21世紀の
向田邦子をつくろう。

■「久世塾おぼゑがき」35号
 トリオ・ザ・不如帰


先日とある週刊誌に
「あなたの選ぶベスト歴史上の人物」
というような記事が載っていました。
といっても、1位「織田信長」、2位「源義経」
なんていう順位ではなくて、
映画やドラマの中でそれぞれの歴史上の人物を
演じていた役者さんのランキングでした。

例えば「織田信長」なら、
渡哲也・緒形直人・木村拓哉など、
さまざまなドラマで信長を演じてきた役者さんの中で、
「やっぱり渡哲也だな」とか
「キムタクの信長は新鮮で良かった」なんていう
意見をまとめてランキング付けをしたもの。
いうなれば“マイ・フェイバリット・信長”
みたいなやつです。

もちろん信長ばかりでなく、
秀吉や家康、伊藤博文や西郷隆盛など、
歴史に名だたる人物ごとに
それぞれランキングが掲載されていました。

しかしこうして見ると、
そこに挙がっている名前のほとんどが、
NHK大河ドラマの登場人物。
必然的にランキングされている役者さんの名前も、
大河ドラマでのキャストがほとんどでした。
そういえば昔、NHKのプロデューサーやら
ディレクターやらが書いた
「大河ドラマ・グラフィティ」的な本の中にも、
筆者が選ぶ「ベスト信長・秀吉・家康」
というページがありました。

その本では、山岡荘八原作の
『徳川家康』でのキャストがベストであったとの
談話が載っていました。
すなわち信長=役所広司、秀吉=武田鉄矢、
家康=滝田栄の各氏が演じるところの
“ほととぎすトリオ”です。
僕自身このドラマから大河を見るようになったので、
僕の中でもこのトリオは結構印象に残っています。

しかし大河ドラマってスゴイですよね。
何がスゴイって、ひとつのストーリーを
50回に分けて作っていくわけですよ。
普通の連ドラでワンクール11回前後。
これでも十分大変だと思うのに、その約5倍弱。
これは相当先まで見渡せる構成力がないと
脚本なんか書けないんじゃないでしょうか。

幸いなことに『久世塾』には
「毛利元就」の内舘牧子先生、
「秀吉」それに再来年の大河も書かれる竹山洋先生など、
大河経験者がいらっしゃるので、
ぜひともそんな苦労話なんかも聞いてみたいところです。

ちなみに僕が今までドラマで見た中でのベスト
“ほととぎすトリオ”は、
信長=役所広司(これは良かった!)、
秀吉=勝新太郎、家康=中村梅之助です。
う〜ん、かなり渋めのキャスティングですな。
そしてこれから見てみたいキャストは、
信長=豊川悦司、秀吉=三上博史、家康=真田広之かな。
NHKさん、いかがでしょうか?

それでは。

文責 さとう

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2000-06-01-THU

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