21世紀の
向田邦子をつくろう。

■「久世塾おぼゑがき」47号
 7月吉日「久世塾」開講!


日のあたる場所に出るのがイヤになるほどの
暑いアツ〜イ土曜日。
東京・池袋のとあるビルの一室で、
ついに『久世塾』の幕が開きました。

日本各地(本当に各地!)から
お集まりいただいた受講生の皆さん、
まずはお疲れさまでした。
あと3ヶ月間、シナリオ漬けの日々でしょうが、
ぜひとも最後までガンバって
すばらしいシナリオを書き上げてください。

いや〜、それにしても緊張しました。
最初にちょこっとだけご挨拶させていただいたのですが、
普段人前で話すのに慣れていないものですから、
かなりアガッてしまいました。
隣にいた事務局長のT野プロデューサーにも、
「手が震えていたよ」とクールな指摘を受ける始末。

始まる前は「自己紹介でもしてみようかな?」などと
お気楽に考えていたのですが、
緊張のあまりタイミングを逃してしまい、
「もういいや、このまま黙っておこう」思ったのですが、
これもT野プロデューサーに
「これが文責さとうです」と、
あっさりバラされてしまいました。

でもそれ以前に、コテコテの大阪弁で
思いっきりバレていたという説もありますが……。
でもこれで面(けっこう‘濃い’といわれます)が
割れてしまったので、あまりハズカシイ話は書けないな、
とちょっと及び腰になっています。

しかし当日の久世塾長には驚かされました。
事務局長の挨拶に引き続いて、
講師の先生やゲストの女優さんたちの紹介のあと、
「それでは久世塾長、どうぞ!」てな具合で
悠々と登場の予定が、いつの間にか教室の前に座って、
早くから来られている塾生さんたちを相手に
シナリオ論(かどうかは分かりませんが)を
打たれているではありませんか。

あげく本番直前に「もう話すことないや」なんて
あっさりおっしゃいます。
しかしさすが塾長、いざ本番となると
時間が押すほどの熱弁ぶり。
ドラマのこと・脚本のこと・俳優さんのこと・
あとちょっとここでは書けないこと、などなど、
真剣なお話と適度な笑いを織り交ぜながらの
“久世節”をたっぷりと聞かせていただきました。

塾長、長時間お疲れさまでした。
我々事務局の反省点はマイクの不具合。
塾長及び受講生の皆さん双方に
ご迷惑をお掛けいたしました。
次回からはこんなことがないよう、
キッチリと対応させていただきます。

特別講演会のあと、桃・紅・紫の
3クラスに分かれての講義実習があったのですが、
これもまたクラスごとに特色が出た
アツい講義になりましたが、詳しくは次回にて。

おもしろかったのがゲストの女優さんたち。
3人の新進女優が「久世塾・座付き女優」として
来られていたのですが、久世塾長はじめ
僕たちスタッフ共々控え室は皆同じ。
しかし僕の知る限り、
この3人は挨拶以外で殆ど言葉を交わしませんでした。
こんなところでも早くも女優どうしの
戦いが始まっているのでしょうか。
本筋とは関係ありませんが、
この先の展開も妙に気になるところです。

それでは。

文責 さとう

★久世塾正式サイトへのアクセスは
 http://www.kanox.co.jp/へ。

2000-07-04-TUE

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