節分とネコ

今日は、節分。
明日は、立春。
早いですねぇ。

この間、年が明けたと思ったら、
もう明日は春が立つなんて。

そういえば、今年は小正月の頃から
日当りのよいところの梅は開きかけていたような。
まだ二月にならないうちから、
梅の花のよい香りが、どこかからともなく
ふっと漂ってきたりしてました。

たしか、気象庁は梅の花の開花予想も行っていて、
沖縄は例年では、1月中旬だけれど、
関西や関東の太平洋側は1月末から2月くらいだったかと。
今年は東京近辺でも、もう紅梅は散りはじめていて、
白梅が満開のところもあるようです。
春は近いのかなぁ。

それにしても、
豆の菓子、おいしいですよねぇ。
節分の豆まき用の炒ってある豆は極めてシンプルですけど、
豆菓子の種類の多さとおいしさには際立ったものが
あるなぁ〜と感じます。
豆菓子の専門店などに入ると、
もうどれを選んでよいのかわからなくて、
気づくと本屋さんで立ち読みしてるくらいの
時間が経ってたりします。

あと、豆菓子は、
ほかの菓子と比べて、食べはじまたら止まらなくなる
やみつき感が抜きん出てますよね。
生クリームとかチョコとか断然そっち派で、
塩っ気はあまり必要としないわたくしでさえ、
あぁ、豆っておいしいなぁ。。。と、
食べはじめては再確認する次第。
豆の魅力には根源的な何かを感じます。

最近は、ひいらぎや鬼のお面とのセットも
よく見かけるようになりました。
なんでも、柊鰯(ひいらぎいわし)が文献にあらわれるのは
平安時代の「土佐日記」が最初とか。
なんで、柊と鰯の頭なのかというと、
古くから、匂いの強いものや尖ったものは魔除けや厄除けに
用いられているそうで、
いわれてみれば、お正月の松も尖ってるし、
雛祭りの桃や、端午の節句の菖蒲、重陽の節句の菊も
香りが強いですよね。

でも、ひいらぎの刺と、いわしの匂いで鬼を撃退!
と聞くと、子どもの頃に読んだ「泣いた赤鬼」など
思い出したりもして。
そんなに鬼だって、
わるいばっかりじゃないんじゃないか。。。
なんて、感じちゃったりもするのですけれどね。







あと、鬼っていつもトラ柄のパンツをはいてますが、
これは「鬼門」に由来するとか。
鬼の出入りする方角(鬼門)は北東で、
十二支にあてはめると丑寅(うしとら)。
だから、鬼は牛(丑)の角を生やし、
虎(寅)のふんどし(パンツ)をつけているといいます。

鬼という言葉は、もともと
「陰(おん)」という
目には見えない気=邪気という言葉に由来するとか、
「隠(おぬ)」隠れて姿が見えない、
この世のものではないという意味とか、
「隠人(おんにん)」隠れて姿の見えない
怖いものが縮まって「おに」になったとか、
いろいろあるようですが、
忌まわしいもの、邪気、厄、病気などが
形となってあらわれた総体、と思えばいいのかな〜、
なんて理解してます。

目に見えないものを除けるのは難しいから、
目に見えるように鬼っていう形にする、
わからないでもないけれど、
形をつくって仇とするのは、
なかなかリスクもともないますよねぇ。
形だけ攻撃して、で、何のためだっけ?
なんてなっちゃったりするかもしれませんしね。
まぁ、ものすごく平たくいうと、
春の立つ前の日に、
病気や災いに合わないようにしましょうね! と
自分を戒めるって感じでしょうか。
豆をおいしくいただきつつ。

珍しく、菓子の話からずい分逸れちゃって、
すみません。
お詫びついでに、もうひとつお詫びというか、
お知らせがありまして。
今年もネコのカレンダーをつくったのですね。





この部屋でお知らせして、
ちょっとプレゼントできればなぁ
なんて思ってたら、すでに2月。。。
新年はじまって間もないのに、春立つ前の日なのに、
この中途半端なタイミングのわるさ。
相変わらずで、すみません。m(_ _)m
もしも、ご興味があれば、
あと、まだそういえば今年のカレンダーが不足してて‥‥
なんてわたしと同じように
若干、タイミングを逸しがちな方がいらしたら、
お知らせください。
10冊くらい用意しました。

節分に、
この部屋に来てくださるみなさまの
今年の健康と幸せを祈りつつ。


                                 わたなべ まり

わたなべ まり

2017-02-03-FRI