思えば、お国自慢の祭典じゃないか! おらが夏の甲子園。
 

ベスト16、出そろう!
いよいよ佳境、夏の甲子園!


♪くーもーはーわーきー、ほにゃららほにゃにゃ〜。
『送ってきたっ! いいバントだ!
 三塁線へ転がる、サードがダッシュ、
 おっと、見送った、切れるか?
 ‥‥切れない切れない!
 オールセーフ! ノーアウト一塁二塁!』

こんにちは、永田です。
出そろいました。ベスト16。
全国の参加校がいくつだかご存じですか。
4137校です。4137校が16校になりました。
もう、勝ち残っているだけで、すごいことです。
あと1回試合をやると、8校になります。
もう1回試合をすると、4校になります。
そこから2回勝てば、最後の1校になれます。
つまり、優勝する高校は、あと4回勝つ高校です。
一戦、一戦、手に汗を握りながら
応援してきたみなさんならわかりますよね?
‥‥あと4回も勝たなきゃいけないの?
でも、優秀な指導者の人たちは、
すでにそれをイメージしはじめています。
さあ、いよいよ佳境です、夏の甲子園。
熱戦を振り返っていきましょう!
おっとそのまえに、
どうでもいい情報から紹介しましょうかね。



甲子園、どうでも情報。

今日(8/14)は甲子園に行ってきました!
スタンドの売り子を追っかけて、
私の目の前でジュース買ったそこの君!
メアドを書いたちっちゃな紙を
その子に渡したのを見たぞ!!
(多分あの紙はボトルガムの捨て紙の付箋)
そんで売り子の娘は
その紙をちょっとうれしそうに
ポケットにしまったのでした‥‥青春ですね。
(ハルこ)
いやあ、なごむわ、これ。
硬派な熱戦の合間に、軟派なナンパの風景。
お祭りムードに便乗する、ゆる〜いアプローチ。
ダメでもともと、夏の思い出。



福岡在住の私の父は大の高校野球好きで、
会社勤め時代は、九州勢の試合は
有給を取ってテレビ観戦するほどの熱狂ぶりでした。
定年退職した今は、
すべての試合をテレビ観戦しています。
私が帰省した本日も、
清峰対済美の試合を熱心に見ていました。
清峰と言えば、初戦で愛工大名電のユニフォームに
ボールが挟まって大変だったなぁと思い出し、
それを父に話した所、
「おっ、お前あの試合見てたのか?
 やるじゃねーか」とホメられました。
仕事でその試合は見ておらず、
ほぼ日で仕入れた情報だったのですが、
ホメられたのが嬉しくて、そのままにしておきました。
こんな所で役立つなんて。ありがとうほぼ日!
(シマ@九州勢ファイト!)
これもすげー好き。
清峰対愛工大名電の試合を観ていたというだけで
息子を見直してしまう親父がいい。
さすがに親子でキャッチボールは無理でも
甲子園の話くらいはできるもんね。
帰省中のみなさん、おたくもどうぞ!
バックナンバーから
適当な話題をみつくろってください。
でも、「せいせいこうぎょうこうこう」とか
わけのわからない話しちゃダメですよ?



関西×京都外大西の試合を内野席で観戦してましたが、
関西のピッチャーが話題のダース君に交代するや
周囲の観客がいっせいにガサゴソと
「週刊朝日」や双眼鏡を取り出して彼の名前を確認。
「ダース‥‥マロッシュ‥‥?」
「ダス‥‥ロマ‥‥ダースロマ‥‥なに?」
観客席にひそやかにこだまする
呪文のようなその名前。かつての
「ピーターファンデンホーヘンバント」問題を
彷彿とさせる光景でした。
(るーぴょん)
昨日の甲子園のスタンドからの情報でした。
いいところ観てるなー。
「ピーターファンデンホーヘンバント」問題を
ご存じない方は、こちらのバックナンバーを
読んでください。あ、でも、膨大かも。



桐光の4番岡山くんは
あの巨体でバク転ができる。
(なべ)
ええと、なになに?
桐光学園の四番? 岡山くんですね。
わっ、180センチ、95キロ!
それでバク転? そりゃすげえ。
どっから仕入れた情報なんだろうか。



私、山田って言うんですけど。
今日の「石丸」さん話で
ずっと思っていた事を口にしてしまいます。
日本人の名字に対して山田姓が占める率に対して、
高校球児やプロ野球選手の中の
山田姓って少ないと思いませんか?
山田という名字の有名人、
元阪急の山田投手しか思い出せない。
高校名には「青森山田高校」があるんですけど。
(きえまま)
「青森山田高校」と「山田太郎」で十分じゃないか!



