ほぼ日・デリバリー版。

第48号 ナゾ療法・その3。


こんにちは!

「ナゾ療法」を、
今日も、ひきつづき特集してゆきますが、
療法でもなんでもない呪文的なものなどが
どんどん登場してくることに、気づくと思います。

そのへんもふくめて、おたのしみくださいませ!!!







・「じいじょ ばあじょ こばじょ
  いたいとこ どっかとおくへとんでいけ」
 ちょっと痛くした時の
 母がしてくれるおまじないなんですけど
 自分が親になって気がつきました。これって
 じじ>舅
 ばば>姑
 こばば>小姑
 なんじゃないかナって
 で、ちょっと憎らしいこの人たちの方へ飛んでいけ
 なんじゃないかなと。深読みですけど・・・
 (み)
 


・私の父から聞いたのですが、ものもらいは
 「おにぎりを3つにぎってもらうと治る」そうです。
 私が小さな時ものもらいができると、
 「おにぎり3つもらえば治る!」
 と父は決まり事のようにいっていました。
 しかし父は決して私におにぎりをくれず
 もちろんものもらいも治りませんでした。
 (あ)



・物がなくなって探す時には、
 「にんにく、にんにく、にんにく・・・」
 と言いながら探し続けると、必ずみつかります。
 小さい頃読んだおまじないの本にあったのですが、
 物を隠した魔女が、にんにくが怖くて出してくれるのです。
 これはほぼ100%みつかるのです!
 (のっきゅんちゅん)



・なくし物探しの儀式、私が子供の頃に教わったのは、
 『やかんの口をくくるといい』です。
 やかんの注ぎ口に紐をくくって
 「探し物、みつけてください」とお願いをすると、
 早く解いて欲しいやかんが
 失せ物を現してくれるんだ・・・と。
 やかんの口って、くくっても別に支障ナイよなあと思い、
 なかなか実際にくくることはしないのですけど、
 探しても全然みつからない時には、無意識に心の中で、
 『やかんっ、早よみつけてくれへんかったら、くくるからな!』
 と悪態をつきつつ探していたりします。
 で、みつかったら
 『やかんさん、ありがと〜♪悪態ついてごめんね。許してね』
 って、またまた心の中で謝る私……儀式というより習慣かな?
 (kaie)



・もう亡くなりましたが私の祖母は、
 けっこうナゾ療法の女でした。
 「露蜂房」という、真っ黒の粉薬。歯痛に効きました。
 スズメバチの巣を崩して、アルミホイルに包んで
 オーブンで焼きます。何時間も焼いて、
 黒焦げ状態に近くなったら、すり鉢で擦って粉に。
 それを、空き瓶に保存し、「歯が痛〜い!」となったら、
 即オブラートに包んでごッくん。
 いつのまにか治ってしまっていました。
 いちぢくの実は、上から見た形が肛門に似ていて、
 肛門の病気にいいから、痔になったら
 いちぢくいちぢくといっていました。
 膝が痛いというと、確か・・・
 「白いヒルガオの花の焼酎漬け」
 のエキスを塗ってくれたように思います。
 真面目な顔して、色のついたヒルガオじゃダメで、
 白いヒルガオとこだわっていたのが、
 当時薬科大学に通っていた私には、ばかばかしく感じられて、
 「まーッたく、何言ってんだか」と、思っていました。
 でも、薬剤師になり、やがて中国漢方を知り、
 そうこうするうちに案外ホントカモと思うようになりました。
 薬だけのことじゃなく、
 その大変なとき・そのときの心砕いてくれる感じ、
 すりすりと何時間もさすってくれたりする感じ、
 民間療法とはいえ、煮詰めたりする作業の中に
 込められる家族を思う気持ち、結局、何が
 身体の不調を癒すのかと考えると、その思いなんだなぁ、
 とシャーマンのようなおばあちゃんを思い出します。
 頭でっかちの若いときには理解できなかったことが、今なら解る。
 (お)



