KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百九拾六・・・虫の世界に異変

「キャ〜っ!」

北小岩 「女性の叫び声でございます」
小林 「いくで!」
北小岩 「かしこまりました」

二人が駆けつけると、
いかにもいやらしそうなチョウが、
女性の胸にストローを伸ばしていた。

北小岩 「何をしているので
 ございましょうか」
小林 「チョウの野郎、
 おっぱいを吸っとるな」
北小岩 「そこのチョウチョさん、
 おやめください」
小林 「そうや。
 チョウが吸ってええのは、
 花の蜜やろ」

チューっ

いやら
しい
チョウ
「花の蜜とおっぱいは、
 どこか似てると思わないか」

北小岩 「言われてみれば、
 そんな気もいたします」
小林 「お前、
 そんなスケベに
 説得されとる場合か」
北小岩 「そうでございます。
 あなた様、
 そのうらやましい場所を
 おどきなさい」

弟子が手で払う。

いやら
しい
チョウ
「ケッ!」

悪態をつきながら、どこかへ飛んでいった。

「ギャー」

今度は人の声ではないようだ。

北小岩 「メスカマキリが
 オスカマキリを
 捕えたようです」

「あっ、あっ、あ〜〜〜」

助けを求めるオスだったが、
途中から声のトーンが変った。

小林 「よく見てみい」
北小岩 「あっ、
 メスがオスのそこを
 なめてらっしゃいます」

しかし、オスが興奮すると同時に
メスも興奮してしまい。

ガッ

ブチッ

「ぎゃ〜〜〜!」

北小岩 「メスがオスのおちんちんを
 食べてしまいました」
小林 「この世で一番
 見たくないものの一つを
 見てしまったな」
北小岩 「今夜の夢に
 出て来てしまいます・・・」


昆虫学的に言って、
そこにおちんちんがあるのかは
よくわからない。
とはいえ男たちにとって、
これほど恐ろしい出来事はないと言っても
過言ではないであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-03-06-SUN

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