KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百六拾七・・・ふんどし

「先生に北小岩さん」

小林 「なんや」

「そこの端っこを、それぞれ持っていただけますか」

小林 「ええやろ」

「みんな乗っていいよ」

「わ〜い」

「わ〜い」

びゅ〜んび〜ゅん

「空飛ぶじゅうたんだぞ」

「わ〜!」

これはいったいどういうことであろう。
先生が住む町には、
多くの人から愛されている名物男がいる。
その名も『ふんどしさん』。
常に長さが10メートルある
真っ白いふんどしを締めている。
ふんどしさんはそこに子どもたちをのせ、
空飛ぶじゅうたんみたいに全速で動くのだ。

小林 「持ってる方も大変やけど、
 ふんどしさんなら仕方ないわな」

先生でさえ、ふんどしさんには一目置き、
愛している。

小林 「まだ白タクはやっとるんか」
ふんど
しさん
「やってます」

お年寄りが道で歩けなくなった時、
ふんどしさんは今回の要領で、
お年寄りを乗せて目的地まで
運んであげるのである。
町の人はふんどしの乗り物を
白タクと呼んでいる。もちろん無料だ。

北小岩 「山にも行かれてますか」
ふんど
しさん
「たまにいきますね」
北小岩 「まだあれをやっているのですか」
ふんど
しさん
「やってますね」

あれというのは、これのことである。
女性が山で便意をもよおし、
藪で用を足さねばならない時、
風を利用して女性の前方を
ふんどしでのぼりのようにして
目隠しにするのだ。

北海道の山でふんどしのぼりをした時、
強風で玉金が丸見えになった。
その時クマに襲われ、
玉金を果実と勘違いしたクマに
その部分を食べられそうになったのだが、
毛穴から臭い汁を出し追い払ったのだ。

北小岩 「なかなかできることでは
 ございませんね」

そんなふんどしさんなのであるが、
実家の用事で
田舎に帰らなければならなくなった。

北小岩 「さみしすぎるでございます」
小林 「考え直してくれへんか」
ふんど
しさん
「無理です。
 しかし、あなたのどちらかが
 ふんどしを身につけてくださって、
 ふんどしさんを
 継承していただければと。
 このふんどしはお二人に預けて、
 わたくしはふるちんさんとなり、
 生きていきます。
 ではさよおなら」

プ〜っ

ほんとにおならをして、去っていった。

北小岩 「あれほどの聖人ですから、
 股間も臭くないのでしょう」

弟子がふんどしのちんちんが当たる部分の
匂いを嗅いでみた。

北小岩 「うげ〜!
 ちょ〜臭いでございます!!」

聖人でも股間が臭い。
そのことがわかりましたね!
 

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2015-08-16-SUN

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