・私の出身地沖縄では、転んだり、
 ちょっと事故ってしまった時は、
 軽く傷の手当てをしたあとに現場に行き、
 まぶい(魂)を拾います!
 アクシデントのときには
 たいてい数日ショック状態じゃないですか、
 あれを、魂が抜けた状態とするようで、
 まぶいを拾いに行かないと、治る怪我も治らないのです!!
 やり方は簡単。
 現場の、体をぶつけたと思われる所にかがみこみ、
 あたかもそこに魂があるかのように手のひらで現場を撫で
 その手で怪我人のおでこをなでなで。
 魂よ魂よ、戻っておいで、と方言で言いながら
 数回繰り返し、終了。
 実際、気分的にかなり楽〜になります。
 これをされると、普段は感じない母の愛を
 (もしくはオバーの愛を)ひしひしと感じるのです。
 (gatita)



・出産の時、母から灰をなめさせられました。
 おかげでとっても安産でした。
 けどなんの灰だったんだろう?
 猩紅熱って今はあるのかなぁ〜?
 むか〜し猩紅熱を出した子に、馬のフンを
 絞り飲ませるとすぐに直るって聞いたことがあります。
 ただし出たてのうんちじゃないと効果がないそうです。
 (みどり)



・療法と言えないかもしれませんが、
 アメリカでの栄養に関する一般常識は
 日本のそれとかなり差があるようです。
 小学校や病院のランチでも、ハンバーガーやピザばかり
 毎日当たり前のように出されます。
 どのレストランにも子供用メニューがありますが、
 「子供が文句を言わずに食べてくれるメニュー」
 という意味らしく、マカロニ&チーズとか、
 パンとソーセージのみのホットドックとか、
 およそ栄養的に子供の発育に良いとは(私には)
 思えないものばかりです。
 このまえテレビで栄養士が勤め先でのランチについて
 話していました。仕事が忙しくてランチを職場の
 自動販売機で買って済ます人が多いので、そういう
 場合は日本製のカップヌードルを選ぶようにと言っていました。
 (そういえばよく自販機で見かけます。)
 まあ他に選べるのがポテチとかスニッカーズとか
 キットカットですから仕方なくそうなるのかもしれませんが、
 「カップヌードルなら炭水化物も野菜も取れて栄養満点です」
 と栄養士さんが言いきっているのには驚きました。
 アメリカではカゼをひくとチキンヌードルスープ
 (チキンと野菜と細切れパスタの入ったスープ)
 を食べると良いと言われているので、その延長で
 スープものは体にいいと思われているのかもしれません。
 (ア)



・私は指にできたタコ(イボかも?)を、
 蛇の抜け殻でこすって治しました!!
 これを教えてくれたのは叔父です。
 当時高校生だったイタイケな私は、
 叔父の言葉を信じ蛇の抜け殻を自ら捜し求めました。
 そしたらなんと!偶然、
 下校中の道に落っこちていたのです!ブツが!!
 拾って持ち帰るのが、何だかドキドキしたのを覚えています。
 (だっていくら夕闇の中で見つけたとはいえ、
  誰かに蛇の抜け殻拾ったトコ見られるのって
  恥ずかしくないですか?)
 うろこの形とか分かって怖かったけど、
 毎日毎日右のひとさし指の根元に出来た
 ナゾなタコだかイボだかを消す為、
 この抜け殻で指を擦り続け、頑張りました!
 蛇の抜け殻が小さくなってなくなってしまった頃
 (二三日経った頃)
 跡形もなくタコ(イボ?)は消え去っていましたよ。
 (なお)



・私のおばあちゃんから教えてもらったのですが、
 「足がしびれたら、おでこにツバを3回つけると治る」
 というのがあります。ツバをつけおわると、
 何故か「ジ〜ン」っと痺れが増すのですが、
 それを超えるとウソの様にスッと楽になるのです。
 こんな非科学的な事に騙されてはイカン・・・と、
 痺れた足をこらえてわざと強めに足踏みをしたり、
 足を揉んだりして血行を早く元に戻す努力もしてみましたが、
 何故か「おでこにツバ」には勝てません。
 これが一番早く痺れを取ってくれるのです。
 幼い頃から思い込んでいるせいでしょうかねぇ?
 (羅維)



・「ほぼ日」を読んでるみなさんにお尋ねです。
 実は、わが家の娘(小4)のおねしょが
 どうしても止まらず、困っています。
 怒らないように、と言うことなので
 あまり言わないようにしてるのですが、
 ほとんど毎晩なので、そろそろ
 病院へ連れて行った方がいいのかなと悩んでいます。
 でも、その前に民間療法でやれることはやってみたいのです。
 「これはいい」という方法をご存じでしたら、教えて下さい。
 (匿名希望)