高校野球を見ながら思ったのは、
NHKの実況アナウンサー、
気がついたら若い方たちばかりだな、と。
NHKのHPで実況アナウンサー一覧を見ましたが、
知っている顔がほとんどいなかったんですよね。
ちょっと前までは、
高校野球の実況アナウンサーといえば、
ベテランの方が多かったような気がするんです。
名前はわからなくても、声を聞いただけで、
毎年、いつもの人だとわかって
何となく安心した覚えがあるんですよね。
(神奈川県・うし)
ぼくは個人的に、小野塚康之さんが好きです。
小野塚さんの実況がいちばん落ち着きます。
オリンピックなど、ほかのスポーツでもそうですが、
実況がいいと観戦の感動が倍増しますよね。
ぼくはひとつ、強烈に憶えてる実況があるんです。
ちょっともう、いつのどの試合だか、
どことどこが対戦していたのか、
もちろん実況が誰だったか憶えてないんですが、
場面は9回裏、同点の場面でした。
ランナーが三塁にいて、
サヨナラのチャンス。あるいはピンチ。
たしか、ツーアウトだったと思います。
手に汗握る緊張した場面で、
左バッターがジャストミートしました。
引っ張って、一塁へ、強いゴロが飛びました。
金属バット特有の、火の出るような当たりでした。
打球は一塁手を襲いました。
守備範囲といえば、守備範囲でした。
実際、一塁手はその打球に触れたのです。
しかしその強い当たりを一塁手は
キャッチすることができず、強襲ヒットとなって、
ボールはライトへ転がりました。
三塁ランナーがバンザイしてホームへ帰り、
サヨナラゲーム。試合は終わりました。
喜ぶナイン。泣き崩れる一塁手。
そこで、実況のアナウンサーは、
状況を冷静に伝えたあと、
どうしてもこれは言っておかなくてはならない、
という感じで、こう言ったのです。
「‥‥記録は、ヒットです」
ぼくはもう、そのひと言で泣きそうになりました。
いえ、ボロボロ泣いてしまいました。
アナウンサーは、やや間をおいてもう一度、
念を押すように言いました。
「記録は、ヒットでした」
つまり、その当たりは、
一塁手が捕れなくて当然なのだと、
間違ってもエラーではないのだと、
それを捕れなかったことを
あなたは後悔すべきではないのだと、
誰に責められるべきでもなく
胸を張っていいんだと、
実況したアナウンサーは
そう言っていたんだと思います。
もちろん、中立の立場であるアナウンサーにとって、
そのメッセージをそのまま発することはできません。
ですから、そのアナウンサーは、
あくまでも試合の実況として、そう言ったのです。
「記録は、ヒットです」
ひと言に込められた気持ちのなんと大きなことか。
サヨナラ勝ちに沸く映像のバックに、
瞬時の判断でそう告げたアナウンサーを
ぼくはとても尊敬するのです。
どなたか憶えていませんが、
ありがとうございました。



あっラガーシャツのおっちゃんおった!!
永田さん、おっちゃん
黒白のラガーシャツきてはるわ! 二列目!
(大阪府・みや)
どこやどこや、あっ、ほんまや!
おるおる、黄色い帽子、かぶってはるわ!
けど、みやちゃん、あれ、紺ちゃうか?
黒白やのうて白と紺やろ、あれ。
なにがって、アホ、よう見てみい。
ちゃうがな。なに言うてんねん。
どう見ても紺と白やろ、あれは。
どっちゃでもええって、
どっちでもええわけあれへんがな。
こらこらこら、どこ行くねん。



今朝起きたら、母が
「お母さん今から甲子園行ってくるわ」と。
阪神ファンでよく甲子園に行ってるのは知ってるけど、
今回はもちろん高校野球を見に、だと言う。
なんでも、友達に誘われたかららしいけど、
それにしてもいきなり‥‥。
(ジャキ)
これ、笑った。
さながら不条理な小説の冒頭の一場面のよう。
ある日、あなたが目覚めて、
枕元に母親が立ち、こう言ったらどうしますか?
「お母さん、いまから甲子園行ってくるわ」
第14回甲子園文学大賞受賞作。



今日の甲子園のページの酔っ払いは私の妹です。
うちのアホが大変失礼致しました。
(なつ)
あっ、あの酔っぱらいのお姉さんですか!
たのみますよ。しっかり言っておいてくださいよ。
しかもふだんからあの調子だというじゃないですか。
本人からも「まったく反省してませ〜ん」という
メールが届きましたよ。もちろん掲載しませんよ。
試合いってみよう、試合。
愛工大名電を破った長崎の清峰が、
またしても強豪と当たります。
今度の相手は愛媛の済美。
さあ、どうなった?



清峰(長崎県)9−4済美(愛媛県)

見てくれました?
清峰、先制点です。
それも2アウトから4点!!
あっと悪送球で1点追加。
これは魔物でせいではなく実力です。
しかし済美には「魔法の合言葉」があるので
油断はしません。気を緩めず応援します。
(みっちぃ家おかん)
初出場の清峰が、済美から先制点を奪う展開。
もう、長崎の人たちは
ソワソワしどおしだったのではないでしょうか。



長崎出身の主任です。
天気予報で雨って事で中止かと思いつつ出勤、
ネット開いたら5−0で勝ってる!!
と思ったらホームランで2点返されてるし‥‥。
ここの書き込みに
「自分がテレビつけたら負ける」ってのが
あったのを思い出し
何事もなかったようにログアウト!
(主任)
わっ、勝ってる! リードしてる!
見なかったことにしよう、
見なかったことにしよう。
そんなつぶやきが聞こえてくるかのようなこの投稿。
気持ち、わかります、わかります。
一方、済美ファンからは熱いメッセージが。



済美高校には、
『笑うセールスマン』の上甲監督がついているっ!
来週から1週間は海外出張で、
更に遠くになってしまう甲子園‥‥。
あっちでもちゃんと応援しよるけんねー、
済美、がんばりや〜!
(みわ)
あの笑顔は独特だなあと思っていたのですが、
言い得て妙、な指摘でした。
しかし、試合は、多くの人が
「このままでは終わらない」と感じるなか、
清峰が追加点を重ね、9−4で逃げ切ったのでした。



お見事でした、清峰高校!
初出場でありながら立て続けに強豪を撃破です。
今日も締まったいい試合をしてました。
いつも思うんですけど、
地方大会の決勝より甲子園での初戦と
なんだかどの選手も
うまくなってるような気がするんです。
そして甲子園で勝ち進むにつれ
どんどんどんどんうまくなっていきます。
「場を与えられること」「舞台に上がること」
の意味をしみじみと感じるときです。
高校野球に限らず、
与えられた場や舞台に負けないようにがんばることが、
自分を成長させるのですね。
そしてその場や舞台に上がれるように
やっぱりがんばることが何より大事なのですね。
そんなことをほろほろと考えながら、
甲子園を楽しんでおります。次は大阪桐蔭です。
またまた強豪相手だけど、これまで通りがんばれ!
(さら)
大きな試合に勝つたびに、どんどん強くなる。
たしかに清峰ナインには
そういうたくましさが出てきたように思います。
個人的に、すごいと思ったのは、
最終回のセンター大石くんの守備。
観客だけでなく、試合するナインでさえも、
「このまま済美が終わるわけがない」
と感じているように思えるなか、
2連打で1アウト一、二塁。
例の魔物がじわりと動き出す気配。
そして3連打目となるセンター前ヒット!
2塁ランナーがホームへ!
しかし、センター大石くんは
点差を考えて冷静に3塁へ送球、アウト!
このふたつ目のアウトが、
腰を浮かせた魔物を座らせたように思います。
セオリーで考えれば当然の選択かもしれませんが、
セオリー通りのことが
できなくなるからこそ甲子園。
この守備が最終回にできる高校は強い、と思いました。



