その732 (2006-02-15)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私の名前は「さち」といいます。先日お店で下の名前も聞かれて「さちです」と言うと「たち」と書かれ「『さ』です」と訂正すると「たさ」と直されました。私の伝えかたが足りなかったのでしょうか。(伝票は訂正だらけ)


昔、電話で名前を言う時「すずきけいこです」と言おうとして、カツゼツが悪くなり「すすきけえこです」と言ってしまったら「はい、ささきせいこさんですね」と返されたことがありました。ささきせいこ‥‥そんなに違う自分になれるんだ!と感動しました。(すずきけいこ)


まだ実家にいた頃、母宛の手紙の中になんとも許し難いまつがいの郵便物が定期的に来ておりました。「これ直してもらったら〜」と何度か言っていたのですが、意外と無関心の母。私なら即訴えます。母の名前は「ミワ」なのにそれには「シワ」とありました。(ぐっち言う象)


病院の受付をしていた時、患者さんに書いてもらった問診票を見たら名前が「もももこ」になっていた。「も」が多いと思いながらもおもしろかったのでそのままにしちゃいました。(さいわい)


会社で「恵(めぐみ)」という同僚の名前を説明するときに「『恵まれない』の『恵』です」と言ってしまい、隣に座っていた恵さんとの間に気まずい空気が流れた。(ごめんよ、めぐちゃん)


物心ついてから、姉が結婚するまで、「おい、敦子!」とずっと姉と呼びまつがわれていた私。姉が帰省すると、「おい、順子!」と、姉が呼びまつがわれるようになり、ようやく私の時代が来た!と、思っていましたが、とうとう、姪と呼びまつがわれました。ジュンコミズキに何の共通点も見出せません‥‥。(お父さん、いい加減覚えて!)


「仲村」です。「中村」と書かれることが多いのですがそんなに気にしてません。でも、これからつきあいがありそうな場合は「にんべんのね」と付け加えたりもします。先日、写真屋で現像頼んだときは、ちと迷ったあげく「ナカムラです。あ、ごんべんのね」と言ってしまいました。店員さん、動きが止まりました。あわてて言い直したのが「ごめんなさい。さんずいでした」沖村になってました。(にんべんです)


窓口の仕事です。「なだ」さんというお客様の名まえの漢字を聞いたら「名まえの名にたんぼ」とおっしゃいました。私が書いたのは「奈田」。「‥‥名まえの名」と再び。だって私の下の名まえに「奈」がつくんですもん。(個人的には、正しい)


私の前に座っている英語指導助手さんのマクドナルド先生。日本語がとても上手。先日パブに行って、初対面の日本人と自己紹介をしてしばらく楽しく話していたそうです。すると、その日本人に「ところで、ケンタッキーさんは‥‥」と間違われたが、なんとなく訂正しづらくてそのままケンタッキーさんでいたらしい。(なんていいひとなんだ)


知り合いに国際結婚をした「○○ニョン」さんという人がいて、「今流行りの韓流ね、素敵」と思って聞いたら、旦那さんはフランス人でした。着ているものも、韓流っぽかったんです。(はるも)


営業事務をしていたある時、受付の女性から電話がかかってきました。「そちらにデニスさんはいらっしゃいますか?」「え、デニスさん?」一瞬頭の中が真っ白になりました。そこは見たまんま日本人ばっかりの部署でした。私は電話を受けながら必死にあたりを見回し、デニスさんらしき男性がいないか探しましたが、いるはずもなく「こちらにはデニスさんという方はいません」と答えました。しばらく微妙なやりとりが続いた後、その方が「これ『出る』に『水』って書いて、『でみずさん』じゃないのかなぁ?」と言われハッとしました。同じ島に「いずみさん」という女性がいたことを。その後荷物を受け取り、無事出水さんにお渡ししました。(おっちょこ)


私の友達で「寿木(スキ)」という名前の人がいます。いつも初対面の人に挨拶するとき「はじめまして、スキです」と言って、相手をドキっとさせている。(都)

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