・うちには、便秘のときは、
 トイレにこもって「でんでけるんばの歌」を歌うと出る、
 という療法がありました。
 「♪でんでけるんば でてくるばってん
   でんでけるんば で〜てこんけん
   こんけらりんけん こらりらけんけん こ〜んこん♪」
 という歌詞でした。
 「歌うと口をあけるから、肛門もひらくんだ」
 と、いわれたんですね、当時。
 結構信じて、トイレで歌いましたが、効果のほどは??でした。
 「白鳥の湖」を歌うと出るって人もいました。
 (はごら)



・なぞ療法、とても気に入ってます。
 世の中には人知れず魔女が多いって…感心しました。
 そんな魔女の一人が、うちの亡くなった祖母です。
 10年以上も前のことですが、
 出産後のお乳の張りがひどくて痛がっていた私に、
 「めだかを三匹飲めば乳腺が通り
  良くお乳が出るようになる。
  私も若い時に裏の川で捕っためだかで
  やったんだから間違いない!」
 と何度も言い切った祖母。息子である父に、
 「川でめだかを捕って来い!」とまで言ってた。
 でも、今時めだかを探すのが、難しいよ……。
 それに、裏の川はその頃すでに「ドブ川」だった……。
 (keico)



・私の亡き祖父(明治44<1911>年生まれ)は、
 夏場にちょっと日がたって大丈夫か な、
 と思うような物を食べるときに
 「曲がった鉄砲」
 と三度唱えたら決しておなかを 壊すことはない、
 と豪語しておりました。
 なるほど、鉄砲が曲がっていたら
 「当たらない」訳ですな……。
 祖父自身が単に丈夫だったのかもしれません。
 気合いも大切と言うことか。
 そんな祖父も富山県魚津市に住んでおりまして、
 薬の行商を長年続けていたわけです から、
 おもしろいものです。
 (はっちゃん)



・我が家では昔から、
 ものもらい(目イボ)ができたときには
 足の裏に字を書きます。
 右の目にできたときは左の足の裏、
 左の目にできたときは右の足の裏に書きます。
 上まぶたにできたら「地平」、
 下まぶたにできたら「天平」と油性マジックで書くのです。
 2日ほどで完治します。
 「足の裏に目イボのつぼがあるのかなぁ?」
 と思って綿棒などで字を書くフリをしても直らず、
 必ず油性ペンでないとダメなのです。
 (とみー)



・うちのダンナのおじいちゃん(テキサス人)は、
 関節が痛むと、WD-40 というさび取り兼潤滑油のような
 スプレー缶を取り出しては患部に吹きかけます。
 ひやっとして気持ちがいいのはわかるんですけど、
 シンナーくさいし、効くんでしょうかね……。
 それと、ダンナのおばあちゃんは今、関節痛のために、
 ゴールデンレーズン(ふつうの黒いのじゃだめ)を9つ、
 ジンというお酒にふやかして、毎日食べているそうです。
 効き目はまだ出ていないので、効くことが確実にわかったら、
 ダンナのお父さんも試してみると張り切っています。
 妹夫婦は二人とも医者なのですが、彼らによると、
 狂犬病にかかったら妊婦のおしっこを飲ませるとか、
 赤ちゃんの高熱には、頭のてっぺんのやわらかい部分に
 生卵をのっけるか、ベッドの下に生卵を入れた器をおいておく
 (これらはメキシコだったかな)という言い伝えがあるそうです。
 妹のダンナは、学部の卒論にナゾ療法を取り上げたそうなので、
 今度読ませてもらい、
 みなさんにもご報告させていただきたいと思います。
 (くみこ・サンノゼ)



・このあいだ、しゃっくりが
 1日に何度も出てしんどい日がありました。
 その時ほぼ日の「ナゾ療法」のところを読んでいたら、
 しゃっくりの止め方があったので、
 (コップに水を入れ、お箸を十字に渡して
  その間から水を飲む?というもの)
 チャンスと思い気持ち半分で試したところ、
 ぱったり止まってしまいました。
 びっくりして笑ってしまいました。
 いつもしゃっくりを止めるときは、
 息を止めてコップの水を飲み干すという
 やり方を採用していましたが、
 こっち(ナゾ療法)の方が面白みがあるので
 次からはこれにしようかと思っています。
 あなどれないですね。
 (チェブ)



