21世紀の
向田邦子をつくろう。

■「久世塾おぼゑがき」3号
 言い忘れてた大事なこと


昨日、塾の広告はホームページで!といいましたが、
大事なことを言い忘れていたので
もうちょっとだけ。

『久世塾』第三の、
そしてもしかしたら一番重要かもしれないポイント、
それは“インターネット講座”があるということです。

「『久世塾』には通いたいけど
 東京(会場は東京のみなんです)へは
 遠くて行けないわ」とお嘆きの貴女!
「講師の話は聞きたいけど仕事の都合が……」
とお悩みの貴男!!
「脚本の勉強はしたいけど受講料(未定です)が……」と
ふところと相談して落ち込んでいる貴方!!!

そんなあなたのために、
Eメールを使ったインターネット講座を設ける予定です。
自宅に居ながらにして、百戦錬磨の先生たちの
含蓄のあるお話が聞けます。もとい読めます。
しかもお値打ちプライスで!ここ重要です。
詳しくはオフィシャルサイト(4月中旬オープン予定)で
随時お知らせしていきますのでお楽しみに。
以上、宣伝でした。

ところでちょっと前の話になりますが、
超話題のドラマ「ビューティフルライフ」が
終わってしまいました。
何でも最終回の視聴率が連ドラ最高を記録したとか。
僕も、毎週きっちりって訳ではなかったんですが、
結構見ていました。

誰もが「彼女は最後に死ぬんだろうな」と
予想している中での最終回、
一体どうゆう結末を用意しているのかなと思っていたら、
さすが北川女史、やられました。
あの「死に化粧」のシーン。
キムタクの涙に思わずもらい泣きした人も
多かったのではないでしょうか。

でも僕は泣けなかったのです。
柊二が杏子に語りかけながら泣き出すあのシーン、
瞬間最高視聴率を記録したあのシーンに差し掛かったとき、
不意に玄関をノックする音が。
それでも僕はドラマに集中しようと
しばらくノックを無視していたのですが、
なおも執拗にノックは繰り返されます。
たまらず家人が玄関に出ていきます。文句を言いながら。

ノックの主は近所に住む家人の母でした。
彼女は「おみそ汁持っていくで!」と、
ほがらかに言い放ち、
鍋を片手に嵐のように去っていきました。

気付くと画面はもうお葬式。
僕の涙腺を刺激しようとしていた感情は、
みそ汁の入ったお鍋と共に
どこかへ連れ去られてしまいました……。

こうして柊二と杏子のロマンスは、
大阪のおかん(母親)の食欲の前に、
無惨にも砕け散ったのでした。

それでは。

文責 さとう

2000-04-06-THU

BACK
戻る