勝ちました。ありがとうございます。
校歌を歌うスタンドには
県大会決勝で負けた瓊浦(ケイホ)高校の人たちが
映っていました。
遠征中との事だったので、その途中に清峰の応援に
いったのでしょうか?
さぁ、次は大阪桐蔭です。
勝ちます。勝って下さい。
(みっちぃ家おかん)
瓊浦高校との地方大会決勝では、
清峰は7点差をひっくり返して勝ったそうです。
その清峰をスタンドから応援する瓊浦高校、
いいなあ。マンガみたいだなあ。
マンガみたいといえば、
つぎの相手は大阪桐蔭ですよ!
すごい組み合わせを引き当てたもんだよなー。
だって、1回戦が春の覇者、愛工大名電。
続く2回戦が、去年春優勝、夏準優勝の済美。
そんで、その2校に勝ったというのに、
つぎはあの大阪桐蔭なんだよ?
もう、どうなの? これ?
明訓高校かよっつー展開じゃない?



やったぁ! 長崎清峰、勝ったぁ!
佐々町という町にあるそうですが、
選手の名前を見ると、
佐々木君×2、佐々田君、小佐々君、
「佐々」のつく人、いっぱい!
いまや、自分の居住地の学校より気になる、
長崎清峰!
春の優勝校の名電に勝ち、
去年春の覇者・済美に勝った、
次は今年の優勝候補、大阪桐蔭!!
監督の若さや、双子選手など、
マンガみたいな要素がテンコ盛り。
目が離せません!
(なつみ)
あ、鋭い! たしかに「佐々」が多い!
「佐々」のつく佐々町っ子がいっぱい?
そんで監督が1969年生まれ?
大石剛志くんと大石将人くんは双子?
古川くんは172センチながら
140キロを投げる小さな鬼神?
初出場なのに優勝候補をつぎつぎ撃破?
続く相手は156キロのエースと
66本塁打の四番をようする強豪校?
これ、もう、マンガ? いま16巻あたり?
いやいや、たしかに目が離せません!



今日は地元局放送で観戦しました。
そうしたらアナウンサーが清峰の打線のことを
「イノシシ打線」と言っていました。
い、いのしし? そんなぁ‥‥。
せっかく頑張っている選手の為にも
もう少しカッコイイネーミングは
なかったんでしょうか?
でもインパクトはありますよね?!
(くろーばー)
いのししは地元の名物かなにか?
にしても、これだけカッコイイ条件がそろってるのに
そのネーミングはたしかにちょっと‥‥。
あと、古川投手が西武の石井貴投手に
似てるという指摘ですが、「どぼん」です。



テレビの前で応援したのですが、
残念ながら済美負けてしまいましたね……。
試合の中で(何回だったか忘れたのですが)
済美のピッチャーが2塁に走った選手を
最高のタイミングで刺した場面があったんです。
そのプレイでピンチを逃れ、
済美の選手がベンチに下がったとき、
ピッチャーを迎えた監督が、
笑顔でピッチャーの頭をなでていました。
「ああ、監督は選手と
 とても良い関係を築いていらっしゃるんだな」と、
私は何も知らないけれど、
伝わってくる何かがそこにはありました。
今年は惜しくも敗れてしまったけれど、
監督と選手が笑顔で向き合えるチームなら、
きっと来年も甲子園に
勝ち上がってこれるとおもいました。
(野いちご・広島県)
済美高校、今年もいいチームでした。
去年の実績がすばらしいものでしたから、
きっとプレッシャーも大きかったことでしょう。
上甲監督、つぎはどんなチームを
率いて甲子園にやってくるのでしょうか。



済美が負けた。
夏が終わった。
甲子園はもう見ない。
これが去年までの甲子園観戦スタイル。
愛媛県民、負け試合を見ることに慣れていない。
でも、今年は「おら夏」がある。
出場するすべての高校に
ドラマがあることを知ってしまった。
校歌やユニフォーム、監督、
似てる似てない、超個人的情報。
だから、結構読み飛ばしてきた
他県の代表校を「おら夏」でおさらいして、
これから贔屓にする学校を勝手に決定し、
最後まで応援することに。
今日は旦那から「三振振り逃げ」について学習。
プレーにももっと注目したい。
まずは鳴工。
四国はまだ終わってはいないのだ。
甲子園の魔物は、うどんを食べ、
よさこいを踊り、道後温泉に浸かって、
ふぬけになって渦潮に飲み込まれてしまえー!!
(きち)
このメール、読んでジンとしました。
どうもありがとうございます。
残りの甲子園をたのしみましょう!



宇部商(山口県)4ー0静清工(静岡県)

「せいせい」には、
今大会最も長い名前の選手
「又平アンドリュー知也」がいる。
お母さんはオーストラリア人。
一目見れば分かる、「オーストラリア顔」。
初戦はバンバン打って大活躍。
今日の二回戦も打ってくりょう(打てよ)!
(あずさ)
意外にアンドリューくんについては
報告してくれるメールが少なかったんです。
そうですか、お母さんがオーストラリア人。
オーストラリアも野球の盛んな国ですよね。



現時点で6回終了。
2−0で宇部商のリードですが、
「せいせいこうこうこう」もなかなかです。
というかですね、この試合両校とも守備がものすごい。
ランナー出るのに、
とにかく抑える抑える、両チームとも。
守備が光るなぁ、ほんとに。
昨日の関西vs京都外大西のように、
「打った〜! 抜けた〜! はいった〜!」
ということではなく、
「ん〜、間に合うか? 間に合いました!」みたいな。
腕を組みながらじーっと見てしまう、
でもじんわり汗かいてるみたいな。
セミがじーわじーわ鳴いているなか、
この試合の行方も最後まで見守りますよ!
(ぞ)
見事な試合描写です。
ピシッとしまったいい試合でした。
昨日の京都外大西の逆転劇のような
試合を観てしまうと、
ついつい打撃戦を期待してしまうのですが、
こういう試合、好きなんですよねー。