・おねしょ、実はわたしも
 小6までやってました!毎晩でした!!
 病院に行って調べたけど、
 そのうち治るとしか言われなかったと思います。
 膀胱が小さいのと、おしっこしたくなっても
 目が覚めないから、でちゃうんですよね。
 冷え性だとなりやすいそうですよ。
 そういえば私、昔から手足が冷たかった・・・。
 中学生になったら、自然に治りました。
 (いづみ式部)



・小4の娘さんのおねしょの件で悩んでる方へ。
 私も小5までしてました。
 その当時は親も相当悩んでいたらしく
 直ると言う機械を買ってきて使わされてました。
 それはおねしょパッドの様に腰の下に敷いて寝ます。
 素材はアルミ?銀色のもの。
 「それが機械とつながっていて
  濡れると機械が反応し鳴る!」
 というものでしたが、子供心に
 「おねしょしてから鳴っても遅いんでは・・・
  もしや感電するのでは・・・」
 と思ってました。
 いつのまにやら効果も現れず倉庫行きになりましたが
 気が付けばオネショしなくなり起きれるようになりました。
 その当時は友人にもまだオネショしてるなんて
 恥ずかしくて口が裂けても言えませんでしたが、
 今となればいい思い出です。
 (かば28歳)



・私も小学校3,4年までおねしょをしていました。
 こんなこと人には言えず、内心悩んでました。
 そのとき偶然にやったことが、
 おねしょがなおるきっかけになったかもしれないので、
 お教えします。
 「おしっこなんか出なければいい」と思った私は、
 昼間ぎりぎりになるまでおしっこを我慢したのです。
 そしたら、その夜はおねしょしませんでした。
 気をよくして昼間のがまんを何日か続けたと思います。
 そのうちいつのまにかおねしょをしなくなっていました。
 大人になってから、どなたかのエッセイで同様の話を読んで、
 「自分だけじゃなかった」と思ったので、
 たぶん効果ありだと思います。
 おしっこを我慢させるときは、くれぐれも
 「おもらし」までいかないように気をつけてあげてください。
 (t)



・妹は確か小学校六年生くらいまでよくおねしょしてました。
 とっても活発で元気な子で成績もそこそこよくて、でも、
 おねしょは、ほんとに4年生くらいまでは毎日のようにしてた。
 「おねしょパット」というのをひいて休んでいました。
 母もそのうち治るだろう、と思っていたようですが、
 すごくジレンマに陥ってたみたいです。
 5年せいかのお泊まりキャンプみたいなのに参加させるかどうか
 かなり悩み、かかりつけのお医者さんに相談したら
 全国でも有名らしい県立こども病院に紹介状を書いてくれました。
 で、診察室に入って説明したらば
 お医者さんにすっごくおこられたそうです!
 「これくらいまでおねしょしたりするのは普通。
  病気でもなんでもない。
  時期が来たら必ず治ります。心配しないように!!」
 診察も何もなかったそうです。
 かかりつけのお医者さんは、その子供病院のお医者さんに
 怒られたらしくしばらく家族が行くとぶっすりしてはったそうです。
 妹はキャンプにも行き、修学旅行にも行きました。
 担任の先生がどちらもとってもいい先生だったので
 キャンプ前に母は事情を説明し、
 一番出入り口に近いいところに寝させてもらって、
 夜中起こしてトイレに連れて行ってもらうとか
 朝早めに見に行ってもらって、していたら処理してもらう、とか
 (からかわれたりしないように)色々お願いしたそうです。
 でも、緊張していたのか、お泊まりの時は大丈夫でした。
 そうこうしているうちに小学校も卒業近くなり、
 おねしょのインターバルが徐々に長くなり、中学生になる頃には
 こども病院の先生が言ったとおりすっかり治っていたのでした。
 その「時期」というのは、ある程度人によるのだと思いますが。
 妹の場合は、丁度中学生になる頃、でした。
 お母様としては、本当に、ものすごくご心配なことだと思います。
 (たに)



