21世紀の
向田邦子をつくろう。

■「久世塾おぼゑがき」1号
『久世塾』ってなに?


昨日は初原稿ということで、
ちょっと力が入りすぎた文章になりましたが、
(あれでかい! というツッコミが聞こえてきそうだ…)
今回は本題の『久世塾』について、
きっちりご説明させていただきます。

昨日もチラッと触れましたが、『久世塾』とは
その名の通り演出家の久世光彦氏が塾長を務める
脚本家養成のための講座です。

久世さんといえば、「時間ですよ」や「ムー一族」、
「寺内貫太郎一家」などといった代表作が
ポンポン上がってくる大巨匠。
向田邦子シリーズでもお馴染みです。
もちろんご自身で脚本も書かれますし、
近頃は作家としても大活躍されています。

テレビドラマの世界をひた走りに走ってきた久世さんが、
ある日ふと立ち止まって後ろを振り向いたときに、
自分を追ってくる後続ランナーの数が
あまりにも不足していることに気がつきました。

折しもBSデジタル放送の本格的スタートを控え、
今までの限られた数の地上波中心から
衛星放送やケーブルテレビの普及などで、
ますます多チャンネル化が進んでいくこれからのテレビ界。
その未来を憂い「いっちょ若い奴をもんでやろうか!」
といったかどうかは知りませんが、
とにかく後進の育成に乗り出そうと思われたわけです。
そして、あるひとつの目標を掲げ、自らの名前を冠した
“塾”を開くことになりました。

その目標とは、ズバリ「使える脚本家を育てる!」
これです。
世にシナリオ講座の類は数多くありますが
(たぶんたくさんあると思うんですが、
 いくつあるの? とは聞かないでね)、
わが『久世塾』はひと味違います。
え、どう違うかって?
それは、何といってもこう……
おっと、この続きはまた明日、
ということにさせてください。

文責 さとう

2000-04-04-TUE

BACK
戻る