今は、地元静岡代表、
おなじみの「せいせい」戦を観戦中です。
もう、8回ウラ‥‥つらい展開です‥‥。
毎回ランナーを背負って
ここまで2点で抑えてるのはエライ!
けどこちらのヒットもなかなか続かない!!
ホームベースが遠いねえ‥‥。
あっ、2アウト3塁!
4番でた!! なんとかしてぇ〜!
‥‥ああ、セカンドゴロ‥‥。
ほんとあとちょっとが遠い‥‥。
選手たちもスタンドも
顔がどんどんこわばっていく‥‥。
頑張れせいせい!! つうか魔物も働いてくれよ!!
昨日は京都外大西のために
働きまくってたじゃないか!!
今日はなんだ、定休日か!? 許しませんよ!!
昨日関西のダースくんに続いて
今日はウチのアンドリューくんを泣かせる気なの!?
ハーフ選手泣かせ??
又平アンドリュー知也くん、
誰に聞いても一番練習してるという彼に
どうか活躍の場を!!
そっくりな弟もスタンドで
野球部と一緒に応援してるんです!!
もちろん他の子もがんばって!!
流されないで〜!! 気持ちで負けるな!!
最後だ9回ウラ! って4点差になってるし!
お願い逆転の静清でいて〜!!
(モカ)
魔物にいんねんをつける熱の入った応援。
アンドリューくんには弟さんがいるのですね。
「ハーフ選手泣かせ」って、
そんなこと言われてもなあ‥‥と、
こいつも思ってることでしょう。




宇部商の試合が終わりました。
勝ちました。やっと一息つけます。
もぅ、なんていうか気の抜けない緊迫した試合でした。
先制しても満塁で追加点がとれない、
盗塁は全部キャッチャーに刺され、
ノーアウトでランナーが出ても点に結びつかない。
スコアの上ではリードしてても、
静清工もピッチャーは安定してるし
キャッチャーの肩はいいし
バントを確実に決めてくるし
いつひっくり返されるか
いつ魔物が出てくるかとドキドキもんでした。
9回表で2点追加してちょっとホッとしたけど
その裏、ノーアウトでランナーが出て
レフトにすごいいい当たりが飛んで
こりゃ抜けた、追加点だ、ピンチだと思ったら、
主将が好プレーでキャッチ、ピンチをしのぎました!
みんな、よくがんばった!
次はどことやるんだろう。
う〜ん、TVはそれには触れず
もう次の試合に移っちゃったなぁ。
どこが相手でも負けんな、宇部商!
(まつぼっくり)
膠着した展開の試合、
つまり魔物が動かない展開のときこそ、
人々は魔物の存在を感じるものなのです。
そして9回裏、
先頭打者がライト前にはじき返して出塁!
誰しも静清工の最後の反撃を予感したところで
あの井田くんの守備はすばらしかった!
背走しながらのダイビングキャッチですから。
一塁走者はスタートしてましたから、抜けてれば1点、
悪くても、ノーアウト二塁、三塁の場面。
よく捕ったなあ。



負けてしまいました‥‥。
4−0、よくがんばった!
初出場で2回戦までくるのだって
並大抵なことじゃないよ! お疲れ様!
くしくも最後のバッターが個人的注目株の
アンドリューくんになってしまいました。
でもセカンドゴロに終わって
ヘルメットを取ったときの顔は、
すべて受け入れた表情で、
すがすがしくさえありました。
てゆーかその前の宇部商のレフトの選手の
ダイビングキャッチ&送球は凄かった。
敵ながらアッパレ。
(モカ)
「敵ながらアッパレ」と
言えるあなたに、アッパレ。



胃をキリキリ痛くして静清工を応援してました。
ドキドキハラハラって、点が取れるかも!
っていう期待感があって
初めて感じるのかもしれないですね。
今日はもうずーっと、ピンチもチャンスも
なんだか見ていて同じくらい緊張しました。
そんな中、キャッチャーの
河原崎(かわはらざき)くんが
次々と盗塁をさす姿に惚れ惚れしました。
試合は、0対4で宇部商の勝利。
1点を取るって、こんなにも難しいことなんですね。
でもなんか、スコアボードには
「0」で終わってしまったのだけど、
色んなことがあっての「0」だから、
何も無いという数字のゼロとは全然違うなと思います。
数字の上での勝負はついてしまったのだけど、
なんだか負けた気がしませんもの。
静清工の皆、よくがんばったね、お疲れさまでした。
そして、宇部商の皆、敵ながら天晴れでした。
次の試合も期待しています。
(静岡県・Kon)
「敵ながら天晴れ」と
言えるあなたに、天晴れ。
ひょっとして、今大会で
甲子園のおもしろさを知ったという方でしょうか?
「1点を取るって、
 こんなにも難しいことなんですね」
というフレーズにしびれました。
ほんと、いい試合だったと思います。



せいせいこうのバントじょうずだ〜。
グランドのせいばかりじゃないですよね。
(ふく)
記録を調べてみたところ、
この試合で静清工は
じつに5つの送りバントを決めています。
甲子園という緊張する舞台で、
どうしてこんなに確実に
バントを決めることができるかわかりますか?
ぼくはわかりますよ。エヘン。
その理由をお教えしましょう。
‥‥練習してるからですよ!