・イボには「蛇の抜け殻」という投稿がありましたが
 うちでは「蛇の皮」でした。
 夕方帰宅した父が、当時4才の私の目の前で
 生きた蛇の皮を「シューッ」とむいて
 ハサミで切ってイボにペタ。
 泣いて抵抗しましたが、包帯で固定されました。
 生臭くて気持ち悪かったのは覚えてるけど、
 効き目があったかは覚えていません。
 余りを冷蔵庫で保存していたっけ‥‥。
 (ユウコ)



・デリバリー版のナゾ療法に、
 便秘の時は歌をうたうというのがありましたが、
 うちの娘(5才)は、うんちの時は、
 必ずトイレの中で大声で歌をうたっています。
 先日、出先で娘が「お腹が痛い」とうったえたので、
 高速のパーキングエリアのトイレに入らせたところ、
 しばらくうんうんやってた娘、それでも出なくて
 ついに「‥‥かあさん、歌っていい?」と言いました。
 (て)



・今は離婚した私が結婚中、
 お産で実家に帰る時に主人の母(当時80歳)がくれた
 安産の特効薬の話です。
 きったない金襴緞子の布の1センチ四方くらいのものを
 大事そうに折りたたんだ紙から取りだし
 「これは、弘法大師の着物の切れ端や。
  陣痛が始まったら飲むんやで。安産できるから」
 どう見ても飲みこめそうにナイ‥‥恐ろしい‥‥
 しかも、弘法大師の着物ってウソちゃうん?
 でも言えない。
 と思いながら実家に帰って母に言うと
 ひとこと「キタナイ」‥‥。結末は
 「それを思い出す間もないくらい
  あっという間に生まれたの」
 と答える事が出来て良かったです。
 (ひろ)



・「胃の調子が悪いときにはコーラを飲め」
 という投稿がありましたが、
 アメリカに住んでいたとき、
 「咳にはコーラ」と言われました。
 以来、娘も私も咳き込むときは
 コカコーラを飲みます。なんとなく効く。
 コーラは何でも効くの? コーラの何が効くの?
 (き)



・ナゾ療法で、
 「正露丸のニオイを嗅ぐだけで腹痛が治る」
 というのが紹介されていましたが、
 私が高校生の時に部活のマネージャーをしていた
 軟式野球部でも『正露丸』は魔法のクスリでした。
 絶対に治るはずないのに、
 突き指に正露丸、ネンザに正露丸、
 挙句の果てには頭痛にまで正露丸でした。
 さすがに傷口に正露丸をすりこむ猛者は
 おりませんでしたが、
 とにかく部員たちは正露丸を多用していました。
 下の学年の部員(新入部員)たちは、
 突き指・ネンザには当然シップなどを
 使いたいと思うのでしょうが、先輩たちに
 「正露丸でも貼っとけ」
 と言われれば、それに従うしかなく‥‥。
 治るかどうかはわからないのですが、
 誰一人文句も言わず練習を続けていました。
(匿名希望)



・職場の先輩と昼食にうどんを食べてた時、
 むせた先輩が突然バンザイしたんです。
 「えっ?!どーしたんですか?」
 と驚いて聞いたら
 「あなたが教えてくれたんでしょ、
  食べ物が詰まったら両手をあげると直るって」
 ‥‥そう、わたしは、ほぼ日のナゾ療法を、
 先輩に話していたんです。
 「子どもたちもやってる、これスゴイ効くもの」
 って言う先輩、かわいいです。
 (ハッシャバイ)



・こんにちわ!
 先日、デリバリー版のナゾ治療で
 便秘の時に歌う歌で、
 「でんでけるんば」というのが紹介されていましたが、
 あの歌はたぶん長崎の童謡?ではないかと思われます。
 正しくは
 「でんでらりゅ〜ば でてくるばってん
  でんでられんけん で〜てこんけん
  こんこられんけん こられられんけん こ〜んこん♪」
 で、意味は
 「出てこられるなら 出てくるけれども
  出てこられないから 出てこないから
  来られないから 来られないから 来ない来ない」
 となります。(たぶん)
 だから、きっと便秘の治療とは無縁のものかも‥‥。
 昔、長崎のローカルCMに使われていたような、
 使われていなかったような。曖昧で申しわけない。
 (ゆーや)



