いつもくちびるに、愛の歌を。
こんにちは、恋歌くちずさみ委員会です。

ほぼ日乗組員の投稿例も、これで3つ目。
どういうノリのコンテンツかつかめてきました?

はじめてこのページをご覧になるかたは、
なにはともあれこちらの、
あまずっぱいイントロダクションをお読みください。

歌うことで
気持ちを遠く投げてました。

(投稿者・スガノ)

『卒業写真』
 歌/荒井由実
 
1975年(昭和50年)
My恋歌ポイント

 あの頃の生き方を あなたは忘れないで
 あなたは私の 青春そのもの

久しぶりに再会した同級生に
「ホンット、変わんねぇなぁ」と
おでこをコッツンされる
オーバーオールでメガネのわたくし‥‥。

「あたしたち、あの頃とおんなじだねぇ」

なんて言いつつも、
ちょっと心が痛かったりします。

綺麗になったな、と照れられるより
変わらない、と言われるほうが
ずっとなかよくいられるうれしさと、
やっぱりいつまでもトモダチだ、という
すがすがしい悲しさ。

この曲を聴くと、そんな気持ちが蘇ります。

中3の卒業間近、
ユーミンという人の存在を教えてくれた
バスケ部の親友といっしょに
お互いの恋の相手について語りながら
毎日くちずさんだ歌です。
いまこの瞬間も、誰かといっしょに、歌いたい!!

ユーミンって、なんかねえ、東京だった。
すっごい東京だった。東京ってこうなんだと思った。
でもそういう東京ってその後、実体験としては
巡り合ってないからあれはバビロンだったのかもー。
いいな、スガノは自分と重なって。

「話しかけるように揺れる柳の下を
 通った道さえ今はもう電車から見るだけ」
ぼくにとっては、ここがツボです。
前のことばをつぎつぎに受けて後ろに渡しながら
空間と時間が展開していくさまがしびれます。
くちずさみながら絵ができていく感じ。
おでこをコッツン」
‥‥なんてすばらしい死語!
昭和の女だなぁ、スガノさんは。
それはともかく、
行きましょうカラオケというやつに。
考えてみればぼくら、会議室でばっかり歌ってました。
あれはやっぱり異常です。
2011-04-28-THU
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