昨日の大阪桐蔭の辻内くんのように
19奪三振しても1点取られ、
宇部商の好永くんのように
奪三振0でも完封ができてしまう。
野球って不思議なゲームだよなぁ。
(ケビン)
ああ、ほんとにそうですね。
野球って不思議です。
好永くんは奪三振ゼロでしたか。
ちなみに好永くんは地方大会から
ひとりで投げ抜いています。



こんにちは。
ほんとに久々に、高校野球を1試合じっくりみました。
宇部商対静清工。
子供のころ夏休みの大半を過ごしたのは、
山口県でしたので、宇部の応援を、と見ていました。
私の好きな、投手と守備のいい、緊張する試合でした。
宇部を応援しながらも、気に入ってしまったのは、
静清のキャッチャー、河原崎くんでした。
1イニングに2人もの盗塁を防いだ強肩。
2人目の盗塁失敗後の、宇部の監督の
「やられたなー」という表情が
彼のプレーの良さを語っていました。
彼は、バントがファールになった相手打者が
放り投げていったバットを拾ってあげていました。
9回裏、彼の前の打者で試合は終わってしまいました。
もう1回見たかったな。
(lysmet)
いい試合を観る、いい視線。
どうもありがとうございます。



今日は、せいせいこうこうこうまで負けちゃいました。
結構締まったいい試合をしていたと思ったのですが。
もう少しチャンスを生かせたらよかったですね。
準決勝に甲子園に行くのですが、
甲子園のスタンドから、
「せいせいこうこうこう頑張れ〜!」
と叫ぶ野望が、打ち砕かれてしまいました。
これを叫んだら、ほぼ日の読者の皆様は
一緒に叫んでくれるはずと。
(たま)
ストップ、ストップ!
「せいせいこうこうこう」は熊本!
「せいせいこうぎょうこうこう」が正解です。
いやあ、よかったですね、叫ばなくて。
もしも叫んでたら、ほぼ日読者から
「それは熊本!」って
いっせいにつっこまれてたと思いますよ。
まあ、それはそれで観たかったですけど。



酒田南(山形県)4−2沖縄尚学(沖縄県)

ずっとずっと気になっていたんです、
沖尚セカンドの与儀くん。
その与儀くんを呼ぶアナウンサーの
イントネーションが違うの!
そうじゃないのよ!!
第一試合中すごく気になっていたのだけど、
今日のアナウンサーさんは正しい発音。
すごい、えらい、ありがとう!!
うぐいす嬢さんはやっぱり違っていたけど。
ちなみに「よ」が高いのではなく
「ぎ」が高いのです。
アクセントは「ぎ」につくのです。
(東京で応援する大学生)
んん? 「よギくん」?
「ヨギくん」じゃなくて?
「よギくん」? これで合ってる?



オキショーと酒田南の試合が始まりました。
私がテレビで応援すると、負けてしまうので、
これから出かけます。
運転しながらラジオで応援だと勝つのです!
がんばれオキショー!
なんでも情報ですが、
沖縄は地元の新聞の購読者が多く、
甲子園が始まると新聞協賛広告が大きくでます。
今日などは見開きの応援広告でした。
また、県内大手旅行社が応援ツアーを組み始めます。
うあっ! メール打っているうちに
オキショーエラーで得点圏にランナーが‥‥
早く外に出ないと負けてしまう。
では、行ってきます〜〜。
(ぐり〜ん)
あああ、行ってしまった‥‥。
そこまでげんをかつがなくても‥‥。



何年前かは忘れてしまいましたが、
沖縄代表は以前にも酒田南に敗れているのです。
是非リベンジして欲しい!!
それなのに、なぜなぜ、ホームランは打たれるし、
全然ヒットも出ないし・・・。
えーん、見てられんよー。ごはん食べよう。
ああっ、また追加点入れられちゃったよ。
(東京で応援する大学生)
「ごはん食べよう。」の
フレーズに吹き出しちゃいました。
苦戦していた沖縄尚学ですが、
9回裏、最後の反撃がはじまります。
ほんと、甲子園の最終回って
どうしていつもこうなるんだろうか。
沖縄尚学、1点を返し、なおも‥‥。



酒田南vs沖縄尚学、9回裏、2アウト満塁です!
酒田南のピッチャーも
すごいプレッシャーだと思うのに、顔に余裕が。
沖縄尚学のバッターもものすごく強気の表情です。
そうこうしてうるちにフルカウント‥‥。
あ、ライトに打ち上げちゃった‥‥。
残塁で終了です。
両校ともすごい!
どきどきさせてくれてありがとう!
沖縄尚学のスタンドでの応援の子たちの鉢巻に
「感謝」と書いてあるのが印象的です。
(ぞ)
またツーアウト満塁、ツースリーです。
どうしていつもそうなるんでしょう。
最後は、酒田南の金本投手個人の
集中力がすさまじかった。
満塁になったあと、
投じたボールはほとんどアウトコースに
コントロールされてたと思います。
多少ボールになってもいいからアウトコース。
インコースは見せ球として胸元。
真ん中には1球も
行ってなかったんじゃないでしょうか。



酒田南vsオキショー、
9回裏がたまたま仕事の休憩時間で見れました!
先輩と2人でオキショーを応援する事に。
「1アウト満塁やー! 打てー!」
職場なのを忘れて、
テレビにファイティングポーズで立ち向かう2人。
その時!
オキショーのバッターが笑ってる‥‥!
私 「ああ! 絶対この子緊張すると
   半笑いになるタイプやー。
   うちといっしょやー」
先輩「あー。いるよね、そういう子ー」
私 「んで、先生にまじめにやれ!
   って怒られるんですよー。
   しゃーないやないですかねぇ?」
先輩「なぁ? 不可抗力やもんなぁ?」
‥‥って、アウト‥‥ごめんなさい。
なんとなく、ごめんなさい。
私たちが茶化したせいで
魔物が去っていった気がします‥‥。
(フユナリ)
あははははははは。
そんなちいさなことじゃ、
魔物は去ったりしませんよ。