・正露丸の謎療法がでていましたけれど、ふと思い出しました。
 義理の弟の住む町に、正露丸の工場があります。
 すぐちかくの、橋の上あたりから、あのにおいが‥‥。
 案内してくれた義妹は、
 「ここにいるだけで、
  なんか、腹痛、治る気がしますよねー?」
 と言ってました。
 私の祖父もすべての病気は正露丸でなおしてました。
 子供のころ、虫歯につめこまれたことが、
 においとともに思い出されます。
 (かめ)



・ナゾ療法で正露丸の話が出ていましたね。
 「正露丸」には、とても切ない思い出があります。
 あれは忘れもしない小学1年生の3月4日月曜日。
 水ぼうそうで1週間休んだあと、
 張り切って学校へ行った日だからよく覚えてる。
 その3〜4日前から、飼い犬のポチの元気がなく、
 家族で「どうしたんだろうねえ」と心配していたのです。
 家族が心配していると、隣りのおばちゃんが
 「正露丸を飲ませてみれば?」と言い出しました。
 「えっ?」犬に正露丸って‥‥。
 日曜日に飲ませました。
 そして月曜日、学校から帰ると
 ポチは眠ったように死んでいました。

 当時ポチは、ヒトの歳で110歳ぐらいだったので、
 多分老衰だったと思うんですが、そのときのわたしは、
 「絶対あの正露丸が悪かったんだー‥‥」
 と、ひとりでこっそり泣いたのでした。
 しばらく正露丸を見ては
 「やっぱりこの匂いがぁ!」「味がぁ!」
 なんて恨めしく思っていました。
 (ヤマグッちゃん)



・大学生のころ、親友と旅行中、ともだちは
 毎朝、洗面・化粧のひと通りの手順の中で、
 かならず正露丸をポーチから取り出して半分に割り、
 それを奥歯につめていました。
 その上、それがとれないように
 脱脂綿を小さくちぎってピンセットでつめる‥‥。
 どうやら、奥歯に巨大な治療中断中の穴があって、
 治療のあまりの痛さに歯医者さんをひっかいてしまい、
 バツの悪さにもう通えなくなってしまったため、
 そんなことになっていたようでした。
 驚くことに正露丸の「用途」のところに
 腹痛などと並んで「虫歯」というのも書かれていて、
 「ほら、書いてあるでしょ」とこともなげに言ってました。
 (な)



・デリバリー版に、
 「正露丸を怪我にさえ使っていた」
 というメールがありましたが、
 正露丸には確かに痛みを抑える効果があるのです。
 正露丸の箱の中に入っている紙キレにも、
 「歯痛にも効果的な作用を発揮いたします」と謳ってある。
 確かに、口の中が麻酔をかけられたようにしびれます。
 その主成分の「クレオソート」と「オウバク末」には
 炎症をしずめる効果がありますし、
 「ケイヒ末」は鎮痛効果を高める和漢生薬です。
 ただし主成分の「クレオソート」は
 種々の強力な作用を持っていることから
 さまざまな議論があり、少なくとも傷や捻挫などへの
 外用剤としての使用はしないほうが良いようです。
 以上、正露丸とは関係のない製薬会社に勤める
 薬剤師からのご報告でした。
 (カプチーノボス)



・コーラ白書というサイトを見ていたら、
 コーラの歴史が載っていました。
 どうやら、コーラは薬剤師が
 万能薬を作ろうとしたのが最初だったそうですね。
 だからいろいろな症状に効くのかなぁ。
 (骨)



・私はドイツに住んでますが、やっぱりここでも、
 「お腹が痛いときにコカコーラを飲むといい」
 と知りあいのドイツ人に言われました。
 コカコーラは「コカの実」でできていて
 それが腹痛に効くらしい‥‥本当かな?
 (か)



・「コーラの何が効くの?」という質問がありましたが、
 胃薬には炭酸水素ナトリウムという成分が
 よく含有されてますよね。それと関係があるのでは?
 ちなみに炭酸水素ナトリウムの薬理作用は
 「速効性,全身性の制酸作用を示すが、
  これは胃液のアルカリ化によるペプシンの失活
  および発生したCO2より胃粘膜を刺激して
  二次的に胃液分泌を促すことによる」らしいです。
 ふ〜、難しい‥‥。
 (製薬会社勤務)



・デリバリー版を読んで、今さっき、
 会社の自販機でコカコーラを買って飲みました。
 一缶飲み終えると、なんとやっぱり止まりました!咳が!
 うーん不思議。‥‥こんなに即効性があっていいのか?
 (ヤギダイ)



