ほぼ日刊イトイ新聞

マンガでドミノ

『BARレモンハート』

『BAR レモンハート』

著者:古谷 三敏
発行:双葉社

ほぼにちわ。
『もやしもん』、『バーテンダー』に続く次なるマンガは!
お酒つながりで『BARレモンハート』を紹介します。

わたしがこのマンガに出合ったのは小学生の時、
父親が買ってきたことがきっかけでした。

「気持ちがすごくあったかい」
このぴったりなキャッチコピー。
世界各国のお酒を紹介しつつ、
様々なうんちくと人間模様を描くお話です。

舞台は、どこかノスタルジックな
倉庫街にあるBARレモンハート。
マスターは、どこか落語家のような雰囲気をかもし出し、
夜な夜な常連のメガネさん、松ちゃんと
様々なお酒について色々なエピソードを語ります。
世界中のお酒のためなら労力を惜しまないマスター。
このバーには、どこにそれだけの量をストックしているのか
信じられないくらいの種類、銘柄があります。

店を訪れる人々とお酒、
その人間模様が話に色を添えます。
お客さんとの会話の中にお酒が関わって、
読み終えると、新しいお酒についての知識が身につく、
おトク感漂う作品です。

ちなみに店名の「レモンハート」は実在するお酒の名前。
もちろんこのお酒のエピソードも作品中で語られています。

お酒が好きな人もそうでない人も、
読み終えたらうんちくを語りたくなること間違いない、
そんなマンガです。

実際、うちの家族は父だけでなく
母も兄もこの作品にハマりました。
大人になった今、
作品中で知ったお酒を嗜むことがとっても楽しいです。
みなさまも、ぜひ。

(Chifumi)

2010-07-10-SAT