CAKE

 
 
風邪には‥‥。



風邪っ引きの1週間を過ごしました。
「あ、熱が上がってる‥‥」と、
仕事しながら刻一刻と体温上昇が分かるような、
喉の奥も炎症おこして赤くなっていくのが見えるような、
妙に研ぎすまされた(って言うほどじゃないけど)感覚って、
ないですか?
しかも体調をちょっと損なうと、
何故か気弱になるものですね。
雨がしとしと降ってると、塞がれた空に気重になったり、
晴れてたら日差しや抜けた空に、
ひとり置いてかれる感じがしたり。
その割に、少し回復すると弱ってた時に
しみじみ考えた殊勝なことなんて、即、忘れてたり。

少々、熱がある時は「アイスクリームがいい」
という家訓があります。
100才を越える祖母に教わりましたが、
もともと祖母も甘味好きの大家なので、
熱がある云々はそれほど関係ないのかもしれません。
ただ、代々、耳鼻咽喉科の家なので(母の実家ですが)
「栄養価が高くて、喉元を冷やして、飲み込みやすい」
と言われると
「そんなものか‥‥」と妙に納得して育ちました。

それ以外にも、父親に特訓されて育った
スキーや水泳の練習中、少しばかりの休憩には、
ひとかけの飴かチョコで乗り切らされました。
(ヘンな日本語ですが、ニュアンスとしては‥‥)
「体力が回復するからね」と、
ポケットからキャンディーを1個出して
手のひらに乗せてもらうのが‥‥
純だったのでしょうねぇ、けっこう嬉しかった覚えが。

発熱や体力消耗の時に、
本当に飴やチョコやアイスがいいかは置いといて、
阿弥陀くじで言うと、どの道を通っても
菓子好きにはなっていた家系だった気がします。
今でも、プールや雪山で食べたキャンディーを店先で見ると
懐かしいのと一緒に、
エネルギー源っぽい親近感と信頼を抱くのは
刷り込みのせいでしょうか。
一番、好きだったのは、
くるくる渦巻き状になった
キャラメルみたいなキャンディーが
透明な包みに入ってるのでしたけれど、
最近見ないので、もう無いのかも。
あと、チョコレートだとすぐ溶けちゃうけど、
チョコレート味のこのキャンディーは
(ヌガーみたいに柔らかいですけど)
少し味わっていられて好きでした。



フルーツ味のキャンディーも、
どことなく外国の香りがして特別な気がしました。



1個、数グラムのキャンディー、
溶けるまで、ほんの数分くらいですけど、
ちょっと気分が変わったり、
体内の小さいスイッチが切り替わったり‥‥
それだけでも結構すごいことですよね。

風邪、流行ってるようです。
と言うだけで何も出来ませんが、
飴やチョコやアイスで(?)乗り切ってくださいね。
(‥‥多分、プリンでもフルーツでもヨーグルトでも
 体力回復には何でもいいっちゃいいのでしょうが。
 そこは不問に♪)

わたなべ まり

 

風邪の時も
風邪の後も
テレビみてる時も
ドライブの途中も
仕事の前も
何もなくても
アイスクリーム。

〜家訓2007より〜(オオスミ)

 

 

 

2007-07-05-THU