・私のダーリン(アメリカ人)は、
 いつもシリアルを食べると咳こみます。
 先日、やっぱりやっていたので、
 ダーリンに「万歳して!」といったら、
 素直に万歳してくれました。
 そして、ピッタっと咳は止まり、
 「いったい何が起こったのか?」
 という顔をしていました。
 このナゾ療法はアメリカ人にも効きます!
 46歳の大人が万歳するのはちょっとかわいいです。
 (SERI)



・ワタシの父方の祖父が実際に行っていた療法は、
 「魚を食べるとき、頭の上に骨を乗せて食べると、
  骨がノドにつっかえない」です‥‥
 小さかったので覚えていませんが、父によると、
 魚が食卓にのぼる日、祖父は必ず実施してたそうです。
 おそるべし食事風景ですよ‥‥。
 そして、祖父のノドには
 骨はつっかえていなかったそうです。
 その頭にのせる骨は、一体いつ誰が食べた骨なの?
 (る〜ちゃん)



・正露丸について、母方の祖父が
 語っていたことを思い出しました。
 祖父は太平洋戦争に徴兵され、
 戦地において、銃で脚を撃たれたのですが、
 「そん時ぁ、正露丸をブチこんどいた!
  だから何でも効くんだ」と言うんです。
 ‥‥そうなの?
 弾はそのまま残っているとのこと。
 そんなことを言いながら、祖父は
 ガマの油で軍刀の手入れをしていました‥‥。
 (お)



・父(65歳)はなぜか昔から毎朝出勤前に、
 正露丸とジキニン(風邪薬)を飲んでいます。
 とくに調子が悪いわけではないと思うときでも
 まるで栄養剤か何かのように、必ずなのです。
 それも、正露丸は4粒。
 通常大人は一回3粒なんですけどね‥‥。
 母は「お父さんの“好物”だからね〜」と
 あきれながらも、ちゃんと常備してあげてます。
 (らび)



・腹痛にコーラが効くとのことですが、
 パキスタンでは、断然「7up」なんです。
 コーラでもペプシでもスプライトでもダメで、
 「7upじゃないとダメだ」とみんな言い張ります。
 (よしこ)



・正露丸、コカコーラに次ぐ
 万能薬と思われるのは「赤チン」ではないでしょうか。
 ぼくが小学5年生の時に金魚が皮膚病になり、
 おばあちゃんに相談してみたんです。
 そしたら「赤チンをつけるとえぇ」と‥‥。
 つけてみたところ、水槽中が真っ赤に染まり、
 金魚は全身を真っ赤に染めて死んでしまいました。
 (ひろき)



・私の母は、化粧水を手作りしています。
 しかも、美白化粧水を。
 主成分はアロエと焼酎だそうです。
 液体を見せてもらいましたが、
 不気味なほどに茶色でした‥‥。
 それがとっても「シミ」に効くらしいのです。
 色だけ見ると、逆に染色されそうなのに。
 母の頬には、こめかみ近くに直径1.5センチはある
 茶色のシミが居座っていました。
 しかし数か月前から、その手作り美白化粧水を叩き込んで、
 現在「うすーい茶色」くらいに変化しています。

 今度は、その様子を毎日まぢかで見ていた父までもが、
 その化粧水に手を出したんです。
 父は、いわゆる「波平ハゲ」状態の頭髪なのですが、
 その頭頂部がシミだらけで、本人は
 「これじゃ、年よりくさいよ」
 と不満だったようです。十分、年寄りなのですが‥‥。
 毎朝・晩、手作り美白化粧水を
 頭に叩き込み続けた結果、今はシミが減り、
 色もずいぶん薄くなったんですよ。びっくり。

 ただ、その事実も、確かにスゴいのですが、
 化粧水をつけている父の勢いのほうが、もっとスゴい。
 隣の部屋にいても、
 「パン、パンパンパンパン‥‥!!!!」
 と、痛そうな音が聞こえてきます。
 母は、台所で聞きながら
 「あー、はじまった‥‥」とつぶやきながら
 「でも、お父さんの頭のシミ、薄くなったんだよ」
 と報告してくれました。恐るべしアロエ、って感じです。
 (ゆ)