勝ちました! 酒田南!
ホッとした〜!!
いつもは、特にどちらかをひいきしたりせず、
ほぼ日情報をチェックしては、
スタンドの応援を見たり、
応援歌をメモって各高の傾向を比較したり、と
よそ見しながら楽しむ感じなのですが、
ふと、金本くんの笑顔にやられてしまい、
酒田南を応援しはじめました。
9回裏、ハラハラしたあ〜…!!
今までも試合を見ていて
ドキドキした事はありましたが、
あんなにテレビの前で一喜一憂したのは初めてです。
金本くんが投げる瞬間は、息もできない‥‥!
1点取られた時には、
昨日の京都外大西の試合を思い出し、
倒れそうになりました。
代打の伊志嶺くんがまた、粘るんだ!
ファールの度に寿命が縮む気がして、
気がついたら、手を顔の前で組み、
天に祈りはじめていました。
「金本くんを勝たせてやってくれ〜!」って。
祈るのに必死で見てなかったんですが、
そこでふと、思い出した事が。
そういや、私が野球中継を見ると、
ひいきのチームがかなりの確率で
負けるっていうジンクスがあったんだ‥‥!
それからはもう、
金本くんが投げる瞬間は画面を見ないように、
キャッチャーが取る音、
あるいはバットに球が当たる音が聞こえてから、
画面を見るってことを繰り返しました。
結果は勝ち。ホッとしました。
が、テレビを見たり見なかったりで忙しく、
9回裏、最後の最後の攻防が、
きちんと頭に入ってません‥‥。
何かが違うような気もしないでもないのですが、
「見て負けるよりマシや」と自分を納得させています。
(大阪・くりこ)
代打、伊志嶺くんの粘り、すごかったですね。
どこに投げてもファウル。
ボールからボールへのスライダーも
食らいついてファウル。
ついに勝ち取ったフォアボールで満塁。
よもや、と思わせる場面でした。
ところで、この方も
「自分が観ると負ける」と思われているようですが、
この機会に、もう、ぼくが断言しておきましょう!
あなたが観たから勝つとか負けるとか、
そういうことはありません!
観てらんない気持ちはわかりますが、
観られるもんならきちんと観よう!
だって、もったいないぜ、観ないなんて!



勝っちゃいました酒南!
山形県民じゃないですけど弟が通っている高校なので
家族全員(弟は自室で友達と)で、
微妙にバラバラな姿勢で応援してました。
9回に1点返され、
母と私でギャーギャー言ってる隣でおじいちゃんが
「逆転劇の始まりだか?」と笑い、
おばあちゃんも
「差がつぎすぎると可哀想になってくるがら、
 接戦のほうがいい」とか言い出すし‥‥。
80歳にもなると観戦にも
余裕が出てくるんでしょうか、
9回ウラで寿命を磨り減らしたのは母と私でした。
(秋田県・酒南OG)
状況が思い浮かびます。
応援しながらも、余裕たっぷりでたのしんでいる
おじいちゃんとおばあちゃん。
いいですねー。



その他の高校情報

ただ今徳島は阿波踊り期間真っ只中!!
(8月12日〜15日まで)
普段は田舎な徳島もこの4日間は燃えます!!
でも徳島に来なくても
甲子園で阿波踊りが見えちゃいます!!
鳴門工は(徳島の高校は)点が入ると、
アルプススタンドで阿波踊りを踊る!!
次の試合でも阿波踊りを見たいものです!!
頑張れ!! 鳴門工!!
(のぶ)
東京でも、ときどきお祭りなどで
阿波踊りを観ることができるのですが、
元、徳島に住んでいた身として言わせてもらうと、
「本場の阿波踊りはあんなもんじゃない!」
あれ、もう、スポーツです。
一糸乱れぬ女踊りの動じぬ目線とか、
男踊りの奔放な足さばきとか、
ほんとにすごいんですよ。
鳴門工の応援席に注目、です。



山梨の日本航空がJALとは無関係という
情報が定着していますがそんなことはありません。
卒業生も大勢就職していますし、
なにより名前が同じということで
航空が甲子園に出場すると
宿舎にJALからスポーツドリンクなどの
差し入れが届くのです。
ちょっとだけ関係あるのです。応援されているのです。
ちなみに航空は甲子園初出場のとき
開会式で甲子園上空に勝手にセスナを飛ばし
高野連に厳重注意を受けました。
以来高野連の禁止事項に
「飛行機を飛ばさない」旨が盛り込まれました。
(山梨・もっちー)
おいおいおい、差し入れはともかく、
セスナ飛ばして怒られたって、
それ、すごい話だなー。



我が地元の鹿児島県代表樟南高校ですが、
やはり、ほぼ日でも盛り上がった
アテネ五輪レスリングフリースタイル
女子55kg級の金メダリスト、
吉田沙保里選手のコーチである
栄和人氏の出身校であることを忘れてはいけません。
樟南はレスリングも強いのです。
きっと栄監督のような熱い心意気が
今も受け継がれているのでしょうね.
樟南! 明日の試合きばれ〜!!
(元おごじょ)
おお、あの、金メダルが決まったとき、
吉田選手に肩車「されていた」コーチですね!
選手にかつがれて絶叫するコーチ、という
見たこともない場面に驚いたのを憶えています。
あの人が樟南出身とは。



駒大苫小牧(南北海道)の話です。
札幌で道大会があるときの宿泊先が、
私の前の職場の裏でした。
夜、ホテルの裏の仲通で素振りをしています。
(仲通といっても車はほとんど通りません)
先生がいるわけでもないので、
どうも自主的にやってるようです。
上司が、今年の春の
甲子園の代表を決めるときの遠征で
「頑張って」と話し掛けたらしいのですが、
非常に礼儀正しく
「ありがとうございます!」
と返事が返ってきたそうです。
遠征バスは濃い水色、
オレンジの手の絵が描いてあります。
その手の形はもちろんあの「一番」の手。
ざっと思いつくところを書いてみました。
ビルの上からいつも素振りを眺めていたのですが、
礼儀正しく、道具とかもすごく大事にして、
素晴らしい生徒さん達です。
こんだけちゃんと教育を受けたら
きっと大人になっても、
素敵な人になるんだろうなぁと、思いました。
高校時代は、部活をやるのがいいですよね。
(なつ)
日常生活で礼儀正しい高校球児、いいよなあ。
ともすれば、眉毛をいじりすぎだとか、
昔の厳しさがなくなったとか
言われたりすることもあるようですけど、
基本的に、あの厳しい練習に耐えてきた選手は
野球以外の大切なことも学んでいるのだと思う。



