Ｍｙ恋歌ポイント

　幻で かまわない
　時間よ 止まれ

私の初デートは中学三年生の夏休み、
相手は理科の先生でした。

先生の車で海へ出掛けたのですが、
初デート＆車でドライブという大人なシチュエーションに
緊張してうまく話すことも出来ず、
恥ずかしくて先生の横顔すらまともに見ることも出来ず、
沈黙が続くと胸のドキドキが
運転している先生に聞こえてしまうのではないかと
思うほどでした。

そんな時、カーラジオから矢沢永吉さんの
『時間よ止まれ』が流れてきました。
「オレ、この歌、好きなんだよね」
と、運転しながらくちずさむ先生を、
大人だなぁと、カッコいいなぁと。
その一瞬でますます好きになったことを覚えています。

海へと続く渋滞、
先生の肩の向こうに見えた青い空、
このまま時間が止まってほしいと願った帰り道。

今でもこの曲を聴くと、無条件に胸がキュンとして、
幼かった私の切ないあの夏の日を思い出します。

１ヶ月をあけず、永ちゃん再登場です。
『時間よ止まれ』
わりと新しめの恋歌と思い込んでましたが、
なんと33年前のヒット曲なんですね。

さて、投稿。
理科の先生との初デート‥‥。
ドキドキのシチュエーションをありがとうございます｡

「先生の肩の向こうに見えた青い空、
　このまま時間が止まってほしいと願った帰り道。」

‥‥キラーフレーズと言っていいでしょう。
カーラジオからは、
♪罪な　やつさ　あー　パシフィックー
くるおしいほどに、情景が、心情が、共感できます。

しかしまあ‥‥
この想い出を発表することになるなんて、
（マリコ四十歳）さん、思ってもいませんでしたよね。
こういうことを発表する機会って、
考えてみればそうそう他にないですから。
友だちに‥‥照れくさくて話せなさそう。
ブログに‥‥書けない書けない。
心の中にしまってある大切な記憶をみなさん、
いつもほんとうにありがとうございます｡

あっ、（マリコ四十歳）さんの
ペンネームは、あれだね、
堀田あけみの小説
『1980アイコ十六歳』の
もじりですね！
17歳で文藝賞受賞という
はなばなしい文壇デビューが
世間でも話題になりましたっけ。
そんなことをよく覚えている
文学部出身です。
ちなみにテレビドラマ化されたときの
主演は伊藤つかさで
映画化されたときの主演は
富田靖子だよ。

それにしても、理科の先生、
いくつだったんだろう。
新任だとしたら23歳ということも？
まさか「教師生活25年」な
先生じゃないとは思うけど‥‥
先生のほうは、どう思ってたんだろうねえ。

武井さん、武井さん、
『アイコ十六歳』って古すぎ。
しかも「教師生活25年」は
『ど根性ガエル』でしょう。
もちろん、『新』じゃないほう。
まさか、マンガのほう？

それはともかく、
ある意味、衝撃的な投稿ですね。
だって、理科の先生とデートだよ？
そんなのって‥‥んん？

どしたのスガノ。
顔色わるいよ。
まばたき、しなよ。
ああああ、おいおい、大丈夫？

グワーーーーーーン！！

あれ？　なんか変な音がしたよ！
スガノ？　おーい！

いかんやろう、
ドライブで海に連れてっちゃ、
いかんやろう！
中三は、遊園地に行くんだよ、
彼の試合を土手に座って見るんだよ、
夕暮れせまる公園でベンチに座って話すんだよ、
それを先生、ハンドル握って
遠く見つめるって、ないやろう。
せめてファミレスとか映画館で勘弁して！
しかも、永ちゃんくちずさみって、
タイムタイム、待ってくれ、刺激強すぎ、
気持ち高まりすぎ、鼻血ー！
助けてー！
バターン。

あ、倒れた。

あおむけに倒れた。

かと思うとゴロゴロ転がってる。
うんうん、気持ちはわかるぞ。
中三で理科教師とドライブで
永ちゃんは、ないわな。

（転がりつつ去りながら）
勘弁してーーー！
でも、このような投稿、心から、待ってます。
また土曜にぃぃぃぃ‥‥‥‥