた時だったので、
 風邪ひかないといいなぁと
 思っていたら、
 翌日、彼女は、額とこめかみ、
 アゴの下に痣を作ってきました。

 「何ソレ?」と聞いたら、
 「風邪ひきそうだから
  ミントオイルを塗ってマッサージして、
  悪いのを出すの」と言っていた。
 マッサージというよりお灸だろッ
 というくらいの痣だったけど、
 「コレが黒くなると、悪いのが出たしるし」
 と、暢気に言っていました。
 腕だの背中だのにもやるみたい。
 あと
 「コインでこすって悪いモノ出すよー」
 とも言っていました。
 やっぱり本当なのねーと、
 妙に関心してしまいました。
 彼女が風邪ひいたトコロを
 見たことがないので、
 きっと効いているのでしょう。
 お土産は、
 10年ありそうな量の胡椒でした。
 (Y)



・モノがなくなって困った時に、
 「タチワカレ、イナバノサトノ、
  ミネニオウル、マツトシキカバ、
  イマカエリコン」
 と言う方がいらっしゃいましたが、
 うちはネコがいなくなったときに、
 この句を紙に書いて玄関に張りました。
 一週間家出してたうちのネコが、
 明朝、無事戻ってきたときは
 本当にびっくりしました。
 モノだけじゃなく、
 生き物にも効くんですね。
 (モリー)



・高熱が下がらずに学校を休んで
 寝込んでいると、母が
 「鼻をつまんでこれを飲みなさい」と
 うっすらオレンジ色の液体が入った
 ぐい飲みを持ってきました。
 素直だった私は何の疑いも持たずに
 鼻をつまんで飲みました。

 今まで遭遇したことのないモノです。
 口の中がヒリヒリしました。
 飲んだ直後に布団に倒れ込み.....
 目が覚めたとき、熱が下がっていたので
 「凄いっ!」と思いながら
 起きあがろうとすると、
 頭がガンガンしてまた倒れ込み、
 結局その後2日間休んでしまいました。

 薬が嫌いな母は、私に
 「高麗人参酒」を飲ませたのでした。
 いくら薬が嫌いだからって、
 高麗人参酒はないでしょ。 
 (P)



・以前、南米で切り傷には
 ゆでたまごの殻の薄皮!
 というのがありましたが、
 うちの母に施されたのは、
 生たまごのぬるぬるの薄皮です。

 転んだ時の擦り傷に、
 ぬるぬるの方を傷に直接貼って、
 自然にはがれたら、
 きれいに治ってました。
 はがれるまで2週間ぐらい、
 つっぱった感も我慢し、
 根気強く待つことです!
 (28才で転んだ女)



・なぞではありませんが、子供の頃、
 足があかぎれになりお風呂に入るのも
 痛がっていると、
 おばあちゃんが赤い糸でその部分を
 縫い合わせてくれました。
 不思議とよくなり、
 糸もどこかに消えていました。

 なぜか絶対に「赤い糸」でした。
 一度「赤い糸」が無かったとき、
 おばあちゃんが吹雪の中
 買いに行ってくれました。
 今の時代、娘達が、
 あかぎれになることはありませんが、
 「赤い糸」は絶対に切らしていません。
 (たぶちゃん)



・食事中、魚の骨がのどに引っかかって、
 ご飯を飲み込んでもとれない時、
 魚の骨を頭にのせられました。

 子供のわたしの頭に
 母が、母の食べ終った魚の骨
 (背骨のつながった、大きいもの)を
 「ほね、のせね」と。
 すると、引っ掛かった骨が
 消えたようにおさまるのです。

 カレイの骨が多かったです。
 少し大きな子供の時は、
 自分でのせて、
 自分でなおしていました。

 誰に話しても、
 同じことをしたと言ってもらえません。
 また、効果も信じてもらえません。
 これで、無事に育ってきたのに、です。
 母の出身は、愛知県です。
 どうでしょうか。
 (純)



・失せ物探しの方法は、
 「失せ物を探すときは、部屋の中の
  なるべく高い場所に物差を置く」
 です。
 友人のばあちゃんが昔教えてくれました。
 仏壇の上に置くのもベターらしいです。
 物差も、竹の物差限定なんだそうです。
 そして「天神様!」と唱えるのです。
 理由を伺うと
 「そんなもん、
  昔からそうに決まっとるがね!」
 と名古屋弁で返されました?

 ずっと
 「本当かよ!」と思っていたんですが、
 一度だけ試したことがあります。
 どうしても必要な書類がなくなって
 八方ふさがりの時、
 ふと、この話を思い出しました。
 いそいそと竹の物差を買ってきて、
 部屋の中で
 いちばん高いタンスの上に置きました。
 すると、1時間後くらいに
 ありえない様な場所から
 見つかりました。
 天神様、ありがとう。
 (ゆき)



・昔イチローが
 「鼻の穴にネギ」療法が
 風邪に効くと言っていたので
 デリバリー版で紹介されていた
 「お尻にネギ」は、
 もっと効くような気がして
 昨晩早速試してみました。

 うーん・・・全然効かない!
 今日は熱まで出て苦しい!
 そのうえ背中を向けて寝ていたせいか、
 ダンナに発見され
 エラク驚かれてしまった。
 新種のマスターベーションだと
 思ったようだった。
 もっと奥まで突っ込むべきだったのか?
 (寅子)



・今日の「なごみメール」を娘が見ていて、
 「ママと同じ種族の人がいるよ!」と。
 そうなんです。
 私も首の骨が8個あると、
 ついこの間、整形外科で言われました。
 私も昔から首は長い方だとは
 思っていましたが、
 とりあえずそんなことになってるなんて
 露知らず、慢性の肩こりと頭痛持ちで
 脳神経内科なんかを転々としたあげく、
 整形外科で首のレントゲンを撮りました。
 医師が言うには、
 「ああ、この写真を見ると、
  肩こりの人だってすぐにわかりますよ」
 「普通の人と骨の数は同じだけど、
  首の部分に一つ多く出てるんです」
 と言われました。
 「まあ、首が長いのは
  美しいっていうことで、
  ちゃらってことで」とまで言われ、
 肩こりの話は終わりになってしまいました。 

 まさか医者にこんなことを言われるとは
 思ってもみませんでしたが、
 それからは首が長めの人を見つけると、
 この人も肩こりに悩んでいるのかも、
 と思うようになりました。
 種族の問題かどうかは別として、
 普通の人間だけでなく、
 ネコとも違うのか・・・。

 庭にやってきた猫を見て、ふと
 「何なんだ、この私は・・」と、
 相変わらずこっている首を
 さすっている今日の私です。
 (ひろこ)



・私も首の骨が8つあります。
 幼い頃から肩こりがひどく、
 小学生ながら、
 母に肩もみをしてもらってました。
 この前、足首を捻挫して病院に行くと、
 他に気になるとこありますか?
 と聞かれ、肩こりが、と答えると、
 首のレントゲンを採られました。
 その結果、
 「あなたの肩こりの原因は、
  首の長さです。
  人より首の骨が多く、
  頭をささえるには、細すぎます。
  これからもずっと肩こりです」
 と最終宣告されました。
 何故?という長年の疑問は晴れたのですが、
 複雑です。
 (koro)






明日の日曜日のナゾ療法特集に、つづきますー!

デリバリー版への激励や感想などは、
メールの表題に「ほぼ日デリバリー版」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2002-12-07-SAT

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