駒大苫小牧、普段練習の途中で、
ごはんを炊いて納豆とか卵で食べるそうです。
体を作るのと、空腹だと集中できないという理由から。
部員が数人ずつのローテーションで
自分達で炊くそうです。
そんな中で、わたくしの甥っこ、
「いいメシを炊く男」として君臨しているらしいです。
レギュラーではないんだけど。
(momoichi)
へええ。練習の最中にご飯を!
「いいメシを炊く男」っていうのは
なかなかナイスな異名ですね。
「いいメシを炊く男」、
今日の第2試合はアルプススタンドで
声をからすことでしょう。



こんにちは。ユニフォームおたくです。
高校野球のユニフォーム界には
春・夏に関わらず毎大会必ず一校は出て来る
ほどの定番タイプがあります。
それは早稲田大学タイプです。
今大会では秋田商と高岡商がそうでした。
鳥取西も似てはいるのですが、
ストッキングがエンジ一色なので除外です。
日本の野球の黎明期を支えた存在に
あやかってだったり、
たまたま監督や校長が(野球部以外にもたくさんいる)
早大の出身者だったりというのが
普及の理由だと思うのですが、
不思議なことがひとつあります。
早大の帽子は白地にエンジのWマークなのですが、
ヘルメットはエンジが地色なんですね。
なぜ帽子と反転なのか、
そもそもそれも不思議なんですが、
高校野球の早大タイプ校は、係属校の早実も含めて
ほとんどがヘルメットも帽子と同じ白地なのです。
なぜそこは同じにしないのでしょうか。
以前にやはり早稲田タイプのユニフォームを使っている
東筑高校(福岡)が出てきたときの
監督のコメントとして、
「ヘルメットは思い通りの色が出ず失敗した」
というものが紹介されたことがあり、
察するにエンジのような微妙な色は
塗料の配合が難しく、思い通りにならない可能性が
高いので避けているということがあるのかと。
この説の裏付けとして、
今大会では秋田商、高岡商のエンジに加え、
国士舘のこげ茶、名電の紫、静清工の緑、
桐光のツバのエンジ、
春日部共栄のツバの朱に近い赤あたりが、
やはり見事にヘルメットに反映されていません。
そしてそれ以前に白・黒・紺以外は
「特注扱いで値が張る」という理由が
横たわっているのではないかとも推測していますが、
こちらに関しては、
またちょっと違う要素もからめてのネタがあるので、
それも追ってお届けできればと思っています。
(ユズ)
読者にもファンの多い、
ユニフォームおたくことユズさんの、
ちょっと前に届いたメールを紹介いたしました。
もうこれ、読み物として確立してるなあ。
ありがとうございます。



応援曲

先日の我が福岡代表柳川高校の試合の時、
聞き覚えのあるメロディーが。
「でもなんだっけ?これ?」と聞き入ることしばし。
あ。『はぐれ刑事純情派』じゃん!
応援曲として別に違和感はなかったのですが、
なんとなく不思議でした。
(さら)
同様の指摘、いくつか寄せられました。
どういう経緯でこの曲が?
っていうの、ほかにもありますよね。
たとえば‥‥。



酒田南の1年・美濃君、
バッターボックス時の応援曲が
多分『ドラクエIII』の戦闘曲。
1回目の打席のときに聞いて
「あ、ドラクエ!」と思ったまではいいですが
『I』、『II』、『III』のどれかがわからず
試合中ずーっと考えてました。
『III』で合ってる、ハズ。どうでしょう?
(ハルこ)
甲子園で『ドラクエIII』?
すぎやまこういち先生も
驚いているのではないでしょうか。
でも、いまの球児たちなら、
聞くだけで体が反応する音楽なのかも。
ていうか、
『III』のバトルの曲ってどんなんだったっけ?



吹奏楽部での応援から、高校野球にハマった一人です。
何といっても、『必殺』!
ラッパにはたまらん見せ場なんですよね〜。
(神奈川県・MS)
あああ、あれはたしかに見せ場かも。
♪パララ〜〜、パ・パラ・パラ・パララ〜〜〜、
‥‥ジャカジャン!
もともとは、現ヤクルト監督の若松選手の
選手時代に使われたのが最初だったような記憶が。



朝バイトに行く前に
東北対遊学館の試合を見ていたのですが、
遊学館の応援の『宇宙戦艦ヤマト』が
気になってしかたありませんでした!
「♪さらば〜ちきゅうよ〜」のあたりはいいのですが、
「たびだ〜つふねは〜」というところで音が高くなり、
おそらく男子が多いのであろう応援の歌声が、
ものすごく音痴に!
全然合ってない! 音程低い!
ていうか、音が違う!
やはり普通の男子にはつらい音域なのだ、
と認識しました。
で、試合経過が気になりつつバイトへ。
(まる)

土曜日の試合からの報告でした。
生徒に歌わせるとなると、
キーも考えなくてはいけないのだな。
「キーふたつ下げて、キー!」と叫ぶ、
カラオケ好きの生徒がいたとかいないとか‥‥。
もうひとつ、土曜日の試合からの報告。



応援曲には、懐かしい、と感じるものもありますよね。
今日の第1試合、気をつけて聞いていたら、
『ライディーン』(YMO)が演奏されていましたね。
『ねらい打ち』もそうですが、
30年くらい前の曲ですよね。
今の高校生はオリジナル曲を知っているのでしょうか。
応援といえば、私が高校生だった頃
(20年ほど前ですが)、京都西(現京都外大西)には、
チアガールがいなくて、その代わりというか、
チアボーイという人がいて、
スタンドに小さなステージのようなものを持ち込んで、
ブレイクダンスか何かを踊っていたと記憶しています。
応援曲も全曲オリジナルだったと思います。
今年はどうなんでしょうね。
(はるひこ)
チ、チアボーイ! ブレイクダンス!
涙のテイクアチャンス!
ものすごい話でクラクラしました。
京都外大西の応援曲は
いまでもオリジナルなようです。



出身中学の吹奏楽部には
『コンバットマーチ』という曲が
No.1からNo.11までありました。
今思えばよく先輩方No.11まで作ったなあ‥‥
と思います。
(コンバットマーチ)
かと思うと、こっちは中学校ながら
11曲の『コンバットマーチ』!
みんなムチャするなあ。



応援の音楽、
『エル・クンバンチェロ』もよく流れますね。
チャチャチャチャ、チャッチャチャ、
チャチャチャ、チャラ!
(レレレレ・レ・レレ・レレレ・ファレ)
チャラ、ララララララララ、
ラララララララララー、ララララララー!
(レミ、ファレミドレシドラ、
 シソファレソミファレミー、ミファミレドシラー)
ってやつです。ラテンな感じがよいのですかね。
(なおこ)
ええと、な、なんですって?



