ほぼ日刊イトイ新聞

マンガでドミノ

『クッキングパパ』

『クッキングパパ』

著者:うえやまとち
発行:講談社
秘密道具のように、料理をだしてうまく解決するつながりで
『クッキングパパ』はいかがでしょうか。

とはいえ、実は料理自体がお話の中心ではなく、
おなじみのキャラクターが、ちょっとした問題に関わり、
料理をからめて決着するというお話なんです。
100巻を優に越える分量には、膨大な数のお話と、
たくさんのキャラクターが含まれています。
他にも長編マンガはたくさんありますが、
この作品には、確実に時間が流れていて、
キャラクターたちの上に成長が溶け込んでいるんです。
その間には、たくさんの人との出会い、別れ、
嬉しいことや悲しいことが重ねられていて、
その時間につきあうことができるのが
『クッキングパパ』の最大の魅力だと思います。
ですから、連載開始時から毎週つきあうことができれば、
最高に楽しく、それができたら、
もうひとつの人生を体験しているともといえるかも…。

これから、メインキャラにも
様々なことがあるかもしれません。
それらみんなを受け入れて、淡々と過ごす時を持つ。
それが『クッキングパパ』です。

今からじゃ読むのが遅いなんてことはありません。
長編ですが、順番にゆっくり読めば大丈夫。
なにせわたしは、ほぼ20年ものおつきあいなのです。

(とーは)

2011-03-19-SAT