・幼い頃に派手に転んで、額から目の上にかけて
 ひどいケガをしたことがありました。
 祖父が跡が残ることを気にして
 「これを貼っておくと跡が残らないんだー」
 と、なんとキズの上に金箔を貼ってくれました。
 祖父は金箔を扱う職人でしたが、その療法が
 経験からの発想なのかどうなのかは、不明です。
 確かに今は、ケガの痕跡も全くありません。
 それにしても‥‥お岩さんのような顔に
 金箔を貼ってる子どもの顔を想像すると、ブキミです。
 (たくま)



・私は子供の頃、顔がそばかすだらけの子どもでしたが、
 友だちと起業祭(地元八幡最大の祭)に行った時、
 テキ屋のおっちゃんに、顔の半分だけクリームを塗られました。
 そこで売られていたシミそばかすを取るクリームでしたが、
 その場で、顔の半分のそばかすが、見事になくなったんです!
 「マムシの毒のすぐそばにある脂肪が材料だ」
 と、おっちゃんは言っていました。値段は100円‥‥。
 わたしは母に100円を渡された時、
 「しょうもないもんを買ったらいけんよ!」
 と念を押されていたので、
 欲しかったけど結局買いませんでした。
 家に帰って鏡を見ると、
 本当に顔の半分のそばかすがなくなっていたんです。
 残り半分のそばかすがきれいになくなるまでの数年間は、
 顔の半分だけにそばかすがあるという変な顔でした。
 母から「何で買わんやったんね!」と言われました。
 あれから二度と見ることはないあの薬‥‥何だったんだろう?
 (洋)



・ボリビアに住んでいて
 子どもが熱と下痢をした時、お医者さんに
 「コーラをかきまわして、炭酸をぬき、
  子どもに飲ませるように」と言われました。
 信じられませんでした。
 当時日本ではコーラで歯が溶けるといわれ
 子どもには絶対に飲ませないようにしてましたので。
 でも、案外治って、不思議でした。
 (あま)



・「正露丸・コーラ話」というのが
 最近のデリバリー版にありましたよね。
 「文末の特集は、正露丸・コーラ話。お楽しみに」
 と書いてあったので、わたしは反射的に、
 昔のマンガ「パタリロ」で主人公が言った
 「正露丸のせコーラかけごはん」を思い出しました。
 世の中広いので、その「正露丸のせコーラかけごはん」を
 食べてる人がいて、それが話題になっているのか?と思って
 急いで特集をみるとまったく違っていたので、
 安心して、ちょっと残念な気持ちになりました。
 まあ、そんなもの食べる人いないでしょうけど‥‥。
 (文)



・しゃっくりが仕事中に止まらなく、
 社外の電話で「ヒッッ」と、
 とても恥ずかしい声をあげたことがあります。
 仕事中のしゃっくりは、めちゃくちゃ困ります。
  弁解もできないし。笑えないし。しかも私は秘書だし。
 ‥‥そんな時には「たんすのなす!」と3回唱えると、
 ほんっと、止まるんですよ。
 まわりで、地道に事例を増やしていってみます。
 (あ)



・風邪で寝ていた間のデリバリー版を
 順に見ていて、
 正露丸の話に引っかかりました。
 我家では、長女(中2)が
 正露丸を愛飲しています。
 キャンプなどにも必ず持っていきます。
 そして、私は、ラプサンスーチョンという
 正露丸の匂いのする紅茶を持っていますが、
 娘が、時々の見たがります。
 (みっちゃん)
 


・小さい頃、転んだり、ぶつけたりして、
 頭にタンコブができた時、
 母方の実家では、
 急いで「じゃがいも」をすります。
 そして、タンコブに
 すりおろしたじゃがいもを
 患部に塗り付けます。
 じゃがいもには、
 熱を吸収する成分があるのでしょうか?

 子供の頃、それが当たり前だと
 思っていたのですが、
 どうやら違うみたいなので。

 いまでも、妹の泣き叫ぶ声と共に、
 じゃがいもを必死ですりおろしている
 母の姿が忘れられません。
 きっと、私も頭にじゃがいも、
 塗られてたんだろうな。
 (き)






あなたの近くの「ナゾ療法」も、ぜひ教えてね!
では、明日の「ナゾ療法・その4」につづきまーす。

デリバリー版への激励や感想などは、
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2002-12-05-THU

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