わたしが応援曲ときいて最初に思い出すのは何故か
『ラーメン大好き小池さんの歌』!
サビの、
「小池さーん 小池さーん すきすき〜」
の部分ですね。
(宮城県・あきらわん)

あ、あの、ちょっとすいません。
それは、その、ひょっとして、
「♪あっこちゃーん、あっこちゃーん、好き好き〜」
ではないんですかね? 小池さん? ええと?
※と思ったら、すいません!
 そういうシャ乱Qの曲があるそうです!
 不勉強で申し訳ありませんでした!




私の甲子園

今日駅に向かって自転車を漕いでいますと、
途中で坊主頭の集団に出会ったんです。
よくよく見てみると胸には「聖光学院」の文字が。
手には甲子園周辺で買ったお土産と思しき紙袋‥‥。
うちは甲子園から電車で数駅のところなのですが、
どうやら宿舎があったみたいですね。
少し寂しそうに何十人もが
連なって歩いているのを見てしまいました。
僕も試合結果は知っていましたので、
よくがんばったと言いたかったのですが、
やはり勝者は1校だけなんですね。
試合から1日経っていましたが、
負けたら終わりという
甲子園のつらさを見た気がしました。
(mahha)
ニュースなどで観るたびに驚くのですが、
負けた選手たち、2年生たちは、
もうすぐに練習をはじめるのです。
なんのために? つぎの甲子園のために、です。
聖光学院の選手たちも、
帰ったらすぐに新チームが動き出すはずです。
ひとまず、お疲れさま、ですね。



ご存知かもしれませんが、
樟南高校は昔の鹿商工です。
私の弟が野球留学をしていました。
武岡寮という、とーっても年季の入った寮に住み、
毎日がんばっていたのですが、
彼が在籍した3年間は
一度も甲子園に行くことができませんでした。
本当にがんばっても
どうしようもないことがあるんですよね。
甲子園に出ている選手以外に、
全国に涙をのんだ子たちがたくさんいる。
がんばっている子たちの
がんばっていることを痛いほど知りながら、
飛雄馬のお姉さんのように、
応援することしかできない家族や友人もたくさんいる。
自分が明子おねえさんの立場を経験してから、
甲子園の曲を聞くだけで涙が出るようになってしまい、
甲子園の中継は涙なしには見れません。
ほぼ日も会社でみるとウルウルして困ります。
弟の後輩たちには、
そんな舞台に立てただけでも十分! なんだから
気負わずに力いっぱいプレーをしてほしいです。
甲子園を目指して一緒にがんばった仲間という
かけがえのない宝物は一生ものですからねー。
一球ごとに涙しながら、
ティッシュの箱抱えて応援してますよ。
(明子ねえさん)
最後は今日の第3試合に登場する、
樟南ナインへの熱いメッセージでした。
いえ、すべての球児たちへの、ですね。
さあ、今日からは、
準々決勝進出をかけた熱戦がはじまります!
さて、最後はおなじみ、
ぬばたまのさんの「甲子園情報」です。
更新直前に届いたホットな原稿をどうぞ。



みなさんからの投稿を
お待ちしております!
投稿はこちらからどうぞ!

甲子園球場へいらっしゃるなら。
byぬばたまの

古くから続くコーナー
「今日のダンナ」の常連投稿者として
一般の読者にもファンの多い「ぬばたまの」さん。
なんでも、甲子園球場のすぐそばに
住んでいらっしゃるということで、
甲子園球場周辺のレポートをお願いしちゃいました。

第17回「雨と甲子園」

永田様、みなさま、こんにちは。
16強が出揃った甲子園球場ですが
ここのところ雨が多くなっています。
大会10日目を迎える本日8月15日の朝も
それほど大粒ではありませんが
時折降る雨が路面をぬらしています。

熱戦を伝えるカメラにとって雨は大敵。
センター後方、外野席中央付近には
報道関係のエリアが設けられており
そこにはカメラがずらりと並んでいます。
投手の背中越しに
打者の表情や捕手の仕草を正面から伝える
超望遠の大きなカメラ群、
そのカメラ一台一台に
雨天時は雨よけの覆いが被せられます。

雨宿りをかねてダイエーの店内へ入ると
球場に近い入り口近くに
土産物のコーナーがありました。
地下2階の食料品売り場へ行くと
惣菜売り場にはおにぎりやサンドイッチなど
いろいろなものが並んでいました。
店内に流れる柔らかなBGMとは別に
このエリアだけはBGMが
『栄冠は君に輝く』です。
期間限定、高校野球の時期にのみ
このBGMが流れています。
ちなみにこのエリア、
甲子園球場でプロ野球の試合があるときには
BGMは『六甲おろし』です。

屋根のないスタンドでの観戦、
観客が少ないときには
傘を広げても差し支えなさそうですが
込み合っているときには
雨合羽のほうが便利かもしれません。
球場外壁の売店で
この大会のタオルを購入し
肩に引っ掛けている人を見かけましたが
小雨ならそれもよさそうだな、と
思いました。

できれば試合の最中には
雨がやみますように。

ではまた。
(ぬばたまの)
Illustration:澤田 圭
2005-08-15-MON
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